ナナとワタシ
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| 2005年03月31日(木) |
卒業できませんでした |
そわそわそわそわそわそわ。
いじいじいじいじいじいじ。
うじうじうじうじうじうじ。
しょーーーーーーーんぼり。
うっとうしい字面が並んでおりますが。 最近のワタシの心情をくどくどとやってみました。 こういうアピールが大好きなじょりぃ23歳。 もし初めてここをご覧になるかたがいらっしゃいましたら、この年齢は信じないでください。
まあ、とにかく落ち着かなかったのでございますよ。 原因は前々回のナナワタで書いた、コレ↓
もしかして。ナナ。 ワタシと遊びたくないのかしら。 ていうか、ワタシとの時間を作るということに、ナナが重きを置いていない、ということです。
勝手に考えていると言われればそれまでですが。 勝手に考えて、勝手にかなり落ち込んでいるワタシ。 でも、この「もしかして」って、けっこうこたえます。
ここでしつこくするとかえって嫌われるだろうな。 と思いつつ。 自分勝手な不安のせいで、どうにも落ち着かず、どうしてもナナの声が聞きたくなってしまったじょりぃ。 話してみればなんてことないことかもしれないですし。
よし。 ということで、ナナに「今、話せない?」とメール。夜の11時半過ぎに。迷惑千万。NC旋盤。 「いいよ」ということで、電話タイム。 どきどき。
「あー。うーんと。 どうしてるかなと思って」とワタシ。 「(笑)元気だよ。 そちらは?」 「うん。元気」 「寝てるの?」 ちゃんと睡眠は取れているのか、という意味でしょう。 「うん」<テキトウ
無言。 どうしよう。
「温泉、ごめんね」 とナナ。 「いや。しかたないし」 「なんか、期待させておきながら、結局行かないことになっちゃって」 「うん。さびちい」 なにがさび「ち」いだよ気持ち悪いです。 「ごめんごめん。あたしも行きたかったんだけど」
この後、事情を聞いてみましたら、なるほど無理もないなと納得したじょりぃ。
末子ちゃんを預かってくれそうだと見当をつけていたところ、すべての反応が感触が悪かったらしく。
「みんな、イヤだとは言わないんだよ。てか、言えないのよ」とナナ。 「うん」 「でも、『あれ?迷惑なのかな?』って感じちゃったらさー」 「頼めないよね(笑)」 「うん。頼めない」 「のっぴきならない事情で、とかならまた別だろうけど、遊びに行くんだもんね」 「そうなのだよ。自分が遊びに行くのに、頼めないよー」
なので、「すごく気が進まなかったけど、末子連れていこうかなと思った」らしいのですが、 「そしたら長女がいじけた。なんで末子だけなわけー?って」 と。
「長女ちゃんも一緒に連れていっちゃえばよかったのに」 「誘ったんだけど、それはそれでイヤみたい。別に行きたいわけじゃない、とか言っちゃってさ」 「ふむ」 「長女の気持ちがもう少しおちついてれば良かったんだろうけど」 「子ども3人、みんな連れてっちゃえばよかったじゃん」 「あたしがイヤだー」 「そお? ワタシはかまわないけどな」 「子ども全部連れて行くなら、パパと行く」 「あっそ」
どうも声が不機嫌になったらしいじょりぃ。
「だって、じょりぃに気を使うもん」 「何を今さら(笑)」 「とてもそうは見えない自信があるけど、あたしはこれでもあなたに気を使っているんです」 「それはどうもです」 「子供達に振り回されつつ、じょりぃの顔色うかがっているんじゃ、あたしはへとへとになっちゃいますから」
すみませんねえ。 日頃とてもそうは見えなかったもんで。
しかし、陳腐ですが。 行く気はあったんだな、ということがわかって(「じょりぃと一緒に」かどうかは自信がありませんが)、ホッとしたワタシ。 既にリベンジ旅行も考えていてくれているみたいですし。(いつになるかあてになるかわかりませんが)
「よかった。話が聞けて」とワタシ。 「そうなの?(笑)」 「落ち着かなかったんだー」 「なんで?」 「なんか、立て続けに断られてたから、もしかしてワタシと会いたくないのかなとか思ってさ、 心細かったらしい」 「会いたくないって?」 「うん」 「心細かったのか」 「うん」 「(笑)弱っちいなあ」 「スミマセン」
「弱っちい」は方言でしょうか。 ワタシはこれ、ナナによく言われます。 ナナがワタシに「弱っちい」と言うときは、「しょうがないなあ☆かわいい」という意味合いはまったくなく、
「しっかりしてくださいまったくもう」
という叱咤のみの意味合いであります。 弱虫毛虫挟んで捨てろ、という罵倒代わりでございます。
でもそれにしたって。 ナナも口が足りません。 きょんもそうなんですが、こういうときのこの人たちって、言い訳が長いワタシと比べて(最低だなワタシ)、潔すぎというか、弁解とか説明とかを請われるまでしないのですよねえ。 で、いつもこじれたりケンカになったりします。って、ワタシが悪いのかしらきっとそうですね。
それにしても。 声を聞けただけで、ワタシの中のつまらない疑いが解けただけで、ワタシはもう、嬉しくて嬉しくて。 久しぶりにゆっくりとナナの声を聞いておりましたら、大変幸せな心持ちになりまして。 さらに言わせていただければ「何かいやらしい言葉を言ってくれないかな」というわけのわからない欲も出てきたのですが、さすがにそれは言い出せませんでした。すごく言ってほしかったんですが。 ひたすら弱腰で、にこにことナナの話す話を聞いておりました。
と謙虚なフリをしつつ。
「なんかさー、体型も変わってきちゃってさー、確実に40代が近づいているね」と言ったナナに対して 「年取らないで」と、無茶苦茶な要求を言い渡すじょりぃ。 「取るよー(笑)」 「取らないでよー」 「取るって」 「いつまでも若く美しくいて」 「無理だって」
自分のモノでもない人に、なんてあつかましいお願いをしているのでしょうワタシ。
まあとにかくですね。 結局旅行に行けないのは同じなんですが。 ひとりでまた上がったり下がったり大騒ぎしたわけなんですが。 「ナナを卒業するチャンスかしら」なんてヒロインぶっていたわけですが。
卒業できませんでした('-^v) そんなこったろうと思ったよですかそうですかそうでしょうね。
ナナも甘いな。 もうちょっとで、じょりぃという憑き物を厄介払いできたというのに。
は。 憑き物と言えば。煩悩。 「と言えば」というほど関連性はなさそうですが。
「太っちゃってさー。がんばって痩せないと、末子の入学式にスーツが着られない」と、一緒にサウナに行ったときに嘆いていたナナだったのですが。
「そういえば、やせたの?」とワタシ。 「やせない。どうしよう。困った」 「スーツ、着られるの?」 「着られない(笑)」 「どうするのさ」 「細身の、カラダにピッタリするヤツはあきらめました。 ひとつだけゆるめのがあったので、不本意ながらそれを着ていきます」 「ふうん。 でも、そのまま太り続けてしまえば、ワタシの煩悩はなくなって良いかも」
言ったあとに、「しまった余計なこと言っちゃった」とは思ったのですが。 一度出た言葉は取り消し不可能らしいんですよね、地球って。
「煩悩?」と、怪訝そうにナナ。 「なんでもない」 「なに? 煩悩って」
ワタシの意味合いとしては「ナナを好きで、ナナを見てるとぽーっちなっちゃうという、ナナにとってはいらない邪なもの」というものだったのですが、これを説明するのは恥ずかしいし、なんだか卑屈すぎます。 なので 「ゴメン、忘れて」 「・・・ふうん」<不審そう と、話を濁してしまったのですが、あとで考えてみたら
煩悩 = ナナのカラダを見て邪な妄想をしている魂
とも受け止められるよなと思い(ていうか、そっちのが自然?)、しまったーーーホントに余計なことを言ってしまったーーーと後悔中です。
ナナ。 そんなにいつもいつもあなたを見て邪な妄想してるわけではありませんから。 ホントにたまーーーーーーーにですから。 いや、 たまに、 くらいですから。 いえ、正直に言えば、頻繁に、くらいですから。
どっちかというと、一緒にいないときのほうが妄想が激(以下自粛)
と、ナナの知らぬ場所で虚しい主張を試みる、相変わらす不毛で愛くるしいじょりぃでありました まる
| 2005年03月29日(火) |
相手にされないのでグチグチ言って嫌いになろうという試み |
だいたい。 そもそも。
好きな顔立ちではないのだー。 ヤツに似た顔立ちの人についつい目や気が行ったりはしてしまうけれど、 もともとは好きなタイプの顔ではないのだー。
は。
ワタシ、バカボンパパの口調になってます。 ワタシがバカボンパパになるとき、それは、今までの経験からするとやさぐれているときです。
そうか。 ワタシ、やさぐれているのか。
それはさておき。 続けましょう。
最近太ってきたし。(でもワタシより細いけど) なんか、老けてきたし。(人のこと言えないけど) 美貌が衰えてきましたよアナタ様ったら。(まったくもって人のこと言えないけど)
それに。 あの性格!
