混合技法のオイル 2003年07月31日(木)
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ペンで枇杷部分を描写。
枇杷の周りを油絵の具で描く。
余計な絵の具をつけないよう、不要分はふき取る。
描画用オイルはきちんと測って作る。
2:1ダンマル、テレピン、スタンドオイル、ヴェネツィアテレピン。
比率は9:9:4:2。
写真に撮るとテラテラしてしまう。
必要以上(?)にテラるのは、
下地が吸収性地じゃないせいかなぁ。
今日途中で抜け出して見に行った、友人の青は綺麗だったなぁ。
by HPY
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枇杷、スタート! 2003年07月29日(火)
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枇杷を描き出す。50号。
今回は派手な下地塗りを押さえてモノトーン、
極力余計な絵の具はつけないよう…。
素描重視で。
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土日に千葉県立美術館に行った。
えーっ、企画展もタダだ。そういや千葉博物館もタダだっけ。
美術館やこういう施設に一般の人呼び込むには、タダって大きいよねぇ。
企画といっても美術館が持っているヤツだと思うんだけれど、今回は夏休み期間中ということもあり、子供向け。
彫刻作品に触ったり、この人は何をしているんだろう?クイズがあったり…で切り口が違う。
楽しい(*^_^*)。
さわれるって、どうしてこうウキウキしちゃうんでしょ♪
初夏展は一日250人も来たらしく、グループ展なのにスゴイ。
千葉なのにスゴイ。立地も面白いよねぇ。
ポートタワーと公園と美術館しかないの。ここ。
そのためだけにモノレールに乗ってわざわざ…。いいねいいね。
ポートタワーも展望台だけで中はスカスカ。
東京なら多少無理しても中階にテナント入れちゃいそう。
その辺の潔さも気に入った。
公園では深呼吸。この辺で酸素をいっぱい吸っておかなければ。
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疲れきってしまうと能率が悪い。自信も確信も消え失せる。
ロクな事考えないので、1日2日休んだほうがマシだろうと、
月曜は大いに眠る。
by HPY
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紙に油彩、その上に水彩 2003年07月25日(金)
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ログを見ていたら偶然、興味深い技法のページを見つけた。
紙に油彩を散らし、その上に色鉛筆だって、
そんなこと本当にできるのかとやってみる。
おぉっ、ペンものるじゃない。
保存面では不安だけれど、水彩ものるぞ。
同じ絵のエスキースを何枚も、異なる画材で描く。
最初は水彩で。徐々に本画と同じ画材で。
一枚のキャンバスの上をグチグチと
描いたり消したりしているわけじゃないのに、完成まで、
繋がっていくのを感じる。
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◆参考リンク
絵を描く.com 色鉛筆で描く
by HPY
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腐った木の実が。 2003年07月24日(木)
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休憩時間に、ふと窓を開け、
狭く小さなベランダを覗くと、クーラーの機械があって、
道路と工場のわずかな地面から出てきたビワの木の実が、
ぼたぼたと落ちている。
鳥がついばむので荒れて汚らしい。
薄暗い木陰、午後の光の中で見たときに気づいた。
クーラー機械の四角、腐ったマンホールの丸い錆、
その上の腐った実が、うすい輝きを放つのを見た。
ボールペンと水彩。
by HPY
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背景を白っぽくしたいのだけれど。 2003年07月23日(水)
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あんま変わってないか。
背景を白っぽく。テンペラ白+イエローオーカー(etc)
暗部にインク黒を使う。これってやばいかなぁ。
昨日の油彩が乾いていない。
テンペラ黄・緑・赤茶で
ごちゃごちゃと左端をやってみたけれど、やめる。
イメージ貫徹。ここでコケれば、またエスキースだぁ。
かたわらで50号地塗り。
黒ジェッソ(?)の上に、グレー色の地塗り剤?
