武ニュースDiary


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2010年11月12日(金) ジミー・ウォングへの独占インタビュー

英語サイトに正式に出た新しいスチールは、Dolphinさんや赤壁戦記さんのところから、
ご覧になってくださいね。
大物登場! ということで現れたジミー・ウォングについては、私も名前を知るだけでしたが、
ネットに紹介はいくつもあるので、検索していただくとして、
どうして、この映画に出ることになったか、インタビューを、
もっと長い記事から抜き出してご紹介します。
映画が楽しみになりました。


――の役を受けることになったときのことを教えて下さい。


王羽(ジミー・ウォング) 1か月半くらい前、下の娘が電話をしてきて、
ジャッキー・チェンの前のマネジャー、陳自強が私と話したがっていると言ってきたんですよ。
それを聞いてすぐ陳自強に電話したら、すぐつかまって、彼はこう尋ねてきた。
「ジミー、山を降りないか?」
私はいいよ、でも先に脚本を見せてくれと言いました。
実は、あまり乗り気ではなかったんです。
私達の年ごろの俳優は、祖父でなければ父親役で、
全然腕の振るいどころがないからです。

ところが後になって陳自強が渡してくれたあらすじと脚本の一部を読み終えて、
びっくりしましたね
その映画の役というのはすごく重要な役だったんですよ。
だって、私はもう15年もアクション映画を撮っていないんですよ。
だからそのとき、逆に監督のことが心配になりました。
私はすぐに陳自強に電話をして言いました。

「監督に聞いてくれ、私が演じられると本当に思っているのかと。
彼に確かめてから、もう一度電話をくれないか」

すると、陳自強は、監督はただ私がそこにいるだけでいいのだと言うんです。
そこで監督は誰だと聞きました。
陳自強はそこでピーター・チャンだと初めて伝えたのです。
私は言いました、なら、やるよ、と。

――ということは、ピーター・チャンだから受けたのですか?

王羽 ピーター・チャンがドラマに優れた監督だということは知っていました。
彼が監督した映画の90%は見ていますよ。
デビュー作の「双城故事」から「風塵三侠」まで、「金枝玉葉」から「ラヴソング」、
プロデュースした「金鶏」までみんな見ました。
すぐれた監督だということはもちろん知っています。
彼の映画はどれもとてもロマンティックですよ。
だから、彼を信じます。
でも、そのときは、他に誰が出るのかは全然知りませんでした。

――しかし、ピーター・チャンは武侠映画を撮ったことがありません。
ずっとアクション俳優だったあなたが、
どうして彼が武侠映画をうまくコントロールできると信じられたのですか?


王羽 実は、ピーター・チャンの映画で一番好きなのは「投名状」なのです。
俳優の演技は言うまでもありません。
ジェット・リーは以前からアクション映画に出演し続けてきましたが、
この映画で、私は初めてこんなに違う彼を見ましたね。
あの映画には本当に大勢の軍隊や馬が登場しますが、
私自身監督をしたことがあるので、
大がかりなシーンの撮影がどんなに大変か知っています。
あんな大シーンを上手にコントロールできたのだから、何も心配ないでしょう?
とにかくその上、武術指導のドニー・イェンがいるのです。

――この映画の最後のシーンでドニー・イェンと命をかけた対決をするそうですね

王羽 そうです、私たちは心ゆくまでアクションをしました。
ドニーはこうなんです。
彼は現場で俳優がどこまでできるのか見て、俳優が理解したら、
その身体的能力のぎりぎりまで挑戦させる。
アクション監督として、どうやったらアクション俳優の潜在能力を最大限引き出せるか、
彼は熟知しているのです。

彼のことはずいぶん前から知っていますよ。
実は3年前には、私は彼が主演した「画皮」の製作者だったんですよ。
それでクランクイン前に、2人とも北京のパーティーに行きました。
その前から互いに知っていましたが。
パーティーの席で、嬉しいことに彼が私のところに話をしにやってきてくれました。
そのとき、こう聞かれたのをよく覚えています。

「もし、私がいつか新しく『独臂刀』をやることがあったら、あなたはいやですか?」

私はすぐ答えましたよ、「もちろん、Noだ!」
こういうことですよ、私は「独臂刀」で世に出たが、「独臂刀」は私のものではない。

――ドニー・イェンがあなたの身体的極限まで挑戦してくるとき、
あなたはそれに耐えられますか?


