絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


今日は         2003年03月26日(水)

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先週は実家に帰って碁ばかり打っていた。
3日間毎日。それで久しぶりにアトリエで描いたら、ちょっと不調。

ここまではいつでもできる。
それは分かった。
ここからが問題。



先週描いた絵をアップするのを忘れてたので、一応あげておく。
30号。最近のわたしからすると最大。
でも、下地に油彩を使うようになって、でかい画面の下地づくりは
楽だなぁ、と思った。

テンペラ下地が何故やりづらいかというと、
やはり塗りがベタになってしまうことかな。
混色の問題もある。
油彩の方が柔軟だ。

by HPY


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油絵を描く         2003年03月13日(木)

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水曜日の日記

相棒から電話がかかってきたので
「今、アトリエで赤いちょんちょんの絵を描いているんだよ」
と言ったら、そこから彼がイメージしたのは
「赤いちょんちょん…恐竜が卵から出てきた感じ?」

言葉って面白い。

答えはホオヅキがカゴからちょんちょんと出ている絵でした。

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木曜日。
タバコの量が増えてちょっとツライ。

水曜日に満足して大いに疲れて、夜中はネット関係の仕事して、
ほんとに満足してたら、おっと次の日は講師の仕事の日じゃん。
うっかり寝過ごしそうだった。

午前は忙しいけれど、午後と夜の生徒さんは休みが多くて、
自分の絵に集中する時間が取れる。
わたしのアトリエ代わり。

今日は牛骨。大きさを出し、背景を造る。
角度でだまされやすい形に気をつける。
油で描写。久しぶりじゃなぁ。
ハッチングがなくても意外と描けるじゃん、わたし。
なんて悦にいりながら、誰もいない広い空間で牛骨を描いていた。

筆があまりにもチビてきたので、新しいのを2本買った。
豚毛。買うのは久しぶり。
いつも面相ばかりだから。

下地作りはテンペラよりも油が自由度が高くていい。
オイルに気をつければペンも乗る。
オイルに気をつければ上層部の描きだしとしてテンペラ白も使える。
油層膜に食い込んでいくテンペラ白は本当に綺麗だ。

by HPY


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センセイとの関係         2003年03月05日(水)

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自分はセンセイとの関係がいつも下手で。

なんかこう、めちゃくちゃ気負っちゃうのね。
センセイの言うことは絶対で、絶対言うこと聞かなくちゃならないとか。
できないのはともかく、そうしたくない自分がいたとき、
センセはセンセ、自分は自分と割り切ることができなかった。
センセの期待に応える喜びはこのうえなく大きく膨らみ、
反面裏切る哀しみに打ちのめされたりして、とても冷静に描いてなんかいられなかった。

そんでまぁ、受験生の時に爆発・暴走して、もうセンセなんかいらない!
とつきあうのを辞めたわけ。

センセなんてその所属に行けば、必ず付属してくる。
自分たちが選べるわけでもなく、尊敬も何も、
センセたちは自分の絵を見せてくれなかったぁ。

それで今回見つけたアトリエ。
そこには自由で広いスペースがあり、一生懸命やっている人がいて。
モデルさんもいて。

わたしはそれだけで満足だったんだけれど、
センセイがいるのね。やっぱり。

で、学生時代のいやぁ〜〜な記憶がよみがえり、イヤだなぁ、と。
でも、今度のセンセはちょっと勝手が違くて、
まず作品を見せてくれました。(^▽^)

それで、わたしも過去作品をせっせせっせとプリントアウトして、
本日はセンセにお見せしたのであります。
なんか異常にへりくだってたような気もするけれど、
この辺のスタンスを守りつつ、絵で攻めて行く方がわたしには楽だろう。

ちょっと大人になったのであります。

作品の感想はね、センセが上から押さえつけるように言うのではなくて、
なんか普通にしゃべってた。
過不足なく正当な評価というか、うん、
一人だからさ、今。
過剰に自信を持ったり失ったり(失ったりの方が多いけれど)
自分がどの辺にいるのかよく分からなかったから。

あぁ、良かったさっさと見せて。何も気負うことなく自然に、
隠し事せずに自己紹介が終わる。
ここの人たちと新しい関係を築くことができそう。

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ということで、安心してアトリエ制作を満喫したのであります。


by HPY


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