図書館。ひさびさ。

「読書の秋」は、最近とっても遠い。
かわりに「食欲の秋」が押し寄せてきている、まずい。
だが、明日は学区の運動会に初めて出るので、一応「スポーツの秋」
もやってる、ということにしておこう。
一応借りていた図書館本は、全然本が読めなくて丁重にお返し。
ああ、今回はたくさん欲張るのはやめよう。読めないのなら、
借りてもプレッシャーがかかるだけだ(本当は全然かからずほったらかし)。
ところが・・・・・
ずーっと待ち焦がれていた本を、発見した。
ほ、ほ、ほ。こんなところにいたのね。にやにやを止めるのに苦労。
なんだか元気が沸いてきたぞ。←ゲンキンなやつ

というわけで、欲張りなワタシの借りた本は以下の通り。
「桜姫」←これです、これです。ずーと借りられててなかったの。(近藤史恵)
「八月の降霊会」←こ、怖かったらどうしよう(若竹七海)
「パワー・オフ」←ひさびさ、井上夢人さん
「おなじ墓のムジナ」←初・霞流一さん
「翼はいつまでも」←初・川上健一さん
「MOOK・恐竜学がわかる」←;^^)
あと雑誌ニ冊
2002年10月26日(土)
★アンソロジー。 『紅迷宮』

「緋迷宮」「蒼迷宮」に続く女性作家のミステリ短編アンソロジー、
第3弾。
唯川恵、柴田よしき、五條瑛、光原百合、桐生典子、篠田節子、
森真沙子、小沢真理子、永井するみ、小池真理子の各氏。
ミステリと言い切っていいかどうかはわからないが、
謎あり、どんでん返しありと粒ぞろいだ。
女性心理のひだを細やかに、またしっとりと、あるいはちょっと
恐ろしげに描く作品が多い中、爽やかな風がすうっと通りぬけたのは
光原百合さんの作品。
どこか懐かしい、もう失ったものだけにちょっと気恥ずかしいところも
なきにしもあらず、だがしょうがない、ワタシが年をとったのだから。
実は、読もう読もうと思っていてまだ未読の「遠い約束」が
ツンドクの中に埋もれている。
はよ読も。
作中に出てくる登場人物たちの通う「阪神大学」という架空の大学、
どうしても某○イガースを連想してしまって・・・・(汗)。
ああっ六甲おろしが聞こえる〜〜〜(ウソ)。

2002年10月22日(火)
★平岩弓枝。 『鬼女の花摘み』

御宿かわせみシリーズももう27巻!
作中で登場人物は年を取ることになっているのだが、ココのところ
少しその速度が穏やかなような気がする。
いよいよ江戸の世の中が騒がしくなって来そうだからだろうな、
と勝手に想像したりもしている。

おるいさんたちはすっかり落ち着いてしまったので、
今ごろの見所は、船に乗る東吾さんの新しい世界と、
それから成長した子どもたちの活躍だ。
源太郎と麻太郎のコンビはお気に入り。よいぞ少年〜〜(笑)
花世がからむとまた一味違うし、この頃は千春も大きくなってきた。
しかし、この先麻太郎の出生の秘密は必ず書かれるだろうから、
いつその波乱が起きるのか、ちょっと心配な面も。

同時にうれしいのは、ウチの地区での朝の「奥様時代劇」の枠で
沢口靖子さんと村上弘明さんの「新・御宿かわせみ」が再放送になった
ことだ。毎日朝から江戸情緒にひたってシアワセである。ふふ。
2002年10月09日(水)
☆梨木香歩。 『西の魔女が死んだ』

このタイトルがすごくセンセーショナルなのに、
お話は淡々と進む。
魔女の修行、すなわち「自分のことを何でも自分で決める」
ということ。
言葉ではカンタンだが、なんて難しいことだろうと思う。
自分の意見。自分の思い。自分の足で歩くこと。
そんなことから大きく遠ざかっていたような、まいと同じあの頃。
大人も子どもも忙しくって、そんなのいちいち考えているヒマ
などないのだ・・・哀しいことに。
だがおばあちゃんは見守る。まいがひとりで考えられるように。
自分の足でちゃんと歩いて行けるように。

