ナナとワタシ
INDEX|前へ|次へ
| 2006年05月26日(金) |
ひとりで勝手にプチ☆修羅場 |
数日前にナナからメールが来まして。 ワタシの仕事に関係する頼まれごとだったんですが。 めんどくせーと思いつつも、もちろん「いいよー」と返事。
その頼み事の資料を、本日ナナが我が家に持ってくることになっておりました。 本来ならワタシの「仕事」の分野をタダでヤッチマウもんですから、できればワタシがひとりのときに来て欲しい。 「公私は分けないとねー」と、まっとうなことをなっちゃんに思われてしまったら、しめしがつきませんからね!
なんて思いつつ仕事をしておりましたら、ナナから電話。
「もうすぐ行けるから」 「あ、そ、そうなんだ。 えーと、何時頃?」 「?(怪訝そう) 迷惑?」 「違う違う」 「あと20分くらい」 「あそ」 や、ヤバイな。 「でねー、もうひとつお願いがあるんだけどー」 「なに?」 「O町にある○○病院の場所、調べておいてくれない?」 「わかった」 「ごめんね?」 「いやいや」 でれでれ。
調べたけど、O町に○○病院なんてないです。 電話帳とネットを駆使し、O町の隣町に同じ名前の病院があることを発見。 こ、これでいいのかな。プリントプリント。
さて。 前述したように、できれば穏便にことを運びたかったじょりぃだったんですが。
ナナがやってきたのはなっちゃんときょんと3人して、庭で犬を放しているときでありました。
なっちゃんだけでなく、きょんもいるところへ。
じょりぃ、なんとなく、ひとりで勝手に修羅場な気分。
ふたりを庭に残し、ワタシはいそいそとナナの車へ。 ナナが窓を開けました。
あれ? アナタ少しやせた? で、髪型もちょっと変えた?
か、 かわいくなってる(*´∀`*)
「あの、○○病院なんだけど、はいこれ」と、地図のプリントを手渡しながら事情を説明するじょりぃ。 「あー、隣町だったんだ(笑)」 笑って済む問題だったのか。悩んだぞワタシは。 「この地図で、キミ、行けそう?」 「うん。だいじょぶだいじょぶ。ありがとー」
そしてナナからブツを受け取り。
今日のナナは、濃い緑色のピッタリした感じの薄手のカーディガンを着てまして。 ナナがその色を身につけているのをワタシは初めて見たんですが。(いつもは白・紺・茶が多い)
なんかすごーーーく似合ってる。濃い緑。 意外。
「キミ、緑似合うね」 思わず言ってみる。
むすっとスルーされるかと思ったら、にっこりと「そ? ありがとう」と。
めずらしいじゃないの、そんな素直に。嬉しそうに。 ということで、ぽーーーーーっとなるじょりぃ。単純。
「まあ、あたしって森の妖精みたいだからね」
ハァ?(°д°)
ぽーーーっとなったの返してほしくなりました。なんとなく。 実際に道路に膝をつき orz のポーズまで取るじょりぃ。 森の妖精はずうずうしすぎるだろうおまえ。 って、それがナナの照れ隠しなのはわかっていたんですが、それにしても脱力しました。
ナナ、助手席の窓を大きく開けて、きょんとなっちゃんに「こんにちはー」と挨拶。 「寄ってく?」と、ホントは寄っていかれたらちょっと修羅場と思いつつ聞いてみましたら 「ううん。今日は忙しいの。またね」と、ぶぶーーーーっと去っていきました。
やれやれ。と、庭に戻りましたら。
きょん「ナナ、何しに来たの?」 (・∀・)キターーーーーー!!!! じょりぃ「あー、うん。 あの、 頼まれごと」 なっちゃん「仕事?」 じょ「あー、いやー。 なんていうか」 きょ「金とらねえ気だな」 じょ「やー、それほどの仕事でもないし」 なつ「どんなの?」 じょ「これこれこういうやつ。年末もやったやつだよ」 きょ「そんときは金もらったのかよ」 じょ「あー? どうだったかな」 もらってません。 なつ「まあ、じょりぃちゃんの会社だからいいんだけどね」(呆れ顔) じょ「あいや」 きょ「なんであんたはナナにいい顔するんだかなー」 下心があるからです。 じょ「ナナにってわけじゃないよ」 わけですが。 きょ「使われやがってよう」 じょ「・・・・・・・」
プチ☆修羅場でした。勝手に。自分的に。ひとりで。
ふたりは別になんてことなく適当に話していただけなんですが。 自分の中にやましさがあるせいか、ひとりで冷や汗です。たらーりたらたら。
