ナナとワタシ
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何もやる気が起きません。
「あらじょりぃったら、落ち込んでるの?」とか、まっとうな心配をなさってはいけません。 単に「だらだら病」でございます。 もうヤ。 あたちは指しゃぶりちながらばぶーって眠りたいだけなの。 (実際は指しゃぶりしませんですよ念のため)(念を押しておかないと、ワタシったらサマになりすぎて簡単に信じてしまわれそうなので)
そもそも。
昨日から、なんか冴えない気分だったんです。 そんなときはおとなしくしてればいいものを、ナナにメールなんかしちゃいましてね。 なんとなく、「元気?」「うん元気」程度のやりとりでもよかったんです。コンタクトが取れれば。
が、 考えてみれば、ワタシ、自分がそんな意味のないメールもらったら困ってしまう人。 ナナも困ることでしょう。 という気持ちがあって、やけにおどおどしてしまったのがいけなかったのかもしれません。
結果的に、メールしたことで険悪な雰囲気に。
ナナ、なんか怒ってるし。 ワタシは怒ってなかったけど、ナナによれば「責めてる」らしいし。
やりとりを説明させていただきますと。
「起きてる?」と、夜の11時半頃ワタシがメールしてスタート。 この「起きてる?」に意味などありません。 起きてるかどうか知りたかっただけです。
この時点で、ワタシったら、既にビョーキ。
1往復半めでナナが「なんか胸騒ぎ? それとも悪夢でも見たの?」と。
で、ゴメンゴメンと。 なんもないよー、自分がこんなメールもらったらウザいだけなのに、すんませんと。 ホントは話がしたいけど話題がない。困った。返信しなくていいよと。
なんか、話題なく電話するのって失礼じゃないですか。 ナナは忙しいんですし。 でも、話したいという意志はなんとなく伝えたい。 が、別に電話してほしくて言ってるわけではない。 という、相変わらずの優柔不断ぶりですが。
案の定、スルーされまして。
が、気分も冴えないし体調も悪いし、今日は早寝しようかな、なんて思っていた1時半頃になって、ナナがメールをくれました。
何かあった? なんか気持ちが不安定なのかな。 きょんさんとはいろんな話ができる状況ではないの?
たいへんやさしいです。 なのに、ワタシったらイヤな部分のみを取り合げ、次のように返信してしまいました。
きょんと話せということかな?
・・・・・・あとでこのように読んでみると、せっかくのやさしさにケンカ売っているようでございますが。 そういうつもりもなかったのです。 単に「あたしに話さないで、まずはきょんさんに話しなよ」ということで、ナナの迷惑になっているのかなぁ、なんて思っちゃったんですよ。 今ワタシ、気弱なもんで。 リアクションがないとさびしいくせに、リアクションがあればその一言一言に怯えているわけです。
だからメールなんてしないでおとなしくしてればよかったのに、ワタシったら。
でも次のメールでは、まだナナもやさしかったのです。
きょんさんとだったら話題があるのじゃない? それともきょんさんと話したくないの? 気持ちが不安定な感じだとしたら話すれば落ち着くんじゃないかと思ってさ・・。 愚痴をこぼしたいなら聞くし、他に話を聞いてというなら、まだ眠くないから電話するよ。 私でいいのなら。
今読み返してみると、かなりワタシの立場に立ってメールしてくれたのがわかるんですが。 なんでだかこのときのワタシは、過剰にビクビクしていて、「じょりぃが話すべき相手はきょんさんでしょ」と言われていると思いこんでしまったんです。 そして、次のようなメールを送ってしまいました。 このときは悪意も攻撃性も微塵もなく送ったんですけど。どっちかというとおどおどビクビクしながらメールしたんです。 なのに、今読み返してみたら、まるっきりケンカ売ってます。ビックリしました。ふえーーーん。
キミと話したいから用もないのに、嫌がられるのを覚悟でメールしてるんじゃん。 きょんとは毎日仲良く会話してますです。ケンカもするけどさ。 それとも、まずはなんでもきょんに話してからでないとキミ的に不愉快だったり失礼だったりしちゃうのかな。 だとしたら直さなきゃね。 電話はもう遅いからいいよ。 別にイヤなことがあったわけじゃないんだー。 キミとコンタクト取りたかっただけで。 (あ、なんか期待してしつこくしようとか、そういうことは考えてないですので。一応伝えておかせてください)
この人が何を言いたいのかさっぱりわかりません。呆れました。 腰が低いのか、ケンカ売ってるのかもよくわかりませんし。 いや、全体的には売ってるみたいに見えます。 特に最後のカッコ書きはいったいなんなんでしょう。 生理前でもないのに、ワタシったらそーとー不安定でわけわかなくなってたみたいですね。 マジで「ナナに嫌われたらどうしよう」ということに怯えまくっております。 そのうえ、「平気平気」みたいに、体裁を取り繕っております。
不愉快です。この人。
ワタシがこのメール誰かにもらったら、「なにこいつ(怒)」と思うだろうなー。
と、ナナも思ったらしく。 怒ってます。
そうなの? だったら最初から電話するなり、「電話してもいい?」なりのメールすりゃいいじゃん。 なんか変に気を使わす様にメールしてくんなよ。 何か含んでるような言い回しの内容なんだよ、私にしてみたらさ。 なんかそして、いつも私が責められてるような気がします。
ほーら。 けっこう怒ってます('-^v)
って、('-^v)なんて顔文字使ってる場合じゃないんですよ! ナナの口調が男言葉に!
