絵本の読み聞かせ。

◆2月のメモより◆
以前図書館に行ったら、ちょうど日曜日だということで、一角で絵本の読みきかせ
の会をやっていた。
ムスコもムスメも、そういうのは大好きなので輪に加わる。子どもたちは、全部で
20人近くいただろうか?
ストーリーテラーの方が、まず電気を暗くして、ろうそくに火をつけた。
おはなしが昔話だったので、雰囲気は充分だ。
全部で、ひとつの昔話と、あとは電気をつけてふつうに絵本の読み聞かせ、もう
一冊はもう少し長い物語の読み聞かせだった。
聞き手に小さな子が多い場合、語り手のおはなしの力はかなり要求される。
完全な個室ではなく、図書館の一角なので、人のではいりもあり雰囲気の持続が
難しい。
そんな中で、やっぱりプロ?は「上手かった」!
わざとらしくない抑揚や、読むリズム、静かに語るような声。
寝る前に読むワタシのとは、大違い・・・(苦笑)。
最後のお話は、なぜ節分に豆まきをするか、という昔語りで、ムスコたちも一番
楽しめたようだった。
ワタシもあんな風に読めるようになるには、まず義理で読むのをやめるところから
始めないとな・・・反省した、でも子どもたちにとってはちょっと新鮮なひとときだった。
2001年05月31日(木)
ミステリリングの挨拶まわり。

「ホンの小屋」という入り口を作った(決してコンテンツを新設した、とは
おこがましくて言えない)のをきっかけに、前から気になっていたミステリ
リングに登録して、挨拶回りをした。
よそのサイトを回るのは、本当に勉強になる。
本一色のサイトもあれば、ひとつのコンテンツとしているところもある。
自分の知っている本をみつけ、その書評を読むのは実に楽しい作業だ。
同じように感じてくれていたらうれしいし、まったく違う角度から見ていたら、
おーそういう読み方もあるのか、とまたうれしい。
昔の本を読み返したくもなる。
あー、時間が足りへん!
2001年05月30日(水)
<名探偵> 狩野俊介。

◆2月の読書メモより◆
感想は真面目に書かないので、「もどき」。
怒濤のように図書館で借りてきた「月光亭事件」「玄武塔事件」(いずれも太田
忠司)読む。
どちらも、だいぶ前の作品で、「狩野俊介」物。
建物に絡むので「館物」に入るのかも。
しかし、ワタシの読み方が、トリックとかあまり詳しく頭に入れずにストーリー
を追うので、ミステリとしての完成度はよくわからない。
トリック自体は、よっぽど奇をてらった物でない限り、あまり関心がないのだ。
どれも似たようなシチュエーションになってしまうし、「そんなん、ほんまに
あるわけないやん!」という秘宝探検エンターテイメント映画ばりのに出くわすと、ひいてしまう。

まあ、そんなことはどーでもよいのだ。
狩野俊介くんが出てくればそれでいいのだ。
やっぱ、純粋なミステリファンから見れば、不謹慎なやつだと思う・・・ただの
ミーハーかも。
ワタシがシリーズ物を追うのは、ともにその登場人物たちの成長や人生の軌跡を
追いたいがため、なのかもしれない。
ま、読みたいように読むさ。
俊介くん、きみの成長を見守りたい。
2001年05月29日(火)
古本屋の日。

久しぶりに、古本屋に行った。
図書館行きが慣れてくると同時に、古本屋行きもちょっと慣れつつある。
本日手に入れた本は、次の通り。
「心とろかすような」宮部みゆき
「ボッコちゃん」「午後の恐竜」星新一
「鯨の啼く海」内田康夫←これは新刊本!
ほかの人に星新一さんを薦めていて、なんか自分でも急に読み返して見たく
なった。
図書館にもあるけれど、まあ、100円ということで。
宮部みゆきさんは大好きな作家で、読んでいない本の方が少ないが、そのウチの
一冊。
「模倣犯」が早くも古本屋に並んでいた。
上巻のみだったが・・・欲しかったけど・・・まだ未読いっぱいあるし・・・
(なーにをごちゃごちゃいっとるんだ!)
2001年05月28日(月)
★貴志祐介。 『天使の囀り』

◆1月の読書メモより◆
貴志祐介「天使の囀り」を読んだ。
いちおう、ジャンルはホラーになるらしい。
最近は、ミステリの範疇が広がりすぎていて、その分類は混沌としている。
謎があれば、それはもうミステリと解されるのかもしれない。

