上野に 2003年02月28日(金)
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タダ券があったので上野のアンデパンダン展を見に行った。
ルートは…。最短電車コースだと往復1600円くらいかかるんだよね。
ちょっと遠回りでJR使って1300円。
それが市内の端までバイクで行きそこから電車に乗ると…往復540円。
わ〜ぉ。半額以下。なんなのこの差は。
バイクで上野まで行くとガソリン一回入れるので450円。
ただしかなり疲れる。
前フリが長くなったけれど、電車賃が目的より高額なのはなんか解せないので、
折衷案、途中から電車になるコースで行った。
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アンデパンダン展は8年くらい前に見たんだったけかな。
その時の好感度はなかなかよし。
独立とか日展とか、他の団体展を疲れている時だったからかもしれない。
今回の印象は…まぁ普通かな。
期待したより面白くなかった。前回印象の方が良かったな。
スター級に冴えている人がいないからかな。
なんか(描ける人の)詰めの甘さが目立つというか。
ちなみに小作品、拙い作品が多いのは、
やっぱりこの会が無鑑査だからだろう。
でもわたしはそういう幅の広さが好き。
小品好きのわたしは、小品こそはしっかり見ますよ。(^^)
社会派の絵が多いのは気風だろうけれど、
反戦絵は押しつけがましいし、この団体だから無理矢理反戦を謳わなければ、
というノリさえ感じた。
時代錯誤でないとしたら、その時代を生きた人がそのまま淘汰されずにいるんだろうか。
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好きな絵も何枚かあった。
展覧会では1枚好きな絵があれば良し、とするのがわたし流。
2枚あれば果報者。
一枚は木枠で組んである3枚連作。マチエールがとても綺麗。
写真にも撮ったけれど、どこを切り取っても綺麗。
この木枠の組み方、昔見たとき一番いいな、と思った作品と似てるんだけれど、
同一作家だろうか?
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もう一枚は街の人々の絵。
都市(特に東京)の人混みを描く人は数多くいるけれど、
大抵は数に埋没した、無個性な、味気ない都会の生活、を前面に押し出した感じがするのね。「コンクリートジャングル」なんて言葉はもうさすがに聞かれないだろうけれど、わたしは人混みが好きだからさ。
なんかこう、あったかい感じがするのね。
戦闘態勢に入りつつ、同士というか、すれ違う瞬間に感動するとか、
自分でもよく分からないけれど、わたしは人混みが好きなんだわさ。
その絵は2枚連作で、人はシルエット。
パース画のように消失点に向かって走るタイルに光があたって清々しく美しい。
人は表情が見えないからこそ、なんか観者のイメージが膨らむというか、
きっと美しい場所にいる人は、どんな人でも美しく豊かに見えるんじゃないかと、
勝手な想像が
できて楽しい。
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実際に個人個人が本当に豊かか美しいかというのはさほど問題じゃなくて、
(この辺が社会派絵画を描く人と意識の差なんだろうけれど)
一瞬、その光景が美しく見えてそれを掴まえられるならば、
それでいいんじゃないかな、と思う。
美しいとか豊かだとか、相対的なものだし、
ひとりの人が見つけた希望は、極限的な環境であれば尚更、
素直に美しさに同感することで、希望は伝播していくんじゃないかなぁ。
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都美館の図書館で美術雑誌と団体展カタログを見る。
美術の窓2月号は、今年の展覧会予定表とコンクールの大賞作品発表などがあるので毎年楽しみにしているのだが、今年は買い損ねた。
でもさほど感動はなくて、事務的にメモを取る。
青山にナショナルギャラリー(仮称)ができて、団体展が移行するかもしれないという記事を読んだ。団体展のトップの人の会談。
20代30代がいないんだって。だから青山の街の中にどーんと美術館ができて、
客層に期待をしていたよ。若い人、若い人ってどんな人だろう?
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団体展は好きじゃないけれど無視できない。
団体展カタログを見ながら、また出した方がいいのかなぁ、なんてそぞろ気になる。
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昔所属していた団体は、動乱があって大分様変わりした。
事務局の手伝いをしていたから、いまだに名簿の250人の所属を思い出せる。
トップの何人かがごそっと抜けて、会の手伝いを多くした人がどんどん昇格していた。
話には聞いていたけれどね。
会に残った人は、それなりに賞をもらったりして、団体展のメリットって年会費は高いし巨大名刺くらいにしか思っていなかったけれど、やっぱ継続すればそれなりにいいことがあるんだな、なんて。
羨んだり。
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リキテックスビエンナーレに友人が入選したので、見に行こうと銀座線に再び乗る。
中でハガキを見ていたら……。
なんと、すでに終わってるじゃない。
そのはがきもWEBも、すごく分かりづらいんだよ。
最寄り駅も地図もないし、電話番号は別の場所にある事務所のだし、
住所も記載されてない。スパイラルガーデンといえば
その辺の人間には分かるのかもしれないが、わたしゃ知らねぇんだよ!(怒°)
さらにまぎらわしいことに、はがき表に展示会案内は二つあって、
ひとつは今年の入選者展示会、
もうひとつは歴代入賞者展示会、
会期も場所も違う。
普通上下段であったら、上はメイン展示会、下は副題か同場所開催のおまけ展示だと思うよね。場所・会期が違うなんて予想はしないよ。(だったら並列表記にしてよね)
デザインに属する人間なら、情報の伝達を第一とすべきじゃないのか!!
