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■ 長月の終わりに見るは 世界戦 若き日の夢 思い出す夜
日本開催のラグビー・ワールドカップ。開催前は「別に」などと思っていたのですが、始まるとなんだかんだテレビ放映を見ている、という……。
生のスポーツ観戦を、初めて経験したのが(自分の部活関係は除く)、ラグビ−でした。後に義弟となる妹の彼氏が大学ラグビーの選手だったこともあって、大学ラグビーの聖地(高校野球にとっての甲子園)花園まで観に行ったりしました。
そして今回のワールドカップ、なぜかリュウがノリノリです。サッカーと相通じるルールと真逆のスピリッツが、興味深いようです。 「ホームもアウェイで観戦客席が分かれていないって、ほんと? 考えられない」に始まって、「試合後、両方の観客がお互いを称えるとか、嘘でしょ?」などなど。
そんなやりとりをしているうち、自宅にテレビがないので(ワンセグで見たりしているようです)、「試合放映見に行ってもいい?」というので「どうぞ」と言うと、先日のアイルランドvs日本戦を見に来ました。
少し肌寒いというリュウの希望で水炊きをメインに、サラダやブリカマ煮を早い夕飯として、テレビ観戦。 まあ週末なので、ラグビー観戦を魚に、ご飯を食べるの図、で始まったのですが。思わぬ展開に、途中からリュウも私もヒートアップ。後半での日本のトライに至っては、二人して絶叫するという……静かな信州の夜をお騒がせしてしまいました。
最初のころは、まったりと一緒にくつろいでいた練ちゃんでしたが(あわよくば、と、いい匂いのする鶏を狙っていたのかも)、そのうち、大騒ぎに辟易したようで、とっとと猫炬燵に引っ込みました。 練ちゃんにとっては、まったく迷惑な夜だったようです、ごめんなさい。
リュウの応援の仕方が、どことなくサッカー流なのが、ちょっと笑えました。 そして今のリュウよりは5,6年若かったころの私、一番、ラグビーに接していたので、それも懐かしく思い出した夜でした。 仕事への夢はあり、夢に届くという確信もなく、でも可能性を捨てきれないのが切ない、そんな時期でした。
2019年の今年、信州の地でリュウと一緒にラグビー・ワールドカップをテレビ観戦しているという事実が、実はファンタジーなんじゃないかと思えてくる、今日この頃。
2019年09月30日(月)
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