P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2001年09月27日(木) 「劇表現(12)」

◎歩く(途中からジョギング)

「この人は××だ」と思う人に捕まえる。
例えば、「この人は乙女座」とか「この人は公務員」とか「この人は末っ子」とか「この人はお花の免許を持っている」とか…
本当はどうか、というのは関係なし。
捕まえられた人は、「なぜそう思うのか」を聞く。
当てることより、「なぜ?」を聞くことの方が大事。

…自分は人からどう見られているのか、が分かる。
自分ではそんなつもりなくても、よそからはそんな風にみえてるんだ…。
「公務員」の時に、まあ、私の仕事を知っている人は当然のように私に集まってきたのでそれ自体は意外じゃなかったけど、その中で「何となく、しゃべり方とかが公務員っぽい」って言われたのがショックだった(笑)
自分ではそうならないようにしてるつもりだったけど、やっぱりにじみ出てるんだなあ…。
自分が、人の目にはどのように映っているのかを知ることは、演じる上でも大事なこと。
結局、人は「見た目」で判断するっていう要素が大きい。
ならば、それを逆手にと手いくしかないか。
面白かった。


◎腹筋

しりとりをしながら。
起きあがっる→『りんご』→「はい」(隣の人と手と手をタッチ)→「はい」(反対の人とタッチ)→寝る→起きあがる→『ゴリラ』→「はい」→「はい」…テンポよく。でも、きついです。段々上がるテンポが落ちてきて、追いつかなくなってきて、無理をしてたら、首とか腕とか、腹筋以外の場所が痛くなってきた…。



◎2人3脚

見えない手ぬぐいで足を縛り、舞台を走る。
声を出して足並みを揃えるのはなし。
あくまでも気持ちを合わせて。
慣れてきたら、人数を増やす。
何で気持ちを合わせるか。
…最後、大人数のとき、他の班はわりと曲がったりしてるのに、うちは直進のみ(笑)
曲がろうと思っても、私は一番端だったが、その気持ちをどう伝えてどう調整すれば曲がれるのかが、最後までつかめなかった…。



2001年09月20日(木) 「劇表現(11)」

◎二人組で向き合う。

互いの顔をじっと見つめる。気になるところを見つけ、そこを見つめる。
それから、どこをなぜ見ていたか報告。

片手で相手の顔が見えないように壁を作る。
その手をスライド(上下左右)させ顔が見える状態になったら、相手は顔を作る。
スライドするたびに、顔を変える。
小さな変化で良い。でも、毎回違う顔にする。

今度は全身を使って。
手拍子に合わせ、最初はゆっくり。音が鳴るたびに、体勢を変える。

…左右対称の動きにならないようにすると、多様な姿を作ることができる。
梅田君と初めてのペア(たぶん)。おもしろい。細かいパーツが細かく動く。私はどうしてもおおざっぱになってしまう。難しい…。身体全部を自在に操れるようになると、いろんな可能性が生まれる。


◎ジョギングをしながらういろう売り。
先生の後について、正確に聞き取り、正確に復唱する。
息を切らさない。
身体の無駄な力は抜く。
違うバージョンを覚えてしまっている人も、きちんと覚え直すこと。
これはむしろ、違うのを覚えている人(私も含め)のほうが大変かも…


◎ゆっくり歩きながら、1.2.3の3ポーズを自分で決める。
1と言われれば自分で決めた1のポーズ、2と言われれば…ということで、先生の「1.2」「1.3」「3.2.1」などに合わせて動く。
その3つのポーズを組み合わせて、一つのストーリーを作る。
間をつなげない(流さない)。3コマ漫画みたいな感じ?
10人だけ発表。それぞれに動き自体にも個性があるし、それにつけるセリフが、またおかしい。


