- 2011年06月20日(月) 拷問
人間ドックへ行った。 その中で、今回は大腸の内視鏡検査をお願いした。 「若いから平気だよ。」なんて言われるけど、やっぱり一度見てもらいたい。 そんな興味がちょっと背中を後押ししたからだ。
お尻の内視鏡は準備が大変だ。 前々日の夜から薬を飲みだし、腸の中に食べ物が残らないように食事も調整する。 さらに当日は、経口腸管洗浄剤というのを飲む。 これがかなり厳しい。
待合室とトイレ。 シンプルな作りの部屋に監禁されて、ひたすら2リットルのビニールバッグの中身を飲む。 ポカリみたいな味で、問題ない…と思っていたのは最初の30分くらいですぐ気持ち悪くなった。 サクサクお通じが来るのを期待したけれど、そうじゃないらしい。 1時間が経って、1時間半が経って、最後の500mlが飲めない。 吐き気がすると訴えても看護婦さんは「頑張ってください!」の一点張り。 給食のニンジンが食べれない子供のような、そんな感じで時間だけが過ぎていった。
歩くと楽らしいよ。 そんな声も参考にして、院内を歩いてみるが2分でトイレへ急行。 多分、胃が参っちゃってたんだろう。 嗚咽して戻した。
看護婦さんの「どうですか?」に、「ちょっと吐いちゃいました!」と笑顔で答えると 「じゃ、お代わりですね♪」の一言。 追加されたビニールバッグと紙コップを眺めながら、時計の針だけが進んでいく。 この小部屋だけで何時間費やしたんだろう。 悲しくなった。
結論から言うと、内視鏡ではポリープが発見され、生検の結果待ち。 検査はやはり大事だな、と思う。 ただ、帰り道でも常にトイレがそばにないと怖くて動けないし、おならの度に便座に座る忙しさ。 お腹はずっと張ったまま、痛くて不安で、二度とやりたくない、というのが本音。
自分に甘いもん。 年齢の10の桁が変わる頃までは、もう受診はやめようと思う。
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