冷や汗かきつつも、今日のナナの森の妖精(ハァ?)具合にいまだにぽよよんとなっている、脳味噌が森の妖精なじょりぃ。
しかしいくら頭が森の妖精でも、またひとつ仕事が増えてしまったわけです。しかも無報酬。
あ!体で払ってもらえばいいんだ!(・∀・)
払ってくれるわけなかった orz
(この調子でひとりで小一時間くらいは自問自答できる、ひとり上手なじょりぃ)
| 2006年05月25日(木) |
やれるもんならやってみろ |
もう3週間ほど前の話でタイムリーではないのですが、書いたままアップできずにいたので、今さらながら最近のナナとの様子などをお話させていただこうと思います。
ナナと久しぶりに長電話したときのことです。
ここのところ子どもたちの様子が落ち着いているせいか、その日はめずらしく恋愛についての話題なんかも出ましてね。
で。
「じょりぃは好きな人がいっぱいいて、いっぱい楽しそうでいいね」 と、もしかして何かのイヤミかしら風情なことをナナに言われまして。
ワタシ、反論。
「好きな人なんていっぱいいらないのだよ本当は。 ワタシが心から好きになった人が、ワタシのことだけを心から好きになってくれれば、 ワタシは一人の人だけを想っていられるのがいちばんシアワセだなー」
まっとうです。 もしかしてワタシ、モノガミーなんでしょうか。違いますが。
「ふーんそーなんだ」 <どうでも良さそう 「そーだよ。だからさ、あなたと両想いになれれば、ワタシ、フラフラしないと思うんだ」
しゃあしゃあと調子の良いことを口にしてみました。とりあえず言っとけ、と。
「両想いかーー(笑)」とナナ。 「そうさ」 「でもさ。 もう両想いみたいなもんじゃん」
え!
なにそれ!(* °_ °*)
と一瞬心がスーパーボール製の手榴弾のごとくボンバーに跳ね回ったんですが、 「両想いじゃん」と「両想いみたいなもんじゃん」では、けっこうな違いがあることに気づくのにそれほど時間はかかりませんでした。
なので落ち着きを取り戻し 「まあ、そうだよね(笑)」とお返事。 「そうだよ」 「確かに居心地はいいかも」 「うん。だってもうつきあってるようなもんでしょ?」
え! そうなのかな!(・∀・) ・・・・・そうなの かぁ? ( ゚ Д ゚ )
「そうかなぁ?」 「そう思わない? こうやってお互い話したいときに話をしてさ。 わざわざ時間作って映画観に行ったりさ。一緒に出かけたりさ」 「まあそうだけど」 「それにあたしなんて、あなたのためにナース服だって着てあげちゃうじゃん」 「Σ (・∀・)そうだったね!」 「そういえばまた着る約束になっていたよね。着なきゃ」 これは一体なんの義務でしょう。 「うん。えへへへへ」 えへへへへ じゃねえよ。
が。何か違うだろう。 きょとん(・_・) ほけー( °д °) ってもちろん違うんですよ! ナース服でだまされるところでしたよ!
「でもさ、行動的にはそうかもだけど・・・肝心なものがないじゃないか」 「なにそれ」 セックス。というのはウソですウソ。 「愛し合ってないよ」 「そうか。それって大事なのか(笑)」 「それが大前提で『つきあう』とか言うのではないの?」 「あははははは。そうか。でも愛がなくてもつきあっている人たちはいるじゃん(笑)」 「そんなのワタシは『つきあってる』なんて認めないもん」
なんて話をしたあとに、またちょっと話が変わり。
「あたしは好きになってはいけない人を好きになることは絶対ない」
とナナが言い切りまして。まあいつものことですが。 要は、パートナーがいたり結婚してたり他に好きな人がいる相手のことはあたしは好きにならないよ、だって理性がすごーーく強いんだもん、それに自分が傷つくのはイヤだもん、なにしろめんどくさいしさー、だいいち楽しくないじゃんということだったんですけれども。
ここでまた、ワタシのお調子が出まして。
「ねえじゃあさ。 もしワタシがきょんと別れて、そのほかに好きな人もいなくて、という状態になったら、 ワタシのこと好きになる?(・∀・)ニヤニヤ」
答のわかりきったことを聞く勇敢無謀天真爛漫なじょりぃ。
「なるわけねえだろ」
といういつもどおりの答を待っておりましたら
「うーーーーーーーーん・・・・・どうだろうな・・・・わからないな・・・」
え!Σ(゚ロ゚ノ)ノ 悩むの? ワタシを相手に?