「天使の囀り」は、ホスピスに働く精神科医の女性が主人公だが、謎はアマゾン
帰りの彼女の恋人を含む一行が、次々に奇妙な方法で自殺してしまう、という
ものである。
これ以上は、ネタばれになりそう・・・。
まいったのは、これを読み終わったのが夕食前ということ。
「怖く」って、思い切り食欲がなくなってしまった。(このワタシが!)
物語を読むとき、あまり映像的な想像力が働かない方なので、その謎については
本の帯に書かれているほどの衝撃ではなかったが、その他のシーンで決定的に
だめなところがあった。
うううう。
クモは絶対いやだよおおお!
ストーリーは、思った通りの結末を迎えるが、一番ラストでかろうじてココロが
少し救われた。・・・でももう少し救われたかった・・・主人公が切ない。
2001年05月27日(日)
★加納朋子。 『魔法飛行』

「ななつのこ」の続編、というか同じ登場人物をメインに、書簡とできごとの
サンドイッチ、という形式も踏襲。
ただ、その手紙の内容は、まったく違った方向を指し示している。

短編が昔キライだった。短くて、主人公の心情にひたるひまもなくやってくる
結末。
好きな短編は星新一だけだったのに・・・最近はたびたび心惹かれる短編が多い。
「ななつのこ」(感想もどきは、ほんだな)もそうだが、この「魔法飛行」も、
短編が集まってさらに大きなひとつの物語になっている、というのがいい。
「ひとつひとつの美しい玉が、最後に糸を通してひとつの首飾りになる」まさに
そんな感じ。
ピースのかけらにちりばめられた「宇宙」「空」「時」(個人的には恐竜も)。
「ななつのこ」とリンクして、ワタシのココロを心地よく揺さぶる。
2001年05月26日(土)
★倉知淳。 『星降り山荘殺人事件』

これには本当に参った。
見事してやられた・・・という感じだ。
なのに、「うう、やられた!」というだまされる爽快感が、今ひとつ味わえない
のは、ワタシ自身のミステリの読み方によるものだと思う。
ううん、ネタばれせずに書くのは、とても難しい・・・。
この作品は、とても評価が高いときく。
確かにそうだと思う。最後までわからなかったし。
でも・・・ワタシの好みからは、ちょっとはずれているかな。ごめんなさい。
2001年05月25日(金)
★太田忠司。  『暗闇への祈り』

「暗闇への祈り」読了。
新米探偵藤森涼子シリーズの長編。
帯にある「ヒューマンミステリー」を地で行く感じだ。家出人や行方不明者を捜す、探偵の普通の仕事は、派手さはなくとも十分に人の心のひだを暴き出す。
前回の短編より、主人公がよく描かれている。
著者が「息遣いを感じる」という表現をしていたが、それは成功していると思う。
2001年05月23日(水)
★加納朋子。 『いちばん初めにあった海』

加納朋子「ななつのこ」「いちばん初めにあった海」を読了。
「ななつのこ」感想もどきをほんだなに潜り込ませた。お気に入りに追加、ということ。
そして、もう一冊「いちばん初めにあった海」素直に読めた。
美しい青い海の装丁が、物語そのもののようだ。
そして・・・登場人物と一緒に心の旅をした。

どちらも、とても良かった。
ふわりと包まれる、そんな感じ。
心地よかった・・・・。
「体温がある」このひとの本を、もっと読みたくて図書館で「魔法飛行」を借りてきた。
楽しみ。
2001年05月22日(火)
図書館で借りた本。

先週借りていて、読めなかった乃南アサ『鎖』現在読み中。
今度こそ、読破したい。分厚さがどうしても気にはなるが。
その他借りてきた本は、
『暗やみへの祈り』太田忠司
『ネバーランド』恩田陸
『魔法飛行』加納朋子
『破線のマリス』野沢尚
『ビッグ・オーとの出会い』シルヴァスタイン『windows98裏引き事典』 
・・・・なかなか今回もハードだわ。
でも、見たらすぐに借りたくなっちゃう・・・。
2001年05月21日(月)
☆絵本 『きつねのおきゃくさま』

◆1月の読書メモより◆
ムスメが、図書館で「きつねのおきゃくさま」という絵本を借りてきた。
寝る前に、今日はこれを読んで欲しいという。
ムスメ「でも、これ読んだら、おかあさん泣くかもしれんよ」
ワタシ「そうなの?」
ムスメ「そしたら、タオルもってきてあげるからね」
ニコニコしていうので、「そうかなあ?」と思いつつ、その絵本を読んだ。