子どもの頃、死について、考えたことはあまりなかったかもしれない。
身内にそういうことが起こらなかったし、ペットも金魚のお墓を
作るぐらいだった。
だが・・・生を語れば、死を語らねばならない。
難しいと思う。
今だワタシ自身、魂のありかを探しつづけているのだから。

新刊の文庫らしく、帯がかかっている。
「最後の3ページ、涙があふれてとまりません!」
・・・・泣くヒマなかった(泣)。
それほどに、ラストまでさらりとしなやかに
この物語はワタシに触れたのだ。


2002年10月08日(火)
☆工藤直子。 『ねこはしる』

落ちこぼれらしい子猫のランと、魚の物語。
多くは語れないけれど、
心の中を、爽やかだけどちょっぴり酸っぱい風が
かけぬけていった。
HPに載せている自分が昔書いたへっぽこ童話に
ちょっと似たシチュエーションがあるけれど、
お話の進み方は全然違う。
これって永遠のテーマなのかな・・・・
違う生き物がココロを通わせるってどういうことなのか。

でもシアワセだったんだろうな。
2002年10月06日(日)
★恩田陸。 『劫尽童女』

恩田さんの超能力ものは、名作「光の帝国 常野物語」がある。
今まで読んだ中での文句ナシのイチオシだ。
今回はそういう雰囲気とはまたがらりとシチュエーションを
変えて、何やら組織がからんできて、まるでハードボイルド映画だ。
悩み苦しみ哀しみ、そんなものはぽんと飛び越えてしまっていて、
彼らは生と死のはざまにいる。
しかも!主人公はたった10歳やそこらの・・・・信じられない。
ウチのぼよよんムスコは9歳だし。
子どもらしさってなんだろう、と思ってしまう。
だがそれに対する疑問とかは全然感じたり問うたりするヒマはない。
生きるのに忙しく、時間は刻々とせまっているのだ。

それにしても、あの子はどこにいくのだろう?
どこに行ってしまったのだろう?
それが心残りでしょうがない・・・・。
2002年10月05日(土)
ドラマ。 『陰陽師』

実は、夢枕獏さんの原作本が、「ツンドク」にある。
最近は読書の秋だというのに、なぜだか読書が遅々として進まず、
その結果図書館本をなんとか週遅れでこなす程度が精一杯だ。
・・・だったら借りるなよって思うのだが、借りること自体が
そもそも好きなので、こればかりはしょうがない。

今回の図書館本に「七人の安倍晴明」があって、そこで岡野玲子
さんの漫画が少しだけ載っているのだが、野村萬斎さんは
イメージがそのもので驚いてしまった。
まさに「不敵の笑み」。
感情移入は相方の源博雅の方にしてしまうが、この場合はそれで
いいのだろう。ほよよ〜んとした博雅もいい味を出していた。
キョンキョンも良かったし。
うーむ・・・やはり漫画は「買い」なのか?
番宣によれば、第二弾の映画も作られるらしい。ちと楽しみだ。

2002年10月03日(木)
ドラマ。 『迷路荘の惨劇』

多くは語らないが・・・
ただ、上川隆也さんの金田一が見たかったんだもん。
感想は・・・カッコよすぎ〜♪
中村梅雀さんも、なかなかよかった。
あの鍵のトリックは、すごくノスタルジーを感じた・・・・
それから隠し部屋とか。
つうか、なんでみんなそんなに探検好きなの??

金田一は演り尽されているが、それぞれ役者さんによって
イメージが違うのが面白い。
次に見てみたいのは、某CMに登場していた田辺誠一さんの
金田一かなー。
2002年10月02日(水)
By ちゃいむ

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