2001年05月31日(木) |
ハワイを想う昼休み。 |
梅雨入り前の蒸し暑いうっとうしさが肌に重い今日この頃。
通勤・通学は幼稚園の年中で不登校になって以来僕の苦手なことの1つ だが、今朝も例によって朝寝坊してしまった。普段は朝8時5分前後に 家を出るのだけれども、今朝目を覚ますと8時半前。ピンチだ。服だけ 着て歯も磨かず顔も洗わず家を飛び出してしまう。なんせ5月は体調そ の他の理由で4日も休んでしまったから、これ以上の遅刻は困るのだ。
普段は歩いて通勤する地下鉄一駅間の距離を今日は地下鉄に乗る。地下 鉄は困った時のために存在するのだ。かつて交通費を浮かすために梅田 からバイト先がある本町まで徒歩で歩いていたこともある僕はそう思っ た。初乗りで200円。高いぞ神戸市営地下鉄。通勤が痛勤になりそ。 空港作るとか言う前に地下鉄もう少し安くしろ株式会社神戸市!ゴミの 分別収集もきちんとできないで綺麗なイメージ作って金儲けのことばか り考えてんじゃねえ!ああ、200円払っただけで思考がこんなになる 僕は何年芦屋に住もうが神戸に住もうが大阪人なんだろうな。ううっ!
一駅なので考え事が終わる前に職場からの最寄り駅に到着。急いで職場 へ。幸い1分遅れただけで済んだ。
適当に事務仕事を片付けているうちにお昼休み前。弁当は持参しない習 慣なので、今日は何を食べようかと考える。普段の昼食費は大体500 円から700円の間を行き来する。贅沢する日には1000円になるこ とも。最近のお気に入りは職場の近くにあるオープンカフェで、サンド ウィッチランチ500円をよく食べる。ベーコンの効いたサンドウィッ チか、スクランブルエッグのベ−グルのサンドイッチかどちらかが選べ る。600円でチキンランチやカレーランチ、パスタランチもある。
それはさておきここのカフェのいいところは、雑誌が充実しているとこ ろ。それも週刊**とかではなく、季刊だったりするやつや普通の書店 では置いていなくって、裏に通販での購読の勧めが書かれていたりする レアなものが多い。ここで雑誌名を紹介したいところだが、名前を忘れ た。
ぱっと何気なく手に取った雑誌の特集は、「最後の楽園」というテーマ だった。横尾忠則をはじめとするアーティストや建築家達が自分なりの 「楽園」というものへのイメージを語っている。横尾忠則にとってのそ れは、地球のどこかにある場所というものよりも、自分の内面や、創作 活動の中にあるものということだった。他の人達もそれに近い様な意見 がほとんどで、「バリがいい」とか「ゴアへ行こう」とか、ありがちな 旅行雑誌的なものではなかった。
が、が、が。そのページから少し先に進んでみると、突然ハワイ特集。 「なんでやねん?」と、一瞬思う。ここまで格好付けといて、なんでハ ワイやの?しかし良く読んでみると、ハワイは先住民が自分達の思想や アイデンティティーを、しっかりと保持していて、それはとても珍しい ことだそう。昼休みは短いので記事は適当にしておいて写真を見る。
きれい、きれい、きれい。青い海。熱帯の空気。ヤシの木。褐色の肌を したハワイの人々。明るさと暖かさが伝わってくる。あああ、僕もハワ イに住みたくなってきた。何かハワイで暮らせる方法ないかなあ?
しっかりあっさり洗脳されてしまった昼休みであった。ビジュアルの力 はパワフル。
去年くらいから、コーヒーをよく飲むようになった。 最初はドリップしていたけれども、ある日思いたって 神戸国際会館のとある店でエスプレッソマシーンを購入。 スタバで豆を買ってエスプレッソ生活をエンジョイ。
それはそれで幸せな日々であった。
しかしある日のこと。私こと空遊は遠方に住む友人より 「コーヒーは煎りたてが美味しい」という人類が存続する限り通用する 絶対法則を知らされるのであった。
本当かどうか試してみた。友人に贈ってもらったコーヒー豆で入れた コーヒーは確かに美味しい。黒船がやってきたようなショックだった。
こうなったらスタンハンセンのウエスタンラリアートを 受け続けながら自分の必殺技リキラリアートを開発した長州力のように、 このショックをばねとして自分も自家培煎するしかあるまい。 そう決心した。
東急ハンズに行って一番安い胡麻とか用の培煎器を買った。 豆は東京のとあるコーヒー会社から取り寄せた。
早速培煎。注意しないとすぐ真っ黒こげに。 火からの距離が肝要と思い知る。
何回かトライした後に、ようやくなんとかそれなりにいけそなのが 出来あがる。エスプレッソにして飲んでみる。
おいしい!
ところでエスプレッソの苦味と酸味によく合うのがチョコパン。 チョコクリームが入っているやつより、板チョコがはさんであるタイプが 良い。一緒に食べると気分がほのぼのする。
そんなこんなで、こんな題名の日記をつけ始めるのであった。
|