王羽 初日、私のスタンドインを見かけたので、
すぐピーター・チャンのところに行って言いました。

「吹き替えは要らないよ、アクションだって、ワイヤーだって問題ない」

私のことを68歳だと考えないでほしい。
毎朝40分走っり、バーベルを挙げ、午前午後それぞれ50回、腕立て伏せをしています。
これはいつも決まってやる運動で、ときどき水泳もします。
体の状態は大変いい。
高地でのアクションなので、アクション俳優によっては息切れする者もいるでしょうが、
私は大丈夫、問題なしです。

――では、この映画撮影中に、ドニー・イェンに何か教えることがありましたか?

王羽 私が彼に教える? ありえません。
私の方が年長ですが、ここ数年は、彼の方が私より経験豊かだと思っています。
それに、彼は本当に素晴らしいし、もし普通の人相手なら、
昔とって杵柄でちょっと教えてあげたりもするでしょうがね!

ドニー・イェンは武術の家の出身で、基本がしっかりしています。
どたばたした動きのアクション俳優と違って、ドニーの動きは速いし、非常に優れていて、
形だけの実践向きでない立ち回りではないのです。
ですから彼のクンフーは実践でも役に立つ。
形から言うと、実はブルース・リーにとても近いですね。
ドニーはデビューしてもう20年あまりですよ。
人気が出てきたのは、やっとここ数年だなんて、これまで実に不運だったと思います。

――あなたは今でも中国語アクション映画に関心がありますか?

王羽 少し前、「剣雨江湖」と「狄仁傑」を見ましたよ。どちらもなかなか良かった。

――今のアクション映画は以前のアクション映画に比べ、新しいものがありますか?

王羽 技術ですね。今の技術はすごくいい。
初期のワイヤーにしろ、後の特撮にしろ、そのおかげで、
俳優は以前はできなかったことができるようになりました。
私たちの頃は、もし映画の中で「飛ぶ」なら、ジャンプ台を使わねばなりませんでした。
しかし、その空中を進む軌跡は本当に嘘っぽく、観客も見たがりませんでした。
後にワイヤーが登場しましたが、ワイヤーは後で画面から消せないので、
非常に細くしなければならず、危険でもあり、制限も多かったのです。

話を元に戻すと、この15年間変わっていないことが1つあります。
つまり、アクション指導の中心的な人たちは、私が映画を去ったときも、
チン・シウトンであり、サモハン・キンポーであり、ジャッキー・チェンであり、
ユエン・フーピンであり、ドニー・イェン、これら数人でした。
ところが、今日、大作は依然としてこの数人です。
アクション映画は作り続けられているけれど、
新しいアクションの人間が出てきていません。
けれど、彼らがいつまで映画をやれるのか? 私はわからない。
新浪娯楽より 2010.11.8


   BBS   ネタバレDiary  19:30



2010年11月11日(木) 新浪娯楽の記事(武侠・続き)

続きです。


武侠を変えるのは誰?