約束守れない。(ワタシもか) 会話は適当。(ワタシもだ) そのくせアホなところで正直だからカチンとくるし。(きょんもだ) 自分のことばっかだし。(ワタシもだ) 自分が困ったときにしか電話してこないし。
合う話がないし。 生活に共通点がほとんどないし。 趣味も合わない。 かろうじて合ってる趣味が映画だけど、見たい映画の好みが合わない。 ワタシはナチスものとか刑務所ものとか戦争ものとか家族愛ものとか興味ないの!(すごいラインナップだな) 「エターナル・サンシャイン、こてこての恋愛映画みたいだよ?好きでしょ?見てくれば?(冷笑)」 っておまへに言われたくないの! ジム・キャリーとキルスティン・ダンスト出るし、チャーリー・カウフマン脚本だから見に行きますよ? が、恋愛目当てじゃないの! キアヌのこてこてラブロマンス見た人にそーゆーこと言われたくないの!
それになにより、超わがままだし。(ワタシもだ) 変なとこでマジメで融通きかないし。 いっぺんにいくつものことができないし。 すーーーーーぐ泣くし。
ちゃっかりしてるし。 いいかげんだし。(ワタシもだ)
本読まないし。 だから漢字がてきとーだし。 言葉もよく間違えて覚えてるし。
よし。 だんだん「なんでこんなの好きなのだ?」という気持ちになってきたぞ。
オマケに
子ども思いで。 パパ思いで。 料理がうまい。(掃除はまるでダメだがな)
家庭ラブ。 家族大好き。
けっこうなことだ。 しかし、世界が狭すぎ。 たまに話しててつまんないぞ。
まあ、本人がそれで幸せならなによりですが。け。
頑固。 なくせに優柔不断。 って、あれ? 誰の話でしたっけ。
「こうしたい」という強い希望があるくせに結局行動しない。 弱虫め。 って、あれ? 誰の話だったかな。
まあとにかく。
現実を見きわめようではないかじょりぃ。 幻想を、妄想を追いかけるのはもうやめるのだーーーーーーーー。
・・・・って、上記を読んでると、いったい何が幻想なのかよくわかりませんが。 ちなみにこれらのグチグチはわざわざ考えたものでなくて、常に思っていることでございます。 ワタシ、これでもナナを美化しているんでしょうか。
いろいろとくだらないことをあげつらってますけど。 何がいちばん気に入らないって、正直に言わせていただければコレですよ。
ワタシに全然興味がない。
しかも、これって、ちっともナナの罪ではありません。 困ったもんです。 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉すら適用不可。 なさけないですねえ、ワタシったら。
あーあ。
エターナル・サンシャインみたいに記憶が消せればいいのに。(まだ見てないけど)
しかし往生際の悪い、未練たらしいワタシのことです。
もったいなくて、記憶を消すなんてこともできないわけです。
どうしたもんかなあ。 ていうか、いったんは自分から「行かない」って言った温泉旅行がぽしゃっただけじゃないですか。>自分 なのにどうしてこんなにダウナーなのか。
あらためて認識しちまったからですよ。コレ>ワタシに全然興味がない。
そうです。 温泉に行けなくなったことがショックなのではないのです。 ナナにとって、そんなことはどーでもいーことで、ワタシがしょんぼりしていることなんて気にもかけていなそうなことがショックなのです。 鼻歌でも歌いながらメールで「ごめんね」とあっさり処理されてしまったのがおもしろくないのであります。
ワタシが相手に期待しすぎているだけなんですけどね。 それがわかっているので、肝心のナナには何も言えず、ここでグチグチ言ってるわけでありますよ。
今、ナナの写真を見たら、なんだか知らない人のように見えました。 ワタシの知らない、知ってる人。みたいな。 なんだよたいしてかわいくないじゃん、風味な。
卒業のチャンスかしら、ワタシ。 (BGMには「サウンド・オブ・サイレンス」が流れ中)
| 2005年03月28日(月) |
理性と感情。または建前と本得 |
うがああああああああああああああ。
発散
されませんよこんな字面でうがうが言ってたって。けっ。ぺっ。 って、ワタシは誰にぷりぷりしているんでしょう。
ナナワタ枠でうがうが言っているということは、ナナにぷりぷりしてるんでしょうねきっと。 でもぷりぷりはしてないんです別に。 怒る筋合いのことではないですし。 正確には
脱力
さらに正確には
しょんぼーーーーーーーーーーーーり
これですね('-^v)
にこやかにブイサイン出してる気分じゃないんですが。 このブイサインたら、たいてい「そんな気分じゃなかろう」という時に出てくるのであまり気にしないでください。
しょんぼりについて説明させていただきます。
まーーーだ4月の頭に旅行に行くかどうか決まっていないワタシたち。 ワタシにとって、2日間も「決められない日」があるというのは、そろそろ仕事のスケジュールを組むのに不都合です。 なので、ゆうべナナに「どうするの?」とメールを入れたワタシだったんですが。
返信なし。
理性または建前 → まあ、こどもたちが春休みで忙しいんだろうし。
感情または本音 → (イライライライラ)
で、今日の昼前に電話したですよ。
「もしもし? あー、メール見た?」とワタシ。 「見てない」 さっくり。あっそ。 「旅行、どうするのかと思ってさ。そろそろ決めないと、スケジュールつまってきちゃったから」 「ああ。 じゃ、やめよ。 予定入ってるならいいよ」
カチン。
「予定は入れてないよ。 入れていいのかどうかそろそろハッキリさせたい、ということですよ」 「そうか。 うううううううん・・・・どうしようかなー・・・・ねえ、どうしよ?」 「キャンセル料とか、まだ発生してないの?」 「してるかも」 「じゃあ、早く決めないと」 「いいよそれは。行けなかったとしたらあたしが払っておくから」 「まあそれはいいとしてさ。 どうする?」 「うううううううん・・・・・午後まで待って。今日中に返事するから」 「わかった」
そのあと末子ちゃんに電話を代わって少しおしゃべりしまして。 この春から小学生なんですが、なんだかちょっと会わないうちにずいぶん話すことがしっかりしていて 「○○○ってわかる? さっきあたしが説明したやつね? それがね・・・」 ってな具合です。
ナナの縮小版だなこりゃ。 姉ちゃんふたりに比べて、ホントナナによく似てます。エラそうなところも。
そして夕方。 メール着信。
結局キャンセルしました。 あっちもこっちも折り合いがつかないや。 お騒がせしてごめんね。 お泊まり旅行は当分無理ですが、 4月末くらいには末子のほうも落ち着く頃なので 日帰りでどこかに行けたら行きましょう。
がくーーーーーーーーーーーーーーーーー。
というのは建前。理性。
実際ワタシを襲った感情は、なぜか、なんと
むかーーーっ。
でございました。
「行けたら行きましょう」って、政治家の答弁みたいなこと言ってるんじゃねえよ!!!! 行く気ないんじゃないの? しかもここまで引っ張って、結局キャンセルですか。(ワタシがダダこねたりいじけたりして引っ張らせたわけじゃありませんよ念のため) さらに言わせてもらえば、前は「末子が小学生になっちゃえば、時間も自由になるから、ゆっくり出かけられるようになるよ」って言ってたじゃん! (もう2年以上前の話だがな)(状況は変わるだろうがな)(まだ新学期前だしな)<理性&建前の声
うそつき。
と言われるのがイヤで、「行けたら行きましょう」という表現になったのかしら。
でもアレです。 ここでひとりでプリプリしてたって、建設的ではありません。 ナナもここまで引っ張ったのは、できれば出かけたかったのでしょうし。 ・・・と思いたいけど、もはや自信ナシ。
ワタシとしては、旅行を予定していた日は、既に3件ほど仕事を断っております。 なのでせっかくだし、日帰りでもいいからナナと出かけられないものかしら、なんて自分本位なことを思ったりもしました。 というのは建前で、本音を言えば「それくらいしてもいいんじゃないのかえおまえさん」というずうずうしい気持ちがありますよ悪いかこのやろう。
ということで返信。
了解。 でも4月末かあ。先だなあ。(<本音)しょーがないけどね。(<建前) まあ適当に遊んでます。(<強がり) 予定してた日は日帰りでも無理なんスか?
