後悔日誌
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2008年12月28日(日) 否定


子育て先輩から聞いていたこと。
2歳から3歳でやってくる”イヤイヤ期”という季節。

「これ食べようね。」
「嫌!」

「あれしようね。」
「やだ!」
みたいな感じで聞いていたけど、実際なんでも否定的だ。


「与作が木を切る〜♪」と」口ずさめば後ろから
「切んな〜い!」という元気な声。

「サンタクロースがやってくる♪」なんて歌にも
「サンタクロースはやってこない♪」って上手に替え歌する。
メロディーにうまく合わせるのって結構難しいような(笑)


車の中でのこと。
「めっちゃ好きやねん。」って言ってみたら・・・。
「めっちゃ好きやないよ〜」って返された。

関西弁もしっかり否定できるんだもの。
イヤイヤ期って凄いゎ。



2008年12月26日(金) 10km


10km走ってみたいと思っている。
そう思って出掛けた。

横浜は坂の街。
平坦と思っていた近所の道は結構険しい。
調子に乗って走っていたら左足が悲鳴を上げだした。

ものの30分。
たった5km。

それから足を引きずりながら1時間かけて帰った。
バス代くらい持ってけば良かったナァ…。



2008年12月24日(水) 紫


そういえば、紫色の服持ってた!
制服を見て、そんなことに気が付いた。

船長さんの制服でお馴染みの、袖口に巻いてある金色のライン。
2本は2等航海士、3本なら1等航海士、そして4本だと船長。
線の数で階級を示している。


実はもうひとつあって。
この金色のラインの間にある色で職種も示しているのだ。

まずは赤色。
これは血の色から、船医さんが巻く色。

次は緑色。
これは陸の色って言われてるけど、陸上と連絡が取れる通信士さんが巻く色。

そして白色。
これは紙の色、事務員さんが巻く色。

最後は紫。
これには色々な説があるんだけど、機関士さんが巻く色。


紫の線の話。
昔は線の間に色分けなんてなかったんだとか。
ところがあのタイタニックの事故の時、機関部一同は最後まで機関室で電気を作り続けた。
そして沈んでいったことに追悼の意を込めて、英国皇室がロイヤルカラーの紫を認めたんだとか。
嘘か本当か分からないけど紫は格の高い色だし、信じておきたい気分。


自分の仕事だからってのもあるけど。
この紫色の線が大のお気に入りなんだ。



2008年12月23日(火) 流行


今年の流行りなんて気にしたことなかった。
でも、ひょんなコトから紫色と知って、出掛けてみたらその色の多さに驚いた。


面白いのはそれぞれのファッションにワンポイントでパープルを入れていること。
それは、ストールだったり、ジャケットだったり、襟口から見えるシャツだったり。
なんか皆が一生懸命にその色を付けているようで可笑しかった。

「むらさき色のこと、好きなんだね。」


無理して仲間には入りたくないけど…。
だけど、なんだか買い物に出掛けたくなった。



2008年12月22日(月) 同級生


思い入れの強い年がある。
何かといえば、自分が誕生した年。
その数字を見るとなんだかホッとする。

神戸のバーに、たまたまそのナンバーのウィスキーが並んでいたことがある。
注文すると「私も同い年なんですよ。」
バーテンが嬉しそうに笑った。

その一杯は本当に美味しかった。
とにかく特別な味がした。


同級生のウイスキーたちはもう手の届かない存在になりつつある。
けれども、時々見たくなってしまう。
この歳でもサンタさんが来てくれるなら、靴下にはボトルを1本入れておいて欲しい。


サンタクロースは遠くからやってくる。
我慢できずに途中で飲んでしまい、空の上で大宴会。

今年もきっと、プレゼントは届かないんだろうナァ…。



2008年12月18日(木) 阪急電車


有川浩「阪急電車」
なんとなく読み始めて、すっかり世界に引き込まれてしまった。

宝塚から西宮までの電車の中で流れていく物語。
描写がとても丁寧で、でもよくありがちな日常で。
この先なにが起きるんだろうというドキドキが本当に楽しい。
本を閉じたあと、思わず微笑んでしまった。


活字を読むのは久し振りだった。
最近はネットのせいか、本屋にいく回数も減って本との出会いも薄れている気がする。
テレビでも映画でもゲームにもない感覚。
作者の世界に浸りながら、好きに時間を過ごす。
ほんと読書っていいなぁ。



休暇になったら図書館に行ってみたくなってきた。
もちろん電車でね。(読めば分かります。笑)