今回のスタッフは、なじみの顔に新しい血もあります。

プロデューサーの許月珍は数十年のパートナーで、どの映画でも彼女は表に立ちませんでしたが、
彼女がいなかったら、「ピーター・チャン制作」も無かったのです。

武術指導のドニー・イェンは、「武侠」という概念を思いついたとき、最初に電話した相手です。
「十月囲城」のパルクールのシーンを見て、
ドニーはすでに世界の映画界で最も素晴らしいアクション指導だと感じました。
そして「武侠」では、さらに一段と飛躍しています。

脚本の林愛華は、「如果・愛(ウィンターソング)」、「投名状(ウォーロード)」という、
内地に進出して作ったどの映画でも脚本担当の一人でした。
そして「武侠」は、「ラヴソング」以降、初めて1人の脚本家に最後まで任せた映画です。
彼女の脚本には大きな信頼を持っています。
今回は脚本で悩むことはもうないでしょう。

美術指導のハイ・チョンマンと衣装指導の呉里璐は、
2人とも「金枝玉葉・君さえいれば」や「ラヴソング」からずっと今日まで一緒に歩んできた親友です。

撮影は、旧友の黎耀輝の他に、今回は「風声」と「艋舺」を撮ったJake Pollockで、
アメリカ人ですが、北京語は私より正統的です。
今回のメインスタッフの中でただ1人の新顔であり、一番ハイな人間でもあります。
クランクインの1週間前、彼はもう、毎日こうぶつぶつ言っていました。
「ピーター、これ以上待てないよ」

この人たちは私が最も信頼している人たちで、
私が何を求めているのか、求めていないのか、私よりよく知っているんです。
彼らの仕事ぶりが、映画界の仕事の基準です。

「武侠」を描き出すのは誰か?

ドニー・イェンはずっと大英雄を演じてきました。
死なない英雄で、強すぎて負けることがあるなど誰も信じられないくらいの――
これは実は情理に合いません、彼も神ではない。
どんな役にも、みな弱点があります。
ジークフリートだって、体中、剣も歯が立たなかったけれども、
肩に菩提樹の葉が落ちたところが致命傷になりました。
私はドニーも恐れることがあるのかどうか知りたいと思っていましたが、
この映画で、彼も怖いときがあるのを目にしました。
彼も1人の人間だったのです。

私は、男優とは2作より多く撮ったことがありません。
違った感覚の俳優を撮りたいと思うからです。
しかし、金城武は例外で、「如果・愛」、「投名状」そしてまた「武侠」です。
それは、彼が、私に手伝ってもらって金城武を「崩」したいと思っているからなんですよ。
そしてそれには6日間しか必要なかった。
なぜなら、撮影開始後7日目に、彼が私のところに走ってきて、
「あなたがほしいのは、金城武じゃない、ほしいのはソン・ガンホなんだ!」
と言ったからです。
そのとき、私は知ったのです、彼は理解したのだと。

タン・ウェイは有名になるのが遅く、出演作も少ない、
そのため、俗っぽさがあまりなく、才気が多くなりました。
私にとっては、クランクインしたとき、彼女は一枚の白紙でしたが、
クランクアップのときには、まるで中国の山水画のような味わいがありました。
「武侠」で、タン・ウェイは初めて母親役をやっています。
それが女優にとってどれほど重要性があるのか、私は知りませんが、
クランクアップの当日、彼女は目に涙をためて5歳の息子役を眺めながら、言っていました。
「わかりますか? 初めての母親役だったんです」

組織の祖、首領役は準備の頃から探し始めていましたが、
撮影が半ば近くまで来ても、まだ誰が首領役にいいのかわかっていませんでした。
というのは首領は登場するたび、人は肌に粟を生じさせますが、
その殺気と覇気は、演技では出せないこともあるからです。
ジミー・ウォング先輩にはその雰囲気がある。
それは彼こそ実に祖であり、サムライたちを従えている存在だからなのです。  (完)
新浪娯楽 2010.11.10



   BBS   ネタバレDiary   1:00


2010年11月10日(水) やっと公式の写真が(武侠)……●更新●新浪娯楽の記事(途中)

出ましたね(^^) → こちら

記事もあります。回ってみます。


追記  12:30

いっぱい記事が出ていますが、新快報のこのリードが、わかりやすいので、まず借用し、
その文書の内容については、おそらくそのまま掲載してあるだろうと思われる
新浪娯楽の記事を後ほど、訳してみたいと思います。