まあ、あんまり無理言っても申し訳ないよなと思いつつ(<建前)、日帰りでちょろっと遊ぶなんて今までだってしょっちゅうやってたんですし。 そもそもこの日を指定してきたのはナナなんですし。 1日くらい行けるだろうなおまへ。(<本音)
ナナから返信。
ごめんね。 無理ッス。
じょりぃ、撃沈。 久々の撃沈。
しかし、日頃「ッス」を使わないナナが「ッス」使いをしたところに、一抹の気遣いを感じました。(<建前) ていうか、あっさり言うんじゃねえよ。(<本音)
長女ちゃんは荒れ模様、次女ちゃんは気むずかしくなってきていて、末子ちゃんは小学校入学カウントダウン中。 まあ、お母さんとしては忙しく気の休まるときもないのでございましょう。
というのは建前&理性。
オレだって忙しいんだよ!!!!! (<超本音&感情)
おかあさんて、そんなに大変なんですか? ナナに「じょりぃは自由でいいよね」と言われますが、ワタシには昼寝する時間はナッシングですよ? すみませんねえ独身で! 自由で! 時間の使い方がうまくて!!(<最後には本音を飛び越えてイヤミまで)
この何ヶ月かはいったいなんだったのか、なんてことも思いながら、 久々にずずーーーーーーーんと落ち込みながら車を運転しておりまして。 とあるコンビニを右折した瞬間、ワタシ、はたと気付いてしまいました。
もしかして。ナナ。
ワタシと遊びたくないのかしら。
ていうか、ワタシとの時間を作るということに、ナナが重きを置いていない、ということです。 そんなのは前からじゃねえかと言われてしまえばそれまでですが、 以前に輪をかけて、ということでございますよワタシの言いたいのは。
なんか、しっくり来るわ。 それって。
じょりぃ、再び撃沈。 もはや浮上不可能。
あーあ。
♪あかりをつけましょ しょんぼりにー♪
と、思わず歌いたくもなるほど、ワタシは現在ダウナーでございます。
ぐっすん。
「ていうか、気付くの遅いから」とか言われたら、アナタの家にカジュアルに火をつけます。(<本音)(ていうか、本気)(ウソですよホントは)
「ねえねえ末子ちゃん」 「んー?」 「じょりぃちゃんさー、末子ちゃんにすごーく会いたいんだけどさ」 「うん」 「末子ちゃんはさ、じょりぃちゃんに会いたい?」 「うん。会いたいよ」 「そう。(ほっ) ありがとう」 「また遊ぼうね」 「うん」
今日の昼間、末子ちゃんと交わした会話です。 6歳の子ども相手に少々情けない風味が漂ってますが。 末子ちゃんはやさしかった。
ナナはさー、じょりぃちゃんに会いたい?
返事はコレだな↓
「ごめんね。 無理ッス」
しょんぼりにあかりをつけてまいります。 皓々と輝いてしまいそうです、しょんぼりのあかり。
| 2005年03月24日(木) |
なんかもーどーでもいーですが |
じょりぃ「あのね、温泉旅行の日に入っちゃった仕事、 コーディネーターさんの都合で延期になっちゃった」
ナナ 「ふうん。そうなんだ」
じょりぃ「だから、ええと、もしまだ予定が入ってなければ、 日帰りでもいいからどこか出かけないかなと思って」
ナナ 「たぶんいいけど」 なに?たぶんて。
じょりぃ「無理しなくていいんだけどさ」
ナナ 「ていうかさ、あたし、まだキャンセルしてないんだよね。宿」
まだしてないんですか。 ていうか、ナナにとってあまりにもどうでもいいことなので放っておいているだけなんでしょうけれど。
じょりぃ「じゃあ、それ行く?」
ワタシも懲りませんねえ。
結局。
だらだらと他の話をしている途中で末子ちゃんがぐずったため、 ナナの「考えとく」で電話終了。
いつまでグズグズやってるんでしょ、ワタシたち。
読んでくださっているかたもそーとー「もうどうでもいいよ」と思ってらっしゃると思いますが。
ワタシも思ってます。
でも一応、中間報告でございました。
ワタシの予想ですと、「じゃあ、日帰りでどこかに行こうか」に落ち着くのではないかと。
「その前に、早くりっちゃんとラブホに行ってくれば?(冷笑)」 というありがたいお言葉もいただいております。
「きょんさんに操(みさお)立ててないで、とっととどっかで浮気すればいいのに(冷笑)」 という、わけわからないエラそうな煽りもいただきました。 「操立てなきゃならない関係なわけー?」って、アナタ。
今までワタシの話を聞いていなかったんですか? まあ、ワタシのことなんてどうでもいいんでしょうけど。 ( ´_ゝ`)フッ
ていうかワタシ、もしかしたら嫌われているんでしょうか。 なんだかそんな気がしてきました。
でももう温泉については、ホントにもう、どうでもいいですねこりゃ。<と自分に言い聞かせ中
( ´_ゝ`)フッ <最近好きな顔文字なので、二度も使ってみました
ナナがグズグズ言ってて、行くか行かないかすらハッキリと決まらない温泉旅行について。 ワタシとしましては、もう期待してガッカリしたくないし、かといって希望も捨てられないし、さらに言えばとにもかくにも「(現在不安定な)ナナの気分次第」という大前提がありますので、
「どっちでもええねん」
という心持ちでスタンバっておったわけであります。
おまけに、恩着せがましく
「キミの良いように(にっこり)」
なーんてエラそうな態度でスタンバっていたのでございます。
そして、ナナの様子を見ていて「こりゃ行くことになるんだろうな」と読んでいたのです。
つーことで、「やめておこうよ今回は」と言い放ち、「どっちでもいいよ」とカッコつけておきつつ、 よーうく考えてみれば結局あたくしったら行く気満々でいたらしいです温泉。
かっこわるーーーーーーーー(「ー」が3メートル分続きます)。
そして昨日のこと。ていうかもう一昨日ですね。 どっちでもいいですけど。 不思議ちゃんEさんからメールをいただきました。 ワタシとEさん、そしてiプチ姫で、先月から企画ネリネリしていた「花咲く桜」(お花見で大ヨッパになる、というような幸せな仕事ではありませんよ?)についてのメールでございました。
じょりぃさーん。 なんかー、寒いのでー、桜の開花が遅くなりそうなんですー。 3月末に予定していた例のアレをー、4月の頭(●日か△日)にスケジュール変更しまーす。 他のメンバーにも確認中でーす。 よろしくでーーーーす。
・・・という内容です。(不思議ちゃんEさんの口語に変換済み)
今回のプロジェクトのリーダーでもあるEさんが指定してきた変更後の日程。 それは、ナナと温泉旅行を予定していた日とバッチリ重なっておりました。 4月の●日から△日に1泊するはずなんですよあたちたち!! 最初の会議でスケジュール組んだときに、「この日はワタシダメです」とお伝えはしてあったのですが。 ワタシの予定よりも桜様の状況のほうが大事なのは言うまでもありません。
ど、 どうしよう・・・・・。
「すんまへんが、ワタシ抜きでやっちゃってくださーい☆」とはやはり言えません。仕事ですし。 他のことでしたら「じゃあ、じょりぃさんの都合の合うときで再検討してみましょう」とおっしゃってくださるでしょうけれど、 今回の主役は桜。 ナナの都合とゴキゲンよりも読めません。 こりゃ手強い。
まだ温泉も行けるかどうかわからないというのに、けなげなじょりぃはおそるおそるEさんに上記の旨をお伝えするメールを返信。 ええ、もちろん「1泊温泉旅行」は「泊まりがけの研修」に変換させていただきましたが。
Eさんは
そうでしたっけねー。じょりぃさんの都合がコロッと頭からなくなってましたー。 そうなると、当社的にあと予定できる日がその3日後の■日か、1週間後の×日になりますが、×日だとちょっとキケンすぎるかなー。 ■日で、再度メンバーにスケジュール調整かけてみまーす。
とやさしいお返事(口語変換済み)をくださいまして。
が、この仕事のために各方面のかたがたが日程調整しているわけでございます。 ワタシの研修のせいでみなさまを巻き込み、さらに研修日が「桜、さいこほ!!天気、ばっちり!!!」な状態だったら、ワタシ的にはかなり罪悪感です。
それにだいいち、その日に研修に行けるかどうかがまだハッキリしていやがりませんよまいったなもう。
Eさんに 「ワタシの方も再調整してみます。研修は代理人でも差し替えがきくかどうか確認してみますね。(ウソを重ねるじょりぃ) 確かに桜はEさんの読んでいる日程が具合良さそうですし。 確認取れるまで、あと少しだけお時間ください」 と返信。
しかたがないので研修の行方を握る人・ナナに電話。
「ええと、 温泉どうするか決まった?」 おずおずとワタシ。 「あ、まだ末子を預かってくれそうな相手に話してないんだけど」
預かってもらえれば行きたいということかな。 だな。
「行くか行かないかだけハッキリわかるとありがたいんだけど・・・。実はさー」
と、上記をお話しいたしまして。
「そうかそうかわかった。 で、いつまでに返事すればいい?」とナナ。 「今日の午前中」 「早!」 「すんません」 「(笑)わかった、訊いてみるね。また連絡する」
ちん。
この様子だと、Eさん他のみなさまに頭を下げて日程をずらしてもらうようかしら。 電話の様子から判断するに、ナナの気持ち的には行くつもりでいるみたいですし。 ゴキゲンも良かったですし。
しかし。 もし、ナナと温泉に行けることになったら、それって桜の良さそうな時期に行ける、ということになります。 いいないいなー。 旅先の、晴れた桜並木なんかをふたりで歩いちゃったりして。 で、昼間から花見酒ですか?(ナナは飲まないのでワタシだけですけど)
ぽわわわわ〜〜〜〜〜ん (自分に都合のいい妄想炸裂中)(とはいえ、桜並木で腰掛けて酒飲んでる程度のモン)(妄想がだんだんスケールダウンしております)
というわけで、Eさんになんと言って謝ろうかな、などと考えていたお昼前。 ナナから電話が。
「大丈夫そう?」とワタシ。 「んー。 今回はやめておきましょう」
え!
