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■ ジュリがいないだけで寂しい気がするよ、と大猫が言う
今年の冬は寒い(ような気がする)。我家の空調が壊れているからだけではないと思う。
ソファの猫あんかにポッポとキラリンが重なっているのを見て大猫リュウが「あ、チポスケコになっている」。チポは、ポッポ→ポチ→チポという変化形(?)。スケコは以前にも書いたことがあるが、我家のお嬢さまたちのあまりの強気に「どっちがオスかわからん」ということになり、あみっちがあみすけ、キラリンはあみっちよりはもう少し大人しいのできらすけこと呼んでいた名残の「すけこ」だけが残ったもの。つまり、重なり合ったポッポとキラリンが、2匹ではなくどでかい1匹に見えるのを「ポチスケコ」と表現したもの……らしい。
で、今年の冬は、今までポッポとひっついていたジュリナがいないからか、その代わりにキラリンがたいていポッポにひっついている。よって、ポチスケコ出現率が高い。ここに、ニャンが加わると、キラリンのキジとニャンのキジがひとつながりになって、異様にでかい猫だかなんだかわからない塊と相成る。
猫用炬燵を買ったせいで、練々とショーはよく炬燵のなかと上にいたりするので、猫団子は3匹が上限となった。ちょっと寂しい。
先日、雨で試合が流れた日曜日。ホットカーペットの上でぬくぬくしながら、リュウが「でもさあ、なんか、こういう日には『ひにゃひにゃ』言いながら必ずやってきたジュリがいないと、なんか物足りないよねぇ」とぽつんと言った。「1匹いないだけで寂しい気がするよ」。
今でもときどき寝起きのブッッスーとした、それはそれはブサイクなジュリナの顔を、とてもいとしく思い出す。最近、ポッポの食欲が落ちてきている。寂しいかもしれないけど、まだポッポを連れていかないでよジュリ、と思う。
◆風邪をこじらせ、やっと治ったと思った途端、今度は珍しくお腹に来た。もとはリュウがもらってきた胃腸に来る風邪らしい。彼も珍しく「おとといからお腹がちょっと痛いんだよね」と言うので医者に行かせたら、ウィルス性の胃腸炎でおまけに微熱もあった(のに、その前日も部活の朝練+放課後練、クラブチーム練をこなしていて、食欲もいつもどおりで、医者が苦笑していたそうだが)。それがうつったものだ。私のほうは元気溌剌な若者ではないからして、グズグズと治りも遅く食欲もほとんどないのに痩せもせず、まったくもってヤレヤレだ。
そんなこんなでヘロヘロしながらご飯を作る毎日。メニューは省略。毎日、大量に消えていく食材を思い出すだけで、風邪が悪化しそうだ。
リュウときたら相変らず朝から肉でもなんでも来いだし、弁当もサンドイッチなのに何?この重さ? クラブチーム練の前にはパスタ1、5〜2人前を食し、帰宅後、普通に夕飯だし。膨大なカロリーは、いったいどこに消えているのだろう? 世の、スポーツおたく少年の親御さんは、みんな同じ苦労をしているのだろうか?
そうそう。冬休みの一日、中華街のちょっと知っている店に食事に行った。あとで「お子さんと二人できたのよね?」「うん」「……びっくりした」「大人3〜4人前の量だよね」「そう思う」「……でも、練習なかった日だから、いつもより2,3割減の食欲だったんだ」「うっそー!!!」「普段だったら、あと二品ぐらいいけたと思う」「……(絶句)」
2005年01月21日(金)
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