ン・ウェイ、金城武が相継いで撮影から離れたのに続き、
ドニー・イェンも今日、全ての撮影を終えたのち、「武侠」製作班を去る。
このピーター・チャン監督初の武侠映画は、2011年夏公開と一応定められた。
このほど、映画ファンにこのミステリアスな映画のことをより知ってもらうため、
ピーター・チャン監督は「武侠についての文書」を発表し、
「『武侠』は武侠を変える」と言明した。
これにともない、4大主演者であるドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ、
そしてジミー・ウォングのスチール写真も公開された。
(新快報 2010.11.10)


ピーター・チャンの解説(新浪娯楽)   22:50

「武侠」の4主演者スチール公開
ピーター・チャン、初めて謎を空かす


ピーター・チャンプロデュース・監督、ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ共演の「武侠」が
このほど、アメリカフィルムマーケット(AFM)――世界最大の映画見本市に最後から二番目に登場した。
これはピーター・チャン初の本当の意味での武侠映画であり、
「投名状(ウォーロード)」以後、4年ぶりの監督の座復帰作でもある。

「武侠」は我們制作有限公司、星美(北京)影業有限公司、鼎盛文化産業投資有限公司、
江蘇省広播電視総台、雲南電影集団が共同で2000万米ドルという巨額の資金を提供し、
2011年夏シーズンの世界同時公開を目指している。

雲南騰衝で2ヶ月近く、ひっそりと撮影していた「武侠」が、AFMで初めてその光芒をあらわした。
東南アジアの映画会社が争って買い付けるだけでなく、
北米、ヨーロッパなど、世界で最も重要なマーケットにおいても、広く関心を呼び起こしている。

「武侠」について問われ、ピーター・チャン、初めて口を開き、謎を明かした。

「武侠」は、武侠を変える (以下、口述とあります)

武侠とは何か

武侠は1つの名前でありうる、例えばジミー・ウォング(王羽)です。

私個人が記憶するところでは、ジミー・ウォングこそ、武侠の始まりです。
初めて見た武侠映画は何かと問われたら、覚えてはいませんが、
もし武侠映画はいつから始まったものかと尋ねられるなら、「独臂刀」だと答えます。
ジミー・ウォングは我々の世代のアイドルでした。
彼の後に現れたのが、チャン・ダーウェイであり、ブルース・リーであり、ジャッキー・チェンなのです……
ですから、私の心の中では、「武侠」という言葉は、ジミー・ウォングと共に誕生したのであり、
ジミー・ウォングであり、「独臂刀」が私の武侠の定義です。

武侠は、一種の態度でもある、例えば科学。

倚天剣にしろ一陽指にしろ、どれも実は自分の武功の長所を使って、
相手の身体上の弱点を見つけ出し、致命的効果をあげるものです。
ちょうど狙撃手がなぜ「ヘッドショット」を好むのかも同じ道理です。
一陽指がツボに触れるとき、弾丸は血管に入るとき、人体科学が始動し、武侠も始まる。
成功するか失敗するか、生きるか死ぬかはいずれも科学的算術の問題であり、これが「武」なのです。

武侠は選択でもある、例えば、信じること。

どんなときにも、どんな場所でも、人は誰でも異なった選択に直面しています。
信じるか、信じないか?
武侠映画の世界では、方剛は小蛮を信じ(「独臂刀」)、黄飛鴻は孫文を信じ(「黄飛鴻」シリーズ)、
李慕白は玉嬌龍を信じた(「臥虎蔵龍」)……
信じることは人と人の交わりの出発点であり、
ここから愛が、義が、生死別離さえもが引き起こされます。
これがすなわち「侠」です。

ピーター・チャンの「武侠」とは何なのか

私は、自分の最も不得意なのは武侠映画だと、ずっと言っています。

去年の秋、ある科学番組を見ていたところ、思いがけず、ある画面を見て興奮しました
――弾丸が、人間の皮膚、肉、血管、心臓を貫き、最後には死に至らしめる全過程でした。
見ながら、私は考えていました。
武侠映画の中の、ツボを打ち、一刀のもとに両断するというのも、
このような過程ではないのだろうか? と。