「ダメだったの?」 「ていうかさ、 やめとこ」
相手に確認してねえなこりゃ。 しかもさっきとうって変わって、ナナ、不機嫌モードです。
「いいの?」 「うん。 行かないことにしよう。そのほうがいいんだよきっと今回は」
このあいだと会話が逆転しているワタシたち。 まったく何やってるんでしょ。
「・・・・わかった。 じゃあ、仕事入れちゃうよ?」 「うん。 じゃあね」<冷たい
ちん。
がくーーーーーーっ。
って、ワタシやっぱり行くつもりだったのね。 かっこわる。
まあいいや。 これで仕事関係のみなさまにご迷惑をかけなくて済みますし。 ウソつかなくて済むし。(もうついてますが)
さっそくEさんに「大丈夫ですよー」と連絡して、安心させ、スケジュール調整やらのEさんの負担を減らしてさしあげねば。
と、電話に手をかけ 待てよ。
今さらですが、ナナは気まぐれでございます。 Eさんに「大丈夫です」と連絡して、関係者のスケジュール調整が済み、レッツゴー!となった頃に
「やっぱ温泉行きたくなっちゃった☆」
という展開になることも十分考えられます。 まあ、そうなったらナナひとりで出かけるかもしれませんが。 できればなんていうんですかそのあまりこういうことを言うのもカッコ悪いのですがワタシだって一緒に行けると嬉しいかなとかやっぱ思っちゃったりもしちゃうわけですよ既になんか期待モードに入っちゃってたしそれに(このあと言い訳が15分続きます)
どうしよう、 と少し心の中で右往左往したあとに、ナナに電話。
「たびたびごめんね。 あの」 「なに?」 「ホントにホントに仕事入れちゃって大丈夫?」 「(笑)どうぞ」 「ホント? もう変更きかなくなっちゃうよ?」<しつこい 「うん」<あっさり
あそ。
というわけで。
さんざんお騒がせいたしましたが。
「ナナってば気まぐれで困る」とかナナのせいにしておりましたが。
結局あたくしの都合で温泉には行かないことに本決まりとなりました。
なんだったんでしょ。
そして、「どっちでもいいよ」というスタンスでいたくせに、行かないことが決定したとたん、激しく落胆しているじょりぃ。
カッコ悪いことこの上なし。
サクラサク のおかげで、ワタシ的にはサクラチルな結果となったのでございました。
昨日、ナナが家にちょっとだけ寄りました。 どれくらいちょっとかというと、正味2分くらいのちょっとです。 Veryちょっと、と言っても良いでしょう。
そんな短い時間で何しに寄ったのかと言えば、旅行先を決めるためにワタシが図書館で借りてナナに又貸ししていた本を返しに来たのです。 その日が返却日だったもので。 ワタシったら既に、返却延滞常習犯でブラックリスト入りしているもので。
「はいこれ」と、本を渡しながらナナ。 「わざわざすみませんでした。・・・寄ってく?」 「ううん。 ちょっと忙しいんだ」 「そう」
車まで一緒に歩き、「じゃあね」と言いかけたところで
「まだキャンセルしてないよーあたし(笑)」とナナ。
旅行のことです。 まあ、「行かないことにしよう」と話して昨日の今日、みたいな感じでしたから。 ムリもありませんが。
わざわざ話を振ってきたということは、まだ未練があるのかしら。
「そう」とワタシ。 「えへへ」 「いつまで大丈夫なの? キャンセル料とかさ」 「ええと・・・一週間前? あれ?二週間前?」 わからないのでしょうか。
「まあ、それが大丈夫なら、納得いくまで様子見てみる?」とワタシ。
あんた意地張ってたんじゃなかったの?(°▽°)
さっそく懐柔されましたか?
と、自分で自分に大ツッコミを入れてみましたが。
でもだって(<実に言い訳らしい接頭語)、ナナが下手に出てくれているのに、なんだかあんまり意地を張ってもアレかなとか思ったりして(このあと30分言い訳が続きます)
なんでも「末子が大喜びしつつ、あたしだけ出かけられる方法」を思いついたとかで。 それがうまく行けば、心おきなく出かけられるんだそうです。
あの。
ワタシの都合は訊かなくていいのですか?
ま、行ける状態になったら、嬉々としてひとりでも行くでしょうから。 それはそれで、まあいいや。 もう今となっては、キミが良ければなんでもいいですよ。ワタシがたとえ一緒でなくても。(悟り)(確かきょんともこのようにしてどんどん悟りを開いていったような記憶が)
ワタシと行きたい、と思ってくれれば最高ですが。 それはこの際、もういいや。
そんなことより、ワタシには気になっていることがあるのですが。
キミ、このあいだサウナで会ったときより太ってますよ? MAX更新中?
温泉の行方よりもこっちのほうが気になるワタシもどうかしてますが。
そしてさらに言うならば、ワタシも最近太り始めちゃってうえーーーーん。
ナナ、一緒に温泉に行けなくてもいいから。
一緒にやせようじゃないか。(切実)
ナナとサウナに行った日のことです。 ワタシたちはサウナの後に軽くお茶をしておりました。
「太った」とナナ。 「誰が?」 「あたし」
そうかな。
うむ。
確かに、今まで見たうちではMAXでしょうか。 「やせてる人」(下半身除く)には見えなくなってきたか?
が、そこで「そうだね」と言うほどじょりぃも野暮ではありません。
「わからないけど?」 にっこり
ウソついちゃった☆
「わかるよー(笑)」とナナ。
うん。わかるね。
「もうすぐ末子が入学式じゃない?」 「うん」 「スーツが入らないんだよ。 ぜんぜん」 「なるほど」 「マジで、このままでは入学式に行けないよーと思ってさ」 「新しいの買えば」 「それをやったら歯止めがきかなくなるでしょ?」 「確かに」 「どれくらい太ったかというと、指がシワシワにならなくなったの」
はい?
「何がシワシワだって?」 「指。 お風呂入るとさー、ふやけてシワシワになるじゃん?」
はいはいはい。
「それは『長風呂梅干し現象』と言ってもらわないと」 「(スルー) 前はさ、すぐにシワシワになっちゃったんだよ」 「うん」 「でも、最近ならないからさ。 指の肉がパンパンになっているんだと思う」 「気のせいじゃないのー?(笑)」 「だって、一緒にお風呂入ってるパパはちゃんとシワシワになってるんだよ?」 「ふうん」
と、ワタシはなんにも思わずに返事したんですが。 ナナ、慌てて目をそらしながら付け加えるように言いました。
「あ、 みんな一緒に入ってたんだけど」
ワタシがヤキモチやいてしゅんとしちゃうんじゃないかと気を使って(たぶん)、 早口でそう言ったナナがなんだかおかしくてかわいくて、 ワタシはニタニタしてしまいました。 ああおかしい。 ホントはふたりで入ってたんでしょ?
気を使わせちゃって、スミマセンねえ。 もうそれくらいではヤキモチ妬いたりしなくなったので、だいじょーぶなのになー。
と、今は思っていたりする、じょりぃ、寒い寒い春の宵。
| 2005年03月13日(日) |
神様のせいにしておこう |
土曜の深夜。 ナナから電話がきました。
「このあいだはゴメンね」 だそうです。
「気にしてないよ」 「あのときはねー、なんかもう、すごいテンパッた状態で電話してしまいました」 「うん。そんな感じだったね」 「今はだいぶ落ち着いたの」 「生理前だったとか」 「うん。 実はそう(笑)」
そんな気はしておりました。
で、またいつものとおり、子供の話をしばらくしまして。
それが一段落付いた頃。
「実はまだキャンセルしてないんだけど」とナナ。
旅行のことですね?
