cahier@enpitu
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2006年04月23日(日) 静謐を求める日曜日

匂いに弱い。体調が悪いと煙草や他のひとがつけている強い香水がつらい。ポプリ、アロマも同じく。
持っている香水をほんの少しつけてみたら見事に胸がむかむかしてきた。自分が好きな香りかどうか確かめたくて嗅ぎすぎたかも。「オ・パフメ」。最初の印象は良いのに途中から少し重たさを感じる。これ、そんなに重たい香水じゃないと思うんだけどな。
好みはわかりやすく、柑橘系やお茶系。ユニセックスな香りが好き。けれども匂いに弱ければ香りを身にまとうのは難しいなあ。

試しにやってみた読書速度測定。何度か測ってみたところ、1分あたり1800文字から2400文字読めているらしい。文章が素直で読みやすいものだからこのスピードだけれど、このところ本を読むスピードも量もがっくりと減った。
読書速度測定 → http://www.zynas.co.jp/genius/sokudoku/sokutei.html

今度、図書館に行こう。積読も悪くはないけれど本棚は有限。

音も匂いも無い世界は物足りないけれど、全く何も感じない時間も欲しい。そうでなければ飽和してゆく。溢れ出してしまう。だからわたしは夜更けや早朝の時間が好きなのだ。耳鳴りがするくらい静かな時間。


2006年04月20日(木) 元気をもらった日

 形成外科で術前検査。もうなんだか6回目にもなるとわからないことも特に無くって、するっと済ませてしまう。大学病院だから、先生が若い先生にも見せているけれど特にそれも気にならない。
 病院の売店でソフトサンティアを買った。この売店においてあるものを見るのも少し面白い。生理食塩水の点滴用のボトルが売っていたり。
 電車の時間を勘違いして、特急を逃してしまったので普通電車で会社まで。ラッシュ時を外れた昼間にのんびりと各駅停車で移動するのはとても贅沢なような気がして好き。

* Salyu Acoustic Tour 2006“close to you 追加公演@なんばHatch
 仕事の後、なんばまで移動。予定していた電車より1本早いものに乗れたのはラッキー。大阪の地下での移動がスムーズにできるか少し不安だけれど意外と勘は戻ってすんなりと。
 今回は指定席で、しかも前から2列目のB列。こういうところで微妙に運を使っていっているんじゃないかってネガティブ思考。ワンドリンクで飲んだハイネケンが意外と回ってしまって少し記憶があいまいに。いやでも生うたはやっぱりパワーをもらえますよ。

set list
01.Peaty
02.Dialogue
03.光りの束
04.エロティック
05.飛べない翼
06.体温
07.landmark
08.Dramatic Irony
09.Something (The Beatles)
10.VALON-1
11.彗星
12.Tower
E-1.風に乗る船
E-2.to U

 アンコールの「風に乗る船」のアレンジが良かった。歌詞を間違えて、どうしようって慌てる Salyu がかわいい。声量があるから、張り上げるよりしっかり歌い上げるほうが聴きやすくていいなあ。「グライド」が無かったのは残念。

 ライブのあと、四ツ橋筋を歩いて北上。ふと本町まで行ってみたくなったから。新卒での就職活動中、確か本町から梅田まで歩いたはず。あれからもうじき6年。その当時には全く想像できなかった今の状況。苦しさは減った。でも今でもまだ悔しい。本当にあの場所で生きていく力が無かったのかっていう未練。
 あの頃のある種自信に満ちつつも弱気な自分を追い越したくて肥後橋まで歩いた。もちろん自分の背中なんて見えるはずもなく。
 自虐にも程がある。
 けれど、夜にずいずいと早足でまっすぐ前を見て歩くのは好きだな。こころがぐちゃぐちゃになりそうなときも強く何かを思えるような気がする。


2006年04月19日(水) ちょっと不安定

少し危険。
ぐらぐらぐら。

死んでしまえって自分に投げつける言葉。
周りのひとの目が心なしか冷たく思える。誰もわたしを気にかけやしない。

けれどもまだなんとかバランスは保てる。
ぐらぐらと左右に大きく揺れながら平均台を歩く姿、想像する。

ふっと底なしの悪意を世界中から感じたとしてもそれは気の迷いのせいだって今はまだわかる。だからまだ大丈夫。

無関心であることは悪意でもない、それ以前。
さてその状況はどういう風に解釈すればいい?

あなただってそんなに他のひとのこと気にしていないでしょう?