「悩んでる!」とワタシ。 「ははははは」 「でもならないよあなた。ワタシのことそういう対象としては見られないって、何度もハッキリ言ったじゃない」
ナナが無理にワタシに合わせてくれているんじゃなかろうかと思い、変に気を使って自分的には余計な助け船を出すじょりぃ。
「そだね(笑)。 でもわからない」 「え!」 「好きにならないとは言えない」 「マジ?」 「(笑)うん。そうなったらどうなるかわからない」
こ、これはっ。
すごい進歩ですよ!ワタシから見ると! だって以前は
・自分が女性を好きになることはない。 ・じょりぃのことは大好きだけど、そういう対象としては見られない。 ・恋愛感情は、この先も持つことはずっとない。
と言われ続けていたんですから!
それが「好きにならないとは言えない」です。ワタシがキレイさっぱり片思いの相手すらいない独り身ならば、という、じょりぃ的にありえない条件つきですが。 さらに言えば政治家の答弁のようなかなりその気のなさそうなアレですが、それでも進歩! 進歩じゃないですか!
「でもさーじょりぃ」とナナ。 「ん?」 「あたしもじょりぃを好き、ってなっちゃったら、あなたどうするの? あたしたちはどうなるの?」
・・・・・(°▽°;) イヤ、カンガエタコトナカッタモンダカラ
「ど、どうなるのかなっ」 「ほら無理でしょ(笑)」
上手に「諦めろ」と諭してくださっただけだったようです。
「まあでもほら、ワタシったら今年恋愛運がなんたらかんたらな年だからさ。 アナタも気をつけてないと、ワタシを好きになっちゃうよね!」
どこまでも調子づくじょりぃ。
「ああ(笑)、それって、年末にあの占いの先生に言われたんだっけ?」 「うん。そうそう」にこにこ 「今年が人生最初で最後の恋愛運なんだっけ?」 「ちがうよ! 人生で初めての恋愛運だよ!」
そんな、開店記念であって閉店売り尽くしセールでもあるような恋愛運、勘弁してください。
「まあでもさ、あなたにはきょんさんという人がいるではないですか」とナナ。 「うん」 「きょんさんがのんきなのをいいことに、好き放題できててさ」 「えへへ」 えへへじゃない。 「そうやって、そばにいてくれる人がいてさ、他にも好きな人がいてさ、 そーゆー人たちともそこそこ楽しくやっててさ、・・・贅沢じゃないかあ?(笑)」 「うん。しあわせー(´∀`)」<イヤミが通じないフリ 「これであたしに限らずさ、きょんさん以外の人とバッチリうまくいってしまったら、あなたきっと困るでしょ?」 「困るんだろうなあ」 「今のしあわせな状態が崩れるんだよ?『自分のこと好きになって!』とか言いまくっているけどさ、 そうなってしまったらその代償は大きいのではないのー?」 「だからそれはさ」 「うん」 「もしアナタが仮にワタシを好きになってしまったらさ」 「うん」 「ええと、そうだなあ・・・何もかもうまくいくようにすればいいだけじゃないか。あははははは」
間。
「や れ る も ん な ら や っ て み ろ っ つ ー の 」
「は」
「あたしにあなたを好きにさせるのもさ、そのあと全部丸く収めるのもさ、 それができればたいしたもんだ。やってみてやってみて」<トゲトゲしい口調で読んでみてください
20年以上かけて好きになってもらえてないのにそんなこと言うなんて、ナナも意地が悪いなあ。 ははははははははははははは(乾)
まあ現実に、何もかもうまくいくようになんて
無理。絶対。 わかっているのだよ、ナナ。
だいいち、あれもほしいこれもほしいと大騒ぎしたところで ナニシロ ( °▽ °)モテナイシナー
それにしても。
一回の電話の中で「好きな人なんていっぱいいらないのだよ」「一人の人だけを想っていられるのがシアワセ」と言った舌の根も乾かないうちに「何もかもうまくいくようにすればいいだけじゃないか」で締めるって、ナナも呆れて開いた口がふさがらないことでしょう。 ワタシも自分で自分に呆れ返りました。
|