ピカリ隊の日帰り山歩き日記
ピカリ隊の日帰り山歩き日記
ピカリ♪



 蝶ヶ岳&常念岳トライアングル

「頑張った分だけ感動もあった山歩き。」

今回登った山は、ここ数回行った山に比べるとアクセスにも時間がかかる山。最初は「蝶ヶ岳」に登ろうかから始まった。
この山は☆も行っていない山なので、色々と下調べをして検討した結果、出来たら三股からのトライアングルやってみようということになった。
6月の始め、日帰りトライアングルをやった人のレポを読んで、色々と計算してみた。可能だねって結論に至った。
勿論天候やら体調やら、その日の最初のチェックポイントでのタイムでその後の計画の流れを決めるということにした。
とにかく早く登山口に到着していなければ無理な計画なので、真夜中の出発。昔☆が毎週日曜日の夜に出発して長野・新潟方面で釣り歩いた経験が今正に役立っている。
夜でも確実に目的地までカーナビなしで(笑)行く事が出来る。
高速を使わずに一般道でスイスイ行く事が可能なのは日曜日の深夜のことだから。

4時半に登山口から出発。。。
コースタイムは大まかに蝶ヶ岳山頂まで5時間とあった。
今回も捜している花が。
渓流の音を聞きながら登り始めた。もう明るくなってきた。
花も結構咲いてて目を楽しませてくれる。なるべく登りは離れないようにして歩くことにしたのは☆がまた花に気をとられて撮影に必要以上の時間をかけないようにする為。
しばらく歩いていたら学生らしき数人のグループに出会った。
「山頂の展望はどうですか?」と聞いてみたら「駄目ですね〜〜。。」との事。
ちょっと残念だけど・・・ま〜〜行ってみないとね。。。
それから、もう一人の登山者に出会い同じく聞いてみたら、やはり「上の方が見えないですね」とのこと。。。
ああ〜今日は駄目なのかな?とちょっと気落ち気味になったが、花が思ったよりも咲いていることに気を良くした☆は「まだ、わからないよ、この前のようにいきなり晴れる事だってあるからさ」と望みを口にする。頑張るか!
なかなか気持ちのよい歩きが出来ているし・・いいペースで歩いているんだから。
山頂には私が早く到着したが時間はちょうど9時。
思った時間よりは少し早かったような。。

そして・・・なんと〜〜〜素晴らしい風景が私達を迎えてくれた♪

誰もいない〜〜空間に素晴らしい景色!独占状態のピカリ隊だ。
思ったよりも早く到着出来た。さて〜〜常念岳どうしようかな。。。
この時間ならば行けると判断した。
素晴らしい景色を見ながらのんびりと歩いていると・・ライチョウさんものんびり顔で迎えてくれた。

常念岳までが今回の山歩きで一番大変だったかもしれない。
特に好きだったはずの岩で四苦八苦。。
誰にも会わない稜線歩き。いくつかのアップダウンはいいとして常念岳がはっきりと見え始めてからの長いことったらなかった。
なかなか近づかないのは一体何故?
私は先を歩いていたので、またまたどんどん高い方へと向かってしまう。
あれ?ここからどうすんの?目印の方へときたはずなのに・・・
予定していた時間が迫ってきていた。なんか〜〜少し焦る。
頂上はまだかな?岩はもういいです。。。なんて思い始めた頃にやっと「そろそろかな〜〜!」という位置まで登ってこれた。
山頂に辿り着いた感想は「やっと着いたかーー!」

下りで歩くであろう方角はガスで見えない。。ちょっと不安な感じがしたが、それもつかの間・・・ガスがどんどん取れていく。
今日はラッキーな展開が多い日だ。見えてきて絶句!
こりゃまた大変そう!!
岩だらけ〜〜ってこの事だね。当分岩は結構ですってくらい続く岩場。

岩を慎重に下りながら来た道を振り返ると・・吃驚するくらい歩いたんだな〜〜ってちょっと感動した。
なんとか岩場をクリアして樹林帯へ・・・・
これがまたダラダラと続く単調なもので(^^ゞ
しばらく歩いて渓流の水音が聞こえ出してもまだまだ高度はかなりのもの。。
だんだんと大きく感じる水音に騙される。そこからが長い。
もう興味をひく花もほとんどないし〜〜私はどんどん下りながら幻覚を見た。
頭の中がカラッポ状態だった私が見た幻覚は・・・
いるはずのない登山者・・・動物・・・車・・・おいおい大丈夫?
足は勝手に前へ前へと進み〜〜ついに渓流に下りてきた。
顔と手を洗い〜〜☆を待っていたけど・・・
なかなか来ないので先に車まで戻り・・ピカリ♪の今回の山歩きは終了した。遅れること20分☆到着。。。

お疲れ様でした。。中身の濃い一日だったね!