◎輪になって床たたき

みんなで腹這いになって、輪になる。
両腕を伸ばし、隣の人とクロスさせる。つまり、自分の左右に関して言えば、「自分の左手・左隣の人の右手・右隣の人の左手・自分の右手」が自分の前にはある、という感じ。
それを順番に、一方向に向かって、手が床を叩いていく。
よく見ていないと、フライングなどが生じる。
例えば、左から右へと流れているときは、自分の左手が床を叩いてから、左隣の人の右手が床を叩き、右隣の人の左手が床を叩き、それから自分の右手が床を叩く。
…これまたややこしい。
その上、2回叩くと逆回りになる。
意外と、最後の方まで残ってしまった。“慎重”な性格なので自分で逆回りにするなんていうことはせず、ひたすら流れに乗って慎重に慎重を重ねていったからね。
ある意味、消極的な残り方だったかも…。
残った人は、アウトになったひとにマッサージをしてもらっちゃった。
最後は頭なでなで。



2001年09月18日(火) 「劇表現(10)」

◎誘導

まず出席番号が奇数の人が目をつぶり歩く。偶数の人は、声以外を使って何とかして奇数の人が安全に歩けるように誘導する。
(交代)
…私は最初に目をつぶる方だったので余計に要領が分からず、何を頼りにしていいのかも分からず、恐る恐る歩いた。
何となく、誰かが誘導してくれてるような、でも色んな所から音や気配を感じるし…
交代して、自分が誘導する時にも、私は一人につきっきりで誘導してみたけど、「おっ、ついてきてる、いい感じ」と思ってたら、なんか違う方向に歩いていってたり、自分が(目をあいてるにも関わらず)人にぶつかったり。
改めて「気配」の扱いの難しさを実感。そして、普段いかに無防備に「見える」ことだけに頼って行動しているかも。


◎ホームランゲーム

10人一組、一列に並び、前から1.2.3.4.…と、ポジション番号が付く。
リーダーの言った番号、例えば「3」と言われたら、前から3番目の人が一番後ろまで走り、「イェ〜」っとばかりに両手をタッチしながら前まで走る。(ホームランバッターをベンチで出迎えるって感じ)
一番前まで走ったら、全員で「ホームラ〜ン」(ポーズ付き)。

レベルアップすると、リーダーの言う数字が複数に。「5,2,8」と言われたら、まず5番目の人が、後から走り、前まで来たら「ホームラン」その人はそのままその列に1番になり、さっきまで1番だった人は今度2番目になり、後から前まで走ることになる。
…言葉で説明するとわかりにくいなあ。とにかく、番号がどんどん変わっていくのでそれをいかに把握するか。数字を覚えるとか、変わっていく番号を確認するとか、協力しないと上手くいかない。


◎人間スプーンレース

8人くらいで一組。1人を残りの全員で運ぶ。全て違う方法(形)で運ばなくてはならない。
必ず全員で運ばなくてはならない。
…人に身を任せるのが苦手な私。始まったときは心の中で「ひぇ〜〜〜」って感じでしたが、始まったらそんなことを言っている間はなく、気がつくとみんなに担がれていた。
ちょっと気持ちよくて、意外だった。信頼感、かな?



2001年09月13日(木) 「劇表現(9)」

※今日も20分ほど遅刻。
またまた、不思議な光景が待っていた。
前回同様、10人くらいの人がグルグル歩いている。
しかも、前とは違ってなにやらよく分からないルールで、変な動きをしている。
なんなんだ!?

◎歩く。
狭い通路を歩いているのをイメージして歩く。
手で壁をなぞりながら、歩く。
リーダーの動きに合わせて、他の人の動きに合わせて、直線直角に歩く。

…人のやってるのを見ると、何気ない瞬間が面白い。
何気なく動きがシンクロしたり、伝染していったり、予測できない「ルール」が瞬間的に発生する感じ。
見てるのは面白いけど、いざ自分がやるとなると、いろいろ考えすぎて動けなくなってしまう。
自分の世界でしか歩けなかった。


◎視界の限界。

二人組になり、前後に立つ。
後ろに立った人は、前の人の視界の端に引っかかるように、両腕を広げ、手をひらひらさせる。
前の人は、正面を向いたまま、視界の端に後ろの人の手が見えるのを確認。
その状態で、今回は駅から劇場までにしたことを語る。(本当は外郎売りがいい)
次に後ろの人の手がない状態で同じことを言う。
二つの場合の違いを考える。
「手があった方が焦る、落ち着かない」という人もいれば、「手がない方が落ち着かなかった」という人も。