2006年04月18日(火) 物に激突する日

 電話は取次ぎをするだけというつもりでいていいかもしれない。中途半端に答えて迷惑をかけるくらいなら、ね。度が過ぎると賢しい、そのことを覚えておくこと。
 トイレの目印のプレートに描かれているマーク(可愛い)をじいっと見上げながら歩いていたら、そこにある大きなものに気がつかず思い切り激突した。ぶつけてはいない右肩が痛む、むちうちってこういうものかもしれない。誰にも見られていなくて良かった。
 職場の窓からときどき外を見る。六甲山系が今日は霞んで見えた。黄砂? 事務所からのパノラマビュー、たとえ北向きであっても外を見ることができる広い窓はとてもありがたい。
 自分がどうありたいのか、今日の窓の外よりもっと霞んでぶれていて見えない。

 自分を呪うことがある。死んでしまえばいいと。夜眠るとき、このまま目が覚めなければもう何もしなくてもいいのに、と思う。自殺するほど強く消えることを望んではいない。だから呪う。けれどもその呪いはすぐには効かない。そしてそんなことを願ったことも忘れた頃に実現するような気がふとして、呪うことすらやめる。わたしは何に怯えているんだろう。自分が何かになろうと願わないこと、それが不安なだけ。

 自己流でもトリートメントを丁寧にした後の髪は柔かくて指をとおしたくなる。柘植の櫛でゆったりと髪をとかす、そういうのもいいかな。今まで自分には縁遠いものだったけれど。


2006年04月16日(日) 花冷えの四月

 知人より電話があった。今は誰とも付き合っていないという話になると、強いねと言われた。別に強くは無い。自分のことで精一杯で誰かのことをよく見る余裕がない。それに他人の欠点を憎むところがあるわたしは、今のままでは誰かと一緒にいられない。
 寂しくなるときもあるけれど、眠れば大丈夫だから。

 将来のことを考えて、また公務員試験を受けようかと考えることもある。けれども今やっている仕事も少し面白かったりして、こういう調べ物や資料作成をしていく仕事も楽しいかもしれないとも思う。公務員は確かに一度なってしまえば身分の保証はできるだろう。けれどもこの世で一番の職業だとは思わないので、試験に合格するための勉強を続けようという意欲は長続きしない。こういうところが楽なほうに流れていって良くないところだともわかっている。

 木曜日の交通手段を考える。Webでも駅の構内がどうなっているのか見られるところが多いので乗り換えや出口を前もって調べておける。とても便利。でも覚えきれないから手帳にみっしり書き込む。手帳はやっぱり便利。

 冷えると手にかかる負担が大きくなるので、ときどき食器を洗うついでにお湯で温めてみたりしている。なかなかいい感じ。きっと手を治そうと思えば1ヶ月くらい固定して何もしないというくらいでないと無理かもしれない。意外と本の立ち読みは手に悪い。

 誰も見ていないのにつけっぱなしのテレビの音は少し耳障り。


2006年04月11日(火) 夢見る少女じゃいられない

 今、自分がしていることが本当にお給料を貰ってするべき仕事なのか疑問に思うこともある。社員さんたちが自分で使うデータを自分でそれぞれ加工するその時間の負担を軽減するということに対する報酬なのだと考えれば気も楽になるけれど、働いたという実感が欲しいかなあ。他のひとが忙しそうにしている傍らで下手をすればPCをかちかち触って遊んでいるようにも見えかねない。まあいいか…。

 帰りにいちご大福と桜餅を買った。
「Tarzan」の体脂肪を減らすという特集に惹かれた。今度読んでみようかな。毎回読んでもあまり運動していないので意味があるのかどうかわからない。

 時間にゆとりが少しだけできたこともあって、気持ちも新たにいろいろやりたいと思う。ただいろいろなことが気になるのでひょっとすると気分的に波が大きい時期かもしれない。春。

 もう大学を卒業して5年になった。そう、たくさん後悔している。けれどもその後悔は何も生まない。わかっているのに未だに後悔し続けている。
 ひとりでお酒を飲むとその後気分が下降線をたどる。昼間に電車に乗っていると泣き出したくなる。春。


 自分の将来を考えて暗い気持ちになることも多い。悲観しすぎなのだろうか。けれどわたしには何もできないということを自分が一番良く知っている。その中で頑張るふりをしているだけ。


