巨人、ユニホームのロゴを「YOMIURI」へ(朝日新聞 5/28)
プロ野球の巨人が「株式会社よみうり 東京読売巨人軍」から独立し、
「株式会社 読売巨人軍」となることに伴い、ビジターのユニホームの胸のロゴを
「TOKYO」から「YOMIURI」に変更することが決まった。
新ユニホームは7月9日から早くもお目見えするという。
29日の朝日新聞朝刊のスポーツ欄のコラムはこれを
「地域密着の道に逆行」と批判している。
まあ、朝日としては、当然そう言うだろう。
第一、朝日新聞に「読売」とネームの入ったユニフォームの写真が載るのは
甚だまずい。
それともビジター試合の巨人の写真は載せないのかな。
朝日に「YOMIURI」が写るか否か、今後の扱いに注目である。
それはともかく、”良識派”は朝日同様、建て前論を持ち出して
今回の読売の決定には批判的だろうが、私は結構な事だと思う。
理念に逆行しているか何かは知らないが、企業スポーツという
日本のプロ野球の実態はより露わになったからだ。
むしろ今まで東京を僭称していた事の方が、「読売新聞野球部」の現実を覆い隠し、
逆行していた。
「東京」を捨てて「読売」に変えた理由を、読売本社専務上がりの新球団社長は
「巨人は東京だけじゃなく、全国にファンがいる」と説明している。
成程、読売新聞=全国紙だし、そして巨人が読売新聞の販売拡張の尖兵である事は
誰もが知るところ。
「YOMIURI」のユニフォームを身につける事で、
松井も上原も自分が読売新聞販売拡張員である事を、改めて自覚するだろう。
原監督も「GIANTS愛」なんてキャッチフレーズはやめて、
「YOMIURI愛」に変えるべき。
その結果松井が今シーズンオフ、「YOMIURIが嫌なのでメジャーに行きます」
なんて事になったら面白い。
ちなみに「軍」を名乗るのは現代日本においては巨人軍ぐらいだが
(あとは救世軍か)、英語でgoonとは、「ならず者、阿呆」の意味である(笑)