Espressoを飲みながら

2001年10月31日(水) 隙間の時間

 大学時代、ラテン文学担当の教授は折を見ては僕たちに
「隙間の時間を使いなさい」と教えてくれた。先生曰く、
社会人といふものになると、まとまった時間なんかなかなか
とれない。隙間を使って勉強できるかできないか、そこで差ができる。

そんな感じの事を言っていた。

 今先生の言葉を思い出してみて、幸か不幸か時間については十分な暇を
持っているので骨身に染みてわかるということはない。
けれども今こうやって仕事中にまわりをごまかしながら日記を書いていると
先生の言葉を実践?している自分にふと気付くのであった。




2001年10月21日(日) あの「炭疽菌」バンドは今・・・

 ここのところ連日で炭疽菌テロに関する報道がなされている。
どの新聞、雑誌にも掲載されているようだ。

 先日ひさしぶりにJapan Timesを駅前の売店で買った。
一面にはAnthraxの文字が。そう、炭疽菌のことを英語でAnthraxと
呼ぶ。んーと、どこかで聞いたことのあるような。アンスラックス、
アンスラックス、アンスラックス、、、

 そうだ!そんな名前のバンドがあったっけ!!!

 Anthraxとは米国の伝説的スラッシュメタルバンドだ。
スラッシュメタルはヘビメタの中でも一際激しいものである。
20年前のアンスラックス結成当時の他のスラッシュバンドには
「殺人者」とか「切り裂き魔」と言った意味合いの名前のバンドが
多かったそうで、少し個性を出したかったのでちょっと工夫して
「炭疽菌」にしたそうな・・・。

 今回のテロで、おそらく随分と肩身の狭い思いをしてるはず。
しかも過去の彼等の作品の中には『狂気のスラッシュ感染』という
タイトルのアルバムもある。ほとんど予言者の領域である。
でもバンドの名前は変えないそうな。それでこそスラッシュバンドだ!
社会情勢を考慮してスラッシュバンドが名前を変えるような世の中に
なったらお終いである、と筆者は思う。

 さらにはマンハッタンで11月28日に開催のチャリティーコンサート、
「ニューヨーク・スティール」にも参加するそうな!この名前で!!! 

 がんばれ!!!Anthrax!!!!!!(もちろんバンドのほうですよ)



2001年10月20日(土) 篠山旅行その2 完結編

 驚いてばかりもいられないので、春日神社へと歩を進める。

神社には、能の舞台が備わっている。かつては箱根の西では

最高の能の舞台であるとの評判だった名舞台。神社に出入りしている

大工さん?が舞台の下の様子を見せてくれた。大きな壷が5つ並んでいる。

この壷が舞台での音を反響させ、素晴らしい音響効果を生み出すそうだ。



明日がお祭りだということで、逆に今日は神社は閑散としていたが、

名高い舞台を床下まで見せていただけたのだから、やはり今日来て良かったと思う。



 神社を出て、付近の店などを覗きながら城跡方面へと歩き続ける。

この辺の名物には、有名なところで陶器、黒豆、松茸、牡丹鍋、デカンショうどん等

がある。黒豆は、単に豆として売られているのみならず、黒豆茶、黒豆コーヒー、

黒豆ワイン、他の場所では私達が見ることのできないような黒豆製品が売られている。

「丹波篠山は黒豆のメッカであり、エルサレムであり、ブッダガヤである。」

心の中でそう呟いた。

黒豆好きなのに丹波篠山に行ったことないのは勿体ない!とも思った。

松茸は、丹波の松茸と言えば「美味しんぼ」や「どっちの料理ショー」にも

何度も出てくるくらい有名。

しかし今回は日帰りの旅、篠山でとるのは昼食のみ。松茸も牡丹鍋もデカンショうどんも

美味しいが、いのししと松茸と言うのは食べ合わせがよろしくない

(と思った)。どちらかを選ぶしかない。



今回は、デカンショうどんを選んだ。城跡近くの「いのしし鍋は、専門店で!」と

広告の出ているお店に入る。

お昼のメニューはシンプル。お運びのお姉さんが出てきて、牡丹鍋か、

デカンショうどんになりますが?

ブッシュ大統領のYes or NO?も真っ青の 絶対的二者択一問題である。

うどん好きなので、今回はデカンショうどんだ。

ところが後でメニューを見てみるとステーキ弁当、とかすきやき、しゃぶしゃぶ等、

三田牛を使用したのもたくさん。

なぜいのしし鍋かデカンショうどんの二者択一だったのだろう?