なんてふざけてる場合じゃないんですよ奥さん。
自己嫌悪。
ていうか、ちょっとだけ「ここまで言われるほどのことをワタシやったのだろうか」とも思ったんですが、ワタシのメールったらそーとー不愉快ですから(いろんな意味で)、まあ無理もありません。 不愉快通り越して、気持ち悪いですし。
ナナ怖い と思いつつも、今度は比較的スナオな心持ちに自分を持っていき、返信。 (どうして最初からスナオになれないのかしら・・・)
責めてるつもりはなかった。ゴメンナサイ。 うーん……難しいな。 私は今、あなたに対してまったく自信がないので、ていうか、今までもずっと自信がないので、 つい、もってまわった言い方になってしまうみたいです。すみません。
でもやっぱ、どうしたらいいのか、そのときになるとわからなくなっちゃう。 私としてはいっぱいいっぱいのアクションなのです。だから許してというわけじゃないけど。 でもいつも責められてる気持ちになっちゃうなんて、迷惑千万だなキミにしてみたら。反省した。ごめん。 どうしたらいいのかわかんないや。じっくり考えます。
しょんぼり。 スナオに気持ちを綴っていたら、なんだか悲しくなってきました。 みっともねえなあ。 と、きょんなら言うでしょう。
この時点で、もう3時。 寝不足続きのワタシは、目が痛くてしかたありませんでした。
30分待ってもナナから返事が来ません。 もう寝ちゃったかな。 怒ってて、あるいは呆れちゃって、メールする気にもならないかな。 まあ、無理もないよな、なんて。
思ってるウチに、ワタシったら寝ちゃってたみたいです。 しかもかなりがっつりと熟睡。(ホントは悩んでなかったのかしら。それとも悩み疲れたのかしら) 気付けば朝。 こけこっこー。 くっくどぅどぅるどぅーです。
起きてしばらくは状況が把握できていなかったんですが、ハッと気付き、携帯を見てみたら。
2件着信。ナナからです。
何でそんなに恐れることがあるのだろうか?
まずは文学調のナナ。 続いて
あっごめん。 ちがった。 恐れてるんじゃなかったね。 「なんでそんなに自信がないんだろうね」の間違い。
ほっ。 なんか、さっきの怒りメールよりはだいぶやさしい感じに。
ていうかワタシったら、仲直りの肝心なところで熟睡してしまったのでございます。
自己嫌悪。
ごめん。気が付いたら朝でした。 マナーモードにしてたもんで、メールに気づけなかった。
なんで自信がないかというのは、携帯メールで話すのは難しいなあ。 自分でも簡潔に言葉にできるほどよくわかってないだろうし。
とにかく、ゆうべはゴメン。 そしてつきあってくれてありがとう。
1日経ちましたが、当然ナナからは音沙汰ありません。('-^v)
これに懲りて、ワタシ、しばらくは本当に心底おとなしくしていようと思います。 今のワタシは、ナナとちゃんと話ができる状態ではないみたいです。
まあ、こんなときもあるでしょう。 病まない病まない。 <自分に言い聞かせてます。けなげです。と、もう自分で言うしかありません。
今日、ナナに会いました。
去年の暮れのうちから「1月中に、一度どこかに出かけましょう」と約束していたのですが。 1月頭に「恋愛感情はない」宣告事件があり、あらあらどうなってしまうのかしら、なんて思っていたんですけど。
ワタシったら、「放っておいてよ」で宣告事件時の電話を終え、そのあといじけた心でプリプリしているようなメールを送ってそれきりになっておりましたので。(ナナからの丁寧なメールには返信しなかったのです) 「元通りの仲良しさん」になるきっかけがほしかったワタシは、「お出かけの約束」にかこつけて、一週間ほど前にしらばっくれてナナに電話したのでありました。
なんかもうふっきれちゃったし。 ぜーんぜんへーき。 フツウすぎちゃって、ナナも張り合いがなかろうなぁ。ははははははははは歯。
なーんて気持ちで電話したんですが。
ナナの空気が重い。
返事が短い。
何考えてるかわからない。
ということが最初の30秒で確認でき、一気に再会当時の超緊張モードに退行したワタシは、言葉は出てこないわ、どもるわで、しどろもどろでございますよ。 ナナはナナで「こいつ何考えてんだか」と思ったと思いますが。 このあいだ全てを人のせいにした怒りメールを送ってきたかと思ったら、今日はへらへらおどおどしながら「きょ・きょ・今日って寒いよねーあはは あは」なんて電話してきてるんですからねえじょりぃって人ったら。
