後悔日誌
From ND

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2006年01月24日(火) 上昇


夜明けに種子島を航過した。
あっという間に消えていく島影。

遠い水平線、分厚い雲。
そのすき間に広がる青い空。

その空に丸い光がすっと上がっていった。
一日遅れに発射したH2ロケットの光だ。

残った飛行機雲はゆらゆらと形を変えて消えていく。
30マイルも離れているから迫力も何もないけど、成功した雰囲気は感じた。
多分ニュースになっているに違いない。


忙しい日々に頼るものはあまりなくて、嫁さんからの育児をつづったメールだけが心の支え。
沖にメールは来ないから、少し寂しい。

赤ちゃんはもう5キロを超えたとか。
時間を止めて会いに行きたいナァ…。



2006年01月09日(月) 成人日


毎年、成人の日というと良いニュースが流れないけど。
今年も新成人誕生おめでとう。

昔を振り返れば、船の学校の真っ白い詰襟を着て出席した自分。
生まれ育った小学校、中学校があったその街から巣立ったということを見せたかったのかもしれない。
中学校の半ばで口も聞かなくなった同級生や、不思議そうにこっちを見る同級生の顔が記憶に残る。

20歳。
果たして大人なんだろうか。


さて、成人の日を英語で言うと
coming of age day だそうだ。

誰かがアダルトデイだよ、なんていうガセネタを流してたけどこれは間違い。
間違いと分かっていても、そのいかがわしい響きは私の頭を魅了してやまない。

覚えにくい名前だな・・・、なんて思っていたその時。
ラジオから「今日は成人の日ですね〜、カミングオブエイジデイ!」という明るいナレーションが聞こえた。


これが電撃的な瞬間で、新しく覚えた言葉だけに何かとっても嬉しくて。
にこやかに歯を磨いていたら、また先輩が部屋に入ってきた。

「オイ、仕事だ!」


世間は祝日なのに…。
余韻もない、そんな昼。



2006年01月03日(火) 寝息


新生児ってのは何かと忙しい。
おっぱいを飲んだかと思うとぐったりするように寝て。
寝てると思ったらもの凄い爆音でうんち。
ようやくほっとする間もなく、またおっぱいで泣き出す。

2〜3時間で回るこのサイクル。
一人っきりでこの重圧と戦うのは相当な覚悟がいる。
育児に理解のない家庭だと、確かにノイローゼになる母親の気持ちは分かる。


さて、また仕事が始まる。
家を空けなきゃならない、ということが段々億劫になってきているが稼がなきゃ。

こうして覗き込む子供の顔も今日まで。
泣き出したら止まらなく、どうにも自己主張の強い我が子。
憎たらしいけど、やっぱり隣で寝息をたてている姿は可愛い。
大きくなったら、男の子らしくたくさん外へ連れ出してあげたいと思う。


成長を見守ってあげられない。
分かっちゃいたけど、キツイねぇ…。



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