多分狂牛病のせいかなと思う。



デカンショうどんはボリュームいっぱい。やや辛めの味噌スープが

とても美味しい。

大きな鍋に味噌味のスープがぐつぐつと沸き立っていて、

中には猪肉と野菜とうどん。

味噌を買って帰ることに決定。猪肉も思っていたような臭みが

全然無かったし、固くも無い。

さすが専門店。猪肉には猪肉の扱い方があるのだろう。

うどんとの相性もばっちりだ。

おそらくこんなところでしか飲めないだろうと思われる黒豆ワインを飲みながら。



 お店を出て街を歩く。丹波杜氏酒造記念館を見学。昔からの酒造りの道具が

展示されていて、酒造りのプロセスの説明を聴くことが出来る。

この地方には特産物はたくさんあるのだが、 霧、雨量、降雪などが

厳しい自然環境であり、 江戸時代中期の農民達は裏作をはばまれ、

他の収入源が必要に。そこで「酒造出稼ぎ」が始まった。


厳寒の冬の夜中、手を切るような冷たい水。

説明を聞いていても、過酷な労働環境であったことが想像される。

そんな風にして出来たものを 自分は飲んでへべれけになっていると

思うと何だか申し訳ない気がする。



 記念館を出て城跡へと向かう。城跡のまわりは今は学校になっている。

グラウンドがとても広い。

山々が見渡せ、爽快。城下町の中心である。







 高く青い空にぽっかりと白い雲が浮かんでいる。

写真の建物の中にはいろいろ歴史的なものが展示されていたりする。



途中、高い石垣から下をみてくらくらしたりした。



 再び街を歩く。今度は武家屋敷の通り。多少痛んではいるが立派な御屋敷。

こういう建物が全く違和感なく街の景観に溶け込んでいるのが篠山のすごいところ。



歩き疲れたので喫茶店に入ってコーヒーを飲む、もちろん黒豆コーヒーだ。

「黒豆とコーヒー豆のブレンドです。香りを先に楽しんで下さい。

  これも黒豆の割合が多すぎるときなこ湯になってしまいます。」

丁重な説明を大きな声でしてくださる店のおばちゃん。

フレッシュとか入れると普通になってしまうから

そうする前に香りをかいでくださいと繰り返し念を押されるのであった。



そうこうしている内に時間も過ぎたので帰ろうと思い、バス停に向かう。

田舎にはよくあることだが、夕方のバス停は非常に混雑していた。

もしここに住むとしたら、やっぱり車がほしくなるだろうなと思った。



途中、不動産広告を発見。「篠山に住むなら、快適な庭付き菜園付き住宅!」

みたいなことが書いてあった。庭付きはよくあるが、菜園付きと広告で謳われているのが

すごい。




篠山口駅から快速で宝塚に向かい、そこから阪急で帰宅。途中宝塚で買物。



楽しい1日だったよ。電車賃にして片道1050円とバス代280円で、

こんなに自分の住んでいるところと雰囲気の違うところに遊びに

いけるなんて、、、感激。



今度は春日神社で能が行われる時にでも、観に行きたいな。




2001年10月19日(金) 篠山旅行その1

 仕事が休みなので日帰りでどこか出かけることにした。

あちらこちらとネット検索して、今回は丹波篠山に決定。



 丹波篠山は兵庫県、神戸市から北北東の方角に位置する。

空遊の住んでるところからは、阪急電車で宝塚に出て、

JR西日本に乗り換え、丹波快速で篠山口という駅に出て、

そこからバスで市内に出るのがよろし。

阪急御影駅からJR篠山口まで1時間10〜20分くらい。

もちろん連絡によって時間にはばらつきがある。



 さて篠山口駅に着く。駅には名産品の展示室と観光案内所

が設置されている。市内の地図をいただく。やはり観光の街

なのだ。

インターネットで調べていた、民家を利用したおいしそうな

蕎麦屋さんに電話を掛けてみるが、残念なことに最寄りの

バス停から2kmも離れていることが判明。こういう時には

車がほしいなあと思う。



 そんなこんなで予定変更していきなり市の中心部に向かう。

ぶらっと歩こうと思い誓願寺前で降りる。とりあえずお寺参り。

この寺の建物は一切釘を使わない高度な伝統技術で建てられて

いるそうな。仏像のある寺は珍しくないが、ここにはお坊さんの

像が鎮座されていた。優しげな暖かい目をしたお坊さんである。

きっと長い間地元の方々の信仰を集めてきたのだろう。



 寺を出てふらふら歩いていると、突然お祭り用の車を発見。

「やまぼこ」と言うそうな。



やまぼこ




いきなり街中にこんなものが登場するとは

なかなか侮れない街だ。



(次回に続く)