・・・涙があふれた。

この本をムスメが選んだのはもちろんぐうぜんだろうけれど、とても大切なこと
を教えてくれる。
きつねが、最初は食べようと思っていたヒヨコやあひるにだんだん親切にして
いくうちに気持ちがかわっていく、そんな簡単なストーリーなのだが、心に
響いてくる。
あとから読んだムスコが、眼をすばやくぱちぱちさせていた・・・。
声を出してよみきかせしたら、また泣いてしまいそうだけれど、そんな姿を見せ
てもいいのではないのか、と最近開き直っている泣き虫母なのであった。
(「きつねのおきゃくさま」はほんだなにもあります)

2001年05月18日(金)
ミステリの感想は、書くのが難しい。

ミステリの感想は、書くのが難しい。
人によってまったく捉え方も評価も違うからだ。
まあ、だからこそこれだけ多くの作家さんと、そのファンが存在するわけだが。
世に出ると言うことは、それだけのものを持って居られるということで、自分に
はとうてい真似できないことだし。
シリーズ物の魅力は、登場人物の人間関係やその成長ぶり、次第に明らかになる
プライベート、「お約束」の安心感(これを破られることはままあるのだが)
などがあるだろう。
カップルがめでたく成立しそうなときなんかは、トリックや謎はそっちのけで
サブストーリー重視、およそミステリ好きとはほど遠いただのおねいさんだ
(断じておばさんではない)。
あー、だからまともな感想文が書けないのだ。
「ミステリ好き」って、名乗っちゃだめかも;^^)
というわけで、ミーハーおねいさんの爆走は続く。

2001年05月14日(月)
寝る前の本読み。(絵本番)

◆3月のメモより◆
寝る前の絵本番、ムスメの場合はまだ幼稚園で「絵本」中心だが、小学生の
ムスコの選んでくる本はいわゆる「児童書」とか「物語」とかなので、日に
よってはつらい。
ファーブル昆虫記はクモとか出てくるし、昨日は「マガーク探偵団シリーズ」の
最後の数ページを読めと言われて読んだが、
途中しかも解決編だけ読んでも、話の流れや登場人物もつかめないし、面白く
ない。
その点絵本はいい。
起承転結、一回ですぐ終わるし、わかりやすい(あたりまえや)。
こっちも気が向いたら、ノッて読める。
その日はたまたまダンナが早く帰宅したので、有無を言わさず彼は絵本番に選ば
れた。
しかも、今日ムスコの選んだ本は・・・さっきまで自分が読みかけていた
「ハリーポッター」で、しかも最後のいいところのようだ。
全部読んで欲しい、と彼は父親に懇願していたのだが、読書嫌いのダンナはロウ
ドクがたぶん苦手、ただでさえ読みにくい本、時間を理由にはしょってしまった
ようだ;^^)
絵本番はお気の毒だったが、ガラス戸を開けてダンナが本読みしているのが、
洗濯物を畳んでいるワタシの耳にイヤでもはいってくる。
・・・つい話をきいてしまうではないか!
がらがら・・・としきりのガラス戸をしめようとすると、
ダンナ「?どうしたん?」
ワタシ「・・・聞きたくない。まだソレ読んでないもん」
・・・ワタシやっぱり悪魔?(爆)

2001年05月13日(日)
ホン小屋について。

この「ゆくみおさんち」の離れというか小部屋が、ここ「ホン小屋」である。
眠たかったとはいえ、変なタイトルをつけてしまった。
おいおい名前を考えて行こうと思う。このままになりそうだけど。
(って・・・続くのか?)
もともと、コンセプトがばらばらでまとまりがなかったメインだった。
本は好きだけど、よその本関係のページのように、それだけで運営していく自信も
読書量も、幅もない(カラダの幅はあるけど)。
で、「小屋」になったわけだ。
先のことはわからないが、読了した本のほかにも、以前ばらばらにメインに書き
散らかしていた感想もどきなども遡ってのせていけば・・・なんとかネタは持つ
かも知れない。
がんば。
2001年05月12日(土)
好きな本は、ミステリ。

ミステリがすき。
海外物は、ちょっと苦手。
好きな作家は、宮部みゆき、東野圭吾、北村薫、森博嗣、乃南アサ、内田康夫、太田忠司、篠田真由美、・・・・などなど。
どちらかというと、トリックより登場人物、ストーリーに心惹かれるたち。
だから、おきにいりの本を集めたコンテンツ「ほんだな」にあるのは、必ずしも世間一般で評価が高い物とは限らず、あくまでワタシの好み。
図書館通いが始まり、ネットで本好きの友だちがたくさん出来たおかげで、一時期落ちていた読書量が少し増えてきた。
気長に更新していこうと思う。

2001年05月11日(金)
ホンのにっき、開始。

新しく、「ホンのにっき」を始めようと思う。
感想だけにすると続きそうにないので、
本について何でもアリ、ということで。
・・・果たしてちゃんと続くのかな?
2001年05月10日(木)
By ちゃいむ

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