絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


久しぶりの展覧会         2003年01月24日(金)

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久しぶりに見に行った。絵の展覧会。
まったくもって出不精だなぁ。

というか、バイクで行かずに電車で行けば
風邪もひかないのよね。あたりまえか。

球の会、日動画廊、チューリップ展受賞作家展、松濤美術館、最後にインドの民族絵画。

いいな、と思ったのは
増田常徳、増田清志、山口啓介、カジ・ギャスディン。
中でもカジ・ギャスディンが気に入った。

えっと、なんか(人に遅れを取らないよう)「自分もコンクールに出さなくちゃ」とか、「大作描かなくちゃなぁ」そういう気持ちになるのがイヤで。いや、何度もそれは経験しているから、「お、わたし、またそんな気持ちになっているー」とちょっと傍目で自分観察をしてみたり。

100号どころか500号クラスの絵もあって、気に入った絵はのびやかで楽しそうでパワーもあったけれど。カジ・ギャスディンの絵を見たとき、パワーだとか大作だとか年齢だとかそんな世俗的な感情が全然消えて、表面に漂う絵の具の層を見て、秘密の暗号のような線を見て、ただ綺麗だなぁ面白いなぁと思った。小さな水彩画。

欲しいなぁ、あれ。
小さな水彩画。

小さい絵が好き。それは選択したこと。
迫力のある大画面より、小さな絵をすみずみまで観察して
その繊細な機知に触れるのが好き。より満足する。
こだわる義理はないけれど、惑わされたときに帰る場所があるのは嬉しい。

by HPY


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バイクエンストしたり。         2003年01月23日(木)

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仕事に行く途中信号で、バイクが2回もエンストした。
なんてこったい。
渋滞してい車をごぼう抜きして一番前で信号待ち、停車したらエンジンもストップ。自分の人生を象徴しているかと思うと情けない。

教室では新しい人が増えて、途中から頭がおかしくなる。
一生懸命説明するのは一見仕事熱心なのようだけれど、
結果をすぐに求めてしまうのは性急すぎる。
言葉で説明してすぐにできれば誰も苦労はしない。
気持ちに余裕がなくなってたなぁ。
徒労感と反省でしょんぼり珈琲を飲む。
さ来週からまた人が増える。ゆっくりのんびり行きたいものだ。

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最近生徒作品の経過写真を撮るのが面白くて、自分の作品はデータ化していない。これもまた。

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帰宅したら、宅急便が届いていた。
前回個展を見た母の知り合いの方が、いらない木彫り人形くれるって。
開けてみてびっくり!
インド風の踊る人たちは、部分的に彩色されていてわたし好み。
いやぁ、嬉しい。

頂き物といえば、色紙を大量に頂いた。
スケッチブック何冊分も。
これも嬉しい。当分紙の心配しなくていいな。

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テレビで手作りこんにゃくの経過と試食をしていた。
こんにゃくにさほど興味はないけれど、あまりの手間に、
最初こんにゃくを作った人はどうしてこういう製造方法を考えついたんだろう、
とても贅沢でごちそうなんだなぁ、としみじみ思う。

by HPY


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やっぱり油絵は面白い         2003年01月09日(木)

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やっぱり油絵は面白い。
何を今更、の感がないでもないが、
ここ数年ずっとテンペラか混合技法だったからさ。
油絵と無縁ではないが、描き方というか、
画材が与える影響は大きいよ。

具体的に言うと、テンペラで線と形を得た。
自分が何を好きかという確信も。
油絵オンリーのときはいらいらしてたのね。
線が得られなくて。

それで線を得たのはわたしにとって感動的な事件だった。
余裕が出たのかな。絵画教室で人が油絵やっているのを見て、
少し描いてみて、
なんだか面白いの。油絵が。

あのぎっちょんぎっちょんくっちゃくっちゃした質感が。
それに比べると、テンペラのハッチングは随分と神経質だなぁ、と。
比べちゃうよね。油絵はまさに泥遊び。

困ったときは例のごとくペンを使う。
油絵のマチエールでも意外と平気だった。

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こないだ児童ホームのバイトに行ったんだけれど、
あぁ、やっぱり辞めたい気持ちがどんどん強くなるなぁ。
辞めたいなぁ。

で、絵画教室のセンセにもうひとつ応募しようかと。
先生稼業も大分慣れてきた。
子供の遊び相手は面白そうなバイトだと思ったんだけれど、
そうそう器用でもなかった。
不特定多数の生活指導は、全然性に合わなくって苦痛。
なにか目的があるといいんだけれど。
なんだか時間が非常にもったいない気がしてたまらない。

でもバイトは始めるのは簡単でも辞め時が難しい。

by HPY


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