2004年12月25日(土)
【先へ】 行くんだ なんとしてでも この道の先へ 立ち止ったままの境界線 見つめるのにも飽きた頃 欠片ほどの小さな勇気でも 僕は行くよ このラインの向こうへ 目指す世界の その更に 先へ 2004年12月23日(木) 【ぐしゃり】 ひとつ 何かを握りつぶした 心の奥底で ぐしゃり それはどうにもならない 済んだことへの後悔だったり どうにもならない現実への ただの嘆きだったり どうにもならない どうにも出来ない 溢れ出そうとする負の感情 そんなもの ぐしゃり ぐしゃり 無意識のうちに ひとつずつ つぶして行く なのにどうしてなんだろう どんどんどんどん 胸は苦しくなるばかりで 泣きたくなる想いは どんどん加速する ぐしゃり また今日も小さな僕を握りつぶした なのにやっぱり 胸が痛むよ 2004年12月22日(水) 【空回り】 吐き出す言葉 総てが空回りだ カラカラ 泣けない人形のように 話せない人形のように 何かを ぶちまけようとすれば するほどに どの言葉を選んでみても 安っぽい気がして うそ臭く感じるんだよ 僕の素直な言葉は どこへ消えてしまった? 2004年12月21日(火) 【自己嫌悪】 なんて醜い 自分勝手な都合で 自分勝手に怒る 大嫌いなあの人にそっくりだ なんて醜い顔をしてるのだろう ふと鏡を見て驚いた 一瞬で空気を凍らせる あのみっとも無いあの人に 大嫌いなあの人に似てきた なんて事だろう 私はソックリじゃないか 吐き気すら通り過ぎて 空っぽになったこの心に 自己嫌悪だけ 今も、降り続けてる 2004年12月20日(月) 【決意】 脆くも簡単に崩れ去った 幼い頃の決意 ただそれは今も キラキラと目の前を横切る 微かな夢の欠片のように 外をちらつく雪のように 溶けてあっという間に消える 其れは それでも尚 僕の心を捉えたまま 新たな決意すら空しく溶けて行く そんな僕の弱さは とても腹立つのだけれど あの頃の欠片だけは 今も美しく 今も 尚 キラキラと 僕の景色に居座ったまま 2004年12月19日(日) 【覆う】 目を覆う 世界が怖くて堪らないのは 僕が弱いから? それとも世界があまりに大きいから? 空が高くて 手はいつだって届く事はなく 泣いても変わらない現実は 当たり前に眼前に広がって 立ち竦む事すら出来なかった 後ろからはどうどうと 沢山の人が押し寄せて来る 都会の真ん中で 止まることも 迷うことも出来ず ただ流れに乗って歩いた このまま進むのは怖い 自分が居ないようで怖い 判っているのに足は止まらない 思わず僕は顔を覆って 世界から目を背けた 2004年12月18日(土) 【拝啓、敗北宣言】 負けました 負けました いつだって僕は僕に勝てません 最近自分に負け続け あんまり情けないもんで ちょっと自分を痛めつけたい 大きな声で敗北宣言 僕は弱いです 僕は負け犬です 僕は 負け続けです 嗚呼 どうしよう 逆にスッキリしてしまったよ 弱さを認めるのは 強さへの一歩だって 誰かが言ってたけど 弱さを認めるのは もっともっと弱さへ近づく そんな気がしてる今日この頃です 2004年12月17日(金) 【リィ】 そんな台詞聴きたくない 君はきっと 楽しく一日を過ごすのだ 僕の事など 一瞬たりとも考えることはせず 世間はクリスマス一色 恋人色一色 腹が立ってくるほどに そうさ 独り者の僻みなのさ 当たり前さ 誰だって一人は寂しいのさ こんな世間が騒ぐ時はなおさら こんな僕と一緒に クリスマスを過ごしてくれるのは 飼い猫のリィ 君だけさ さぁ 君だけの為に唄でも唄うよ 2004年12月16日(木) 【残骸】 既にそれは残骸だった 気付いた時には総てが遅かった 泣いてもどうにもならない現実が 恨めしくも、哀しくもあった 時は戻らないのだ どうしたって 戻りはしないのだ 優しく肩を叩かれる 止めてくれ そんな事しないでくれ 必死で堪えてる涙が 今にも零れそうになった 2004年12月15日(水) 【欠片】 零れて行く僕の欠片を 誰か拾ってはくれないだろうか このままでは僕は 何もこの世に残すことなく あの儚い白い花のように 跡形もなく消えてしまうだろう 美しいものを美しいと言えるまま 哀しい事を哀しいと言えるまま そういう大人に僕はなりたかった 泣きそうな程狂おしいこの感情も 消えてしまっては何も残らない 誰か 誰か 誰か 誰か僕の欠片を 拾ってはくれないだろうか そうして優しいその手の中で 暖めてくれないだろうか 結果 欠片が解けて 君の一部になろうとも 僕はそれで本望なのです 誰か 壊れて行く僕の欠片を ひとかけらでも良いので 拾ってはくれないだろうか 2004年12月14日(火) 【光】 憧れて 憬れて 仕方なかったんだ 僕には決して 手に入ることの無いだろう 君の持つ 光 君の隣に居ると まるで自分までもが それを持てたかのように 錯覚したけれど 離れてみれば なんてこと無い 元のままの 自分が居て どうしようもなく 