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妻と子供達が福島に帰郷して今日で5日でした。家に1人でいても寂しいかぎりです。妻からメールが来て、次男がパパに会いたいから家に帰りたいと泣いたと書いてありました。次男は本当に可愛いところがあります。まだ帰ってくるまで9日ありますが、次男が帰って来たらたくさん遊んであげたいと思います。
大森道場に1m90cmの高さのボールと2m10cmの高さのボールがあるのですが、1m90cmの高さのボールを飛び後ろ回し蹴りで、2m10cmの高さのボールを二段蹴りで蹴る事が出来ました。出来てビックリしました!もちろん20代の頃はこんな高さならわけもなく蹴る事が出来ましたが、私ももう46歳ですから出来ない事も増えて行っています。2m10cmの高さのボールには2〜3年ぶりに挑戦してみました。というのもこの2〜3年腿裏の筋肉に痛みがあったからです。今日は柔軟をしていて調子が良かったし、体が軽く感じたので挑戦してみました。正直嬉しかったです。頑張って50歳まではこの高さを蹴れるよう頑張りたいと思います。
長男も次男も福島で楽しい毎日を過ごしているそうです。ザリガニやカエルを取ったりと毎日、外で遊んでいるそうです。長男はお祖父ちゃんにクワガタを買ってもらったそうです。長男も次男も東京にいる時より伸び伸びとして楽しんでいるようです。そのぶん私は1人で寂しい毎日を送っています。
家族が帰郷しているので、土曜日と日曜日に一泊二日の一人旅をして来ました。土曜日は大垣に泊まり、雨が降る夜の大垣城を見ました。大垣城の敷地内に入る事が出来たので行って良かったです。西軍が大垣城から関ヶ原に向かう夜も雨が降っていたそうなので、その雰囲気を感じる事が出来ました。日曜日の朝は大垣城の中を見学し関ヶ原に行きました。関ヶ原駅に着き駅前の観光交流館で案内書をもらい歴史民俗資料館を見学して、自転車をレンタルして古戦場跡を巡りました。田舎道を自転車で走りとても景色も良く気持が良かったです。古戦場跡巡りをした順番を書いておきます。松平忠吉・井伊直政陣跡、東首塚〜徳川家康最後陣跡〜関ヶ原決戦地〜笹尾山、島左近陣跡、石田光成陣跡〜島津義弘陣跡〜小西行長陣跡〜宇喜多秀家陣跡〜福島正則陣跡〜松尾山、小早川秀秋陣跡〜藤堂高虎・京極高知陣跡、笹尾山の石田光成陣跡から見た景色は関ヶ原を一望出来てすぐに戦いにも出れる場所だったので、石田光成が徳川家康よりも有利な所に陣を敷いた事がよく分かりました。松尾山は往復80分の少し厳しい登山でした。朝ごはんをしっかり食べて水分もたくさん摂ってはいたのですが、途中汗だくになりとても喉が渇きました。関ヶ原は自動販売機があまりないので最初に飲み物を買っておいた方が良いと思いました。頂上に小早川秀秋陣跡があるのですが、関ヶ原を一望出来とても景色が良かったです。石田光成陣跡の旗や徳川家康の陣跡も全て見通せるので両軍のどちらが有利に戦いを進めているかを見るには最高の場所だった事が分かりました。この松尾山登山で私は力を使い果たした感じでした。関ヶ原に12時前に着き15時51分の電車に乗り関ヶ原を後にしたので約4時間関ヶ原を巡りました。大谷吉継陣跡や桃配山の徳川家康最初の陣跡などに行く事が出来なかったので、近い内にまた来たいと思います。いろんな場所を巡りながら、いろんな事を考えたり、いろんな事を感じたり、いろんな事を思ったりしました。1番思ったのは石田光成は雨の降る夜にあの広い関ヶ原をあっちこっちの陣を駆け回って気苦労と腹痛で心も身体も限界だったろうなという事でした。また司馬遼太郎の関ヶ原を読み返してみようと思います。いろんな場所を思い出しながら読んだらもっと理解が深まると思います。