いかん。 ワタシは3●歳。 大人なワタシのはずなのに。 ナナに対するローティーンぶりは卒業しようと決めたのに。 なにも変わっておりません。
そのうち、子供たちの話題になってきましたら、ナナの口もなめらかになってまいりまして。 ありがとう、子供らよ。
そして出かける日も決まり、なんてことない話もいつも通りにでき、じゃあね、と電話を切ろうとしたら、ナナ
「 もう怒ってないの?」 と。
そ、そうか。 ワタシが怒っていると思っていたのね。 怒ったように振る舞ってしまいましたが、実際は悲しいばかりで怒っていませんでしたし、ワタシの心もすっかり落ち着きを取り戻しましたし。 な、なんて答えようかしら。
「そもそも、怒ってなかったし」とワタシ。
でもこれってウソじゃんちょっと。
「怒ってなかったの?」 「うん。 ぜんぜん」 ぜんぜん、とまで言ってますけどこの人。 「怒ってるかと思った」 「いや、まったく」
しかもワタシの口調はすごく冷たい感じです。 なにその話?ああ、そんなこともあったっけ?なんてことない話だから気にもしてなかったよ、あははのは、なーんて感じです。 自分のプライドを優先しているようです。見栄っぱりのえーかっこしーじょりぃ。 イヤだなあ。 とっても自己嫌悪です。
ナナの「ふうんそうなんだ」でこの話は終わり、しばらくして電話も終了。
そして、一昨日あたりに「末子の幼稚園の役員行事が忙しくてさ。午後が使えなくなっちゃった。日を改める?」とナナからメールをもらったのですが、ワタシとしては少しでも早く一度顔を合わせてわだかまりをなくしておきたかったので、「じゃあ、とりあえず日を変えずに、1時間くらいお茶しようよ」ということになり、本日の短時間デエトとなったのであります。
今日に辿り着くまでにこんなに字数を稼いでしまいました。
で、今日。 11時前から入れるような小じゃれた喫茶店はこのへんにはありませんので。 一番近いファミレス「ガ●ト」に行きました。
・・・・無言多し。
やっぱ、なんか、今までどおりにしらばっくれてすぐにすんなり、というわけにはいかないものですね。 ワタシよりもナナのほうが、なんかわだかまっているというか。 ワタシの自分勝手な振る舞いに、怒ったりとまどったりさせてしまっているのかなぁ。 ていうより、何を言えばワタシが傷ついちゃうのか計りながら話す、みたいな気を使わせてしまっているのかもしれません。
お互い、先日のゴタゴタについては一切何も触れず。 たまに長い無言を挟みながら、どうでもいいような話をちらほらと。 時間がたつにつれ、ナナから笑顔が出るようになってきて。
よかった。 ほっ。 ワタシは相変わらずへらへらしております。 へらへらはワタシの大切なヨロイなのでございます。ということを本日きっちりと自覚いたしました。 自分の感情に正直に喜怒哀楽を出すほうが、ワタシにはしんどいのですね。
「ねえ、そんなに年中幼稚園の仕事で忙しくてさー、3月、旅行行けるの?」とワタシ。しゃあしゃあと。 「うん。大丈夫だと思うよ。 あ、でも土日にしてね?」 「うん」 「もれなく末子がついてきちゃうと思うけど・・・」 「(笑)全然OK」 「なんかさ、最近、末子があたしにひっつきっぱなしでさ。ママじゃないとダメになっちゃって」 「ふうん」 「前はパパとか次女ちゃんとも寝れたんだけど、最近あたしじゃないとダメなんだよね」 「かわいいじゃん」 「んー、まあね。そういうのもこれで最後だろうし(笑)。 パパはさびしがってるけど。『なんでパパじゃダメなんだよー末子ー』とか言って(笑)」 「はははは」
このときは話をそのまま素直に聞いて、なんだ末子ちゃん甘ったれだなあ、なんてこと思っていたんですが。 帰りの車の中で「も、もしかして、ワタシったら警戒されてて、それで末子ちゃんを連れていくことに?」なーんてうがった考えも頭に浮かんだのですが。