私は武侠映画のことを新しく考え始め、
今まで感じなかった興味がわき、そして「武侠」の物語が誕生しました。

侠客の劉金喜(ドニー・イェン)は名を隠し、妻の阿玉(タン・ウェイ)、
2人の息子とともに、辺鄙な小村に暮らしていたが、
ある不思議な殺人事件に巻き込まれてしまいます。
捕吏の徐百九(金城武)は「武術マニア」で、
捜査の過程で劉金喜が凄腕の持ち主に違いないと嗅ぎつけます。
思いがけず、まさに彼のその好奇心のせいで、
劉金喜はならず者集団の長(ジミー・ウォング)と生死をかけた対決をせざるをえなくなり、
家庭には危険が迫り、存亡にかかわる災難に見舞われることになります
……

「武侠」は、いかにして武侠を替えるのか?

自分の目を信じてはいけない
――これが「武侠」のアクションシーン全ての出発点です。

近年のいわゆる「武侠映画」を見ては、私はいつも、
ああいうあちこち飛び回るシーンに深い疑問を抱いていました。
あの、いわゆる大侠たちは、どうしてひとっ飛び数十丈も飛びあがれるのか、
またどうして十数階建の楼閣から飛び降りて無傷なのか?
私には全くわからず、だから私にとって、ああいう何の理由もない流血、
何の理由もない飛行、何の理由もない死、果ては何の理由もない復活は、
みな魔術であり、サイエンス・ファンタジーであって、武侠映画ではありません。

「武侠」で、これらは全て、きちんとした根拠を持ちます。
それを実現するために、鍼灸師、マッサージ師、薬剤師、力学の専門家から、
特殊効果の専門家までを招きました。
この人たちが来てくれたことで、「武侠」は全く新しい、緻密な裏の世界を手に入れることができました。
武侠には道理があり、根拠のない作り話ではないのです。

いつも尋ねられます、なぜ「武侠」というタイトルにするのかと。

この2文字は、人に無限の想像空間を与えると思います。
しかし、武侠は1つのジャンルであって、映画の名前になるのだろうか?
グーグルで「武侠」を検索しても、この映画が出てくるとは限らない!
途中で、私たちも「同謀者」というタイトルを考えてみたが、最後にはやはり「武侠」に戻しました。
というのは、この映画で、ドニー・イェンはショウブラザーズの元老と「アクション復興」を共謀し、
金城武は武術に入れ込みすぎて、偏執的なほど分析をし、
タン・ウェイも「家庭防衛戦」で後にひかず、
ジミー・ウォングは再び武術の世界に返り咲いて、その覇気には対抗できる者はない。
これらのすべてが集まって初めて、武侠が形作られるのであるから、
なぜそれを「武侠」と名付けてはいけないのか?
私自身はずっと武侠とは何ぞやと追求し続けてきて、
今、このジャンルに向かい合っているのだから、
それならいっそ、一番はっきりとした、一番直接的な2文字「武侠」を用いようではないか。

「武侠」は侠義の精神に戻ると同時に、あの飛び回るいわゆる「武侠」をも変えるのです。  (続く)
新浪娯楽 2010.11.10


長いので、いったん切ります。
  


   BBS   ネタバレDiary    6:40


2010年11月05日(金) 謙さんではない●更新

やはり……ですね。
でも、本当だったら、日本公開も安心かな……とちょっぴり思ったけど。
撮影の今後の予定もはっきりしてきたようです。
残りは後ほど。



ーター・チャン監督の新作「武侠」は、9月に雲南騰衝で撮影を開始して以降、
一貫して神秘感を保ってきた。
最近、ある雲南のマスコミがある重要なシーンを盗撮し、日本の俳優、渡辺謙がひそかに参加しており、
非常に大事な役である「教主」を演じていると伝えた。
記者は昨日「武侠」制作部の人間に連絡をとったところ、
先方は実はその人間は渡辺謙では全くないし、演じていた役も「教主」ではないと語った。
「武侠」の撮影はすでに終わりに近づき、タン・ウェイはもう現場を離れており、
ドニー・イェンも今月9日前後にはすべての出番を終えて、
映画は今月中旬か下旬に正式にクランクアップするとのことだ。

