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店長のガラクタ部屋
つかちゃん

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2000年02月29日(火)
開眼(くわっ!=スタパ斉藤風)

富良野はよだれが出そうなほど魅力的なバーンがいっぱいあって、しかも雪質も最高!普通ならニマニマ笑いながらすべるところなんですが、今回ばかりはどこか違うのです。
斜度が急すぎる!雪質良すぎて滑りすぎ!はっきしいって「怖い!」のです。そんなことは意地でも言えませんでしたが・・・。言ったらライバルに・・・師匠に・・・なんて馬鹿にされるかわかりません。
しかも、しかも、ちょっと滑るとモモんが〜、じゃなくて、モモが痛くて痛くて。

ところが痛い足をさすりながら斜面の途中で休んでいたときでした。なな、なるほど〜!という場面に出くわしたのです。

ファンスキーをやっている人はどうやら思ったより多いらしくて、見ていると意外といるのです。そのなかでうまい人がいました。その人はほかの人と比べてスピードが違いました。ターンの姿勢が違いました。思いっきり寝かせたひざと、斜面に手がつきそうなほどの低姿勢。西村君もびっくりです。(謎)

「かっこいい!」

そう思った私は早速真似をしてみます。
そのとき、私の世界が変わったのです!



2000年02月28日(月)
ファースト・インプレッション

更衣室で着替え、完全防備の私は靴をがちゃがちゃ言わせながらファンスキーをつかんで外にでます。とりあえず危険を感じたので、持ってきたデジカメは「貴重品です!壊れ物です!」と念を押してホテルのフロントに預けたので思う存分滑れます。

更衣室から出て妙な違和感を感じます。「何か忘れたような・・・」でもすぐ気づきます。そうです。ストックを持ってないのでそんな気がしたんです。ファンスキーにはストックはいらないんでした。チョ〜楽!って感じです。

外に出てすぐにゲレンデ、この辺はさすがリゾートホテルって感じでいい気持ちですな。
自動ドアを出たらいきなりファンスキーを履きます。ご存じの方も多いでしょうが、多くのファンスキーは通常のスキー用ビンディングとは違ったタイプのビンディングが付いてます。
でも、これがなかなかハマんないの。かかとをまず引っかけて次につま先をがちゃんと固定すればいいんですが、前を固定するとかかとがはずれ、かかとにしっかり引っかけようとすると板がどんどん後ろに滑っていってしまいます。

ウキー!


後でわかったことですが、ちょっとしたコツがあったんですね。その話はまた後で。

さてそんなこんなでやっと無事装着!みんなが待ってるクワッドリフト乗り場に急ぎます。
焦ってあわてていたせいか暑い!もうはじめる前から汗だくです。クワッドリフト乗り場まではまず平らな場所が続きます。普通ならストックでこいだりして行くところですが頼りは足のみ。スケーティングで移動です。板が軽い、そして短いせいか、スケーティングは楽々です。木立を抜け、なだらかな斜面が乗り場まで続いています。

雪質もいいし、おろし立ての板、しかもBOTAのチュ〜ンナップ済み、頬を切る引き締まった風が北海道に来たなぁって感じで、むちゃくちゃ気持ちいい!

ペンギン歩きでリフトに乗り込む。見た目は「高速クワッドリフトー!」って感じなのにじつは「低速〜〜!」なクワッドで終点まで10分以上かかる。外を見るとクリスマスケーキの飾りで雪が積もったモミの木のミニチュアがありますよね。あれの1/1サイズ!という風情のモミの木の林が足下を過ぎて行きます。あまりにもミニチュアのモミの木がリアルに出来ていることを気づかされ、逆に実物の雪化粧をした巨大なモミの木にリアリティーが感じられず、もしかしてホントは自分が小さくなってしまっていて、この雪山はクリスマスケーキ?
今降っている雪はケーキ職人がパウダーシュガーを振っているのカナ?
と、そんなメルヘンチックな妄想にどっぷりはまりこんで口を半開きにし、焦点の定まらない目で宙を見つめていると、「やばいんじゃないの?こいつ。」という顔でのぞき込まれ、はっと我に返ったのでした。

すべりはじめてみるとこれが実に不安定。短い板は両足とも小刻みに左右に振れ続けるのです。これも後でわかったんですが、重心がきっちりベストなポジションに乗っていないとぶれちゃうらしいです。その後3日間やっているウチにだんだんブレ無くなってきました。そういった意味ではスキーの練習としても良いかもしれませんね。

さて、私の板ですが、正確には「カービング・ファンスキー」と言うらしく、前回試した「スノーブレード」よりも約20CMほど長く、全長110cm。デザインもカービングスキーを短くしたようなデザインの物です。
結構巾広で堅い板なので、思いっきりスピードに乗って重心をグーッとかけてターンすると気持ちいいカービングターンが出来ます。ターンの切り替えも「スパッ!」という感じでこれまた気持ちいいです。

でも、難点というか、むちゃくちゃ腿が疲れるのです。2本くらい滑ったらもうパンパン!もちろん普段の運動不足もあるでしょうが、普通の長いスキーではこんなに早く疲れてしまうことはないので驚きです。
あと、こぶ斜面を滑ったときにトップが刺さって何度も前に転んだのもヤバかったです。でも、おかげで前傾を保ちつつトップを上げ気味に滑るということでこぶも何とか克服できることが解りました。

初めのウチは不安定なのとトップが刺さる恐怖からみんなより遅れ気味だったのですが、そのうちだんだんと慣れてきました。すると、ファンスキー独特のスタイルという物があるらしいことが解ってきました。スキーと同じすべりじゃいまいち面白くないことがわかったのです。
(つづく)



