描いちゃえ描いちゃえ! 2003年08月27日(水)
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昨日の疑問に対する答え。
モノが描けるのなら、背景も描いちゃえ。
描いちゃえ描いちゃえ。
白地に薄い油彩の箇所に、テンペラ白(混色)を軽く乗せ、
青系、赤系それぞれ暗色で描写する。
描いちゃえ、描いちゃえ、
臆せず描いちゃえ。
あと2日で描けるのかと、一時はおののいたものだが、
これならなんとかいけそう。
不必要に塗り込めなくてもいける。
実証されるか。
迷いは多かったが。
迷いといえば、わたしが強烈に意識していたアトリエの人は、
逆にわたしの絵を意識してイライラしていたらしい。
それを聞いて、二人で笑う。
これが共同アトリエでの御挨拶。
次からは、過剰に意識しないだろう。
by HPY
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イラストレーションには勝てない 2003年08月26日(火)
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描写が好き、だけど、何にもないところが描けるだろうか。
もしくは描きこんで密度のあがったモチーフと、
あっさり流した背景と、ずれずに構成づくることができるだろうか?
エスキースやスケッチだとさほど目立たないが、描き込むとばれる。
欠点は、背景が弱い。
ペンで描写し、インクで明暗付けし、テンペラで白描写、
最後に色彩をあっさり乗せている。
この描き方はスケッチでは大分安定してきた。
描いてて楽しい。
ま、うまく早く行くから楽しいのかも。
方法論を実証するのが楽しいのかも。
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今日搬出に行って来た。
一般投票のあるコンペだったんだけれど、結局見に行かなかったから、搬出と打ち上げのために恵比寿へ。
入選したものの10位入賞はしなくて、アトリエ仲間は2人入賞してたから、なんとな〜くブルーだった。でもギャラリーに行ってみて納得。
イラストレーション風の絵かイラスト、ばかり…。
古典趣味のわたしには、イタイ風景。
あぁ、イラストレーションには勝てない。
あのキャッチーさ、ポップさ、明るさ。
どれをとってもわたしにないものばかり。
それで人気投票なんて。はぁ。
できれば同じ土俵で戦いたくなかった。(+_+)
もっとも私の絵は、技術如何の前に、
『元気が出る』というテーマに沿ってない、ということで。
それに思ったより綺麗に見えなかったな。
by HPY
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笑ってくれると嬉しい 2003年08月25日(月)
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いろんな葛藤・悩み・自己喪失、勘違い、
ついで腹痛などがあるが、もう書く気にもならない。
たまたまそこにいる人にしゃべることで、
癒されたり、傷が深くなったり…。
あぁ、でも笑顔で笑ってくれると嬉しいんだ。
日動画廊に行ったついでに、その近辺をまわる。
枇杷はやや迷走。
by HPY
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額縁制作「必殺!手製アクリルのトレペ貼り」 2003年08月22日(金)
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仕事の合間に額縁の塗装開始。
まずは実験から。
テスト用支持体はこんなもの。
ただし和紙はなくて、代わりにトレペで代用。
白っぽく透けて木目が見える。かえっておもしろい。
それぞれに、手製アクリル絵の具を塗布していく。
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手製アクリル絵の具は、テンペラと同じ要領で作れる。
顔料を水で溶き、ジェルメディウムを加える。
できた絵の具は密閉タッパで保存。
テンペラと違うところは、腐る心配をしなくてすむこと。
濃度調整が必要。市販チューブはやっぱり安定してるかな。
描き足しの時、同様の濃度にするのがちと難しいか。
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テストの結果。
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テストではトレペ張りにパールゴールドが一番綺麗だったので、
F50号はそれに決め、さっそくトレペ貼りを始める。
この単純作業は……ちょ…ちょっとツライかな。
やすりかけよりはましだけど、1本分貼るのに、えらい時間がかかる。(*_*)
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やっぱり絵を描いてた方が良かった。
思いっきり後悔したが、始めたら最後までやるしかない。
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せっせせっせと職人仕事に精を出す。
額縁作り、結構おもしろいかも。
時間を思いきりかけて、何工程もこなして、
すごく贅沢な気分。(^_^)
絵も塗装も平面に絵の具を施すという意味では作業に同じ。
手間暇かけると、モノを大事にするようになるかもなぁ、なんて。
めちゃくちゃ労力かけて大したものができない、