切なくなった 2004年12月13日(月) 【溺れる】 ネットの大きな波に 今も溺れたままなのだ 自分を誇示しているようで居て 本当は泣き出しそうな胸を抱えて うずくまっていた 僕 優しく甘い誘惑に勝てず いつだってその甘い蜜を吸う 自堕落に慣れて それが自分の真実だと 思い込もうとしていた 溺れるのは海 ネットという深い樹海 甘い罠はあちこちに そのうち胸の痛みさえも忘れて 泣きたかった現実から逃れて この海で溺れて僕は死ぬだろう 2004年12月12日(日) 【最果て】 世界の最果てに行こう 鮮やかに笑う君は とてもまぶしい 二人きりの冒険の旅 苦楽を共にした 君は泣けば僕は胸を 君が挫ければ僕は手を 微笑みながら差し出して 僕が笑えば君も笑い 僕が憎しみに駆られると 優しい君は泣いていた 僕等の旅はもう終わろうとしている 思い出はキラキラと僕の上を過ぎる 最果てはまだ遠く 行きつけては居ないのに もう最後になるだろう この手を君の頬へと差し出した 酷い顔で泣いたまま それでも君は僕の手を握る 言えずに居たよ 君が余りにまぶしすぎたから こんなことになるのなら 言えばよかった 言えばよかった 泣く君を守る術はもう僕には無い どうかせめて 最果てまで君が無事に着けるよう 名も知らぬ土地の神に祈りながら 目を、閉じる 2004年12月11日(土) 【境界線】 空を仰げば仰ぐほど その遠さに 果てしなさに泣いた どこまでもどこまでも ちっぽけな自分は どうしたって 何者にもなれないのだ 真っ青な空は それを肯定するようで 睨めば睨むほど 胸が軋んだ どうしたって 超えられない壁が在るよ 深層意識に刷り込まれた 自分の限界すら 超える事が出来ないまま 悔しさはもうなんのバネにもならず 打ちのめされた希望の残骸は 境界線の周りに散らばっている そして いま 総てと共に 朽ちて行こうとしている 2004年12月10日(金) 【悔恨】 恨みが募ります 自分自身に 悔いばかり募ります 自分の今までに どうしてでしょう 満足に生きる事も出来ず 幸せなど どこにあると言うのでしょう ですが 日々自分を呪っている中に そんなものある筈が無いと 気付いたのは最近の事です 悔恨は癖のようなもので 今も思う事はあるのですが 出来たら少しでも良いから 毎日笑うことの出来る自分で在りたいと そう 思います 幸せはきっと そのうち見つかります 大丈夫 いつか空が晴れるように 悔恨の日々にも 青空が見える日が来るのです そういうシステムだから 大丈夫です きっと 2004年12月09日(木) 【弱さ】 今だ震えるこの胸 止めようも無い恐怖感は 今も拭えずに この手に留まる 慌てて両手で体を支えた 一人崖の上 立ち竦んだまま 僕はただ 声も出さず叫ぶ 負けるな負けるな負けるな 飛び越えろ 乗り越えろ この弱さ 2004年12月08日(水) 【感謝】 歌で泣けた 真摯な彼らの声が 心が まっすぐに 歌に乗って 声に乗って 私に届く 嗚呼 嗚呼 それはなんて 純粋な愛 彼らの歌が私の背中を いつだって押してくれる 彼らの愛がいつだって 歩みを止めた足を 恐怖に打ち勝てない自分を 優しく それでも一緒にがんばろうと 促してくれる 嗚呼 嗚呼 それはなんて なんて 純粋な愛 ひとつの、愛 ありがとう 声を大きくして世界に感謝したいよ 彼らと一緒にすごせた時間を糧に 大丈夫 また歩いていく 夢に向かって 2004年12月07日(火) 【焦り】 焦りはいつも 背中のすぐ其処に引っ付いたまま 思い出したようにヒタヒタと迫りくる 僕に現実を押し付けようと 逃げ続けた結果が今だというなら 教えておくれよ 僕がどうするべきだったのかを 教えておくれよ 迫りくる ヒタヒタと 恐怖に怯えながら 焦りはヒタヒタと 現実を押し付けに背中から ずるずると迫る 2004年12月06日(月) 【開放】 開放するんだ 闇も 涙も すべて自分なのだから 世界はきっと厳しいだろう 夢はきっと破れるだろう それでも僕は進むのだろう 開放を 精神の開放を 願うのはただ安らぎと癒し この手に欲しいのは 僕だけのひとつの真実 答えはきっと開放の先に 僕の心の未来の先に 2004年12月05日(日) 【時間】 意識しないと それこそ滝の様に 時間は流れ去って それを止める術など 哀しい事に 人は持っていないから 意識して 忘れないで 時間はいつだって過ぎ去るだけ 過ぎ去ったものはもう手に入らない 眺めることしか出来ない だから、今が大事 何をする? 何を目指す? どんな自分を望むの? 忘れないで 時間は取り戻せない 立ち止るのならその覚悟を 突き進むのなら揺ぎ無い眼差しを どうか 心に秘めて 2004年12月04日(土) 【地図】 地図を描こう いつだって白い地図は 自分の中に在る 道しるべは自分で探す 時々疲れたら 道端の枯れ木を倒してみたりして そんな風にして またゆっくりと地図を描く 終わることのない地図を 今日も描く |