2002年11月30日(土) 70年代のワンテンカメラ
70年代、110(ワンテン)フィルムを使うコンパクトカメラが流行しました。我が家にも当時(70年代後半)に購入した110カメラがありました。 CANONの110EDというカメラです。 で、たいして使われることなく、そのまま物置の「カメラ」とマジック書きされた小さな段ボールに投げ入れられていました。 ロシア製のLOMOというカメラを手に入れてから何となく昔っぽいコンパクトカメラに興味が出てきて、物置からこのカメラを引っぱり出し、YAHOOオークションで110フィルム(期限切れ)を手に入れ、新しい電池を入れて試しに撮ってみました。 ところが、数日前に入れたばかりの電池がなぜかもう無い!電子シャッター式のこのカメラは電池がないとシャッターが切れないのでした。というか、カチッとは言うので切れていると思って1本撮り終わり現像に出したら全滅だったというわけです。実際にはシャッターを開かせるための電池が切れていたのでまったくシャッターが開かない状態だったのでした。 駄目だこりゃ、と、一時はほって置いたのでしたが駄目元で分解して見てみようと思いバラしてみました。(写真 上・中)そしたらですね、たいして分解しないウチに原因判明。ちょっとしたスイッチ部分の不都合だったのでした。つまりプラスチックの部品の接着剤が長年のウチにはがれて電子シャッターのスイッチのオンオフが効かなくなっていたという単純な故障。スイッチ入りっぱなしで電池が無くなったものと判明。 早速コンビニで瞬間接着剤を買ってきて修理。バラしたついでにレンズクリーナーでカビとかヨゴレを綺麗に落としてもとどおりに組み上げました。(写真 一番下) やった〜!直った!ひとりほくそ笑みながら最終点検しかしこの後にアクシデントが発生したのでした。レンズをのぞき込むと指紋がついている。 「あれ?組み上げるときに触っちゃったんだなぁ」と、もう一度レンズクリーナをと思ったらクリーナー液がスポンジにシミ出てこない。しょうがないのでスポンジを直接レンズに押し付けるも全く乾燥している様子。「あれ〜?おかしいなぁ」ちょっと力を入れて容器を押してみる。 次の瞬間予想もしなかった事態が目の前に展開されたのでした!なんと容器先端のスポンジ部分が根本からすぽんと抜け落ちクリーニング液がドバッとレンズに向けて噴射されたのでした。 カメラはびしょびしょ、一瞬目が点。ホントに時間が止まりましたヨ。 中にしみこんでは大変!急いで全体をティッシュで拭き、超高速で再び分解。パーツを1個づつ拭きながら点検。電子部品にまではまだしみこんでいない模様。とりあえずバラしたまま一晩放置して翌日組立なおしたのでした。 で、今、試しの撮影中。今度は大丈夫かなぁ・・・。
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