息子達は私にとって、とってもとっても特別な存在です。どう特別なのか?それは彼らの価値は私の中で絶対だという事です。学校の成績が良かろうと悪かろうと息子達を想う愛情が私の中で上がったり下がったりはしません。それは空手の試合でもスイミングでも学校の成績でも同じです。息子達が優等生だとか劣等生だとか息子達の価値はそんな所ありません。そんな事で私の気持ちは動いたりしません。ただ息子達に求める事は、正しい人であって欲しい、強い人であって欲しい、優しい人であって欲しい、人生を思っ行きり楽しんでいる人であって欲しい、ただそれだけです。
朝の稽古に行くために私が家を出る時に、ちょうど長男もプールに行くために家を出るので、私が「車に気を付けて行けよ、プール頑張ってね!」と言うと、長男は「うん、じゃあね!行ってきます!」と家を出ました。私は電気などを消して家を出ると長男の後ろ姿が見えました。長男の後ろ姿を見ながら、長男も大人になったなと思い、時の過ぎる速さを感じました。あのちっちゃかった赤ちゃんがこんなに大きくなるなんて本当に驚きです。長男は学校のプールとセントラルでどちらも飛級をしたそうです。クロールで25メートルを初めて泳げたそうです。本当に子供の成長は早いです。子供達と過ごす時間を大切にしたいと思います。
今週の土曜日から妻と子供達が福島に帰省するので、今週は朝の稽古はやらず子供達と遊びに出かけています。もちろん稽古も大切ですが、子供達と過ごす時間も限りのある大切な時間です。今しか出来ない事の優先順位をしっかりと付け、今しか出来ない事を大切にして行きたいと思います。今週は子供達と遊ぶ事、それが私にとっての優先順位の1番でした。今を思っ切り面白く謳歌したいと思います。
いつからか昔になるのでしょう?最近は昔になる時間が早いように感じます。例えば携帯電話がスマホじゃなかった時代はもう昔という事になると思います。平成ももう昔と言っていいかもしれません。極真空手で言えばルールが改定されだのが3年前ですが、その改定ルール以前の大会は昔と言う感じがします。おそらく時間の問題ではなく、世の中が大きく変化した時に、それ以前を昔と言う感じになるのだろうと思います。本当にどんどん時が過ぎてどんどん以前が昔になって行きますが、自分が生きている間は、昔の人間だと思われないよう頑張りたいと思います。今を生きている人間でいたいと思います。と言いつつ私の携帯電話はアイフォン4Sです。時代に遅れないようそろそろ機種変したいと思います。
気が付けば、もう夏合宿が終わってしまった。夏合宿は私にとって大きなイベントです。稽古内容からレクリエーションから班割も全体を見て、良い合宿になるよう、楽しい合宿になるよう、みんなが成長出来る合宿になりよう、考えに考えて企画して行くので、合宿1週間前から緊張のドキドキと興奮のワクワクで眠れなくなったりします。稽古も決まった事ばかりにならないよう。しっかり毎回新しい事を企画して行きたいと思います。初めて合宿に参加した人にも出来る稽古、何回も参加している人には、その次に成長出来る稽古など内容も考えています。今後もっとクオリティーの高い良いものを提供出来るようさらに頑張りたいと思います。私が目指す合宿は子供達が行きたいと思う合宿より、お父さんお母さんが子供達を行かせたいと思う合宿です。
「先に先に動きなさい、そうすればアクシデントにも臨機応変に対応して帳尻を合わせ流ことが出来る」と私の師匠である廣重師範に教えられました。「逆に5分遅れれば後手後手になりやる事も適当になりどんどん時間も押して行き、アクシデントにも対応出来ず計画が壊れてしまう」と言う事も言われました。私はこの教えに何度救われたかわかりません。廣重師範のおかげで、私は先に先に動く癖が付いていて、いつも救われています。そして「何か事が起きた時に、機に発し感に敏になること、臨機応変に対応しろ」とも良く言われました。そのおかげで今までアクシデントがあっても素早く決断し臨機応変に対応する事が出来ています。私は叱られてばかりのダメな弟子でしたが、今の自分を廣重師範に見せたかったなと思います。でもおそらく廣重師範の元を離れて1人になったから師範の言葉が私の中で生き、自分で考えて決断して行動出来るようになったのだと思います。本当に本当に感謝です。そして私はそれを生徒達にも伝えています。