「ああ、そうなんだ」 「どうしよう」 「行かないことに決めたんでしょ?」 「うん・・・・。 でも、ホントは行きたいんだよねー。 でも行けないかなーと、このあいだは思ったんだけど」
ふうん。
「じょりぃは? もう予定入れちゃった?」 「入れてないよ」 「どうする?」 「だって行けるんですかあなた(笑)」 「うーん・・・あのあと長女も、『遠慮しないで行ってきていいよ』とは言ってくれたんだけど」 「ふうん」 「末子が残ってると、実はイヤみたい」 「ふむ」 「末子を連れていけば、誰も文句言わないんだけど。もちろん末子も」 「なら連れていけば?」 「でもさ・・・・疲れると思うよ」 「ママは休めないかもね」 「あたしももちろんそうなんだけどさ」
じょりぃはもっと疲れるだろう、と。 2日間、末子と遊び倒すことになるよ?それってつらくない?と。
まあ、そりゃつらいけど。 末子ちゃんのことはいいんですよ、ワタシは。
だけど、何かがひっかかっております。 「うん! 行こう行こう! 末子ちゃんもワタシに任せておけばいいさ!!」 と、明るい声が出せないじょりぃがおります。
ナナは、かなり行きたいモードになっているもようなんですが。 末子ちゃんを連れていかなければならないということで、ワタシに遠慮している様子です。 じょりぃがゆっくり眠れるように、二部屋取ろうか?なんてことも言ってます。 「全然嬉しくないし」とお答えさせていただきましたが。 最初は「また意地悪でそーゆーこと言って(怒)」と思ったワタシだったんですが、 どうやらホントにワタシの睡眠を心配している様子。
なのに。 なぜか、なにかに心が引っかかっているじょりぃ。
「じょりぃはどうしたい?」とナナ。
ワタシの希望なんて、通るんですか?(イヤミ笑)
「アナタの好きなように」 「行きたくないの?」 「キミは行きたいの?」 「うん。 良さそうなとこだし。 それに、最後のチャンスって気がするし」 「なるほど」
ナナは春から仕事を探すので、就職したらなかなか今までのようにお出かけはできなくなります。 という意味で、最後のチャンス、という言葉が出てきたのですが。
もやもやもや。 なんですかワタシのこの心のもやもやは。
しばらくナナが、あーじゃないこーじゃないとアイデアを出してくれていたのですが。 ワタシの相づちは冴えません。
「ねえ、どうしようか」とナナ。 「今回はやめておこうよ」とワタシ。 「え」 <けっこうビックリのナナ 「心配事があるんだし、行っても楽しめないと思うよ」 「確かにそうなんだけど・・・いいの?それで」 「うん」
間。
「行かないの?」とナナ。 「うん。今回はやめよう」 「そうか・・・・。 なんか、ゴメン」 「謝ることはないよ」 「・・・・・・」
「キミ、このあいだのキャンセルの電話のときにさ」とワタシ。 「うん」 「『行きたくなくなった』って言ったんだよ」 「うん。言ったね」 「『行けなくなった』じゃなかったんだよ」 「・・・うん」 「だから、行かない方がいいと思う」 「そうか・・・・・わかった」
こんな言葉尻に、ワタシはもやもやしていたらしいです。 そして、意地を張りました。 最後のチャンスを棒に振っても意地を通してしまいました。
もったいねーーー。
「ゴメンね」とナナ。 「ううん。 また行けるよ。のんきな気分の時に」 「うん。・・・・ね、じゃあさ、日帰りのバスツアーとか見つけない? それなら、気軽に出かけられると思うから」 「そうだね」 「鎌倉行きたい」 「日帰りバスで鎌倉ですか! 行きたくねーーー(笑)」 「じゃ、どこでもいいよ」 「うん」 「バスなら、じょりぃもラクでしょ?」 「そうだね」 「電車でもいいよ」 「うん」 「あたし、見つけておくから」 「うん」
これもどうなるかわかんないよな、 なんて思っていたら
「楽しみにしててくれたでしょうに、 ホントにゴメンナサイ」 と、ナナ。 マジメモードです。
ワタシがいじけていると思って気を使ってくれていたのかしら。 それってあんまり嬉しくないなぁ。 というかわいくないことも思いつつ、ナナにかなり反省の色が見られることに少しだけ満足した何様じょりぃ様。
「気にしないで。しかたないんだしさ」 「うん。 あたしも行きたかったな。楽しみだったんだけど」 「また行けるよ」 「うん」
行けなそうですけど。
ということで。 春の温泉計画は、きっちりと 糸冬 了 となりました。
ちなみに、ナナが動揺しまくった長女ちゃんに関する話は、じっくりと聞いてみてもやっぱりどうってことない話でござました。 「なんであたしはあんなに動揺したのだ?」「しかも、キミ、自分で争いのタネを撒いているぞ」てな具合。
やれやれ。
でもきっと、今回は神様が「行かない方がいいよ」とおっしゃっているということでございましょう。 なんの神様か知りませんが。 なにがなんだかよくわかりませんが、神様どーもありがとーございまーす。(そっぽ向きながら大声で)
なんて言いつつ。
今になって、なんだかムショーーーーに悲しいじょりぃがいたりするわけです。 「行きたくなくなった」と言い出したナナもアホですが、 せっかく敗者復活戦をしかけてくれたというのに、「今回はやめておこうよ」で締めてしまったワタシもアホです。
ふたりとも行きたかったはずなのになぁ。 おかしいなあ。
| 2005年03月10日(木) |
キタ━━━━━━( ゜▽ ゜)━━━━━━!!!! |
風邪ひきました。 やっぱりバカじゃなかった。嬉しいです。 と、無理矢理ポジティブシンキング。 声がよく出ません。 声変わり期男子みたいで、ワタシったらキャワイイ☆ と、無理矢理ポジティブシンキング。
てな具合に、ポジティブにシンキングしながら、夕方、ひとりで仕事をもくもくとこなしておりましたら。 ナナから電話が。
「もしもし?」 と、声変わり期男子じょりぃ。 「ナナですけど」 「どーも」 「あのね、旅館のパンフ届いたよ」 「あ、そう」 にこにこにこ。
4月の頭に一緒に出かける温泉宿のパンフが届いたそうで。 そんなことで電話くれるなんて。 「見に来ない?」なーんて誘っていただけるんでしょうか。くすくすくす。
「でね? あたし、行きたくなくなっちゃったの」 「ふうん。わかった」
変な宿だったのかな。 パンフ郵送してもらってよかった。
「じゃ、どうしようか。 他のとこ・・・」探そうか、とワタシが言いかけましたら 「でも、パンフ見たら、すごくいいところなのね?」 と。 「? うん」 「きょんさんとかなっちゃんとかと、行ってくれば?」
はい?
意味がわかりません。
「いいところなんでしょ?」とワタシ。 「うん。 だからもったいないじゃん」
頭が回らないじょりぃ。 だって、まさか。 てんで予想外だったものですから。
でもきっと、そういうことですよねえ。
ということで、確認。
「もしかして、 その宿に行きたくなくなった、ってことじゃなくて、 旅行に行かないということ?」 「うん。 ごめん」
うわあ〜。
この感じ、久しぶり。 ごぶさたしております、本来の気まぐれナナ様。 お元気であられましたか? その様子だとお元気だったようでなによりでございます。
と、わけのわからない挨拶を頭の中でイヤミっぽく展開してから。
「なんで?」とワタシ。 当然です。 「行きたくなくなったから」 「だからなんで?」 「そんな気分じゃないから」
やれやーれ。
「わかった。 しかたないね」 「ごめん」
怒る気にもなりゃしません。 ていうより、ナナに何かあったのは確実でしょう。 ワタシのせいではないと思いますが。(だって話もしてないし) が、ナナがその理由を話さないなら、話したくないということなのでしょう。 そして、旅行も行きたくないのでしょう。
しかしたいした態度だなおまへ。
「ねえ、誰かと行ってくれば?」とナナ。 「いや、別に」 「いいところだよ」 「そう」 「あのね、キャンセルはね、」
と、キャンセル料の期限やらについて説明をするナナ。 ワタシももう出かける気はないですから、ろくに聞いていなかったので、内容をちっとも覚えていないんですが。
「誰かと行ってきなよ」 しつこいナナ。
たぶん、ワタシに悪いと思って言ってくれているのでしょうけれど。
うるせえんだよ。
「行かないから。 キャンセルの電話入れておいてもらえないかな?」とワタシ。 「行かないの? なんで?」 「そんなのワタシの勝手だろ?(笑)」
は。 いつもなら「でしょ」のはずのところが「だろ」になってきてしまった。 ワタシ、もしかして怒っているのかしら。