メモってなかったからなんか忘れちゃった。
やすりで削ると黒地が出て面白い。
今日はイエローオーカー+白をペトロルで溶いて、
ラップでなすりつけるように模様をつける。
描画中背景を白で塗り込めるのはいい方法だとは思えないし、
初期段階の地塗り下塗りで決まるといいのかなぁ。
by HPY
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透明色とグレー 2003年07月22日(火)
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透明色は鮮やかすぎて、重ねていくと黒くなる。
色味に気を取られ、明暗構成が崩れている。
それにようやく気づいた。
白を混ぜてグレー色を作った。
派手さはないけれど、この靴底には悪くない。
いいかげんさを排して、ペンでもって丁寧に観察する。
描画スピードはすごいゆっくり…。アリの目でいいや。
by HPY
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天井金具 2003年07月16日(水)
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描いても描いてもますます分からなくなる。
こんな迷路をいつまでもさまよう必要はない。
昨日のスケッチで理性を取り戻す。
終盤なのでできるかどうか分からなかったけれど
画面を寝かせてペンを入れてみる。
形をペンで取り、それをきっかけに
しっかり色を作って形に沿って油絵の具を少しずつのせる。
なぁ〜んだ、これでいいんじゃん。
形が安定して、気持ちも安定してきた。
注意点。
ま、基本だわね。
よく忘れるけど。
by HPY
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水彩と油彩のエスキース 2003年07月15日(火)
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靴底の絵は、気が進まなかった。
多分、どうなるのか・どうしたいかを見失ったせい。
エスキースを3枚新たに作る。
どうしたいか、を言葉で言うと、
つまんないその辺のモチーフ、わたしの目に留まったからには
美しくあってほしいのね。
で、どういうのが美しいのか、どう魅せたいのかは、
前回の反省も兼ねて再考。
1枚目はいきなりボールペンで下絵、水彩。
2枚目、鉛筆、インク・ペンで下絵、水彩。
3枚目、鉛筆、インク・ペンで下絵、油彩。
いずれもワトソン紙。
色の使い方が強すぎるんじゃないか。
あまりにも原色を使いすぎた。
エスキースで色が決まっても、本画では描写しないと前へ進まない。
鮮やかな色が形を殺すなら、形を助けて色を殺したい。
求める画面は、モノトーンでもいいんだと、
思う。
同じモチーフを続けて3枚も描くと、さすがに安定してくる。
ペンの黒い線が透けた透明色の画面が作りたい。
ここまで決まる。
by HPY
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たんたんと 2003年07月14日(月)
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こないだのコンクールは、あっさり落ちたわね。(^_^)
ま、いっか。いきなり入るとは思ってはいなかったし。
次へ次へと気持ちは向かっても体力はなくて、
でも大分休んだから、またやってみようという気持ちにやっと。
うちのチビが、「ボク、焦っている時は楽しくない」と言っていた。
おぉ、賢明な。それは真理か。(笑)
ポスター描きはツラクて胃がキリキリ痛くなったけれど、
珍しく家で集中。これを機会に…。もう一枚。
by HPY
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ポスター制作 2003年07月13日(日)
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陶芸教室用ポスター。
写真からペン画を起こし、スキャンしワトソン紙に印刷。
インクで明暗を整理し、水彩で着彩。
はは、こりゃ水彩の練習にいいかも。
いろんなバリエーションを作る。
一枚をまたスキャニングして、レイアウト・文字を乗せて、
ポスターを作る。
千葉市近辺で陶芸教室に興味のある方はどうぞ。(^_^)→[詳細]
by HPY
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Winsor&Newton24色 2003年07月11日(金)
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ニュートンの透明水彩・24色をついに買った。
筆もホルベイン・リセーブル。結構いい。
水彩やるにはこれくらい太い筆が描きだしにいいだろな。
中丸筆で、穂先が揃うのはサクラのセブロンが最近の気に入り。
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陶芸科のセンセが、陶芸教室が空いている日には、絵画アトリエとして使ってもいいよと誘ってくれた。
昨日は活字でもってしゃべりすぎたな。
by HPY
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大勢と、一人と。何を最優先にするのか。 2003年07月10日(木)