(続き)  10:30

噂を否定

「武侠」はクランクイン以後、ずっと神秘的な状態を保っているため、
製作発表も行われず、マスコミの取材も許されないできた。
しかし、大スターの共演であるから、パパラッチは絶えず盗撮を行なってきた。
「盗撮」は作中の情景や人物の姿は一足早く見られるが、
俳優たちがどんな役をしているのか、出番はどのくらいなのかなどは、推測するしかない。
だから、「渡辺謙がひそかに参加して教主役をやる」などというばかばかしいニュースが出てきたりする。

本紙が昨日制作部の人間にインタビューしたところ、先方は噂を正式に否定してこう言った。
「渡辺謙が出演するという話はでたらめです」
あの渡辺謙によく似た俳優は、実は国内の新劇俳優だったのだ。名を尹鋳勝という。
確かに日本の俳優渡辺謙に似ているところがあるので、撮影現場で記者に間違えられたのである。
ピーター・チャン監督さえ彼が渡辺謙によく似ていると思っており、
撮影班のみんなが彼を「小渡辺謙」と呼んで楽しんでいるそうだ。
また、尹鋳勝が演じる役も、推測されている「教主」ではないどころか、「教主」の手下の小者に過ぎない。
彼の出番は、現場での強い瞬発力が要求されるため、
ピーター・チャン監督は舞台出身の俳優ならそれができると考え、彼を起用したのである。

本当の「教主」役が誰かについては、制作部はみな口を固く閉じ、多くを語りたがらない。
ただ、この役は撮影開始前になって決まったとだけ明らかにした。
「監督はこの役は誰ならできるか、ずっと考えつかなかったので、クランクインしてやっと決まったのです。
この俳優は存在感があり、相当な風格と震撼力もあります」
あらすじには、「教主は」最後にドニー・イェン演ずる「唐龍」と命をかけた決戦を行うとあるので、
大胆に推測すれば、この俳優はピーター・チャンと「投名状」で仕事をした
ジェット・リーである可能性が高いのではないか。

現況

至るところで「化学反応」が

渡辺謙出演の噂の真偽が明らかになったので、撮影の進捗状態もたずねてみた。
9月に、雲南の雨季が今年は長くなったので、セット組みが順調に進まず、
出演者のスケジュールも伸びることになったと報じられている。
ドニー・イェンは本来今月4日には抜けて、
「大閙天宮」と「最強囍事」の撮影に入らなければならなかったのだが、
制作部とドニー・イェン本人との合意を経て、2つの映画の制作部も、あと5日撮影を延長し、
「武侠」を順調順調に完成させるため貴重な時間を捻出することに同意したということだ。

実際、ドニー・イェンは今回「武侠」の撮影に心血を注ぎ、主演だけでなく、自ら武術指導も担当した。
彼は自分にも他の俳優にも、非常に要求が厳しい。
そのため、もともとアクション映画出身で、腕前も相当な恵英紅が、
先週広州でインタビューを受けた際、今回はドニーに非常に「苦しめられた」ので、
今後はもうアクション映画はやりたくないと語ることになった。
制作部は、今回ドニー・イェンとピーター・チャンとの間の「化学反応」は、大変強かったと話している。
「ピーター監督はクンフー映画は初めてなので、
俳優はどう演じたらいいか、最初みんなで考えて、
それがはっきりしてから撮ったので大変順調に進みました。
ドニーはアクション監督として、ドラマ部分を撮るピーター監督とは何度も火花を散らしていました」