「そっか・・・わかった。電話しておく」とナナ。 「うん。よろしくね」 「ホントにゴメンね」 「しかたないよ(笑)」<心の中ではずーーーーーーーん
ここで話は一段落ですが。 電話切っちゃって良さそうですが。 なんとなく、このまま切っちゃったらかわいそうなのかな、と思ったじょりぃ。
いえ。 かわいそうなのはアタクシのほうなんですが。 でもたぶん、何かあったんでしょうから。 ここで突き放してもかわいそうなのかなと。 もう一度だけ訊いてみて、それでも話さなかったら、あとで電話してみよう。そうしよう。
「だいじょうぶ? 何かあったんでしょ?」 「うん。あったよ」 「どうしたの?」 「いつものことだよ(笑)」 「長女ちゃん?」 「うん」
ここでナナが涙声に。
あほう。
最初っからそう言えばいいんじゃん。 もしさっきあのまま電話切ってたら、思い詰めてる様子も伝わらず、アナタただの気まぐれ無神経女ですよ? (なにしろたいした態度でキャンセルを告げたのであります)
まあ、この状況でもじゅうぶん気まぐれですけども。
泣きながらポツポツと話すナナ。 少し話を聞きまして。
そんな辛そうに泣くなー。 そんなにひとつのことで頭をいっぱいにするなー。 (しかも第三者から見れば全然たいしたことではないように思えるのですが)
ワタシの声が声変わり期男子なことにも気付いていないんですよ、ナナ。 いえ、気付いていても、そんなこたあどうでもいいことなんでしょうけど。
この状態じゃ、やっぱりムリですね。 旅行なんて、とてもとても。 とはいえ、まだ一ヶ月も先のことですけど。 「様子を見て決める」ということが相変わらずできませんこの人。
まあ、そんなわけでですね。
だいぶ前から(去年の秋くらいからではなかろうか)楽しみにしていた旅行ですが、 キレイにポシャりました。
ちゃんとサゲはキましたですよ。 しかもなかなか大きめのサゲ。
けっこう悲しいですが、「これぞナナワタ!」と喜んでくださるかたが何人かでもいらしてくだされば、 じょりぃも浮かばれます。
ナナの電話が来る前までは 「このくらいの風邪、気力で治してみせる!」とファイターだったじょりぃでしたが、 なんだか一気に悪化しそうな気がしてまいりました。
・・・・・・・・・・・。
旅行に行ってたら事故ってたんだ。きっと。 きっとそう。 ああ、行かないことになってよかった☆ <無理矢理ポジティブシンキング
ナナと旅行先やら宿やらを決める相談をしていたときの話です。
ナナが旅行情報誌を広げ、ワタシが横からそれをのぞき込むような感じで話を進めておりました。 つまり、主導権はナナにあります。 ナナが「ここ、いーじゃん」と言ったところに対して、ワタシが「そーだね」とか「どうかなぁ」などといった感想を返す、という作業で絞り込んでいったのですが。
って、これってもしかして、ワタシの方がエラそうでしょうか。 ラクしてますし。
まあ、ともかくですね。 地道に楽しく、絞り込み作業をしておりました。
「あ、ほら、ここ良さそうじゃない?」 とナナ。
「・・・部屋数が少なくてリーズナブル、というところは、用心したほうがいいよ」
今までの経験から、ハズレの可能性が高いような。
「そうか。 でもほら。 ここって、美人おかみだってよ」
「え」 乗り出すじょりぃ。
「嬉しいんでしょ? 美人おかみ」
「うん、嬉しい」
「でもやっぱり、じょりぃの言うことももっともなので、ここはナシね」
なんだなんだ。
「あ、ここは? お風呂がよさそう」 とナナ。
「ホントだ」
「ここも美人おかみらしいし」
「いいですね」 にこにこ
「でも料理がイマイチっぽいので、ここも却下」
なんだなんだ。
美人おかみに対するワタシのピュアな情熱を(なんだそれ)、オモチャにしていませんかアナタ。
「あ、ねえ、このショボい宿」とナナ。
「うん?」
「若おかみだって」
「若いのか」
「ここにする?(笑)」
「若おかみという理由だけで?」 どうせ脚下するくせに。
「若いというだけで、すごいブーちゃんかもしれないか」
「わはははははは」
「若いというだけで、とてつもなく太っていたりとかさ」
「わはははははは」
「で、じょりぃになついちゃって、しつこくするの」
「イヤだなあ」
「すごいおしゃべりでさ」
「それもなあ」
「なれなれしかったりして」
「もういいよ(笑)」
「肩お揉みします、とか言って、やたら触りたがったりしてさ」
「逃げます」
「で、バカなの」
「さいあくだな」
「無神経でさ」
「困ったね」
「話が長くてつまらないの」
「・・・・・で?」
「でも、若おかみは若おかみだから、じょりぃみたいな人が『若おかみ』という言葉に騙されて泊まりにくるのだよ(笑)」
何が言いたいのだねアナタ様。
ていうか。
ワタシの苦手なタイプ、良く解っていらっしゃいますね。
それはそれで嬉しいような気もしますが、そのことをネタにネチネチといじめるのはいかがなものかと。 なんのためのいじめなのかもよくわかりませんし。 「おまえ、エラそうなんだよ年中人を値踏みしやがって」ということが言いたかったのかもしれません。 それなら大いに納得でございます。
結局、 さんざん「美人おかみ」の話を振っておいて、 決まったのはヒゲの似合うオーナーのいそうな、ペンション風のお宿でした。
しかし、あそこまで「おかみネタ」を目の前にぶら下げたのだ。 意地でも美人おかみを連れてきてもらおうか、ナナ。 あるいはアナタに、美人おかみ風コスプレをしていただくとか。
ふむ。
いいなあそれ。
そして「ナナおかみ」に、しつこくしてもらったりなれなれしくしてもらったり肩揉んでもらったりやたら触りたがってもらったりするのであります。
いいなあそれ。
が、あのおかみだと、「やなこったいそんなこと」とすげなく断られそうございますが。 あるいは適当なやっつけ仕事風にやられたあげく、バッチリと高額な別料金が請求されそうでございます。 うん、そっちですね。
ぼったくり女将。
イヤだなあそれ。
前回の日記の続きになりますが。
昨日のデエトの予定には、来月頭に出かける旅行の行き先を決める、という大事なお題があったというのに、サウナ&温泉に夢中になりすぎてその時間がなくなったナナとワタシ。
「どーするのさ」とワタシ。 「いーじゃんまだ。あとでで」 「気になっちゃってさー。予約取れなくなっちゃったらどうしよ」 「(笑)取れるよー」
結局、ワタシの心配性が勝ち、夜、子供たちが寝てから相談しましょうということに。 そんなわけで、夜の11時過ぎに、ワタシはナナの家へ向かいました。 図書館で借りたガイドブックの山を持って。
長女ちゃんと次女ちゃんはまだ起きてました。しょーがないなー。 ダメじゃないか、夜更かししちゃ。にこにこ。<会えたので嬉しい 次女ちゃんは久々のじょりぃに対して恥ずかしがって、こたつに潜ってしまいました。 長女ちゃんはテレビ見ながら宿題中。「久しぶりじゃん、じょりぃちゃん」と。
ナナが紅茶を入れてくれ、子供たちがいるのに旅行の相談してもなんだか悪いしな、と思ってぼんやりとテレビを見ておりましたら、
「じょりぃちゃん、ママと旅行の相談に来たんでしょ?」と長女ちゃん。 「うん。 まあ」 「ママ、いいよ、相談してて」 「なんであなたが仕切るわけ?(笑)」とナナ。 「あたしたちに気をつかってるのかと思ってさ。大丈夫だよ、『鞄の中にこっそり入れて連れていけ』とか言わないから」
ナマイキ娘め。
「鞄の中に入れるなら、いいよ、連れていってあげるよ(笑)」とワタシ。 「ホント? 入れるよあたしきっと!」
入れるなら、勉強なんかしなくていいから、プリンセス・テンコーに弟子入りしたまえ。
ほどなくして、パパが帰ってきまして。
「お! じょりぃちゃん。 やせた?」 「顔だけ。他はダメです」 「そうかな。 やせたように見えるぜ」
パパはこの手のチェックが厳しくてですね。 パパがやせたと言うってことは、少しやせたのかしらワタシ。(太ったときも容赦ないパパ)
ワタシもチェック厳しいんですが。 パパからもワタシからもチェックされ、ナナも大変でございますね。
12時半をまわって、こどもたちはやっと寝まして。
ナナとふたりでこたつに並んで座って、ひとつの旅行情報誌を一緒に見て、行き先を決めております。 なんたる幸せ。 なんですが。 ナナの反対隣には、やはり一緒に旅行誌をのぞき込んで一番喋っているパパが。
まあいいや。 パパが「行ってきていいよ」とおっしゃってくださるからこそ、ナナと旅行に行けるのです。 にこにこにこにこ<偽善の笑み
が。
ナナ、いつのまにやら、すっかり「パパとナナで雑誌を見る」体勢に変わっております。 じょりぃ、気付けば、ぽつーーーーーん。