ベトナムの手製金箔作りのスライドを思い出した。
by HPY
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額縁がおもしろい 2003年08月20日(水)
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今日は上野の森美術館へ行った。
いつもながら、あまりにもたくさん作品があるので、自然足は速くなる。
ただぼーっと見ていてもしょうがないので、
額と作品の関係をメモを持って調査。
注意深く見ていると、時々遭遇する、
額縁と絵がぴたっと合っているという作品。
「これは…いいな…、うん」
創造とは違う。でもそのチョイスに感動する。
それは何が要因なのか。
色や質感が、額と作品と
どこかしら共通しているものがあるのでは、と考える。
オイルで透明色を使う人は同系色の艶のある額を。
ごてごてっと黒を盛り上げる人は、手製額にまで同じ絵の具を盛り上げていた。
面白かったのは2階にあった水彩。(上図)
えらく白く輝き、目立っていると思ったら、
黒褐色のニスを塗ったベニヤの上に、
手漉き水彩紙の絵が貼ってある。
普通の額が奥まるのに対し、前へ前へとせり出しくる。
黒と白の対比も相まって、相当に目立つ。
もちろんガラスはなく、保存効果は期待できないが、
他の額と全然発想が違う。
見せ方も作家の腕の見せ所だよなぁ、と感心する。
逆に廉価品の金属額は、作品と合っているものはほとんどなかったんじゃないかと思う。
特に小さい作品は絵と金属との割合がよくない。
のっぺらと平面的で、光りすぎるんだよね。違和感が残る。
なんだか、本額は高いとか作るのは面倒だとか、
これしかなかったとか、
金も手間も惜しんだ単なる作家の手抜きと感じてしまった。
あれはよくないよ。
アマチュア対象のコンクールでこんな文句をつけるのは酷か。
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アメリカでは金銭的な事情も含めて、額装技術を身につけた画家が多い、という掲示板カキコミを読んで、大いに発奮し、
今度作るF50、F30の手製額制作プランを練り上げる。
これでうまく行けば、もう買わずにすんだりして。うしし。
和紙張りしようか、木目を出そうか、案がぼこぼこ出てきて楽しい。
ま、そんな時間があったら、制作にあてろという意見もある。(^_^;)
でも、どう見せるかは大事にしたいな。
今まで無頓着すぎたからね。
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アトリエの人と今日はよくしゃべった。
「ちまちま描くのが楽しいの」と発言し、
前回の自分の胸のつかえもとれて、すっきり。
彼らの抽象絵画がほとばしる躍動するエネルギーだとしたら、
わたしの絵は凝縮するエネルギーであって欲しい、これは希望。
9月以降大きなコンクールがないので、来年の話が出た。
春を見据えて、公募にチャレンジしようかな、と思う。
春までに100号4枚。ただし一辺倒にはしない。
大きい作品と並行して小品は描きたくなってくるし、
その辺を目標にしてれば勝手に作品がたまっていくから、
自然、個展もやりたくなるんじゃないかと。そういう予定。
by HPY
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白い光。今ほど絵が好きな時があっただろうか? 2003年08月19日(火)
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靴底は一応完成。これ以上やってもあんまり意味がない。
写真を外で撮った。外で撮ると光が白くて綺麗だわね。
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こないだ見つけた古い作品。10年くらい前かな。
寝室に飾った。というか桟に吊した。
結構好きなんだよな、これ。忘れてたけど。
報道写真のような切り取られた風景、そういう切り口でも、
なんというか、こう、私情&詩情のある…。
ピンぼけだから今度外できちんと撮ろう。
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今日、ヤマト便に電話してみた。思ったより〆切が近くてやばい。
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80号、50号、30号と、自分にしてはでかい作品が続いたから、
そろそろ小さい作品をちまちまっと密度をあげて描きたくなってきた。
その解消として、本画を描く前に簡単にクロッキーか着彩をしている。
時間がなくても、この方が落ち着く。
焦ってばかりいないで、引出し増やしたい。
まだ始まったばかり。先は長いのだから。
by HPY
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お盆明け 2003年08月18日(月)
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クロッキーも続けないとひじょーーーーに腕が鈍る。
8月はあんまりネット仕事がない。
それで共同アトリエのHPを作ろうと休み中は頑張ってた。
パソコンジャンキー健在(苦笑)。
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今日から気持ちを入れ替えないと。