2001年10月12日(金) 疲れ気味かも

 日々の生活の中で、色々な情報や波動が自分のマインドの中に
入ってくる。それらが全て穏やかな心地よいものであればよいの
だが、悲しいかな現実は大体正反対のことのほうが多い。

 一緒に暮している人、仕事で関わる人、電車や街の中で近くに
座ったり立ったりする人、メールをくれる人、ネットでの交友、
TV、ラジオ、インターネット、新聞などのマスメディア等
いろんな人からいろんな影響を受けている。楽しい影響や嬉しい
影響もたまにはあるけれども、良い影響ばかりでないこともまた
事実である。

 最近ちょっとストレスの多い情報や波動が過多していて疲れて
いる。気分転換に少し情報量を下げようとしている。メールアド
レスを目的別に再編集してメールチェックの回数を減らし、掲示
板と過去ログをHPから無期限で外した。ネット関係はこれで大分
シンプルになった。もともとこっちは趣味なのでストレスは少な
いからあまり意味はないのだけれども。
 後は実体のある人間との関係による疲れか。こっちが本命。
先週はまた2日仕事を休んだ。それで多少回復したところもある
けれども、解決には至っていない。

 人間関係を全部手放して関わらないで済めば楽だろうと思う。
あるいはそれを軽いものだけに限りたい。自分が選択しているも
のも選択していないものも含めて、どうしてその人間関係を手放
せないかというと、やはり現状では生活に必要だからという答し
か出て来ない。95%位は必要悪という感じ。これはもちろん私と
職場で会う人々が悪人が多いということではない。彼等も勿論大
体は無辜の民(笑)である。

 もう寿命の来たおもちゃみたいにばねも全部はじけとんで壊れて
しまいたいように時々思う今日この頃であった。

 



2001年10月09日(火) さしみさんま


 秋は秋刀魚である。

以前もこの日記で一度書いたが今日も再び秋刀魚である。

例によって阪神御影駅前の長崎屋で入手。今安くなってる

のは意外にも肉より魚のようだった。この秋刀魚も一匹で

80円。刺身にできる新鮮さであることを考えるとデフレ万歳である。

 狂牛病の影響であろうか、肉売場にはあまり人が集まっておらず、またアメリカ牛が主体となっていた。また卵も自然の餌を食べている、比較的に高価格の卵だけで、白いブロイラーの卵は売っていなかった。

 スーパーマーケットとして正しい判断なのだろうが、同時に食肉業に携わる人達に
とっては大変な状況であるとも思った。

さて本題にもどるが相変わらず私の魚さばきはいいかげんである。
御覧の通り「食べれないことはないだろう」という程度。

まあこれでも食べたらおいしかったよ。見掛けじゃ無いもんね。





2001年10月08日(月) とうとう始まった

 只今午前3時過ぎ。夜中に寝れないし暇なのでTVを付けてみた。
なんとなんとなんと南斗水鳥拳ウアチャア(意味不明)!!!!!!
とうとう米軍のアフガニスタンへの爆撃が始まったそうな。
いやー、まだかまだかじゃなかったいつかは始まるかと思っていたが
とうとう始まってしまったようだ。

 現時点ですでに2回空爆したとTVは伝えている。
基本的に英米の連合軍らしい。今回のイギリス軍は潜水艦が参加、
あとは全部アメリカ軍ということ。

 イギリスは以前にアフガニスタンに進駐して酷い目にあっているから
その辺の恨みつらみもあるのかも知れない。

 また40ヶ国以上がアメリカ合衆国を支援しているそうだ。
とりあえずアメリカを絶対に敵に回したくないから支援を表明している
だけの国も結構あるんじゃないかと思うけれども。

 さてこの戦争どれくらいでかたがつくのだろうか?
上手くいけば短期の内にビン ラディンを捕獲あるいは暗殺することが
できるかもしれない。対タリバンだって北部同盟と組んで戦えば数カ月内に
決着をつけられる可能性もあるだろう。