今回の山歩き・・・往復の運転は☆・・・結構体力あるじゃん!!
今度は昔のように沢でも歩こうか♪





今日(7月7日です)
この山歩き〜参考にしたレポは
なんと〜〜たけさんだったー!!



2003年06月30日(月)



 天狗岳

本当ならば、今日は黒戸尾根から甲斐駒へ・・・の予定だったんだけど。。
期待していた予報は見事に変動し、お天気は下り坂。
何日か前の予報で水曜日くらいまでなんとか梅雨の中休みで雨は降らないと思いその日にあわせてテンションを上げていたのにガッカリ!
もういいと思い、山歩きは中止と一度は考えた。
☆から「北八つのほうなら少しはお天気はもつかもよ」と言われても聞く耳持たずの私だったけど・・少し冷静になって考えたら「天狗岳」に行くのも悪くないように思えた。
せっかくの二日連休あったのに一日も山の空気を吸えないのも悔しいし、12時近くなってから「やっぱり明日行く」って伝えた。
「じゃ〜〜これ読んでおいて」と☆にルート等が書かれた紙を渡された。
なんて準備のよい☆なんだろう。
私の行動パターンは完全に把握されているらしい。

4時起床で15分出発。。。途中でお弁当やらを買い込み、朝食をとる。
後はウトウトの私。まるっきりいつものパターン。
☆は昨日もネット仲間のmotoさんと花の散策に山歩きしているのに、何で元気なんだーーーー!!

登山口に到着し、準備して出発したのは8時だった。
小雨・・霧状の雨が降っていた。
予報では少しだけ回復する時間帯があるはず。。とにかく今日は普通に登って標準タイムに対してどれくらいで登れるか下れるか試そうと思っていた。
最初のチェックポイントまで50分と書かれていた。
私は最初の15分がキツイ。。。なんとか息を整えるように気を配りながら登る。
☆がこの天狗岳に来たかった理由はすぐに判明した。
またまた花だった(^^ゞ
そして予感は的中!「あっーーーー!!」霧状の雨の中、なんて綺麗な森に見えることか・・確かにいい。そして花を見つけた。
なんと〜〜今が最盛期らしく・・凄い!
すでに撮影を開始した☆を置いて・・私は歩く。道々見る花のなんともイキイキとした姿に元気が出る。
花を見ながら登るうちにすっかり山の空気に馴染んでいてつらく感じなくなっていた。

チェックポイント・・・しっかり50分かかってしまった。
あらら〜最初からこれで大丈夫かな?
☆は30分遅れてやってきた。雨に濡れた木々につく苔も植物の葉も花も全てが不思議と映えて見える。快晴の日には感じられないまた魅力があることは確かだ。色がとにかく綺麗。写真には光が必要だが、目で見るぶんには曇りの方が雨の方がいい場合もあるんだなあと感じた。

ま〜〜一応決めたチェックポイントは私が歩く時間でプラスしとけばいいかなと思い始めた。
中山から中山峠の辺りで霧状ではない線と感じる雨となった。
中山展望地・・展望は勿論ゼロ。。。
「雨が強くなったら大変だから戻る?」と☆。。。
☆の心の中が見える瞬間。。「もうお目当ての花も撮ったし〜〜」だろう。
私は「冗談でしょ!この雨はね。。止むのよ!!」と山歩き続行を強く希望。
天気図では一度雨は止むはずと何故か思い込んでる私。。
で・・・山歩きは再開された。
詳しいルートは此処では書かないけど・・とにかく山頂に到着できた。
最初、東天狗岳に到着。。な〜〜んにも見えない。
花は色々あった。見えないからどこが西天狗岳かも分からない。。

今回の山歩きで大げさに言えば・・「奇跡が3度」あったのだーーー!!
その一はケロちゃん・・・写真を撮った後にその場所におきっ放しだったケロちゃんは身の危険(置いていかれる)を感じて・・たまたまその後通った私の目の前に自分から落ちてきたのだーーー!!
私にはそう思えたの(笑)落ちてこなかったら忘れてたもん!
きっとそうに違いないって確信してる。
その二は雲の動き・・・なんにも見えなかったのに・・西天狗へ向かう私の目の前から奇跡だーーーと思えるように雲が消えていったのだ。
今日の山歩きで最初で最後の展望だった。
もう興奮状態の私。大感激しちゃった♪
その三・・・私が歩いていたら。。。目の右端に何かが写った。
それは「カモシカ」・・・2mの近さだった。
頭の中は「えっ?わんちゃん?」なんていうお馬鹿な考え。。
佇んでいたカモシカさんは顔を私に向けてから、何事も無かったように静かに消えていった。。
後ろからきた☆が「カモシカだったね」と言ったが、私はしばし呆然としてた。「そっかーカモシカだ!」と一気に思考回路が復活。
目に焼きついている。。あ〜〜なんて楽しい出会いだろう♪