2019年夏合宿が終わりました。朝の稽古を6時から7時30分まで行いました。砂浜でのランニングとダッシュはかなりキツかったと思います。でも先頭と最後の人があまり差がついているので、聞いたら歩いた人が数名いたそうでした。私はその人達をキツく叱りました。また稽古中ダラついている生徒もキツく叱りました。何のためにみんなのお父さんお母さんが高いお金を払って合宿に来させてくれたのか考えてみろ!申し訳ないと思わないか!スクールウォーズの先生や松岡修造さんばりに叱りました。子供達の心に響いてくれていたら嬉しいです。午前の稽古は型の変更点を説明しながら稽古をしました。スムーズに稽古が出来たので1時間で稽古を終え休憩時間に当てました。今回の合宿では道場の新たな発展の可能性を大きく感じた合宿でした。一般部の道場は良く頑張って稽古に雑用に動いてくれました。特に廣田さんは毎回合宿に参加してくれている事からスケジュールを読んで先に先に行動してくれていました。私が稽古場に10分前に到着すると生徒達がみんな並んで待っていた事を嬉しく思いました。班長も10分前行動をしっかりやってくれていました。私の考えとして社会に出てから役に立つ空手道をみんなに学んでもらいたいと思っています。生徒達も良く理解してくれていると感じました。私も生徒達とたくさんの思い出が出来ました。
今日は私の運営する極真会館東京城南京浜支部の2019年夏合宿でした。6時30分集合で7時出発でしたが、6時30分には全員が集まっていました。素晴らしいと思います。このような事が道場の伝統になっているのは嬉しいです。なのでほぼ全てのスケジュールを前倒しで進める事が出来ました。旅館には8時50分に着き1時間前倒しで9時から稽古を開始しました。体育館が暑かったため1回目の稽古は1時間30分で終わり、残りの稽古は涼しくなった夕方に稽古する事に決めました。そして11時50まで食事休憩し12時から14時まで海で遊びました。今年はヤドカリがいたので男子はヤドカリを捕まえていました。女子は波を飛んで遊んでいました。やはり男子と女子では遊び方も違んだなと思いました。16時から17時40分まで2回目の稽古を行いました。私が新しく考えた稽古方法で稽古をしました。みんな難しいようでした。でもこれが出来るようになれば空手の技術がかなり上がると思います。かなりタイトなスケジュールとなりましたが、早め早めに行動し臨機応変に決断して行動した事で、上手にスケジュールを終える事が出来ました。スケジュールの変更に臨機応変に協力してくれた生徒達には本当に感謝しています。
夏合宿前日なので合宿の準備のため買い物をしたり、稽古内容のチェックとして自分で合宿の稽古の流れを稽古してみたりしました。夕方からはゆっくりとして過ごしました。やはり合宿の前は緊張しますし、興奮します。でもこの緊張と興奮がなくなったら事故が起きたり、つまらない合宿になってしまうと思うので、常に合宿に向けてこの緊張と興奮を持てる自分でいたいと思います。
空手の稽古は自分の心の乱れを気付かせてくれます。そのおかげでその時その時で心の乱れを微調整する事が出来ます。今では稽古をする中で自分の心の乱れに気付く事が出来るようになりましたが、10代20代の頃は、先生や先輩に叱られてばかりでした。その頃の私はまだ未熟で心のある位置も定まらない人間でした。いつも先生ざ私を正しい道に導いてくれました。本当に素晴らしい先生に出会えた事を感謝しています。私もその時の先生のようにありたいと思い生徒達を指導しています。