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なんとも言えませんな。(ため息)
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月・火は東京アトリエへ行き、水曜は小学校アトリエへ。
小学校アトリエは人が多く落ち着かない。
なんてったって50人近くいるんだもの、
場所取りから始まって、飛び交う情報に耳をふさいだり傾けたり、
多勢がいる空間、それだけでうずまく群集心理に呑まれて、
とても平静ではいられない。
緊張して顔がこわばってるような気がする。
顔だけでなく、絵もこわばっているよ。
このアトリエに来て3ヶ月経つけれど、一枚として気に入ったモノがないのは問題だなぁ…。
もちろんいいところもある。
2週間ぶりに来たら、初夏展に向けての完成作品が多く、
レベルは高いし、とても刺激になる。
あぁ、でもなぁ…。(-.-)
集団に弱い精神をここで鍛えるか、
少人数であらぬ刺激は避け、集中して作業するか、
どっちでも益はあるだろうけれど、
金がからむと苦しい。
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東京アトリエにできれば毎日行きたい、
小学校アトリエは月1回くらい顔見せで出れば、
適度な刺激を受けるだろうし、それで充分かな。
アトリエが2カ所もあると、道具の管理も大変だし。
でもそうできないのは東京アトリエに行くと、金がかかるのよ。(+_+)
毎日行くとなると、アトリエ代と交通費で月4万円の出費かな。
これに画材代、食事代、出品料等があるから、
月のバイト料軽く越えちゃうじゃんね。
食事代は弁当・水筒持ってけばなんとかなりそうだけれど、
あんまり節約すると、衝動買い・ストレス食いをしそうでコワイ。
金か、その他のメリットか。
金をとってもロクな目に遭わないような気がするんだけれど。
金を払ってでも制作に打ち込めるのならそれでもいいんだけれど、ないフトコロは振れないし。(>_<)
いや、でも無理すれば、いやいやいやいや、やっぱり…。
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そうだ、今回の絵の失敗の原因究明を。
テンペラ下地の上に油彩層、はいつものことで、
塗膜のひび割れ、剥離など技術的な失敗はないんだけれどさ。
「とりあえず」で全体を油層膜で覆うのはやめろと前も思ったのにまたやってしまった。
形に沿わないただの絵の具は邪魔なだけ。
色彩は強め、強めが裏目に出た。
形にならない強い色は邪魔なだけ。
前回の80号と違って、この絵はモノトーンにしようと進めてきたのに、ブランク空けてすっかり忘れてた。
アトリエに行ってから3時間ぐらいの作業は、人数と熱気に惑わされ動揺して後ろへ下がってゆっくり見る余裕もない。
いったいなにやってんだろうと言うくらい気持ちがぐらついた。
そんで慣れたと思ったらもう時間。ふぅ。
80号あげたときのいい勢いで続きたいのに。
とりあえず、今度の金曜は人がいないが場所は空いてるそうなので、
人数が10人以下になることを祈って小学校へ行こうと思う。
by HPY
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穴は必要か? 2003年07月08日(火)
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50号×2、30号×2を例の台車に乗せて品川まで運ぶ。
50号はリキキャンなので、軽くヤスリをかけ、クサカベジェッソを。
水加減を見ながらハケで塗る。裏にメモを。今日が一層目。
30号は描きかけ。
教室で描くよりアトリエで描いた方が集中できるだろう。
9月まで出品スケジュールぎっちり詰めちゃったんで、
なるべく早く取りかかって仕上げたい。
あんまりたらたらやっていると飽きるしね。
勢いってものが必要だわさ。
テンペラ層がもう乗らなくなってきたので、ここらで一層油層を挟む。
前回のような失敗はしないように…。
とりあえずいきなり、濃いコーパルを塗るのは避ける。
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混合テンペラにおけるオイルの調合
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4:ダンマル(2:1調合)
1:ヴェネツィアテレピン
2:サンシックンド(スタンド)
4:テレピン
前出、佐藤一郎先生の本の通りにすると、失敗は激減する。
ヴェネツィアテレピンが結構効いてるような気がする。
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使用絵の具。
最近お気に入りの透明色しか使わない。
すなわち、
【赤系透明色】ブラウンマダー
【黄系透明色】ブラウンピンクまたはインディアンイエロー
【青系透明色】プルシャンブルー。
この中でブラウンピンクとインディアンイエローがイカしている。
この色とピグメントでクサカベと離れられなくなる。
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この辺まではのってたのに…。
まったく、油層を塗ったところで写真に残しておけば良かった。
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まとまったところで手が止まる。うぅうううーーーーーーーーーん。穴は必要か?