 何しろ兵器のレベルがぜーんぜ〜ん違うのだ。
こんなに武器のレベルも軍の規模も違ったら勝ってあたりまえである。

 アフガンの地形的戦いにくさと雪に覆われるこれからの気候、そして死を
恐れないゲリラ達が主な困難であると言われている。

 しかしそんなことよりなによりも、この戦いの本当の困難さは、タリバン
を転覆させてラディンを捕まえても殺しても、なーんの解決にもならないと
いうことであーる。確かにタリバン政府の保護がテロリストを増殖させては
いるだろう。訓練所を破壊すれば強いテロリストの数はぐんと減るかもしれ
ない。経済制裁で財産を凍結してしまえば金の掛かるテロは出来なくなって
しまうだろう。

 け・れ・ど・も。実はテロって大規模であることすら狙わなければそんな
に金も訓練も少なくても可能なものであると思う。爆弾や毒ガスの多くは、
普通の人が働いてもらう給料の範囲で材料を購入・製作可能であり、その材
料も日常生活用品レベルで手に入るものだ。敵国の占領や降伏を直接目的と
した戦争と違い、ある種のデモンストレーション的な要素が強い。テロとは
もともと恐怖という意味である。市民に恐怖を与えることが第一なのだ。完壁な治安維持など不可能である。必ずどこかに隙ができる。国内全ての重要
な施設を警備しつづけることのできる国家など存在しない。極論すれば仮面
ライダーのショッカーのように幼稚園を狙ったとしても国民に多大な恐怖を
与えられることは間違い無く、テロとしては成功であるし、逆に国としてみ
れば幼稚園児が何人か死んでしまうだけでも治安維持の大失敗になる。

 結局アメリカ合衆国及びその同盟国は非常に大きなリスクを長期に渡って
背負うことになる。なぜ長期かというとテロをしたかったら警備の極めて厳
しい現在は一番不向きで、この戦争が終わってしばらくしてみんなが忘れた
ころにどかんとやるのが一番やりやすいに決まっているからだ。

 何が本当の原因になっているのか?それをできるだけ早く見極めること。
それが必要。

 



2001年10月06日(土) 陰陽師見に行ってきました

 昨日の続きである。分からない人は昨日の日記から読んでね。

さてあれから寝ようとしたのだが、中々寝付けなくて結果布団に入る頃には
太陽が昇りかかっていた。それですっかり眠りについてしまったものだから
当然の結果として初回で見るつもりが午後6:30から始まる本日の最終回
で見ることとなった。

 午後6:15分頃にシネモザイクに到着。次回上映が30分からであるこ
とを確認して、食べ物と飲み物を買いに走る。よく考えたら今日は朝からま
だ何も食べていない。ハンバーガーくらい食べないとって感じでダイエー内
のWendy'sへ。スパイシーチキンバーガーセットかなんかそんな名前のやつを
テイクアウトで注文した。

 シネモザイクでの席はFの5番。どちらかというとやや前の方だけれども、
空遊は結構前の方の席が好きである。いくつか予告編が上映されていよいよ
本編へ。今回の予告編はたいしたのがなかった。

 ここからはまだ観ていない人に対してネタバレになってしまってはいけな
いので控えめに書こうと思う。最初のシーンは長岡京から平安京へと遷都の
儀式のシーンだった。日本史を表面的にしか学習しなかった空遊は、平安
京への遷都の背後に、かくも凄まじき権力をめぐる争いとその怨念が関わっ
ていたのかと驚いた。

 いかんいかん。全然控えめになっていないぞ。このままでは浜村淳になっ
てしまう。

 TV版との違いを手短に言うと、いろいろあるのだけど、第一にキャスト
が格好良くなっていた。安倍晴命役の野村萬斎はみごとにはまり役。和服で
さらりさらりと剣をかわす不思議な舞いのような殺陣は他では見たことのな
い出来映えだった。源博雅もTVの時よりも数段格好良かった。「いい男」
なのだ(見た人にはわかるネタ)。道尊役の真田広之も、前半の厳格な陰陽
頭から後半の狂気にとりつかれた野人のような風貌まで演じ分けがさすがで
あった。小泉今日子は不老不死の命を持つ女・青音を演じていたけれども、
アイドル時代のキョンキョンが記憶に残る身としては、逆に「キョンキョン
も老けたなー」と悲しくなってしまうところも無いことも無い。なお演技は
いつになく上手かった。