試合に出場する事を視野に入れて稽古を開始しました。試合というのはセミコンの試合でも型の試合でもありません。フルコンの試合です。しかも一般選手権の試合に出場しようと思います。本当は最低でも半年は準備したいところですが、そんなに長く激しい稽古に身体が耐えられるか分かりませんし、そんなに長い期間があいたら、この気持が変わってしまうかも分かりません。なので2ヶ月準備して試合に出場しようと思います。普段から稽古はしているので、急に稽古を始めるという不安はありませんが、試合に向けてスタミナ稽古と打たれ強さを養う稽古と拳や脛を鍛える部位鍛錬に力を入れたいと思います。何故、試合に出るのか?それは長男と次男に自分が頑張っている姿を見せたいからです。長男は8歳、次男は5歳です。そして私は46歳です。多分、長男と次男が、今の私と同じ年齢の46歳になる時には、私は十中八九、この世にはいないのではないか?と思います。だからこそ生きているうちに子供達に私の意志を残しておきたいと思いました。長男と次男が今の私と同じぐらいの歳になった時に、彼らの身に受け入れ難い事や苦しい事や悲しい事が起きているかもしれません。その時に長男と次男に私は何も言葉をかけてあげる事は出来ないかもしれないけれど、長男と次男が私の頑張っていた姿を思い出し「今の自分と、試合に出た時の親父は同じ歳なんだよな。親父よく頑張ってたな!俺も親父に負けないように頑張ろう!」となってくれたらなと思います。親父に言われた口うるさい言葉よりも、親父が頑張っていた姿の方が多分息子達の心に残るのではないかと思います。極真空手家の自分にしか出来ない事を子供達に見せてあげたいのです。正直、自分がどこまで行けるか?分かりません。正直、この決断をしてから不安しかありません。だからこそ自分の退路を断つために、あえてこの日記に書きました。あとはやるだけです。
長男がノコギリクワガタのオスとメスを買って来ました。もう菅野家は虫だらけです。長男はカブトムシを卵から育ててから、何かが変わった気がします。何度も土を変えてあげたり、霧吹きで水を上げたりして、卵が幼虫になり蛹になり成虫になりと育てているうちにカブトムシに愛情が芽生え、カブトムシをとても大切にするようになったと思います。
長男は東日本空手道選手権大会の小学3年生男子−30キロ級の部に出場しました。その試合をみんなで見ました。私は、いろんな技が出ていた事、ステップワークを使えていた事、上手く相手の技をかわしていた事などを褒めたあと、まだ勝つ資格がない事、もちろん入賞など出来る資格はないという事を伝えました。それは試合後、自分に勝った人の試合を見ていなかったからです。自分に勝った人が次はどうやって勝つか?どうやって負けるか?それを見る事はとても勉強になるはずです。自分のクラスで勝ち上がっている人の試合を見ていないという事は今後も勝つ気はないという事です。同じ学年なのですから、今後も空手を続けて試合に出るのなら、最低でも小学生のあと4年間はライバルになるわけです。全員と試合で当たる可能性があるのですから、本当に今後勝ちたいと言う気持ちがあったら、勝ち上がっている人達の試合を見たくないわけがないのです。でも長男は人の試合を見ずに遊んでいました。なので私は長男に「お前には、まだ勝つ資格はない。」と言ったのです。試合が終わってホッとして元気が出ているようじゃまだまだダメです。
今日は東日本空手道選手権大会でした。私が運営する東京城南京浜支部からは7名の選手が出場しました。みんなよく頑張ったと思います。入賞した人達と比べて、自分に足りなかったもの稽古の中で得て欲しいと思います。柔軟性、力、スタミナ、ステップワーク、突き、蹴り、突きと蹴りの繋ぎ、受けの技術、いろんな所を見直して積極的に自分で取りに行く努力をして欲しいと思います。自分が望んで努力をすれば大体のものは手に入るはずです。最終的にはその自分が持っているカードの出し方で勝ち負けが決まって行きます。稽古の中では自分に足りないカードを取ってくる努力が必要です。努力をすれば自分の未来は自分の思うようになります。