考えてみたら、「3月に旅行に行こう」と話していた秋頃からすでに「そのときは末子付きかも」と言われていたことを思いだし、ちょっと安堵。 まあ、ナナに触られることすら拒否するワタシに淫らな行為に及ばれるとは、さすがにナナも思わないでしょうしねえ。
ゴタゴタ話にビミョーにシンクロする話題が、ひとつだけ出ました。
ナナはつい先頃とある占い師さんを訪ねていったのですが。 「占い見てもらおうかなーと思って」と年末に言っていたので、どうせ見てもらうなら、行ってからずずーーんと来ないようなところに行って欲しいと思い、ワタシのまわりで人気のある占いの先生をご紹介したのです。 その先生、言ってもしょうがないイヤなことは言わないんですよ。 常に「解決策として」の答を話してくれて、最終的には「でも、結局あなたがどうしたいかよね。やりたいようにしかできないんだもの」と適当な(でも大事だとワタシは思う)ことを言ってくれるので、その先生と話すと「まあなんとかなるか」という気持ちになれるのです。他力本願な気持ちにもなりませんし。不安も煽られませんし。おかしなモノも売りつけられませんし。 それになにしろ美人なんです。<ここ、大事 おまけに安い。 一人の生年月日につき、2千円でございます。
で、その話も出ましてね。
「あの先生、独特だよね。なんか、適当っぽく感じるんだけど、親身になってくれるし(笑)」 「うん。 ワタシのまわりでは人気あるんだよね」 「みんなはどんなこと占ってもらってるのかな」 「ワタシは独立する時期を見てもらうのと、独立を決めた年の2回、仕事のことで相談したけど。 ワタシのまわりの若い娘どもは、恋愛相談ばっかだよ(笑)」 「恋愛かー(笑)。そんな、自分の気持ちが頼りなモン、人にきいて決められるのかぁ?(笑)」 「いろいろ言ってもらえるのが楽しいんじゃないの? 安いしさ。アミューズメント感覚っつーことで」 「なるほどねー。 でもさ、恋愛なんて、何見てもらうの? 好きな人との相性とか?」 「それもあるだろうね。 でも、あの先生のところに通ってた連中は恋愛ジャンキーが多くてさ、 今つきあっている人がいるけど、違う人ともうまくいってきちゃって、どっちにしよう、とか、そんなのが多かったかな」 「???? なんだそれ?」
ナナ、きょとんとしております。
「なんでそんなこと訊くのだー?」とナナ。 「楽しいからだろ」 「ていうかさー、両方スキなら、両方とつきあってればいいじゃんねー」
え? いいのそれって?
「あははははは。 まあ、ワタシならそうするけどね」 常に常に。 「(笑) みんなはどうしてどちらか選ぶの? どっちかを特別スキならそもそも相談しないよね? 自分で選べないほどスキなんでしょ? どっちも」 「うーーーん・・・・。 ワタシが思うに、結婚がからんでくるからじゃないかな」 「結婚?」 「うん。 結婚したければ、どちらかに絞らなければならないよね」 「なるほどねー・・・・」
と納得してくれたあと、ナナが言いました。
「でもさー、あたしには実は、いっぺんに同じくらい好きな人が存在するってことがピンとこないんだよね」
それってもしかして、ワタシも含む?(°▽°)
そして、ポリガミーとモノガミーの説明をするじょりぃ。 (ちなみにこちらのテキストが興味深かったです。コレによるとワタシは「モノガミーの枠を越えられないポリガミー」で、問題アーリーな風情)
「なるほどね。 ・・・それって、お互い相容れるものなのかな?」とナナ。 「ワタシは相容れないと思う。 頭では理解できても、感覚として受け入れられないんじゃないかな。 特にモノガミーからポリガミーを見た場合」 「 かもね」
無言。
そろそろ時間だね、ということで店を出まして。 本日のデエト代、二人合わせて600円足らず。 安いです。
そして。 今日気付いたこと。
ワタシは以前ほどナナを前にしてときめいておりません。 たぶん、先日の騒動があって、ワタシの感情は仮死状態に入っているのではないかと。自己防衛のために。
あるいは、ホントに気持ちが冷めてしまったのでしょうか。 今はまだわかりません。 でも、この仮死状態のおかげで、全体的にはいたってフツウに、今までどおりに振る舞えたと思います。 と思っているのは自分ばかりで、実はそっけなさすぎたりそわそわしすぎたりということがあったかもしれませんが。 自覚している限りでは「いたってフツウに、友達とお茶しました」という感じでございました。