 第ニに、映像の加工やSFX効果が派手になっていた。親王の怨霊が京の空を
灰色に染めてしまうところなどは震撼だ。空遊は関西育ちで京都も子供の頃
より幾度となく訪れているので、そんなシーンを見ていると何かWTCを破壊さ
れてしまったニューヨーカーにも似た(へんなたとえだが)悲しい気持ちに
なってしまうのであった。

 第三に、ストーリー自体は決して凝りに凝っているわけではなく、どちら
かというと非常にシンプルな部類に属するが、逆にその無駄のなさが物語の
大事な部分である二つの恋物語をくっきりと浮かび上がらせていた。日頃TV
のドラマなどで複雑怪奇な一筋縄ではいかないようなストーリーにばかり
知らない内に慣れさせられている身には新鮮で、恋物語の原点を見せられる
ようなすがすがしさがあった。

 なんか爽快な映画だったよ。

 

 

 



2001年10月05日(金) 映画

 夜が明けてしばらくしたら映画を見に行く予定。
陰陽師。http://www.onmyoji-movie.com/
主演は野村萬斎、監督は滝田洋ニ郎、原作は夢枕貘。
今年NHKでTV版が稲垣五郎の主演で放映されていたが、
やはり野村萬斎の方が雰囲気があるだろうなあと期待している。

 予告編を見る限りでは、TV版とくらべると映画版はやはり
特殊効果や撮影にもっと凝っている感じ。野村の演技にも期待。

 空遊は映画は劇場にはたまに見に行く程度。1年に2〜3本くらい。
親類縁者の1人が属している組合発行の映画観賞券をもらうことがあるので
それを使って見に行くことが多い。見に行く映画館はいくつかあるが、
今のところ最もよく行ったのは神戸のハーバーランドのシネモザイク
http://www.kobe-mosaic.co.jp/fra_cine.htm だ。
映画館としては比較的清潔であり、指定席なので立見することがない
のが気に入っている。

 そんなわけで明日朝早い(?)ので今日はこの辺で寝よう。



  

 



2001年10月04日(木) ぐるぐるバイブレーション

 街中や、電車の中にいて心静かにしていると、思考が見えるように
感じられることがある。細かいことはわからないが、その場にどんな
思考がただよっているのか、どんなヴァイブレーション、どんな色の
オーラが取り巻いているのか、人々がどんなことを考えているのか、
まるで一枚の絵のように見えることがある。

 それは不可視のものを見るというよりは、可視と不可視のものが、
合わさった全体が身体の目と心の目に自然と映っているという感じの
体験だ。

 不景気、テロ、狂牛病と暗いニュースの報道が多いここ最近だが、
市井の人々のバイブレーションも、実際に重たく鈍くなっているのを
肌で感じる。不景気のバイブレーションは灰色から黒にかけての重い
色で、テロ関連のことを気にしている人々のバイブレーションは不安
定で裂き傷のような歪みを持っているように見える。狂牛病のことが
心配な人は赤色の不安と心配と恐怖に脅かされているように見える。

 社会的規模の集合無意識が、不幸のバイブレーションで動いている
ように感じる。もちろん今現在とても幸せな読者の方も居られること
はよくわかっているし、楽しいことや目出度いことも起こり続けてい
るのは百も承知だ。ここで言っているのは、暗い集合無意識の力が、
以前とくらべてとても大きくなっているということ。

 この現象のおそろしいところは、時に雪だるま式に事態が悪化する
可能性があることだ。一つの否定性がより大きな否定性を生み、また
人心を惑わして悲惨な事件を起こしていく。私達人間のほとんどは、
周囲の環境に影響されやすい。悲しい波動の場所では悲しくなり、楽
しい波動の場所では楽しくなる。誰もが外からの影響で機械的に自分
の望まぬことを為さないように気を付けることが必要な時代かもしれ
ない。

 集合無意識は何からできているか?それはひとりひとりの無意識か
らできている。あなたがどういう状態であるかということは、あなた
だけでなく、あなたのことを何も知らない誰かにとってさえも重要で
ありえる。

 あなたが自分を自分の必要な波動に導くことができれば大きな変容
がそこから始まる。それには必要なことがいくつかあるが、第一に自
分に影響を及ぼす思考、それがどういうものであるかを見て理解する
必要がある。

 

 


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