今日は家族みんな揃ってご飯を食べました。長男と次男といろんなお話をしながらご飯を食べるこの時間は私にとってとても大切な時間です。何故なのかは分かりませんが、子供達が笑顔でたくさんご飯を食べている姿を見ると、私はとても安心しますし、とても幸せな気持ちになります。
朝起きると次男のアサガオが咲いていました。次男は「カワイイー!」と喜んでいました。アサガオにちゃんと水をあげたり、虫に餌をあげたりしないと花は咲きませんし。虫も死んでしまいます。花を育てたり、虫を飼うことで子供達が命の大切さを学んでくれたら嬉しいです。
極真の精神の中に「実践なくんば証明されず、証明なくんば信用されず、信用なくんば尊敬されず。」という言葉があります。空手の先生は、歳をとるとこの言葉を実践する事がなかなか大変になります。しかしだからこそこの言葉を大切にし戒めにしたいと思います。常に体を動かし稽古を怠らず、常に実践し証明出来る人間でありたいと思います。空手の先生が不思議な術を使い始めたらもう終わりだと思います。その不思議な術が本当だとしてもそれは、もう空手道ではないと思います。少なくともそれは大山倍達総裁が提唱した極真空手では無いと思います。私の理想は何歳になっても綺麗な柔軟体操、基本稽古、型、組手を出来る空手の先生になりたいです。自分にしか出来ない味のある空手の技を身に付けたいです。見ている人が凄いと思うような柔軟体操、基本稽古、型、組手が出来る空手の先生になりたいと思っています。
息子達には趣味を作って欲しいと思います。その趣味は、自分1人でも出来て、みんなと一緒にでも出来るものが良いと思います。そしてそこに目標を持って取り組めるものが良いと思います。自分を見つめ直したり自分を高められるものが良いと思います。1人でやる事で自分を見つめ直す事ができ、人と一緒にやる事で、人を通して自分を知る事ができ、目標を持つ事で自分を見失わず、自分をいつも高めていく事ができます。そして趣味を持ってそれに取り組めば、本当の仲間や友達が出来ます。同じ物を好きになり、同じ目標を持って、何かに向かって一緒に頑張れば、苦楽や感動や思い出を共有する事で本当の仲間や友達が出来ます。自分と同じものを好きになり、自分の同じものに情熱を持って取り組んでいるのだから、必ず本当の仲間や友達を得る事が出来ます。親子で同じ趣味を持つ事もお勧めです。同じ苦楽を共にして感動を親子で共有出来たらそれは最高だと思います。そう考えると極真空手はまさに最高の趣味になり得ると思います。本当に極真空手は最高です。
長男が飼っていたカブトムシの幼虫が成虫になりました。2匹ともオスでした。長男も次男も大喜びでカブトムシを見たり餌をあげたりしています。この前は長男がヤゴを30匹ぐらい持って帰って来て、朝起きると家の中をトンボが毎日5匹ぐらい飛んでいました。私は妻を尊敬します。妻は虫や幼虫を凄く嫌いなのですが、息子達のために我慢して育てる事に協力しています。生き物を育てる事で、長男も次男も命の大切さを感じてくれたら良いなと思います。
気が付けば2019年も半分が終わり、令和という時代になってから2ヶ月が過ぎてしまいました。過ぎた時間は本当に早く感じるものです。焦って事を行ってはいけないと思うものの急がなければ、あっという間に人生が終わってしまう恐れがあります。なので一生懸命に毎日を過ごしたいと思います。空手の稽古や空手の仕事も時間を惜しんで一生懸命にやりたいと思います。それと同時に妻と過ごす時間や子供達と過ごす時間も大切にしたいと思っています。また友達や仲間や道場生と過ごす時間も大切にしたいと思っています。美味しい物を食べたり美味しいお酒を飲む時間も大切にしたいと思っています。限りある時間を思いっきり面白く生きたいと思っています。