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共同アトリエでたまにしか顔をあわせない、白い抽象画の人がいて、
扉を開けてみて「わー!」と思った。
白くて、版画みたいに黒い線やたまり、かすれ、模様が
ぴゅんぴゅん活き活きと走っていて、
わたしも一度はやってみたかった作業がそこに。
羨ましい。
トドメはこうだ。
なにげない会話の一片で、
「細かく描いていくと、絵が弱くなっちゃわない?」
話の前後関係はぶっとんで、そこだけ脳にに焼きついて。
おかげで週末制作日誌をまとめる気にもなれなかった。
自分の方向性を信じているのなら、反論すればいいのに、
へらへらして、
「あ、そうかもしれませんねー(#^_^#)」
…とまぁ、情けないこと限り。
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絵がうまいとか下手だとかの前に、
絵描きとしての自覚が足りないのよね。わたし。
その日は作業にならなくて、自分を取り戻すまでしばらくかかる。
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名刺を作ろう。
作品ファイルを持ち歩こう。
初めてあった人には、きちんと「絵描きです」と挨拶しよう。
あ、その前に、自分が出したグループ展にはきちんと行こう。
親戚の手紙にも返事を出そう。
乗り気じゃなかった人の縁でも、義理と言わずに興味を抱いて繋げていけば、お互いに何かいいことあったはずなのに。
今だから告白しますが、小学校アトリエの先生×お二方、
個展に行かずにごめんなさ〜い。(T_T)(懺悔)
次回は必ず……。
by HPY
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冬のつづき 2003年08月12日(火)
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冬に描いていたドライフラワー。未完のヤツ。
棚にあって、よくよく見れば悪くないんじゃないかと。
薄塗りとペンの研究にもなるし、
板絵の、身が震えるような魅力を思い出して、
描き始める。
方法はいろいろ試してみたけれど、
最初にペンでビチッっと描くと後が続けづらい。
やっぱり下地を作ってからペン描きした方がいいな、と
そういう感想。
右側の花の茎は、下まで伸ばした方がいいみたい。
宙に浮いてるんだか、分からないものね。
by HPY
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ワークショップ・金箔と古典絵画 2003年08月11日(月)
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花が描きたいとも思ったが、あまりにも身近でないので、
とりあえず、拾ってきた葉っぱを。
ペン・水彩・油彩・テンペラ。
使えるものは全部使うけれど、意外に計画的。
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土曜日行った、目黒区美術館ワークショップは面白かったなぁ。
古典絵画・金箔がテーマだったけれど、
どうしてとのこを金箔の下地に置くのか、
何故石膏を磨き上げるのか、等、
本には処方箋しかなかった方法の、理由を、
豊富なデータの元、具体的に解説してくれた。
こんな授業があるのなら、もう一度美大生になりたいよ、と
思ったりして。そんなに甘くはないか。(^_^;)
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古典絵画の技法を改めてかいま見て、
今やりたかった事へのヒントがたくさんあるのを知る。
例えば下地にペンを使うこと、
デッサンをしっかりしてからの薄塗り、
ある意味、原点回帰。
by HPY
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週末疲労 2003年08月08日(金)
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午前中に知り合いの展覧会だの、用事だのを済ませ、
昼過ぎにアトリエにつく、そんな生活にも大分慣れた。
知り合いの展覧会は行きたいけれど、
重なると、制作時間がとれなくて、
描いた気にだけなって、描くことを忘れてしまいそう。
今日もちょっとしかできなかったけれど、
バックを白く詰めた。
白との戦いだわさ、最近。
靴底は色をたくさん重ねて楽しく。
そう、楽しかったんだもの、最初は。
アクリルの技法書を読んでたら、マスキングが面白かった。
アトリエの友人にマスクテープを借りて
さっそく試してみる。
細かい輪郭を気にせず、勢いのある線が描けるという話だけれど。
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週末はばてる。
ばててる時はロクなこと考えないから、
ゆっくり寝たい。
by HPY
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油彩の上の線描 2003年08月06日(水)
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ペン素描。
大きな変化はないが、形がしっかりしてきた。
形がしっかりしていると、安定感・安心感があるな。
油で透層描きをしたところは、完全乾燥してなくてぺたぺた。
油とテンペラの割合が丁度いいところが描きやすい。
線描が先か、色が先かは未だ悩みどころ。