しゅん。
でもいいや。 ワタシは違う雑誌見てようっと。 しゅん。
そのうち、パパが眠くなってしまいまして。 ナナのお尻のへんに自分の頭をくっつけて(膝枕ではないです)、すうすうと眠ってしまいました。
ちぇ。 とは思いましたが。 ちょっとかわいい、パパ。
「パパ、おこたつで寝ないでよ。 おふとんに行って」とナナ。 「うーーん・・・・」 「風邪ひくから」 「眠い・・・・・決算なんだよ・・忙しいんだ・・・・むにゅむにゅ」
まあ、子供みたいですよ?パパ。 折檻しちゃうぞ★
ナナの迫力に負けて、パパ、もそもそと歯を磨いて自分の部屋へ。 きょんよりパパの方が良い子、ということが判明しました。
さあて、やっとマトモに相談できます。
パラパラとページをめくりながら、ここもいいよね、こっちもいいよ、と、まあ埒は明かないのですが、電話で話しているよりはやはり写真やら情報やらを共有しながらのほうが話はスムーズに進んでおります。
あれこれと悩んだ結果、行き先はいつもと同じ、1時間半くらいで行ける温泉街に。 近場でないとワタシが疲れてしまう、という理由と、なんだかんだ言って、家から遠く離れると子供たちのことが心配になってしまうナナ、という理由で決定。 一体ワタシたち、いつになったら鎌倉に行けるのでしょう。まあいいんですけど。
さて、問題は宿ですよ。 ワタシたちは、てきとーに電話で相談して決めた結果、今までに1度大ハズレしております。
慎重に検討した結果、最終候補として2つ残りました。 ひとつはペンション風、もうひとつは明治!という感じの、古くてかっこいい宿。
ワタシとしては明治!のほうに心が惹かれていたのですが。
「久しぶりに、洋風のところに泊まりたい気がする」とナナ。 「うん。それもいいよね」 「でもじょりぃは和風のほうがいいでしょ?」 「うーーん・・・ていうかさ。 洋室って、寝るとき寂しくない?」 「? どんな風に?」 「ベッドが別じゃん」 「(笑)和室だって別でしょ? ふたつふとん敷くんだから」 「でも、ほら、ふとんて、地続きじゃん?」 「うん」 「そうすると、なんかこう、旅先で仲よし、って感じがするじゃん」 「(笑)なるほどね」
ということでまた悩んだのですが。 常々思っていたのですが、旅館の料理って量が多すぎて、ナナもワタシも全然食べきれないんですよ。 それがもったいないよね、という話になり。
「こっちのペンション風のとこだとさ、食事の量がいい感じじゃない?」 「うん。そうだね」 「ねえ、どっちにしよう?」 「いいよ、キミの好きなほうで」 「えーーーー・・・・・・ じゃ、こっち」
洋風に決定。
「子供たちが一緒の時は、洋室って取れないからさ。こんなときじゃないと」 「そう」
と答えた後、あれ?と思い質問。
「末子ちゃん、一緒に行くんだよね?」 「ああ・・・・うーん・・・一応、置いていこうかなというつもりなんだけど」 「大丈夫なの?」 「うん。最近は落ち着いてるの末子。 パパも『だいじょうぶだよ』って言ってくれてるし」 「そう」
ちょっとガッカリ かな? ワタシ。 まあ、末子ちゃんが一緒だと、結局ナナの慰安が100%でなくなりますし、パパが見ててくれるならそのほうがいいかもね。
「状況によっては、連れていくことになるかもしれないけど」とナナ。 「うん。 ワタシはもちろんかまわないよ」
翌日はアポだらけでテンパる予定のワタシだったので、宿の予約はナナにお任せすることに。 洋風のとこがダメだったら、明治にしよう、ということで。 決めなければならないことが決まりまして、じょりぃは安心してナナ宅を後にいたしました。
そして翌日。 って今日だったんですが。
夕方になって、ナナからメールが。
ペンション風なとこ予約とれました。2〜3日中にはパンフ送ってくれるみたい。
やった。
ありがとうです。なんか楽しみだなぁ。私も洋風なとこは随分久しぶりだー。
部屋はベッドでツインだったけど。しょうがないよね。
はい?
どういう意味でしょう? ツインじゃないほうがいいんですか?
とは本当は思わなかったんですが。 「和室じゃないよ。ふとんじゃないよ」ということでございましょう。
が、ここでじょりぃにいたずら心が。 いつも余裕な顔しているナナを、ちょいと動揺させてやりましょう。くすくすくすくす。えい、送信。くすくす。
ダブルがあったらダブルを取ってくれたの?(笑)
・・・なんて返事が来るかなー。 「和室じゃなかったってことだよ」みたいな感じかしら。 そしたら「わかってるよー(笑)」と、余裕な風で返してやれ。
いや待てよ。
「何考えてんの?」とか怒っちゃったらどうしよう。 「いやちょっとふざけただけ」とか言っても、なんか調子づいているように取られてしまうだろうか。
・・・・返事来ないし。<心がせっかちになってます。まだ10分も経ってないのに。
ど、どうしよう。 なんか、調子づきすぎたかも。 早くも後悔。 うがあ。
でも大丈夫。 きっとナナは気にしないですよ。 「バカだなじょりぃ」と思うだけでしょう。 返事すら来ないかも。 そんな気がしてきた。 きっとそう。
とかなんとか考えていたら、メールの着信音が。
和室はなかったという事。
ほ。
予想通りの答。 が、あともう一行。
ダブルがよかったなら取り直そうか?
ぎゃふん。
そう言えばかえってワタシが慌てるってわかってて送ってきたなーーーーーー。 「じょりぃは絶対、ダブルにはしない」って、確信してるなーーーーーー? もし強がって「うん。お願い」と言っても、「一人じゃないと寝られないくせに(嘲笑)」って反撃する用意があるだろーーーーー。
返信。
冗談だよーう。 ちぇ、なんか、負けた(笑)。
な、なさけない・・・・。
「じょりぃがダブルにするわけない」と読まれていたであろうことが、大変くやしい今のアタクシでございます。
「ダブルにして」って言えばよかった。 でもそれはそれでまた、そのあと向こうにぎゃふんと言わされるに違いない、という気がします。
このあとのナナからの返信はナシ。
ということで、ツインでよそよそしく眠ってこようと思います。
それでも。
からかわれたとわかっていても、見くびられたとわかっていても、「ダブルが良かったなら取り直そうか?」の一行がが嬉しくて嬉しくてですね。 このあとしばらくニヤニヤしっぱなしのじょりぃだったのでございました。
本日、ナナとサウナ&温泉に行って参りました。
ホントは映画の予定だったのです。 一週間ちょっと前にナナから「話はないんだけど」という嬉しい電話をいただき(好きな人からの「用事がない電話」って嬉しいですよね。ワタシだけですかそうですか)、そのときに「映画見て、旅行の打ち合わせもしましょう」という段取りになっておりました。
が、ついこのあいだの日曜日の夜。ナナからメールが来まして。
寝てたらごめんね。 約束の確認なんだけどさ、明日だっけ?あさって?で、何時?
おまへなんにも覚えてねえんじゃねえか。
とは思いましたが、やさしいじょりぃは静かに返信。
あさって火曜日、10時に○○○のシネマのとこのベンチで待ち合わせだよ。 もしかして、都合が悪くなった?
ちょっとなんか記憶が曖昧だったので確認しただけだ。 パパに旅行の了承もらえたよ。
やったあ。 パパ、ありがとうございます。
でさ、△△△のなんとかっつーサウナ、入りたくない?
サウナ?
って、あの、はだかんぼうの人が狭い部屋にずらりとならんでひたすら汗をかく、あのサウナざんしょ?
ワタシはサウナは大好きですが(自宅に欲しいほどです)、あなたと入るのは、ちょ、ちょっと・・・。
入りたいけど、一緒に!?
と、素直な返信。
なんか着て入るっぽいし。 長時間入れる感じらしいのだけど。 何の情報も入らない? 私もよくは知らない。
調べろ、と言ってます。たぶん。 調べました。インターネットって便利ですね。 インターネットでちゃっちゃと調べてくれるトモダチは、もっと便利かもしれませんが。
なるほど。 こりゃ良さそうです。 ワタシの疲れたカラダにも良さそう。代謝も上がって痩身にも貢献してくれるかもしれません。
館内着を着て入るんだって。なーんだ。 というのはウソですが。
服を着て入るとわかったとたん、「ハダカのほうが良かったなー」というおかしな余裕を見せつけようとしているじょりぃですが。
なんか、良さそうだよ。熱すぎないんだね。 それでもワタシは汗だらだらになると思うけど。
だって汗っかきなんだもん。
でしょ。 映画やめてそこ行かない? やだったらいいのだけど。
いいね。そうしましょう。 あ。・・・混浴かも。 ワタシは別にいいけど、平気?