ナナを家まで送って。 車から降りながら「今度またゆっくり会おうね」と言ってくれたナナ。
「うん」 「あたしが忙しぶっちゃってて悪いんだけど」 「しかたないよ」
車から降りて、ドアに手をかけながら、「あー・・・」と小さく何か言いかけるナナ。 「ん?」 「 夜に家に来てよ、またさ」 「うん」 「夜なら時間つくれると思うんだ。子供たちも喜ぶし」 「うん」 「夜なら、週末だとありがたいの」 「週末って、土曜日ってこと? 金曜日?」 「金曜日」 「わかった」
なんとなく、不器用に一生懸命伝えてくれているような感じがして、嬉しく安心するじょりぃ。
ドアを閉めながら「またね」と、最後にふたたび念を押してくれまして。 やさしいな、キミ。 気を使ってくれているのだね。
ドアを閉めてからも、こちらに向かって何か話しております。 口の動きから察するに「きをつけてね」だと思います。 こんなに別れ際引っ張ってくれることもないので、やっぱり気を使わせてしまっているのかな。 それはそれで、ちょっと嬉しかったりもしますが。なんか調子狂います。 ワタシのことなら、そんなに心配しなくても大丈夫だよ、ナナ。
「きをつけてね」に応えて手を振って、ナナも手を振って。 車を方向変換させて、発進するときに、少し遠くなったナナを見たらまた手を振ってくれて。 車が走り出してもまだ振ってる。
いつも通りそっけなくしてくれていいのに。
そんなに手を振るな。
サヨナラに見えてしまいそうなのだよ。 今のワタシには。
ワタシにとって、悲しいことがありました。ナナとのことで。 前回の日記「ご神託」に、なんとなく匂わせてしまうといういやらしいことをしちゃったりしたんですが。
「知人に見つかったらどうしよう」とビクビクおどおどしながら(それでも好き勝手に書いているわけですが)続けていたナナワタを終わりにする、いいきっかけかもな・・・なんて具合に、ここ2週間ばかりメソメソいじいじしていたじょりぃだったのですが。
その顛末を、やっぱり今までナナワタをご覧になってくださっていた方々に知っていただきたいな、と思い始め、書き始めたら、なにしろ2週間分の思いなので、とんでもない長さになっちまいました。 日記の容量を軽く超えております。 というわけで、別ページをつくりました。
そんなクソ長い文章でもいいから読んでみてやろう、というかたは、下のリンクをクリックしてくださいませ。 でも、ホントに長いですよ? 暗いし。 くどいし(これはいつもですが)。 覚悟してください。
さらばローティーン
宝くじって。
ワタシの場合、「絶対当たらない」とわかってて買うんですけど。 買うといっても1枚〜3枚。 セコ。 一等前後賞は絶対に無理です。 でも、実はズバリ一等を狙っております。 ずうずうしいです。
「絶対当たらない」とわかっていても、それでも買ってから発表までのドキドキワクワク感が楽しくてですね。 みなさん、まあそうだと思うんですが。 中には生活かかってるかたもいらっしゃるかもしれませんが(いるのかしら)、ワタシはまさに、「夢」を買っているわけでございます。 絶対当たらないのはわかってる。 でもでもでもでも、もしかしてもしかしたら・・・! で、発表見て。 あ、やっぱりダメだった。てへ。そうだよねー。当たるわきゃぁないよねー。 で、また次も1枚とかせこせこ買うわけです。ドキドキしながら。
が、先日、ワタシすごい人に会っちゃったんです。 人、と言っていいのかわかりませんけど。 誰かというと、「宝くじの神様」です。 宝くじのことならなんでも知っていて、もちろん未来の当選者だって全部わかってて、宝くじのすべてをつかさどっている神様でございますよ。 そんなかたが、わざわざワタシごときの前に現れてくださったのです。 ありがたいことです。
で、神様、どんなご信託をくださるのかと思ったら
「おまえさん、宝くじ、いっくら買っても当たらないよ」
なんてことを言いやがったのです。
わあい。 結果がわかったから、もう無駄金使わないで済むーー。やったーーーー。
なんて思えるはずないだろこのくじ神野郎!!!