…実は、これは視界を広げる訓練。
視界の端を意識することによって、「場」の広がりが生まれる。
「場」を意識することができる。
確かに、視界の端を意識しなかったら、「場」が狭まるのが分かる。
舞台を観るときなどにも、意識して視界を広げる。
これって、私、仕事にも応用できそうだ。


◎トマト

以前、「話し言葉の文法」でやった、足は3拍子、手は2拍子の応用編?
足は「開・閉・閉・開・閉・閉…」、腕は「開・閉・開・閉…」
それに歌を付ける。
『お馬の親子』の替え歌で、全て「トマト」で歌う。
「トマトトマトトマトトマトトマト…」って。
それに合わせて手足を動かす。途中、休符が入るのでパニック。

…出来そうで出来ない。出来なさそうで出来た!!
トマト選手権では二週目の半分くらいまではいったのに…。
これは、ちょっとはまりそうだ。家に帰ってからもやってみたが、あまりにうるさいので恥ずかしくてやめた…。

◎二班発表

埃っぽさ、久しぶりに逢ったことによる気詰まり…そういう息づかいや空気を伝える。

先を読んだ動きをしない。



2001年09月11日(火) 「劇表現」

「表現する」

※30分ほど遅れて参加。

◎10人くらいが黙って舞台中央を自由に歩く。
合図などは無しで、「気持ち」を合わせて、全員で止まる。
また、「気持ち」を合わせて、歩き出す。
それを何度か繰り返す。

…途中から参加したので、始めは「?何してるの?」っていう感じだった。
結局二組くらいしか見られなかった。
が、段々面白くなってきた。始めは、“ああ、あの人の動きに合わせてみんな動いてるかな”ってのが見え隠れしていたけど、段々“ふわっ”と止まったり動いたりする感じになってきた。
ただ、そうなると今度は逆に、もっと上手く合わせようという“邪心?”が芽生えて、探り合うようになって、逆に息が合わなくなってくるようだ。

最後に2,3人でその時の感じを交換しあった。
私は参加できなかったので、その時の「感じ」を感じることは出来なかったのだが、話を聞いた松ちゃん曰く、「第六感」で感じるらしい。ホントかいな。
他の人は、「空気」「気配」「足音」などなどをあげていた。
いずれにせよ、力を入れすぎず、感覚をとぎすませていれば、ちゃんと「何か」を感じることができるようだ。
言葉は、必ずしも必要ではない。

◎二人組で、目に入る物・感じるものを次々と相手に伝えていく
「黒い幕・細い紐でくくってある・床に白いビニールテープ・靴が散乱している…」って感じで。

…始めは、何が目的か、何をしているのか、分からなかった。
で、私は個人的にヘロヘロだったので、眠いだの目がしょぼしょぼするだの、そんなことしか伝えられなかった。

これは、「同じ物をみて、同じ環境に身を置いていながら、見ているもの感じているものが いかに異なるか」ということを確認する作業だったのだ。
舞台の上で、同じ物を見ているはずなのに、何かを比較しながら見ている人、目に入る物全てに興味を示す人、小さな物に注目する人、大きな物に注目する人、自分のことでいっぱいの人(私だ…)、、、どれもが面白い視点だし、間違った物を見ているわけではない。
金子みすずの「みんな違って みんないい。」じゃないけど、それぞれの独自の感性を大事にしていいんだ、ということを教わった。


◎小品に向けの班別練習

オープニングのあやとりの練習。
珍しく10人揃ったので、初めての挑戦。
大きく広がっての練習で、他班に迷惑をかけたかも…。


◎二班発表

「演じよう」としてはいけない。
どんなに役になりきっても、必ず「その人らしさ」が出てくる。
それが、生の舞台のよさ。

客席に「熱」が伝わってこない。


★久しぶりの授業、個人的な事情や、遅れていったことなどで、私自身テンションがあがりきらないまま終わってしまった。
でも、改めて、演じることの根本に触れたような授業だった。


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