そんな奇跡(そう呼ぼう)の山歩きだった。

最終的に白駒池に辿り着くコースにしたのは白駒池が見たかったから。
その目的も果たせたし〜〜楽しい山歩きも出来たし大満足だった私。
車に戻ったのは5時45分だった。
当初の時間予定など綺麗サッパリ消えちゃってたけどね(笑)

今回の山歩きで改めて思い知った私達の山歩きの意味。。。
黒戸尾根から甲斐駒・・・ピカリ隊には意味がなさそう。。


2003年06月23日(月)



 権現岳

なんとか梅雨入りの前に行けた権現岳。。
今回も早起き出来たので楽勝!!と思い出かけた。
天女山から登った。
お天気は午後から曇りって感じだったので、なるべく早めに山頂に到着しようと最初は私も考えていたけど・・・
途中で見る花の可愛さについつい足が止まる。
いつもは先にどんどん進む私も何故か今回は足が止まってしまい、二人でああでもないこうでもないと写真を撮ったり・・・

途中で山が見えてくるとまた、足は止まる。
雲の流れる様子があまりに綺麗で見とれてる。
ああぁ〜二人でそんな事ばかりしてたら・・・・(゚o゚)ゲッ!!

時間が〜〜〜時間が〜〜〜唖然!!
確か上り始めたのが7時半よね。。。時計は11時半だ。
もう4時間も過ぎている。まだ山頂までは普通のコースタイムで1時間半とある。
ま〜〜1時に到着出来たらいいよねと歩き始めた。
でも〜〜凄く花が健気に咲いてて・・・つい足が止まる。
私としては珍しいケースかもしれない。
山頂近くになった頃・・・ガスが出てきた。あらら〜〜残念だわ!
取り合えず山頂へ。
山頂付近にもいろんなお花が・・・名前はいちいち書かないでおこうっと。
「これはなんて名前?」なんと不思議な私。。花の名前を聞いたりして。
今まであまり関心を示さない私にヒロちゃんは諦めていただろうにね。。
また、時間をとられてしまう。
簡単に昼食を取り・・・写真も撮り・・・

さて〜〜下山。。かなり視界が悪くなってきた。
「下りは一応タイム計りたいから途中まで行って待ってるね」
「携帯で連絡するからね」と言い、一気に下る。
権現岳は標高差が1200mくらい。。2715mから1500mまで一気に下る。
危険箇所はない。私が車まで戻った所要時間は1時間30分だった。

ああ〜〜楽しかった!満足だった。花の名前は一個覚えた。
帰り〜〜3回続けて同じ場所で「塩ラーメン」食べた。

権現岳・・・アプローチは長いと思っていたが・・楽なコース。。
アップダウンも少ないし・・・でも〜いい山だった(*^∇^*)


2003年06月09日(月)



 五郎山

6月2日月曜日は久々の晴れ予報。
台風の影響も少なくて済んだし、これはいい感じかも〜〜!
朝、先週よりも更に早起きをして4時15分には家を出た。
ヒロちゃんに小さなノートとペンを渡されて・・・
「今日は時間の記録をとってみて」と言われた。
沼津インターに何分・・出たのが何分、朝霧高原・精進湖・中道・・・
中央高速には何分に入って出て・・・
ああぁ〜〜面倒なり!
凄くいいペースで走っているのは分かる。
が・・・しかし・・・お約束の出来事が待っている。
「あっ!」・・・ヒロちゃんが車を止める。
ほらね〜やはり始まったね(^^ゞ・・・朝の光が・・・はいはい。。。
車走る、止まる、走る、止まる・・一体何度繰り返したんだろう??
私は眠ってしまった。
そろそろ着くよと起こされた時間を見て吃驚だ。
何処でこんなに時間を費やしていたんだろう!?
早く出たから、山歩きに支障はないが・・・当初の時間がどうのこうのは一体何処にいってしまったの?

車を止める場所に着いたのは8時になっていた。
急いで身支度を整えて出発!本当に晴れの日は久しぶりだったからo(* ̄▽ ̄)o" わくわく
いつもどおり・・ゆっくり最初は歩く。
それでも、段々ヒロちゃんは遅れてしまう。カメラを二台持っている。
とうとうデジカメの所有権は移ってしまったらしい。
私は半袖だったけど・・気持ちがいい。
まだ林道を歩いているんだけどなあ〜〜と五郎山入り口で待つ。
と・・・話し声がしてきた。なんと〜〜〜しょっぱなから他の登山者と遭遇!
こりゃまた珍しい事が起こった。
挨拶を交わしなんとなく一緒に歩き始めた。
私が先頭なんだけど・・どんどん離れてしまう。しばらく行って少し展望のいい場所で待つことにした。
暑いなあ〜〜〜なんて思いながら大目に持ってきたお茶を飲んで、景色を眺めたり鳥の声を聞いたり・・これって先週と同じじゃないかな?
 
