ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2006年04月09日(日) 殺すよ?

ナナの末娘・末子ちゃん(小2)がワタシにたずねました。

「ねえ、じょりぃちゃんて、あたしのおばちゃん?」


おばちゃんだとお?!


と一瞬思いましたが、どうもこれは叔母とか伯母の意味の「おばちゃんなの?」という問いだったらしく。

「んー・・・違うねえ。
 でも、まあ、おばちゃんみたいなもんだね!」 にこにこにこ。

「そうなんだー。 ママがじょりぃちゃんのおねえさん?」

「んー。 なんかちょっとピンとこないなあ」

「じゃあ、ママがじょりぃちゃんの妹?」

「なおさらピンとこないなあ」

「じゃあ双子?」

「んー、まあ、それでいいかな? 同い年だしね」


にこにこにこにこ。


「でもねー、末子ちゃん」とワタシ。

「なあに?」

「じょりぃちゃんのこと、『おばちゃん』て言ったら殺すね☆」 にこにこ。


子ども相手になんて物騒なことをとお思いでしょうが。
ワタシ、この「殺す」という言葉をカジュアルに使うようになったのはナナの子どもたちの影響なのでまあいいんです。
逆輸出させていただきました。


「うん。わかった」 にこにこ。

「よかった」 にこにこ。

「ねえ、おばちゃん」 にこにこ。

「殺すよ?」 にこにこ。

「おばちゃんおばちゃんおばちゃんおばちゃん!」(大はしゃぎしつつワタシをぼこぼこと殴りながら)


相手の性格と自分の応対を見誤りました orz



おばちゃんと言わせたくなければ

「じょりぃちゃんのこと、お願いだから今日からおばちゃんて呼んで☆」

と懇願するべきでした。
ナナの子どもなんですから素直じゃないのはわかりきっていたのに。
ミステイクじょりぃ。


テーブルの向こうから

「しょうがないよじょりぃちゃん。年が年なんだからさ」と長女ちゃん。


このやろう。殺しますよ?
さっき渡した入学祝い、返せ。



ということをこんな顔(*´∀`*)して言ったり思ったりしております。
キミたち、愛しているよ。


2006年04月08日(土) 10ヶ月ぶり

10ヶ月ぶりに、ナナの子どもたちに会いました。
思えばこんなに会わなかったのは、ナナと再会して子どもたちにも会うようになってから初めてです。
いえ、ナナとは会っていたんですが、ナナの家族にはさっぱり会っていなかったんですよねえ。
何しろ6月にいったん縁切り宣言をしてしまったのがいけなかった。
11月に仲直りしてからは、ナナの長女ちゃんが高校受験だったため、お邪魔するのを控えていまして。
あっという間に10ヶ月。

で、4月になって長女ちゃんは無事高校生に(早いですねえ…)。
次女ちゃんは中学生に(早いですねえ…)。
そして末子ちゃんは新入学ではありませんが、無事に2年生に進級。

ああ。
初めて会ったときは長女ちゃんは5年生、次女ちゃんは2年生、末子ちゃんは2歳だったというのに。

しみじみ。

なんて話を先日ナナと電話のときにしてましてね。
「子どもたちに会いたいよう」とワタシが駄々をこねまして。
「(笑)子どもたちもじょりぃに会いたがってるよ。来る?」とナナ。
「うん!」
「じゃあ入学式の日の夜においでよ。そうすれば制服姿もご披露してくれると思うよ」

制服姿!!!(・∀・)

ということで、昨日いそいそと出かけてまいりました。

でもでも。
子どもの10ヶ月といったら、大人のそれと違って、けっこうな時間です。
上のふたりは中学生と高校生ですし。
もうワタシに話しかけたりしてくれないかもしれません。
末子ちゃんだって2年生。以前のようにスキンシップをはかってくれないかもしれません。

さびしい・・・。

と、ドキドキしながら呼び鈴を押しましたら。
以前と変わらぬ様子で末子ちゃんがドアを開けてくれ、しかし一番最初に飛びついて出迎えてくれたのは、トイプードルのぷーちゃんでした。すごい勢いだなこの犬!

末子ちゃんはすましながら「スリッパどうぞ」なんてスリッパ出してくれまして。

ああ!
この家に来てスリッパを出してもらったの初めてですよ!
嬉しいな! 足があったかいな! ありがとう末子ちゃん!

「ママー!じょりぃちゃん来たよー!」と叫びながらワタシを先導する末子ちゃんの後に続き、リビングに行って最初に目に入ってきたのは、ふたりのかわいらしい制服姿でした。

あーーーーー、なんてかわいらしいんだーーーー。
おめでとう!キミたち!春っていいな!

「かわいいじゃん!」とワタシ。
「でしょー。この高校、制服のかわいさだけが自慢なんだもんね☆」と長女ちゃん。
「あー、じょりぃちゃん、メガネ変えた?」と次女ちゃん。

ありがとう次女ちゃん。誰も気づいてくれなかったんだよ。自ら気づいてくれたのはキミくらいだよ。嬉しい。10ヶ月ぶりなのに!前のメガネとの違いをわかってくれるんだね!

パパとも10ヶ月ぶり。軽く挨拶を交わしまして。

そのあとパパだけ置いて、女子だけでガ○トに食事に行きました。
ていうか、パパはひとりになりたかったみたいです。よかったね、パパ。

心配は無用だったようで、子どもたちは全然変わっていませんでした。
末子ちゃんはワタシにべったりで、まだだっこもおんぶも強要してきて嬉しい限りです。
相変わらず過激な暴力もワタシにふるいますが、それすら嬉しかったりして。

そしてナナとはやはりほとんど会話をせず。
ひたすら子どもたちの話をじゅんぐりに聞いておりました。
特に末子ちゃんはひっきりなしにワタシに話し続けます。

そんな様子を見ていたナナ、急にぼそっと

「じょりぃはやさしいね」と。

・・・なにあなたどうしたの。

ていうか。


そうか。
やっとワタシのやさしさに気づき、ついにワタシにフォーリンラブですか?