国立科学博物館に行きました。子供達も喜んで見ていました。毎日来ても楽しいだろうなと思います。地球がどうやって出来てと言うところから、人間がどうやって進化して来たのか、人間の科学の進歩と様々な事を学ぶ事が出来ます。人間の素晴らしさは、道徳や節度を持って人と関わる事が出来る事で、相手を尊重し、人と調和できると言う事だと思います。相手を尊重し調和できる事から、互いの利益も共有する事が出来ます。そして人間は何かを進歩させて、次の世代の人に渡し、またその世代の人がそれを進歩させて次の世代の人に渡すと言う事が出来ます。もちろん空手道もそのようにして進歩して来たのだと思います。私も自分を育ててくれた極真空手を一生懸命に稽古し研鑽して何かを生み出したいと思っています。そしてそれを次の世代の人に受け渡したいと思っています。それが出来た時に私はこの世に生まれて来て極真空手をやった価値があったと言えるのではないかと思っています。あと少しでそれが出来るところまで来ている感じがしています。
組手をする時は、自分の稽古している技を組手の中でどう使えるか検証しながら組手をしています。これをやらないと技が机上の空論となってしまい、お互いに緊張感を持って向かい合う実戦では役に立たない技になってしまいます。技を限定して出してもらえば受ける事が出来ても、それで終わってはいけないと思います。相手が必死に攻撃する中でそれが使えるかというとそうではないからです。なので常に自分の研鑽してきた技を組手の中で検証しながら稽古していかなくていけないと思います。極真空手の組手ではそれを検証しやすいと思います。突きでの顔面攻撃はありませんが、顔面攻撃がないかわりにお互いに相手の力量を見て強い攻撃を交換する事が出来ます。なので実戦に近いプレッシャーや緊張感やテンションの中で組手を行う事が出来ます。そこを行わないと、自分の技を勘違いし過信してしまい、どんどん達人化して行ってしまいます。私はそうならないように気を付けながら稽古するように心がけています。
いろんな事を考えながら稽古する事も大切だと思います。いろんな事を感じながら稽古する事も大切だと思います。いろんな事をイメージしながら稽古する事も大切だと思います。そして1番大切な事は惰性で稽古をしない事です。一生懸命やり過ぎて、稽古が惰性になってしまい、一生懸命頑張った達成感だけで稽古を終えてしまってはいけないと思います。組手もしっかりとテーマを持ってやらないと上達しません。毎回の組手が試合のように勝負になってしまっては自分や相手の細かい所に目が行かず、組手が向上しません。また自分が相手に敵意を持って組手を挑めば、相手も負けまいと敵意を持って自分にぶつかって来ます。自分がやるぞと緊張感を持って挑めば、相手もその緊張感を察知して必死でぶつかって来ます。そのような組手の中では自分も相手も向上はしません。下手したら勝負に勝った負けたという事だけしか残りません。私は組手をする時は必ずテーマを持って組手をします。組手をする時に心がけている事は、恐れない事、怒らない事、侮らない事、です。そして相手を尊重し相手と調和する気持ちで組手をするようにしています。しかし相手から敵意を感じた時には、相手が来たぐらいの力で返すようにしています。だから私は相手が軽く来たら軽く返します。相手が強く来たら、相手と同じだけの強さで返します。なので稽古の組手の中では必死に組手をする事はありません。もし私が必死で組手をしたいのなら、その時は試合に出場します。稽古とはあくまでお互いを尊重して高め合う場所です。それを理解出来ずに必死に組手をしている人がいたら、その人は心や身体や技が未熟で心に余裕が無い弱い人なのだと思います。