ひどい! そんなこと言われなくたってわかってたのに! ワクワクドキドキを返せ! と、神様に抗議いたしましたら、神様は静かにおっしゃいました。
「わかってたと言っても、もしかしたら当たるかもって思ってたじゃろ? なんか、おまえさんがあんまりワクワク買っとるんで、気ィ持たせちゃったらかえって悪いと思ったんじゃ」
・・・・ワタシ、もしかしたら当たると・・・思ってたか。 思ってたよな確かに。 でもでも
「でも、思ってなかったです」 「でも、思ってたじゃろ」
・・・今宣告されてガッカリしているということは、思っていたということか。
なんだか恥ずかしい。
もちろん、もう宝くじなんて買えません。 当たらないって、今度は確実にわかってしまったからです。 今までと何が違うのかよくわかりませんが、夢がなくなってしまったのはよくわかりました。
当たるかも、という妄想すらできなくなってしまいました。 そう、妄想だけでも楽しかったんですよワタシは。
なんとなく、ワタシの「何か」のなかで大きな「何か」が失われてしまいました。
ありえないこととわかっていても、ドキドキワクワクしているだけでよかったんです神様。 夢を、妄想を、返してください。 なんだか悲しくて悲しくてしかたないんです。
なんのことやらさっぱりわからないかもしれませんが。 あるいはすごくわかりやすいかもしれませんが。 気が向いたら書きます。 もちろん、宝くじの話なんかじゃありませんけど。
とりあえず、神様にご神託をいただいてから、もうすぐ一週間になります。
| 2005年01月10日(月) |
リコーダーテクニック |
ワタシを苦しめていた仕事がやっと一段落。 本日は午前中はお休み、と決め、じょりぃはゆーーーっくりと睡眠をとりました。 久々の8時間睡眠。幸せでございました。
とはいえ、最後の2時間は無理矢理寝ていたようなもので。 「せっかく休みにしたんだし。午後は仕事だし」ということで、うつらうつらとしつこく眠るじょりぃ。 そんな状態だったもので、夢を見ました。 こんな夢です。
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ナナの家にワタシはいます。 子供たちと遊んでおります。
アルト笛で遊ぶ子供たちに、じょりぃはエラそうにあーじゃないこーじゃないと教えております。 とはいえ、冗談ばかり言っていて、吹いているよりもケラケラとみんなで笑っているほうが多いような状態で。 まあ、いつもの子供たちとの様子と一緒でございます。
そうしましたら、ナナが突然、アルト笛はおろか、ソブラノ笛よりもさらに小さなリコーダーを取り出しまして。 長さにして15センチくらいでしょうか。 そして、何を思ったのか、自分の顔にタオルを垂らして顔が見えないようにした状態で、そのリコーダーを吹き始めました。
すげえ!うますぎ!!!!!!
素人の域を超えております。 曲はアナタ、ルロイ・アンダーソンの「タイプライター」冒頭部ですよ。 速いんですよ! 細かいんですよ! すごいテクなんですよ! で、なぜかタオルかぶって吹いてるんですよ! 指が動いているのだけは見えるですよ。
あまりの熱演に興奮し、思わず「・・・すごい・・・・!」とワタシが呟いたら、ナナは恥ずかしがって演奏をやめてしまいまして。 タオルも外しました。
「やめないでよ! もっと聴きたい!」とじょりぃ。 「ヤダ」 「続けてよー」 「恥ずかしいからダメ」 「お願いだからー。もうちょっとだけ、ね?」 「イヤだってばー」と言って、逃げてしまいましたとさ。
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と、ここで目が覚めまして。 なんか変な夢だなー。はははははは。 なんでナナがリコーダーなんてさー。しかもすごいテクニッ ク?
はっ。
ここで、じょりぃの中のフロイト先生がざーーーーっと分析。
なんか、これってものすごく恥ずかしい内容じゃないですか?