また、制作部はタン・ウェイが出番をすべて終えたと語った。
以前、彼女は映画に出ない期間がしばらくあり、
「月満軒尼詩」での演技も完全には満足のいくものではなかった。
しかし、今回、文芸映画に長けたピーター・チャン監督の教えを受けたことから、
その演技に大きな期待が持てる。
金城武につては、制作部の話では、彼の事務所と厳格な取り決めがあるので、
その動向含め一切の状況は明らかにできないのだということである。
(新快報記者 劉嫣 2010.11.5)


   BBS   ネタバレDiary   8:50


2010年11月04日(木) 写真が出た!(武侠)●更新

おお! 今までにない出で立ちで、面白そうです。 → こちら

記事はこれから。


追記   8:00

もちろん盗み撮りです。
ネタバレがあるので、タイトルは省略、本文中は黄色で伏せます。


ーター・チャン監督の大作映画「武侠」は撮影開始以降、絶えず注目を集めているが、
タン・ウェイの「山村女性」の姿に続き、記者は苦心の張り込みの後、
再度、別の大物キャストたちの作中の姿をとらえた。
この作品はドニー・イェン、金城武、タン・ウェイら大スターが参加しているため、
撮影隊も手を抜けず、現場には出演者が休むための豪華なワゴンが停められている。

この日、記者は「武侠」の撮影現場に潜入、
撮影中の金城武と渡辺謙がドニー・イェンの遺体を収容する姿を見つけた。
見ると、金城武は黄色い帽子をかぶり、グレーの綿服に、小さなカバンと小さな水筒を肩にかけて、
まるで、通学中の小学生のような感じだ。
さらにいでたち全体で一番かわいいのは、この小さな眼鏡で、
これを掛けると、たちまち名探偵コナンに変身する。

これまで明らかになった出演者の他に、記者は別の新しい重量級人物を発見した
――日本の国宝級俳優、渡辺謙である。
青い中国服姿は非常に凛凛しい。
この日、撮影されたシーンでは、ドニー・イェンはずっと遺体運搬車に死体となって横たわっていた
渡辺謙が金城武に向かって怒鳴っている声がかすかに聞こえてくる。
「おまえ達は唐龍を殺したのだな!」(唐龍はドニー・イェンの役名だろう)
休憩になると、ドニー・イェンは「息を吹き返し」、足を組み水を飲んだが、リラックスした表情はなく、
まだ劇中から抜け出ることなく、ひそかに役を考えているようだ。
どうやらピーター・チャン監督は完璧を期するため、俳優への要求も非常に厳しいようである。
(捜狐娯楽 2010.11.4)


渡辺謙!!

辮髪、ない? 見えない??

続いて別の記事が出てるけど、どこまで見ちゃっていいのかなあ……




記事もうひとつ  16:00

こちらは渡辺謙と断定はしていませんが。
さらにネタバレ多いのですが、伏せ方が難しい〜。
(まあ、こういうシーンがあるというだけでネタバレですが。
見てもいい人だけ見てください)


ーター・チャン監督、ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ共演のアクション大作「武侠」は、
目下、雲南騰衝でクランクイ後2か月を数えるが、
制作部は一貫してマスコミに「沈黙」を通しており、
主演俳優達の扮装姿さえ、厳重に隠したままだ。
9月に雲南信息報がドニー・イェンの農夫姿をスクープしたのに続き、
記者は11月1日、再び「武侠」の現場に赴いて、金城武の作中の姿
――グレーの丈長の中国服、黄色の礼帽に眼鏡をかけた――の撮影に成功した。
このほか、意外な発見があった。
日本の国宝級俳優、渡辺謙ではないかと思われる主演者が
青い時代衣装に身を包み、金城武と共に姿を現したのだ。
いまだ発表されていない「教主」役として出演の可能性が極めて高いと推測される。
(雲南信息報独占提供)

