誰でも、
異名を持っている。
無数に
挫折した決意の数のほどに、もっている。
全てが結実すれば、それでよいのだけれど
異名は増え続ける。
可能性、と、考えることも出来る。
でも別の考え方もある
それは本当に枝分かれしてしまったのかもしれない
そしてある瞬間に僕らはそれをふと身近に感じることが出来る
けれどそれはどうあってもまた僕らから離れていってしまうのだ。
一ついえるのは、それは過去じゃない
過去じゃないのに重なり合うのは何故なのか?
過去など実は
きっと無いに違いない
僕らは、そのことに気付き続ける。
終点は一つしかないので
何も終わりはしない
僕は書かなきゃいけない。
でも、それは 僕の異名を生かすよすがにはなるまい。
僕は本当の重力をなるべく、なるべく、感じて生きるのを
是としたいに違いない
何故かというに・・・
ジャック・ベルニス
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