恥を承知で、しかも少ない知識で、じょりぃ流フロイト式夢診断をさせていただきます。 ちなみにものすごくテキトーにもの言ってますので、心理学がわかって気にさわるかたはビシビシ訂正してくださいませ。(それもめんどくさいでしょうけど)
リコーダーといえば、もうほら、ペ●スのことですよねきっと。 しかも口にくわえるもんでございますよ奥さん。 あらまあいやらしいこと。 で、アルト笛という、身近なリコーダーの中ではご立派なもので、ワタシは子供(=未熟な性)相手にそれについての蘊蓄(ばかり)をかましておったと。
そこにナナ様の登場でございますよ。
ナナがリコーダーをすごいテクでもって、口にくわえて指動かして吹いてた、ってこれはもはや・・・・言えません。 いわゆる、ええと、リコーダーでなくて尺●? <えげつない
きゃあ。 ワタシったら、ナナのフェ○チ●をイメージした夢を見ちゃった! と、最初はそんなこと思っていたんですが。
もうちょっと考えてみましたら、もっと恥ずかしい解釈が生まれてきました。
ナナが吹いていたのは、アルト笛と比べてトテーモ小さいものだったわけですよ。
それってそれって。
もしかして、女性の、ええと 言えません。 を象徴していたりしないかしら。 なんて。
で、その演奏(超技巧派テクニック&指の動き付)を受けてワタシが発した言葉がこちらでございますよ。
「・・・すごい・・・・!」 「やめないでよ!」 「もっと」 「続けてよー」 「お願いだからー。もうちょっとだけ、ね?」
・・・・・・・・・・・・・・。
ワタシが今、自分に思ったこと。
どうせなら、カムフラージュした内容でなく、どうしてもっと具体的で直接的な夢を見なかったんだよこのモジモジ野郎!!!
リコーダーでごまかしたりせず、夢ならもっと堂々と自分の願望を叶えるべきだと思います。 というか、夢まで気取ってスカして優柔不断なのねワタシって。
まあ、考え過ぎと言えば考え過ぎでございます。 ワタシはただ単に、リコーダーを愛しているだけでございます、実際のところは。きっとそう。たぶんそう。おそらくそう。
で、ナナがタオルかぶって笛吹いたナゾは、未だに解明できておりません。 (って、何ひとつちゃんと解明できていないんですが。 それにしても惜しい夢でございました)
『パパの浮気』をテーマにしていた(変なテーマ)(ちなみにパパは浮気なんてしてません)話の流れの中で、「男の人は浮気するならやっぱり若い娘のほうがいいよねきっと」とナナが言いまして。 「そうかな?」とワタシ。 「とりあえず、あたしが男なら若いピチピチした体がいいな」 「ワタシは関係ないな、年は」 「そーーおーー?」 「うん。 好きになった相手と浮気したい。好きになるのは年上が多いから、ゆえに若い娘には気がいきづらくなると思う」 「そうか。 好きな人とエッチするのかじょりぃは」 「あなた違うの?」 「浮気なら、そして自分が男ならカラダ重視かなぁ」 「ふうん」
そしてなぜか「じょりぃだって、体の見た目だけで言えば若いほうがいいはず」と決めつけたがりまして。
「確かに若い子の体はキレイだけどさ。若いというだけでキレイだよね。張りがあって」とワタシ。 「でしょ?」 「でもさ、こう、年を重ねた色気というものもあるじゃないか」 「それは雰囲気とかで、純粋に体の線ではないでしょ?」 「いや。 例えばたるんできた体とか、たれてきた胸とかにもさ、それなりの『おおっ』という感じがあるのだ」 「ちょっとそれは違うと思うなー」 しつこいな。
「例えばキミで言えば」 「うん」 「すでに『人妻』というエロい響きのオプションがついてきて、それだけでポイントアップ、みたいな」<アホです 「(笑)そのオプションはわかるけどさ、やっぱ純粋な意味から外れると思う」 「厳しいな」 「でもさ、子供を産んでいない『人妻』なら、まあ話は別。カラダの線の崩れかたが違うもん」 「ならば、『出産済み』というのもオプションに加えよう」<アホです 「だからー、出産済みは逆オプションなんだってば。ていうか、出産というより、授乳がネックなのだよ」
このあと、「人によってもちろん違うだろうけど」とことわりながら、授乳(しかも3人前)によっていかに自分の胸が変わったか、細かく説明するナナ。
興奮します。
「・・・・ってなっちゃうんだよ?」 「ふうん」<想像力全開中 「あたし、自分のカラダにあまりこだわりなかったけどさ、胸のことはちょっと悲しいのだよ」 「ピンとこないなー。サンプルないしさ」 「サンプル?」 「見せて」 「は?」 「見てみないとなんとも」 「見せるわけないでしょ」 「見たい」
本気で、すごく見たかったんですよ。
「今度一緒にお風呂入ろ」 <さんざんお風呂は一緒に入れないと言っていた人の発言 「もうじょりぃとは一緒に入れないもん」 あっそ。