最近、長男に「〜と喧嘩で戦ったら勝てる?」と良く聴かれます。私は「戦ってみなければ分からない」と答えます。これは私の本心です。そして長男に、戦いは勝ち負けでやるものでは無いと教えています。日々いろんな事を想定して、誰と戦っても負けないだけの稽古を積んでおかなければなりません。そしていつでも戦える準備をしつつ、戦いが起こりそうな時に、自分の経験と戦術の全てを駆使して戦いを回避する事が大切です。でも戦うと決めたら相手を恐れず、相手を怒らず、相手を侮らず、に挑み、自分の研鑽してきた技を最大限に駆使して相手に叩き込むだけです。もちろん負けないよう最後まで諦めずに戦いますが、結果負けたらそれまでの事です。そして勝っても負けても失う物が大きい事も教えています。しかしもし戦うと決めたのなら何かを失う物の事を恐れずに戦わなくてはいけないと思います。物事に挑戦する時も同じです。出来るか?出来ないか?を考えたり、失敗する事を恐れたりしてはいけません。とにかく自分が生きてきた経験の全てを思いっきりぶつけてやって見れば良いのです。やって見れば答えは自ずと出ます。その後にまたどうするかを考えれば良いだけです。
空手の稽古をする事で、常に今の自分の現状を確認する事が出来ます。そして常に今の自分を見つめ直す事が出来ます。そして自分の考え方や、生活のし方や、生き方を改めたり、稽古の中で感じた事を生活の中でも戒めに出来たりします。それが空手道の素晴らしい所だと私は思います。でも空手道をやっている人が皆、それを得られるかと言えばそうではないと思います。空手道の稽古をする中で、私が書いたような事を得たいと求めた人だけが、それを得る事が出来るのです。
自分が夢や目標を立て、そしてしっかりとその夢や目標を実現する為の計画を立てて一生懸命に努力して行けば自分の運命すら変えられる事を今日、再確認しました。チャンスは待っていても来ません。自分でチャンスを掴みに行くのです。だから普段からそのチャンスが来た時に、それを掴めるだけの力をつけておくだけの努力をして準備して置かなければ行けないと思います。自分が望む場所に立ちたいのなら、人から推薦されるのを待つのではなく、どんどん自分から立候補して行くべきだと思います。自分をアピールして行くべきだと思います。自分の夢や目標を人に話して行くべきだと思います。しかしそこには情熱と誠実さと一生懸命さが必要だと思います。そして人を尊重して調和して行く事も大切だと思います。結局は、国と国、会社と会社など規模は違えど全ての事は人と人とのやり取りの中で実現されて行くのですから、人と調和出来なければ何も実現する事は出来ません。私はそれを極真空手の稽古や試合の中で学びました。まだまだ私は夢の半ばにいます。残りの人生でどこまで行けるか分かりませんが情熱を持って誠実に一生懸命努力精進して行きたいと思います。
長男と次男も私の運営する極真会館東京城南京浜支部の2019年夏季組手競技支部内交流試合に出場しました。私は勝ち負けについては、一切何も言いません。勝っても成長が見られなかったり、人間的な甘さや弱さが見えたりしたら、そこを指摘します。でも負けたとしても一生懸命最後まで戦っていたり、人間的に成長している姿が見えた時には、結果は置いておいて褒めるようにしています。そこからどう思い、どう行動するかは本人に委ねています。今回の試合を見て、長男は相手と戦いながら自分で考えてどうすれば良いかを判断し対処して戦っているように見えました。相手の攻撃や防御に対して自分で考えて判断し対処して攻撃したり防御したりして戦う事は、社会生活の中でも必ず役に立つと思います。組手は究極の対人関係を学ぶ事が出来る場だと私は思います。空手の試合では自分が覚えた技で攻撃したり防御したりしますが、そこで学んだ戦い方や戦術を仕事や人間関係の中で言葉に置き換えて戦えばれっきとした交渉術にもなります。恋愛だって人と人とのやり取りですから、やはり組手と一緒だと思います。長男と次男には空手で学んだ事を社会生活の中で大いに生かしていける人間になって欲しいと思います。
kanno
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