いきなり主題が変わったぞ。(-.-)
↑ちなみに最初のエスキースはこれ。
途中段階とはいえ、大きく異なるぞこれ。(@_@)
エスキース一枚しか描いてないのにGO出しちゃったのは早急すぎたか。
せめてあと2〜3枚描いておけば良かった。
本番で悩む羽目になるとはトホホ。
まぁ、オイルで色鮮やかに平面的・抽象的に組み立てているときは楽しいよ。
でもそこで完成と言えない以上、密度をあげたきゃ描写が入れねば。
描写は旨味の少ない作業だけれど、せっかくできた色をツブすのが怖くて次に進めないんじゃ、それもなんだし、一度描きすぎ等でツブすくらいが丁度いい。
あぁ、この絵はモチーフがモチーフだけに、下手に描くと夢がなくなるような気がする。
いやいや、夢はあるよねぇ?
夢のあるように描けるよねぇ??
穴を描いて、
それを乗り越えて?
最初の段階を追えば模倣、
越えていこう。越えて行かねば。
by HPY
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洗濯日和 2003年07月06日(日)
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土日は1週間分の洗濯をした。
洗濯。なんとまぁたまったことか。
洗濯機まわして、干して、たたんで…を4回繰り返す。
買い物時の荷物持ちから食器片づけ、
搬入の時にさえ、重い荷物持ちから釘打ちの釘渡し等、
ほとんど何でも文句を言わず手伝ってくれる殊勝なチビ助(5)も、
洗濯物だけは厭らしい。
たたみながら、吊しながら、DVDを見る。
先週、今週と見ているのが「赤毛のアン」シリーズ。
面白い映画がないと、単純作業の手が進まない。
画面を見なくても、音が出てさえいればいい。
言葉は分からなくても、いいエネルギーを貰えるような気がするから。
面白ければ同じ映画を4回くらい見る。
「赤毛のアンは明るい空想好きの女の子が出てくる児童文学」、と一般的に認識されているが、それは大いに違うらしい。当時の社会風習を如実に取り込み、大人でもちょっと難解な古典詩や文学・引用がいっぱい詰まったものだという。
「今を生きる」と同じだねぇ。
「詩」。英語の「詩」の魅力。
新潮文庫から出ているアンシリーズは学生の時全部読んだのだけれど、どうも訳があんまり好きじゃなかったのね。なんだろう、女の子向けすぎるっつーか、文体が平易すぎるというか。
有名な「赤毛のアン」だけ訳者が何人もいたから、比べてさ。
アンシリーズは、その一番違和感のある訳者のしか出版されてないのでがっかり。
全部読んだけれど、その違和感はまだ残っている。
特に平易に訳しているせいか、穏やかな日常描写は退屈そのもので、
モンゴメリの他作品を読む気力は失せた。
他の人が訳本があれば読んでみるかもしれない。
ちなみに「アンの青春」と「アンの娘リラ」が一番面白かった。
原文で読む根性は今のところないのだが、映画のスクリーンプレイ(セリフ集)の英語版を読んでいる。解説ついてるし。
原文で読む詩は綺麗だな。意味は分からなくても、
いいエネルギーを貰えるような気がする。
◆参考リンク
赤毛のアン電子図書館
┗赤毛のアンの魅力 →ここの「松本訳の特徴」が面白かった。
┗松本訳・「赤毛のアン」本の紹介