ふーんそうなんだ。 でも行きたいな。
というわけで。行って参りました、サウナ。&温泉。 ウチから車で5分くらいのところにあるのでございます。 ちなみに、ウチから20分圏内に、スーパー銭湯は7つもあります。 すごい風呂好きな地域なんでしょうか。
10時ちょっと前にじょりぃ宅にやってきたナナ。 お風呂に入るので、今日はすっぴんです。かわいい。 すっぴんなので、今日はいつもより理名タンめいて見えます。嬉しい。 (化粧って老けませんか? メイクのやりかた次第なのかしら)
「なんだねその大荷物は」とワタシ。 「お風呂道具」 「え! そんなもん必要なのか」 「じゃないのー? でもタオルとバスタオルと洗面用具くらいだよ」
マズイ。
ワタシ、今現在、バスタオルがない。 日頃バスローブを使用するのでバスタオルの買い置きがない上に、ただ一枚持っているバスタオルは、昨日銭湯にいったときに使って、まだ洗っていません。
とナナに話しましたら「バスタオルくらい、最低3枚は持ってろよー」と呆れられまして。「どうするのー?」と。 「どうしよう」 「もう。言ってくれればじょりぃの分も持ってきたのにー」 それはどうもありがとう。 「あっちにないかな。手ぶらでも入れるもんだと思ってた」 「かもしれないけどね。 あたしの貸してあげようか?」 「2枚持ってきたの?」 「ううん。 1枚をふたりで使うの」 「え」 「あ、当然、あたしが先ね(笑)。人が使ったタオル使うのって、なんか気持ち悪そうだけど」
いえ。 ワタシは最高に幸せですが。あなたの後に使えるのなら。 ていうか、いいなーそれー。 ワタシのカラダを拭かずに、そのままそのバスタオルを貰ってしまいたいようでございます。(変態)
が、行ってみたらなんのこたあない。 すべて揃ったバッグが、キーと一緒に渡されました。
「あれー。なんかさー、いろいろ入ってるよ!バスタオルとか持って来ちゃった人、気の毒だな!」とワタシ。 「・・・・そのバッグ見たときのじょりぃの勝ち誇った嬉しそうな顔ったら・・・」 「キミ、荷物多いな!」 わははははははっ 「わかったから。よかったね(笑)」
いえ。 実はあまり良くないです。 使用済みバスタオル、お借りしたかったでございます。
渡されたキーには番号とバーコードがついておりまして。。 これでもう、ロッカーとかも番号で指定されてしまいます。 どういうことかというと、「ナナがそのへんのロッカー使うなら、ワタシはナナから見えないこのへんにしておこうっと」という姑息な技が使えない、ということです。
近い。 ロッカーが。 てことは、着替えどうしよう。 館内着があるから余裕('-^v)と思っていましたが、まずはそれに着替えるためにハダカにならねばならないわけであります。
「着替えられない。 どうしよう。 ・・・アナタ、ここで脱ぐの?」
ナナが脱ぐ分には大歓迎ですが。ナナもワタシには見られたくないでしょう。 「時間差で着替える?」と提案するじょりぃ。
「学生時代を思いだしなよ(笑)。脱がずに着替えられるよ」 「で、できるかなあ・・・」 あれってもぞもぞして、なんかカッコ悪いしさぁ。
で、結局なんだかふたりとも、着替え始められないんですよ。 バカみたいですけど。
「やっぱワタシには無理。 あっちで着替えてくる」 「ふうん。勝手にどうぞ」
と、ナナは余裕かましているフリをしてましたが、内心ホッとしていたはず。 アナタ、めずらしく顔に出ているわよ。
サウナに入れる館内着、とはいえ、ワタシ、もう少しカラダの線が出ることを期待していたのですが。 乳首わかっちゃったらどうしよう☆なんて、おかしな期待に胸をふくらませていたんですが。
見事に、体型がわからないこの館内着。 みんなヒヨコみたいに見えます。(黄色かったんです) ナナ曰く「タオル地だから、ごわごわ膨らんで、そのせいだね」と。
ちぇーーー。 と激しく落胆するじょりぃ。 でも、自分の体型も隠してくれるから、まあこれはこれでいいか。 襟ぐりは広いので、ナナの美しい鎖骨は見えます。それが救い。
着替えてナナのところへ戻ると「あたし、温泉に先に入りたくなった」と。 「そう」 「じょりぃも入る?」 「とんでもない。 じゃあ、ワタシ、先にサウナ行ってるよ」 「うん。 あたし、長いと思うよ、お風呂」 「知ってるから。 適当にひとりで楽しんでおります」
さっそく別行動のワタシたち。
で、サウナ。 良かったですよーーーーーーー。 確かに、熱すぎないし(60度くらいです)、広くて開放感たっぷり。 それでもナナのお風呂の時間を考えると、ずっとここにいると汗だくになっちゃうなと思い(休憩室も広いのがいくつかあるんですが)、丸い石を敷き詰めてあるサウナへ移動。 そこは、さらに温度が低くて、寝転がって体中のツボを石のゴツゴツと温度で刺激しつつ、ゆったりできるサウナなのでございます。
はーーーーーー、こりゃいいやーーーーーーーー。 うとうとうと。 仕事忙しかったけど、来て良かったなー。 映画見て目を使って疲れるよりも、よっぽどカラダには良さそうです。
・・・・・・・・・・・。
ナナはまだか。 と思い始めたのが、サウナに入って30分ほどしてから。相変わらずマイペースな女だ。
さらに10分くらい経過してから、ナナがやってきました。「お風呂もいいよー。お湯がやわらかくてー」と。 ふたりしてヒヨコのまま、ぴょこぴょこと中を探検し、一番熱いところをナナが選んで(おまえも好きだな)腰掛けました。 ワタシもその隣に腰掛けようとしましたら
「じょりぃもお風呂入ってくれば? 良かったよ」とナナ。 「そう」 「うん」 「じゃ、行ってくる」
またもや別行動。 っていうか、ワタシもしかして、邪魔にされてますか?
お風呂から上がって。 サウナに戻り、さて、ナナを探せるかしら。 なにしろ、みんな同じ格好で同じ体型に見えるのでございます。 「カラダが薄くてウエストの細いのはどこだ?」という探し方ができません。 おまけにワタシは目が悪いときたもんです。 強すぎる乱視は、使い捨てコンタクトでは矯正できておりません。
が、丸太にもたれて雑誌を読んでいる、首が長くて顔の小さい女を発見。 つり目でワタシ好みの顔立ち。 やった。ナナだ。
てこてこてこてこ。
「ただいま」と微笑むワタシにナナ「はやっ!」。 普通だよ普通。
またこんな熱いところにいたのかねキミは。 雑誌、何読んでるのかな、と思ってのぞき込んでみましたら、見るともなしにナナの首と鎖骨も目に入りまして。 タオルで髪をまとめてあるので、いつもよりも良く見えます。嬉しい。
うわあ。 汗かいてる。
初めて見た。
そして。
ワタシは汗ごときで一体何をこんなに興奮しているのでしょう。 なんだかとっても興奮してしまいまして。 ワタシ的には「今日は汗出ないなあ。やっぱ代謝が落ちてるのかなあ」と思っていたというのに、ナナの汗を見た途端、一気に汗が。あわあわ。
視線に気付かれたのか偶然なのか、ナナが「さすがに汗かいたー」と。
「うん。 なんか、汗かいてるの初めて見る気がする」 「かくよ、汗くらい(笑)。けっこうかくよ」 「そうかな」 「首まわりは特にね」 「見たことなかった」 「寝汗はすごいんだよ、いつも」
寝汗なんて、知らないもん。
ナナ、丸太に頭をもたせかけ、のけぞるような姿勢に変え、雑誌を読んでます。
なんか。
いやらしい。
のけぞる首筋に、光る玉の汗ですか。
妄想妄想妄想妄想妄想。
いかん。 ワタシも汗が。 サウナのせいです。妄想のせいじゃありません。信じてください。無理でしょうけど。
ナナの汗をもっとよく見たくてですね。 鎖骨周りにかいている汗も見たい。 汗に触りたい。(変態) ええと、できれば味を確(さらに変態なので自粛)。
でも、そうじろじろと見るわけにもいきません。 汗をじいっと見られるのなんて、イヤなものですからねえ。 ましてや相手は妄想大魔王なこのワタシ。 ワタシがナナだったら気持ち悪くて相手を殴り倒します。
ナナが雑誌を見ているときは、ちらちらとナナを見ているくせに、 「ねえ、この記事って、×××××じゃない?」なんてナナがワタシに話を振ってくると、今度は恥ずかしくて(ヨコシマな心で見てるからですよねえ)ナナの顔が見られずに、よそを見ながら「ああ。うん。そうなのかな」なんて適当な返事をするじょりぃ。 ナナが雑誌に目を戻すと、またナナの首や鎖骨や汗をちらちらと盗み見します。
そして、上半身の細さとまるで別人のような下半身も、本日はしっかりと拝見させていただきました。 足首とか絶対見せたがらなかったんですが、ナナ。 今日は開き直って(というか、ワタシの感想などどうでもいいのでございましょう)、足も「ご自由にどうぞ」状態。 しかしワタシは下半身が肉付きのいい女性は好きなんでございます。 というより、ワタシの「こーゆー女の人(の体型)が好き」というのは、中学時代のナナでその原型が固まっておりますので(二次性徴期の刷り込みっておそろしいですね☆)、しっかりした下半身だって「母性的でエロい」と脳内変換されます。 と、「汗」とか「足」とか、普段見られないパーツは堪能できたのですが、館内着のせいで「胸」とか「腰のライン」などといったメインパーツはちっとも楽しめませんでしたが。なにしろぴよぴよヒヨコたんですしねえ。
でも。
ああ。 サウナっていいな。
結局なんだかんだで、2時間半、サウナ&風呂漬けのワタシたちでございました。 あたたまりましたー。
サウナと風呂に夢中になってタイムリミット。 結局旅行の打ち合わせができなかったマヌケなふたり。
いやあ、それにしても。
汗っていやらしいんですね。 首がのけぞっているときはさらにいやらし度がアップでございます。
「また来ようね」と、力強く誘うじょりぃ。 じょりぃの下心も知らず、暖を求めて「うん」と微笑むナナ。
サウナって、 ほんとーに楽しいですね☆ サウナでハッテンしちゃうゲイ諸子の気持ちが、なんとなくわかった、冬の終わりの昼下がりでございました。 またひとつオトナになったじょりぃ。
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