ま〜〜いいかな。。

しばらく行くと岩が出てきた。(☆。☆)キラーン!と目が輝く私。
また、二人を置いて「先行くね〜〜〜!」と俄然張り切る。
結構面白いじゃないの〜〜と思いながら進むとあらら〜〜〜!!凄いいい場所に出た。

一度下って登り返して・・・ん?あれはもう一度下るのかな?
なんて色々と考えながら周囲を見る。
多分、二人はまだ来ないだろうと思い休憩することにした。
それにしてもいいお天気で良かったーー!こんな岩山・・霧でもあったら大変なことだわ。。

これから目指す方角から人の声がした。
「なんですとーー!まだいたのか!?」

「そっちは危険だから右からまわってー!」
「ゆっくり、ゆっくり、慌てないで」なんて声がする。
人が見えた。5人くらいのグループ。結構年齢は高そうな感じ。
ずっと見てたら何とか私のいる場所まで登ってきた。
みるからに疲れていそう。
挨拶を交わす。。「岩ですが、危険ではない巻き道がありますから大丈夫ですよ」という言葉。なるほど。。覚えておこうφ(..)メモメモ

それから数分後、やっと朝会った人が先に登ってきた。
「まだ、写真を撮ってるみたいですよ」との事。やっぱりね。。
少し休んだ後、先に出発して行った。

私は叫んだ。「お〜〜〜い!!ヒロちゃ〜〜〜ん!!」
何度呼んだ、嫌、叫んだ事か・・ああぁ恥かしいよーー。。

やっと声が届くところに。。
早く此処までおいでよーー!と言ってるのに、なかなか来ない。
写真だ。
やっと到着。「おおーー凄いな!」・・・「だ・か・らー早くって言ったんでしょ!!」

ああ。。なかなか山頂に着かないわ(^^ゞ

さあ〜〜もう一頑張りだわ!
気合を入れなおして下り始めた私だったんだけど・・・
(゜。゜)..............こんなに下るのかな?あらら〜〜こっちじゃないわ!なんてこったい(笑)
何でわざわざ急な方へと行くのか自分でも理解に苦しむ。
もう一度やり直して・・登って〜そして最後の岩場が見えてきた!
o(* ̄▽ ̄)o" わくわく・・鎖もロープもないけど・・
楽しそうだわ♪ルートがふたつ。。
さっきのおじさん達が言ってたのはここの事かな?
左が危険度ゼロ、右が少し怖いかものルート。
ここは安全第一で左のルートを行く。

そんなこんなで山頂へ到着だーーー(^^_)ルン♪

展望は途中で休んでた辺りの方がいいかも。でも山頂だもん!
ヒロちゃんを待ちながら先に到着してた人と世間話をしていた。
その後無事にヒロちゃんも到着し、先に下る人を見送り〜またまったりの時間を過ごす。
今日はまだ時間も早いことだし・・山頂でのんびり出来るのだ。。

少し雲が多くなってきた頃下山開始。。
この日初めての軍手!!真っ白なおニューの軍手。私が愛用している黄色のイボイボが付いた軍手。。
カメラもザックに入れてしまう。
今日はそんなに離れずに下る。ヒロちゃんがちょっと写真撮影をしてる間に難関がやってきた。
「おおぉ〜〜結構凄いなあ〜〜!」なんて事を考えながら慎重に岩場を下りきった。
その時、初めて登りの時に敬遠した「ちょっと怖そうな岩場」を下ったことに気づいた(^^ゞ

その場で待っていたらヒロちゃんはキチンと行きに通った方から下ってきた。
「私ね・・こっちから下っちゃったの」と言ったら吃驚してた。
でも赤いテープだってあったし下れたからいいじゃん!
自然に通れる道を通ったんだから・・・もしかして怖い事だったのかな?
今度からは気をつけようと思うけど・・

途中に面白い岩があって・・やはり登った。高度感は凄いが危険はない。
色々と楽しみながらどんどん下り・・車に戻った。

普通ならば、これで温泉でも入って終了なんだけど・・
ヒロちゃんは「ちょっと行きたい場所があるんだけど」なんて言い出して・・結局は花観察に時間をかなり割くこととなる。

帰りは二人とも眠くなって「しりとり」をした。
その間私は3回寝ていて返事が遅れた。

お疲れ様の一日だったけど・・快晴の山歩きはやはり気持ちが良かった(*^∇^*)

                


2003年06月02日(月)
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