「若い頃はさー、けっこう胸の形、自信あったんだけどなー」とナナ。 「写真はないの?」あるわけないだろ 「あるわけないだろ」やっぱり 「見ておけばよかった」 「(笑)どうやってだよ」
このあと、若い頃の自分の胸の形状を説明してくださるありがたいナナ様。 「ふうん」「へー」「そーなんだー」と気のない返事をしつつも、頭の中は桃色一色のじょりぃ。
バーチャルでもいい、他人の胸でもいい。 という勢いで。
電話を切った後、「乳」関係のキーワードで、ナナの話を頼りに画像検索しまくったのは言うまでもありません。 中学生男子のような自分が、かわいくてうんざりします。
「ねえ、スパイキット、使えた?」とナナ。
ナナからクリスマスプレゼントにもらったオモチャ、「望遠スコープ&ミニライト&集音装置」のことでございます。
これ。
「ああ、使えた使えた。特に集音」 「アリの声も聞こえた?」<マジメです 「アリ、しゃべんないからさ」 「なんだ。つまんないの。 誰かの喘ぎ声とか聞こえた?(笑)」
誰の喘ぎ声だよ。
「聞こえないよー。 あ」 「なに?」 「聞きに行こうかな」 「何を?」 「喘ぎ声。 キミんちにさ」 <どうかしてます 「壁をよじ登って、集音器に耳を澄ませるわけ?(笑)」 「うん。 ていうか、1階風呂場狙いだな」
前々から、この夫婦は風呂場でエッチしていると、自信をもって見当をつけていたじょりぃであります。
「あはははは。お風呂じゃ聞こえないと思うよ」 「え!」 「お風呂でなんてしないよ」 「(びっくり) じゃ、どこよ」 「いーじゃん、どこだって」 「パパの部屋かな?」 「教えないよ。 じょりぃ、ホント変態ぽくてさー、マジで盗聴器とか仕掛けそうなんだもん」
すごいですワタシの評価。
「仕掛けるから教えて」 「じゃ、キッチン」 「え!!!!」 大興奮の単純バカ。 「あははははははははははは」 「いーなー、キッチン。 キッチンにしよう」 「ホント、どうかしてるねー。 嬉しいの?こんな話」 「うん。 ん? うーーーーーん・・・・・・ 半分嬉しい」
「残り半分は?」 「フクザツだー」 「バカだね」 「うん」
それにしても。 盗聴器仕掛けそうと思われてるのかワタシ。
ワタシのことがよくわかってきたなあ、ナナ。
晦日に完全告白した電話のとき。 朝もしらじらと明けてきた頃、ナナがワタシに言いました。
「ねえ、もしきょんさんとダメになって、ひとりになっちゃったらさ」
縁起でもありませんが。
「うん」 「うちで、一緒に住む?(笑)」
え。
ナナが何を考えて、どこまで本気で言っているのかわかりませんが。 まるっきりの冗談ではなかったみたいです。
咄嗟にワタシが口に出してしまったのは「心配してくれてありがとう」ということよりも
「・・・・なんか、ちょっとツライかも」 でございました。
「ツライの? なんで?」 「・・・・・毎日パパと一緒にいるとこ見るのもさ」 「(びっくりしつつ) いつもツライの? パパとあたし見てるの」 「あいや、いつもいつもってわけじゃないよ」 「パパがいるときって、じょりぃ、楽しくなかったの? パパがいるとうちに遊びに来るのイヤ?」 「いや、そんなことないよ。ゴメンゴメン。 たださ」 「うん」 「いちゃいちゃしてるときは、やっぱイヤかも」
どうせならもっとスペシャルにいやらしいことを展開してくれれば。 って、そんなのもちろんホントはもっとイヤですけど。
「いちゃいちゃ?」 とナナ。 「あ、こう言ったからって遠慮せずに、今までどおりいちゃいちゃしてくれていいんだけどさ」 「あたし? いつパパといちゃいちゃした?」 「キミがすることはないけどさ。パパはするよ」 「どんなことだぁ?」 「後ろから抱きついたりさ、顔触ったりさ」 「そんなの、いつだってしてるし。わざわざしてるわけじゃないと思うけどね」
カチン。 誰がわざわざって言ったよ。 ていうか、なんだか話がそれてきましたか?
「ワタシのまわりの夫婦は、あまり人前でそういうことをしないものでね」イヤミ 「ふうん。そうなんだ。あれくらいのことしないのか」
カチン。
「しないだろ。普通」 「うちは普段はもっといちゃいちゃしてるけどね」
カチン。 ていうか、本格的に話題がすり替わってまいりました。
「あっそ」 「そーだよ」 「でもアレだ」 「なに?」 「ワタシときょんのほうが、日常ではキミんちよりいちゃいちゃしていると思うな」
対抗してますワタシったら。幼稚。
「(笑)あ、そーなんだ」 「うん」 「おたくのことは知らないけどさ。 うちだってけっこういちゃいちゃしてるよ」 「だからうちはもっとなんだってば」
アホか。勝手にやってろ。 (自らあくび)
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