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洗濯ものを全部たたんだ後、50号キャンバスを張る。
今回は、リキキャン。ま〜た初めての素材を使う。
一応「テンペラ絵の具に最適!」とか書いてあったから買った。
ジェッソを堂々と塗るつもり。
どうもメーカー市販の缶で売っている速乾性の地塗り剤は、あんまり良くないらしい。一番いいのは昔ながらのファンデーションホワイト。シルバーとリンシードで練って異あるヤツ。
わたしもこないだ使用したとき、気がつくと地塗りの箇所から剥落していて、こんなことは今までにないからびっくりした。
一番安い廉価品のキャンバスを使ったときは、
そのメーカーが塗ったはずの塗料箇所から剥がれ、生地が見えてしまっていた。こわやこわや。
前回まで、板に何日も石膏塗って手間暇かけて地を作っていたのに、
キャンバスに戻った途端廉価品で適当くさくなっちゃって、
性格が破綻しているよね。
今度は剥離なしでうまくいくかなぁ…。
その前にまたこれ持って電車に乗らなきゃ。(^^ゞ
by HPY
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5000円の価値はあったのか 2003年07月04日(金)
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今日は絵の搬入日。そこで頭が痛いのが絵の運搬費用。
そこで飛び込んできた情報、14200円が9700円に…。
えー!安いじゃん、安いじゃん。
個人宅まで取りに来るのと、運送会社の集荷所に自分で持っていくのと5000円近くも差があるとは…。
6月に東京アトリエに行くようになってから金穴感がものすごくあるので、ここでの5000円は美味しかった。
(今きちんと領収書見たら4500円だったけど)
そこで決断した!
アトリエから木場の集荷所へは、自分で手で持っていこう!
いつもいつも相棒と車に頼ってはいられない!
自分の絵だもの、自分で搬入しなくては!!!!
…と、大いに気負ってでかける。
実は80号を運ぶのは初めてじゃない。
昔のアトリエは金はなく体力ありのおにぃちゃんが多かったので、
一人が始めるとみんな一度はやってみるのね。
そこに強者がいて、未だに搬入業者に頼らず都内搬入は電車でしている人が、今のアトリエのリーダーなのだ。
そこのメンバーは車で搬入なんてしない。
彼は専用に台車までこしらえている。
キャンバスの下に回転式の車輪を4つとりつけた台車、これがあればわたしでも電車で運べそう。早速台車を借りる。
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まず最寄りの地下鉄駅まで歩く。今のところ問題なし。
次は恐怖の階段。エスカレーターを期待していたが、地下鉄駅にはそんなものはなく、狭い。怪力出してなんとかクリア。
プラットホームで次の恐怖は訪れる。
最初の電車が来たとき、柱に立てかけて置いただけだったので、
電車が通り去るときの風圧でバタン!と派手に倒れる。
日本橋で乗り換えしたら、
満員サラリーマンの車両につっこむ羽目となる。
木場駅で降り、エスカレーターに乗ろうとし、空くのを待つ。
また電車が通り過ぎると、風圧が……。
わぁー!!吹っ飛ぶ吹っ飛ぶ、持ってかれちゃうよ!