腕前を披露、馬幫と戦う 
上品な捕吏の金城武、馬幫の待ち伏せに遭う


11月1日午前9時、記者は固東のタバコ栽培地で行なわれている「武侠」の撮影地に着いた。
現場では、天と草地の接する地平線上を、二、三十人の馬幫(ばほう、荷馬部隊)
サッカー場の10倍くらいもある草原を疾走するのが見えた。
午前11時半、金城武が現れた。
黒い縁のある黄色い礼帽を被り、質素なグレーの綿の長衣をまとって、
カバンを肩に掛け、眼鏡をしている。

金城武は捕吏役と聞いていたが、その姿を見ると、
刀と槍を背負った伝統的な捕吏のイメージとは大きくかけ離れている。
金城武は現場に着くとすぐ、監督のピーター・チャンと話を始めた。
ときどき監督に向かって拳法の身振りをし、監督は顔をほころばせる。
30分後、金城武の出番が始まった。
金城扮する捕吏は1台の遺体運搬車を曳き、警官たちに従って草原を疾駆する。
突然向こうから馬幫の一群が襲ってきて、警官たちは逃げていった。
馬幫は金城武を取り囲んでぐるぐる回り、大声で泣き喚くような弔いの歌を歌うが、
金城武は危機を前にしても恐れる風なく、大侠のようだ。

ケイタイをし、カップめんを食べ 
「不死鳥」ドニー・イェン、「遺体運搬車」に横たわる

午後2時頃、もう1人の大物ドニー・イェンが現場にやってきた。
ドニー・イェンは到着すると、
監督のピーター・チャンとも共演者の金城武とも言葉を交わさず、
1人で空き地でぼうっとしたり、拳法の身振りをしたりしていた。

今回の「武侠」の撮影では、ドニー・イェンは主演を務めるだけでなく、
武術指導をも担当している。
この日、現場にやってきたのは、金城武の一対百の戦いを指導するためだと思っていたら、
なんと彼は着替えると、金城武が曳く遺体運搬車に乗ったのだ。
いつだって、映画では「不死鳥(死なない役)」であるドニー・イェンだが、
「十月囲城」でピーター・チャンに「死なせられて」からは、
今回もまた、「厄運」を逃れられず、再び「烈士」となるのだと思われる。


さらに面白いことには、ドニー・イェンは現場では全然おとなしくしておらず、
たとえ遺体運搬車の中で動けずとも、
監督のカットがかかると、すぐにケイタイをいじり始める。
日が山に沈む前、クンフー達人のドニー・イェンも空腹には勝てず、
アシスタントにカップめんを作らせて、腹を満たし、
それからまた「烈士」を演じ続けた。

弔いの歌湧き起こり、教主が吼える
渡辺謙、最後の出演者として「教主」を演じる?


その日、記者はタン・ウェイの姿は見なかった。
ところが、昼頃、1人の見たことのある男性が、
青い中国服を着て、迫力十分なのを見つけた。
現場で、彼は荷駄隊の先頭を騎馬で走り、遺体運搬車を停め、
ドニー・イェンを見つけると、天に向かって吼えた。
「おまえ達は唐龍を殺したのだな!」
(唐龍はドニー・イェンの役名だろう)
そして、騎馬隊と「ウーラー、ウーラー」と
意味のわからない葬いの歌を歌い始めた。

ワンシーン終わるごとに、彼は金城武、ドニー・イェンと一緒に
モニターのところに行き、のぞき込んだ。
よく見ると、この人物は日本の俳優、渡辺謙に非常によく似ている。
国家広播電影電視総局サイトの「武侠」のあらすじによると、
唐龍は家族と村人の命を守るため、捕吏である徐百九とさえ一緒に組んで、
マフィアの「教主」と命をかけた決戦をし、自身の過去の罪業にもケリをつける

これまでに明らかになった出演者のドニー・イェン、金城武、
タン・ウェイの3人の中には、明らかに誰1人「悪役」はいない。
渡辺謙こそ、ピーター・チャンがまだ見せていない最後の大物
――教主なのではないだろうか?
南方都市報 2001.11.4


   BBS   ネタバレDiary   7:15


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