無駄足踏んだ顧客は、その企業に対する印象を著しく悪くし、
2度とその社のイベントには参加したくない、とまで思い詰めたりするんだ。
その辺をよく踏まえてデザインして欲しい。影響力はでかいよ。
要はよく見てなかったわたしが悪いんだけれど、電車の中でめちゃくちゃ憤ってた。
以上最後はクダまき。
by HPY
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多くを求めない 2003年02月27日(木)
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わたしは元来気楽な性格で、「住めば都」的な物事への執着心、
実現可能そうであり得ない夢を見て、
楽しく、笑いに満ちた毎日を過ごしてきた。
でも結果主義がわたしから笑いを奪う。
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何かを成し遂げなくてはいけないのだけれど。
死ぬまでに。
こんなんじゃだめだ。
形相が変わる。
何かを成し遂げなくては為らない。
何かを成し遂げなくては為らない。
何かを成し遂げられないのなら、
さっさと死んだほうがまし。
なんて思考回路がおかしくなって、
机上の空論、着手不能、時間がない。
全てのことが無意味になり終わる。
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こんなことを茫洋と考えるときは、
タマネギの皮。
真理を探しているようで、道を誤る。
こんなとき、誰も傍にいて欲しくない。
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鬱の人には「頑張れー!」と声を掛けてはいけない。
頑張ってる、頑張ってるのに、それは認められずに、
人を越えるために自分をさらに追いつめる。
最近新聞でよくこういう記事を見かけるから、みんな周知のことだと思う。
でもわたしは何故かこどものころから知っていた。
たぶん、そうだろうって。
本の虫だったわたしが、物語を書くのは自然なこと。
疲れている子供、楽しそうに笑っていたとしても、
たぶん、「頑張れ」と言ってはいけないんじゃないかと。
多くを求めない。求める必要もない。
でも求めるときは気楽すぎで安直で、実現できそうで過度の期待、
時に人を追いつめる。
気がつかなければさらに楽だが、気がついてしまう場合、
わたしはどうしても「頑張ろう!」と言うことができない。
「頑張ろう!もうちょっとじゃない、きっとできるよ!」
「気楽に行こうよ。休養が必要なら無理しない方がいいよ」
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どっちがいいのかは知らない。
もしわたしが集団の長だったら、ひとつのことをやり遂げる前に、みんな四散してしまいそうだな。そんなことを思いながら苦笑する。
自分がなかなか作品を仕上げられないのは、
そういうことなんじゃないかと思えてまた笑う。
昔のように馬車馬のように描き続けなければいけない(鞭は強迫観念)、
そいつは考えただけでも身震いする。
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実現できそうなちょっと無理のような夢。
現実に引き戻されるたびに挫折感を味わう。
それがゆっくりでも。他人よりゆっくりでも。
無意識より自覚した方がいい。
現実に戻ったならばまず階段を作らなければとやっと気がつく。
by HPY
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小学校3階アトリエ 2003年02月26日(水)
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小学校3階アトリエに行く。
予想と違ったり、大勢の中で描くのが照れくさかったり。
30号組立前を持って行くが、ちと場違いだったので10号に変更。
序盤はともかく、中盤が安定しないのが悩みどころ。
碁とおんなじだぁ。
碁は最近始めたのだが、絵を描く感じが面白い。
大勢が掴めず、細かいところをぐじぐじと完成させそこを広げるやり方は、
今の状態とおんなじ。うーん。
それはそうと、大勢の人とセンセに睨まれながら久しぶりに描く。
センセはやっぱり苦手だなぁ。
by HPY
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喫茶店で着彩(ツヅキ) 2003年02月20日(木)
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ま、言うべきこともないんだけれど。
とりあえずあげておく。
ボールペンと水彩。
by HPY
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水筆 2003年02月19日(水)
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水筆の素晴らしいところは水洗いバケツがいらないということ。
喫茶店でもタオル一枚あれば描けるじゃん〜〜。
つーことで。
思い出し笑いのような思い出しの絵。
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セルフコントロール 2003年02月17日(月)
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相も変わらずセルフコントロールは難しい。
相棒に相談したら、立花隆の話をしてくれた。
彼は〆切が迫ると料理をするらしい。(苦笑)
流行の水筆を買ってみた。
こりゃ手軽でいいわ。
楽しくなってチビ助と一緒に描いてみる。
が、子供の闊達さにはかなわない。
by HPY
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牛骨 2003年02月06日(木)
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モチーフに牛骨が来た!
すげー綺麗。骨って素敵。
自分も描こうと思ったけれど、描く時間は今日はとれなかった。
でもいいや。じっくり観察したし。
骨ってホント、綺麗な形。
形の結晶。
こんな素敵な造形感覚の神様は偉い。
by HPY
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絵 2003年02月03日(月)
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とりちらかすように絵を描いて。
集中力の欠如から完成はなかなかしないんだけれど、
一応途中経過でも載せておこう。
なんかね、冴えないなぁ。
テーマはね、決まってるの。
ごちゃごちゃしたそのへんにあるヤツが
美しく見える時。
あ、テレビの俳句特集は面白かった。
by HPY
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