1.5mのパネルは、風に引っ張られての凧状態。
そのまま線路側に引きづられていっちゃうかと思いました。
自分の身もだけれど、下手したら線路に絵だけ落っこちゃって、 バラバラにされてたかもしれないと思うと、引きつった笑いしか出てこない。
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他にもいろいろあって、夕方4時半頃やっと目的地についたけど、
梱包はがしてみると案の定、段ボールの切れ端が一部絵についちゃったのね。
もう疲労の極致だったので、手でこすってはがしてごまかして、さっさと搬入業者の人に渡しちゃった。
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手で運んで電車で搬入…
果たして5000円分本当に得したのだろうか??(^^ゞ
一番大きな誤算は、絵がキズついたこと。
表面的なキズもだけれど、あれだけガッチョンガッチョン振動を与えていれば、絵のためにいいわけがない。
私の絵の表面はオイルを薄く何回も重ねているので、乾かしても何ヶ月かは少しペタペタしているのね。そこに段ボールがあたってしまった。
地下鉄はJRと違ってエスカレーターがほとんどなく、 タイル張りの床を車輪付きの台車が通りづらいというのも誤算。
あぁ、改めて思う。
5000円分本当に得したのだろうか??
5000円分フルに働いたのはわたし。慣れない仕事、質は伴わない。
次回は5000円金を払って、専門家に働いて貰った方がいいような気がしてきた。
それか自動車免許を取って自分で運転する。
アトリエの人に言ったら、そっちの方が金がかかるよ、と笑われちった。(+_+)
by HPY
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水彩の色彩と素描について 2003年07月03日(木)
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生徒さんで水彩画希望の人が増えてきたので、ちょっと練習。
紙はワトソン紙。表紙が黒い、クラッシックワトソン。
高くてあんまり買わないけれど、昔からのお気に入り。
振り返ってみると「いわゆる水彩」というのをほとんど描いたことがないような気がした。いつもいつもペンやボールペンなど、強い黒い線で描き、その上にメモ程度に着色する。
日本画受験生だった頃に山ほどした、透明水彩素描。
短時間で一気に描くイメージ素描。
ペンがなくても、わたしは絵の具だけで大胆に色をおけるのか?
本に出てくるような「いわゆる水彩」にチャレンジしてみることにした。
「いわゆる水彩」……。
何やってんだかわたし。(+_+)
また「みんなと同じような絵が描きたい」病になってるなぁ。
水彩には大きく分けて2種類のタイプがあると思う。
ひとつは色彩派。
軽やかで繊細な水彩画材の魅力を最大限に引き出す。
風景やイメージ画なんかが特にそうだよね。
色を鮮やかに発色させ、細かい形にとらわれずに大胆に手早く描いていく。
もうひとつは素描派。
ボタニカルに見られるような記録画。
丁寧に実物の存在を損なわないよう、忠実に模していく。
やっぱり透明水彩は色彩最優先で一瞬の感動を即座に水で留める、そのための画材、そんな気がする。
一瞬の勝負。
書と一緒でさ、手早く描いては描き捨てていくものじゃないかな。
水彩でじっくり素描がしたかったら、下素描での鉛筆は手放せないし、
絵の具だけで素描しようとしたらやっぱりテンペラだよね。(^.^)
by HPY
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サインを入れる 2003年07月01日(火)
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ネジを描写する。これが最後。
明るい鮮やかな黄の上に赤暗色、緑暗色の影を入れ、
テンペラ白でハッチング。
鮮やかな色は喜び、繰り返し作業の苦痛、
螺旋や直線、規則だったものを描くのは苦行に近いものがある。
規則正しく上昇する美しい渦巻き、しかし、次の瞬間、
微妙に異なるだけやっかいな、ただの同じ形の繰り返し…。
単調な形を彫り出す作業に退屈してルーチンワークになったり、
ルーチンになったり、美しさに感動したり、ルーチンになったり…。
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緑・青系はプルシャンを使った。
くせものプルシャン。テンペラと違って油絵の具のプルシャンは、
上層部に乗せると本領発揮と言わんばかりに鮮やかに発色する。
大きく影部分に色をのせたところで終了する。
足らない場所もあるが、繕い作業を嫌う。
今の勢いで終了しようと決め、サインを入れる。
by HPY
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