色を乗せれば線は消えるし、線がないと色が乗せられない。
多分、線が先でいいんだろうな。
by HPY
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時間つぶし 2003年08月05日(火)
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搬入がある、待ち合わせがある、いつもと違う、
それだけでなんか落ち着かないわね。
今日は色つきクロッキーを。
ひきだし増やそうと。
人物。
機械。その辺にあるもの。
絵画の美しいモチーフである、花や風景はとんと無縁。
だけど、そのうち花は描いてみようかな、と思う。
綺麗だから描きたい、という気持ちはほとんどなくて、
まぁ、生物としては興味あるけれど、
人と接点がとれそうだから、そんな気がする。
by HPY
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箱なし、箱あり。 2003年08月04日(月)
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最近、またクロッキーをやりだした。
集中できるのは、電車の中。
嫌われないよう、顔は避ける。
手と足のパレードだ。
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飛び入りで入った出品のために、今日は額縁探し。
実は近所で安くオーダーしてくれるところを見つけたんだけれど、
オーダーだからさ。
…明日必要なのよ。(+_+)
額縁量販店を回る。
悩むのは、本額にするか仮額にするか。
本額がいいのは分かっている。
絵のためにも、展示のためにも。
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「絵のためにも」というのは、長期保存もなんだけれど、
前回美術館グループ展でさ、乱暴に扱われて絵が傷ついたのね。
まぁ、箱なしの裸絵、ダンボール等の梱包をせず、
搬入を任せっきりにしたのも問題なんだけれど、
予想以上にひどかった。
搬出時、みんなの絵を箱に詰めて運ぶ中もう一台をふと見ると、
台車の山積みの箱の隙間に箱なし裸絵、その画面の上にポンと
綺麗とはいえない梱包用毛布を置かれたのを目の当たりにして、
大いにショック。
出品者で作業可能な人が他人の分まで
まとめてわーっと大量に搬出しているから、
多分そんなことかまっている余裕はないのね。
それにしたって…。
特に自分の絵は表面が削れやすい、汚れやすい、
テンペラ画なんだってことを
前作80号も運搬中に画面が傷ついたことを思い出し、
青くなる。
自分がきちんと梱包していれば…。
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これが例え業者でも、自分の大事なものを、
見ていないところでも、
同じように大事にしてくれるとは限らないじゃないの。
もっと大事にしてやらねば。
他でもない、このわたしが守ってやらなければ、
いったいこの子はどうなるの?
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突然ひしひしと芽生えた親心。
1,800円と4,800円と14,800円と天秤にかけて、迷った末、
制作中の作品ばかりにかまかけて、邪険にしたお詫びも込めて、
今回おまえには、財布をはたいても上等の服を着せてやろうと、
決意した。
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安くうまく見せるのに、手製の枠だけという額もある。
あれでもいいんだけれど、わたしは木工が不慣れだ。
手間もかかる。
人に見せるのなら、もっときちんとしたい。
手製で作るなら作るで、もっときちんとしたい。
人に見せるんだから。
たまにはお買い得品じゃなくて、
技術と文化に堂々と金を払わにゃー。(微々たる額だが)
自分だって確かな技術を身につけて、堂々たる然で仕事をしたい。
財布はすっからかになったけれど、
心なしか楽しいわね。
by HPY
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線は生真面目、色は遊び。透層用オイルの調合。 2003年08月01日(金)
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画像をでっかくしてみた。(^_^;
昨日はペン素描だけでぶっちぎれそうだった。
遊びがないじゃん。
で、今日は油絵の具を散らしたりして遊んでみた。
楽しい♪
いつもならここからすぐテンペラで、
下地だとか素描だとかに入るんだけれど、
意外に下地は充分(とまではいかないまでも)できている。
わざわざ重くなるために塗りつぶす必要はない。
この調子で少しずつ、色を作って「描く」ことにした。
基本だわね。
基本が大事だわね。
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オイルの調合は2種類あって、
ひとつは描画用、
もうひとつは透層用とある。
今日は透層用を調合した。
ダンマル:テレピン:サンシックンドリンシード:ヴェネツィアテレピン
4:4:2:1。
テラテラしすぎるのなら、テレピンを加えて薄めに。
油彩が透明絵の具だってことを再認識する。
by HPY
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