2000年02月27日(日)
朝から酒びたり

心配した雪も降らなかったので、むちゃくちゃ早く羽田に着いてしまった我々は早速ビールである。でも早い店でも6:00にオープン。仕方がないので、噴水の周りにズラーと並んで座り時間調整。さっきまで友達と飲んでいたというヤツはまだ赤い顔していい調子である。こっちは1時間半という中途半端な睡眠時間で眠さ絶好調。噴水の縁に座ってうつらうつらする。そのまま後ろに倒れ込んだら良いホームページのネタになったんだけど、落ちなくて良かったです。
しかし、空港来て思ったけどこんなに朝早くから働いてるのね。朝に弱い私には出来ない仕事です。

朝っぱらから生ビールを飲み、続いてワインを飲む。隣の席には私のスキーの師匠、「カドマサ」さん。向かいの席には私のスキーでの永遠のライバル「もりもん」が座る。もう、9年も連続でこのメンバーで北海道にスキーに行ってているのだ。

ファンスキーを見ながらカドマサさんが言った。「(スキーから)逃げたな?」
「え?」

もりもんも言った。「もうライバルとは言えないな」
「う!」

いいんだも〜ん。俺はもっと自由に雪を楽しむんだも〜ん。逃げたんじゃないもんね〜。

その後搭乗手続き、待合室でまたビールである。
飛行機はJASのA300。いい気持ちにほろ酔い加減の私に座った瞬間に睡魔が!
離陸したのも全く気づかず爆睡である。

はっと気づくと旭川空港。あ〜よく寝た。
窓の外は白一色の世界!「うわ!寒そ〜!」

ホテルに向かう大型バスは我々の他の客は5〜6名ほど。ほとんど貸し切り状態である。
約1時間ほどでホテルに到着。新富良野プリンスホテルである。4年ぶりの富良野だ。
イタリアで生まれ育った(妄想)ツヨシが「フラ〜ノ!フラ〜ノ!」とイタリアなまりで騒ぐ。
ありま、イタリア語みたい。

とりあえず11時過ぎなので昼飯だ。ホテルの飯のインプレッションですが、一言で言って、「高い!」もしくは「おいしくない!」です。カレー1杯900円。900円取るならもうちょっと味を、あの味のままならせめて600円に、ってところでしょう。

さあ、次回はいよいよファンスキーのレポート!
(つづく)
「ファンスキー」といってもいろいろなメーカーからいろいろなデザインや長さの物がでています。私のファンスキー初体験は3〜4年前、師匠であるカドマサさんとライバルであるもりもんと3人で「やってみるべか?」ということでレンタルで借りた「ガウアー」という物でした。それは厳密に言うとファンスキーとは違うぞ!と言われるかもしれませんが、ま、長さが短いっつうことで、一緒くたに考えております。俺的には・・・。
んで、「ガウアー」というのはだいたい90CMくらいの長さの板なんですが、それがまたやたらに厚い板なのでした。厚底ブーツの姉ちゃんもこれなら納得って感じです。ついでに言うとガウアーはいて車の運転はやめた方がいいでしょう。間違いなく事故ります。
おまけに、底が平らじゃないんです。なんと!盛り上がってるんですねぇ。イエーイ!って、その盛り上がりじゃないんですが、その為にまっすぐ滑らないのです。いつもどっちかにターンしてないといけません。でもこれはこれで面白かったですが、なんと言っても重さに参りました。たった90cm位の板なのに私の195cmの板と同レベルの重さがありました。

つぎに、そうそう「ビッグフット」ですね。例の足のカッコしたふざけたデザインの板です。これは甥っ子のを借りてやってみました。去年のことです。楽しかったですねー。スキーと言うよりはスケートみたいでした。その大足のかかとの部分のカーブを使ってターンするとトリッキーな動きで笑えました。でも、スピードを出しすぎるとつま先が雪に刺さって正面に転ぶのが恐怖でした。

つぎに試したのが、これぞファンスキー!とも言うべきサロモンの「スノーブレード」。今年に入ってからのことでした。これがきっかけでファンスキーにはまっていったような気がします。これはまさにローラーブレードのスキー版みたいな感覚で、スキーのと言うよりは雪山の新しい楽しみかたを教えてくれたようでした。

今回こそファンスキーのインプレッションに入ろうと思ったんですが、またまた回想モードに入ってしまいました。インプレッションはまた明日。ということで。
(つづく)



2000年02月26日(土)
ファンスキー、はまりそうです

2月20日〜22日、北海道は富良野までスキーをしに行って来ました。今回は1月に購ニュ〜したファンスキーを持って行きました。
前日から千葉県でも今にも雪が降りだしそうな天気。集合時間は早朝4時30分!絶対早く寝なければ・・・。
ところが、荷物の準備も佳境に入った午後11時30分、夕方使えるように切り替えたばかりのおニュ〜の中古携帯電話(謎)からスティービーワンダーの「ファイや〜」が鳴り出した!
スキー幹事のけいちゃんだ。
「あ、スイマセン。雪が心配なので、集合時間が3時になりました。」

「ぐ!」

ま、マジっすか?



準備が終わって寝たのが1時。携帯の目覚まし機能と”コロ助”(目覚まし時計)に起こされたのが2時30分。さくさくっと支度を終え、ハニーに行って来ますのちゅーをして、愛車プロシードをスタートさせた。ところが、忘れ物!モバイルリュック(ノートパソコンとデジカメとその他諸々のモノがもろもろと入っている)を忘れた!取りに帰って約5分のロス。それでも集合時間の5分前に集合場所に着いたのでありました。



さて肝心のファンスキーです。まず感じたのが「軽くて楽〜」持ち運びが楽すぎて困るほどです。

これなら常に携帯していても大丈夫。・・・って、それじゃバカでしょ?

(つづく)