2006年04月10日(月) 花をめでる日

 日曜日。大阪城公園でお花見。環状線の桜ノ宮駅近くもとても桜が綺麗。ちょうど見ごろで良かったなあ。昼間からほわほわと酔う。途中ひとりでお手洗いに行ったときに気分が下降線。しばらくアルコールは控えたほうがいいかもしれない。

 そのまま三宮で前の職場のお隣のチームのKさんの送別会へ。わたしまでお花を貰ってしまってとても驚いた。りょうさんらしい花を、と渡されたのはオレンジのガーベラの入った小さい花束。オレンジのガーベラはとっても好き。見ていると気持ちが明るくなる。それをわたしらしい花だと言ってもらえて嬉しい。これからもそうありたい。オレンジ色のイメージをどんなときも。
 オレンジのガーベラの花言葉は「神秘」だそうですよ。

 今日。雨降り。先週やった作業でミスをしていたことがわかった。もう少ししっかり出した数字を見ていたらおかしいと気付いたはずなのに…。別に叱られるわけではないけれど少ししょげてしまった。まだまだ修行が足りない。


2006年04月08日(土) 四月の夜

 久しぶりに薬を飲まないで眠ってみた。
 長い夢を見た。
 まだ過去に強いこだわりを持っていることに気付かされる。そして愛情を欲している。なんてさみしい。
 目が覚めて時計を見たら5時前だった。4時間弱の睡眠。身体がこわばっていてしっかり休めていない。
 病院に行って薬を出してもらうこともそろそろ必要かもしれない。どのタイミングで病院に行くべきかわからなくなることが多い。特に切羽詰っていなくて慢性化しているとき。

 新しい職場はとても乾燥しているので、髪はぱさついてしまい目はぴりぴりと痛む。メンテナンスしなくては。

 英語を勉強しようと思う。今度の職場は恐らくほとんど残業が無いと思うからその空いた時間を自分のために使おう。本も読みたいし、お金はかけなくても丁寧に生きることを目指すつもり。
そしてこの先何をしたいのか考えていこうと思っている。


 今日はマフラーを2枚手洗いした。来週はセーターを洗おうかな。まだ少し肌寒いのでどのタイミングで冬服を仕舞うか迷っている。

 昨日、本屋さんで立ち読みしたLeo Lionni「A Color of His Own」という絵本がとても素敵だった。色が綺麗で絵も可愛らしい。場所によって身体の色が変わってしまうカメレオンは葉っぱの上にずっと居れば自分の色を持てると考えた、その結果に少し悲しくなってしまう。彼/彼女の瞳がとても悲しそうで。賢い年上のカメレオンに出会えて良かったね。


 Leo Lionniというひとは「スイミー」の作者でもあるそう。絵柄が全然違うような気がする。
 カメレオンと言えば、子供の頃読んだ「ごちゃまぜカメレオン」を思い出したけれど内容は逆のもの。こちらはいろいろな動物を見るたびにその動物のよいところが欲しくなるカメレオンのお話。


2006年04月02日(日)

 昨日は内科へ。出された粉薬がたまらなく苦い。

 今日は明日から使う通勤定期を買いに。外に出た途端空の色がたまらなく嫌な色になっていて、急いで駅に向かおうとしたら土砂降り。折りたたみ傘の骨が折れた。その瞬間進むのも戻るのも嫌になってやめたくなった。そこからずっと精神的に不調。傘1本で何もかも嫌になれるとは思ってもみなかった。

 本屋も文具屋も気分的に滅入らせる。スターバックスでコーヒーを飲んでゆっくりと、ここまで叩きのめされる原因を書き出そうとしたらカフェモカの甘苦さすら気に食わない。ただの駄々っ子だ、これだと。

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 今の自分の状態がまともかと訊かれたら、すぐには答えられない。ただ、つらい。傘一本折れただけでこころまでぽっきりと折れる。そんな精神状態では何も新しいことなどする気になれない。

 副作用の辛さを知っているから薬なんて飲みたくない。病院に行ったら自分にそういうレッテルをつけてそこにいることに甘えてしまう自分がいるのを知っているから行きたくない。でもつらい。

 ものの考え方次第だってわかってる、言われなくっても。

 こんな状態が辛いなんて甘えているのかしら、なんていうことは本来しなくていい我慢かもしれない。と思うこと自体が甘えているのかもしれない。そういう堂々巡り。

 原因を自分の外に放り投げることができれば、つまり他の誰かや物のせいにできれば楽でしょうよ。けれどもその原因は自分の内側にあるのだから苦しい。


諒 |MAIL