後悔日誌
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2006年09月27日(水) 常連


看護婦さんから名前で呼ばれて「お熱測ってくださいね。」とか
「今日は点滴少し早めますね。」なんて言われてすっかり常連な気分。

無機質な天井にぶら下がるビニールバッグ。
黄色い液体がとくとくと滴り落ちて右手から体へ。
寝心地の悪い硬いベッドに水色のいかにもって毛布を被りながら目を閉じた。


診察室からは色々な相談が聞こえる。
顔は見えないけど、たくさんの人がそれぞれ悩んでる事は分かる。
不安を吹き飛ばす声で診断する先生の声。
それに応じる患者の反応。
採血やら点滴やら、それこそ休む間もない看護婦さんの足音。
自分だけが時間が止まったような錯覚を感じた。


「はい、しばらく指で押さえてくださいね。」
あっさりと針を抜かれて診察室を後にする。

待合室の喧騒。
事務的な受付からの呼び出しの声。
「雨があがったんだ。」
そんな患者のやり取りを横目に外へ出た。
病院の外は眩しすぎて、なんだか目を細めた。

「あっちいな。」
こそっとつぶやいて愛車に乗り込む。
フロントガラスの雨粒がきらきらしていてワイパーをかけるのが惜しい気がした。



2006年09月26日(火) 結果


喉は痛いが熱は下がった。
まずまずの復活感を感じながら昨日の検査結果を聞きに病院に行った。

やや言葉をためながらじっくり説明してくれる先生。
白血球が異常に高い…なんてのもあったんだけど。
驚いたのはFe(鉄)とK(カリウム)の値の低さ。
なったことないけど貧血とか心臓停止!とか起きる値なんだとか。
もれなく今日も点滴を頂く羽目に…。


やはり数字を見るとあからさまにびびるもの。
二ヶ月にわたり家事手伝いしてただけに食事の献立は自分の好みだったけど。
偏食だったのか…と思うとがっかりした。


帰り道、鉄に効くレバーとカリウムに効くバナナを買った。
実はバナナ、ふにゃふにゃしてるとこがあまり好きじゃないけど。
今までの人生で初めてバナナを望んだ記念すべき日だ。


さて家に帰ると嫁さんがいた。
そんな結果を話すと慌てた様に小松菜とバナナを食べ始めた。
確かにね…食べてたもの一緒だもんな。
その慌て方が可笑しくて笑った。



2006年09月25日(月) 点滴


朝からあまり調子が良くないと思っていたら熱。
いつものことだけど、ぐんぐん上がって39度近くまで。

これはいけないと思いながらも帰宅するため千葉から横浜まで走る。
病院での検温は39.7度。
「あらら」とどよめく看護婦さんと、「君は元気だね〜」と感心する医者。
ところが処置は容赦なくて、胸部のレントゲンに血液検査。
その上、病院で座薬に点滴なんていう大袈裟な事に巻き込まれてしまった。


もうすぐ仕事復帰なのに…。
なんてタイミングが悪いんだ!



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