2008年12月17日(水) 長岡京


「その時、歴史が動いた」を見た。
桓武天皇が即位して京の都を作るまで。
様々な見方はあるのだろうけれど、こういう番組作りはさすがはNHKだと思った。


鳴くよ(794)ウグイス平安京。
この影に埋もれている長岡京(784)の存在。
以前、京都に出掛けたときうっすら知っていたんだ。

キャラクターの「せんとくん」騒動のせいで少し耳慣れた遷都という言葉。
遷都とは都を移すこと。
より良い政治を行うために、昔は首都ごと引っ越したという。
豪快だ。


平城京(710)の失敗は、慢性的な水不足。
そして、それに伴う衛生の悪さ。
他には力を増す貴族たち、仏教勢力。

そして現在の京都府向日市にあたる長岡京に都を移すわけだけど。
桓武天皇は内緒で計画し、一気に遷都を行ったんだとか。
新しい都は川のそばで交通の便もよく、水不足も解消。
そして敵対する貴族の屋敷や仏教寺院を排除しての町づくり。
発掘から各戸には井戸や水洗トイレの跡があるというからたいしたものだな、って思う。

ところがこの都は長くは続かない。
反対する勢力が桓武天皇の側近(藤原種継)を暗殺してしまう。
謀反を調べていくうちに、それは平城京の仏教徒たちや実の弟(早良親王)ということが分かる。
早良親王は流刑になり没す、そしてその怨霊が噂されるようになる。

身内の不幸が絶えなかったり、大飢饉が発生したり。
都の中に川を通していたのが仇となって水害が起きたり。
苦渋の判断で桓武天皇は2回目の遷都を行う。
それが平安京。


京都というのはこうして成り立っている。
歴史は振り返ることばかりだけど、愚かなことばかりじゃない。
たまには昔に浸るのも良いなと思った。

中学校の時だっけ。
年号を暗記して、テストの時に書けばいいだけのそんな歴史の勉強。
学校じゃ推測では語れないからなのかな。
このくらい向き合えば、取り方も違うと思うんだけどね。


2010年は平城京遷都から1300周年。
少しづつ、そんな節目に近畿が盛り上がってきているらしい。


でも何故か。
消えてしまった長岡京だけが、ずっと気になってしまう。
それだけが、忘れられない。



2008年12月12日(金) 落下


今日も病院へ通勤。
車からおりるその瞬間!


ガシャ。
携帯が地面に当たる音にハッとした。
取り上げて角を見ると銀ピカだったメッキのエッジに深い傷。


いつもそう。
大事に使っていても、傷がこうして増えていく。
そして傷とともに愛着感も薄れていく。


最初の一撃は一番痛々しいもの。
割り切れたけど、ショックだったナァ…。



2008年12月11日(木) RSV


またまた入院だ。
子供ってどうしてこんなにも弱いんだろう。

痙攣、肺炎、RSウイルス。
また、新しい言葉だ。


インターネットで調べてみると
(respiratory syncytial virus: RSV)
乳児急性気道感染症(細気管支炎、肺炎など)の主な原因ウイルスとある。
冬季に流行して日本では2歳までにほぼ100%が初感染を受けるとか。


病院の大部屋はRSウイルスっ子を固めた部屋であちこちでゴホンゴホンの声。
なんだかそこにいるだけで健康にはなれなそうな気がしてしまうから恐ろしい。

点滴チューブに酸素濃度計。
少し遠くを見ているような目つきからして具合は良くないんだろう。


辛抱して頑張れよ。
変わってあげられないところが辛い。



2008年12月03日(水) 節目


痛い朝。
昨日と今日は違うんだ。

前に進んだはずなのに、後ろばかり見てしまう。
自分は本当に弱い人間だと思った。


男らしく、胸を張って、堂々と。
なれたらいいのに。



2008年12月01日(月) 三つ星


夜が来るのがとても早くなって。
風がとても冷たくなって。
冬。

何気なく見上げた空に笑顔を見つけた。


「待ち合わせ、してるんだけどナァ…。」
少しだけ躊躇したものの、思わずカメラを取り出してシャッターを切った。


口許は三日月。
左目は金星、右目は木星。
神戸の夜景に負けないくらい明るく輝く三つ星は地球を笑っているみたい。


月の直径は3475km。
金星の直径は12104km。
木星の直径は142984km。
地球からの距離もあるけど重なり合う偶然が不思議。


3つの星が接近する現象は3年に一度あるそうで次は2012年の3月頃。

また笑顔に会いたい。



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