と、一瞬相変わらずの勘違いをしそうになったのですが、そのあと「ね、末子。末子の話こんなに聞いてくれる人、いないもんねー」と続きました。

なんだ。
子どもにやさしいっつーそれだけのことですか( ´_ゝ`)

いやでも違う。
あのときワタシはナナの愛を感じたんですよ!(電波)
愛といっても性愛では全然ないですけど。
この人、ワタシのこととっても好きなんだろうなーと。(電波)

ふふ。ふふふふ。ふははははははは。


なんて心の中で高笑いをしておりましたら、子どもたちは一斉にドリンクバーにおかわりをしにいき、テーブルにはナナとワタシのふたりだけになりまして。
その途端、さっきまで戦争のようににぎやかだった会話がゼロに。見事に無言。

子どもたちよ。早く帰ってきておくれ。

と、ナナも思っていたのか、そのうちテーブルを指でこつこつこつこつとやりはじめ。
ワタシが落ち着きがないのはいつものことですが、今日はナナも相当落ち着きがありません。

こ、これは。

ワタシを意識しちゃってるんじゃないんですかあなた!

と思うのはワタシがナナを意識しているからなんですけど。わかっているんですけど。
それにしても、何かこう、天気の話とか仕事の話とか、ふたりとも何か話そうという気概はないものなのでしょうか。
なかったみたいですけど。
お互いそっぽ向いたまま、子どもたちの来るのをひたすら待っておりました。

ていうかナナのこの態度、どちらかというとワタシ嫌われているような気がしてきました。

子どもたちが戻ってきてからは、またにぎやかになりまして。

末子ちゃんもだいぶ大人びてきましてね。顔立ちもしっかりしてきまして。
末子ちゃんの鼻をつつきながら「キミの鼻はママにそっくりになってきたねー。かわいいなあ」と言ったときに、ナナがちらりと照れたようにワタシを見たのをワタシは見逃しませんでしたよ!

な、なんかいい感じじゃないですか!

ゆっくり食事を取って家に戻り。
次女ちゃんはもうじょりぃ離れしちゃうかな?というのをいちばん心配していたんですが、次女ちゃんもひっきりなしにワタシに話しかけてくれ、あげくの果てには得意の「ねえ、トランプしよ!」が出まして。
末子ちゃんと3人でトランプ三昧。
が、そのうち末子ちゃんが眠くなってグズグズしはじめ、泣き出した時点で「寝かせてくるねー」とナナは2階へ。
そのあとも次女ちゃんと遊んでいたんですが、ナナ、いっこうに戻ってくる気配がありません。
ワタシも仕事があるのでそろそろ帰りたかったんですが、きっとナナも、子どもたちが寝たらゆっくりふたりで話そうと思っているでしょうし。
今日まだ必要な単語数個以外話していないとはいえ、何かこう、ナナからそこはかとない愛情ビームを感じてますし。ふふ。ふふふふ。
だからたまった仕事のことはとりあえず脇に置いて。
もうちょっと待ってみよう。 もうちょっと。  もうちょ

って、日付変わっちゃったよ!

「ねえ次女ちゃん。ママ、もしかして末子ちゃんと一緒に寝ちゃったかな?」とワタシ。
「可能性はあるね。 ・・・見てこようか?」
「うん。 あ、寝ちゃってたら起こさなくていいから」
「わかった」

きっと末子ちゃんがなかなか寝なくて難儀してるんです。
今日のナナの感じからすると、このあとふたりでまったりとおしゃべりなんかしたいはずです。
くすくすくすくす。
たぶんコーヒーかなんか入れてくれて、それでぼそぼそとふたりで話しt

「じょりぃちゃん、ママつれてきたよー」

は。
次女ちゃんの声で現実に戻るじょりぃ。
「ママ、起きてたんだ」 ほっ。 やっぱりね。 ほうらね。
「ううん。寝てた。爆睡」


がーーーーーーーーーーん Σ (゚Д゚;)


客を放って寝ていたのか!
ていうか、またもや相変わらず進歩なく成長せず、ワタシったらこの数時間、妄想ばかりが突っ走っていた模様!
見事な電波っぷりです。


「お、起こさなくてもよかったのに」と、平静を装って次女ちゃんに言うワタシ。
「いいんだよ!だってじょりぃちゃんはお客様なんだしさー。
 それに、ママの友達なのに、じょりぃちゃん放ってママが寝ちゃうって、変じゃなあい?」


その通りだよね!次女ちゃん!



結局そのあとすぐ帰りました。ナナと話をほとんどせずに。
車まで送ってくれて「そろそろ一緒にでかけよ」「うん」なんて会話もしましたが、これも今までの様子から考えるに、さっぱりあてになりませんし!


10ヶ月たっても、何もかもまったくもって今までどおりで嬉しいな!という話なんですよ!
うわあああああん・゜・(ノД`)・゜・。


しかし、ナナを待っているあいだ、念願だったNINTENDO DSの「脳を鍛える 大人のDSトレーニング」に初挑戦することができました。
勝手がわからないままやってみた初回が脳年齢40歳。
くやしい!と思い次女ちゃんに「もう一回やっていい?」とお願いして再チャレンジした二回目が20歳でした。ほっ。
ていうか、普通どんなもんだかを知らないので、もしかしたら恥ずかしい結果なのかもしれませんが。
とりあえず、実年齢と一致したので良しとします。


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