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■ 青笹山の思い出
青笹山の思い出。。。
私が行った青笹山。。 家族での登山でした。まだ小学生だった娘と主人の3人。 山梨県の奥山温泉登山口から入山。 まあ〜基礎体力のあった私と娘は普通に頑張って歩き、途中ブーブー言ったりもしたけど大きな問題も無く楽しんでいました。 一箇所台風で崩れ道がなかったけど・・なんとか無事に通過し・・・ 「帰りはこの道通らないから良かったね」なんて会話して・・ 笹が道を塞ぎ大変な思いをして山頂まで辿りつきました。 後で分かった事なのですが、山梨側の登山道はその当時荒れていて、静岡側と雲泥の差があったという事。。 前が見えない程の笹で道が見えないこともありました。。。 まあ〜そんな事を知らない私はこんなもんだろうなんて呑気に考えていただけでしたが。 山頂はガスっていて展望はゼロ。。今やっとの思いで這い出してきた笹の道も見えません。 数人いた静岡側から登ってきた人達は、私達よりも先に出発して行きました。 「お気をつけて〜〜〜」なんて手まで振って見送りました。。 写真を撮ったリ軽く食べたりした後、下山開始。 登って来た道をピストンするのは嫌なので周回コースにしようと決めていたので、そちら側に下り始めました。。途中までは先に下った人達と同じく、なだらかな下りで娘とルンルン気分で歌いながら歩き・・数十分後、分岐につきました。。 「こっちへ行くと静岡側に降りて、こっちは別のルートで奥山温泉に戻るコースだね」って言いながら見ると・・・・ な・な・なんと〜〜〜〜通行禁止のロープが・・・いいえテープが(笑) 「ここ行けないってあるけど・・ほんと?」 「行ってみる?」 「戻る?」「どうする?」 頭の中では色々な計算がされてました。 今、下って来た道を山頂まで登り返して、もう一度登って来た道を下るか, それとも、先に下って行った人を追いかけるか・・・
車を回収することを考えたら後者を選択しても問題は残ります。 でも〜〜色々時間その他の事を考えると後者を選択するしか道はないと判断しました。 とにかく何とか先に下った人に追いつくが先決でした。 主人に先に行って〜〜とお願いして、私と娘も、なるべく早く遅れないように頑張って下り始めました。 下りは笹も邪魔する程にはなくどんどん下れますが、先に行った人だってどんどん下る事が出来るということです。かなりの時間差があるので、追いつけない可能性も・・・ 何とか一人でも捕まえたいと必死でした。 そして・・・下り終ったのでした。。先行していた主人が運良く、浜松から来ていたご夫婦に追いついていました。ふたりでお願いしてタクシーのある町まで乗せて貰える事になりホッとしました。 なかなかタクシーのある町は無く、どうしようかと思っていたら・・ やっとタクシーらしき車を発見。。 浜松のご夫婦からは名刺を頂き、そこでお別れしました。 で・・・タクシーで2時間以上かかり奥山温泉駐車場へ・・・ 時間はもう8時になっていました。 真っ暗です。ゲートが閉じていたので、管理事務所らしき所に行ってみたら 「○○さんですか?」と聞かれ「???」の私達。。。 「一応警察の方に照会したんです。無事で良かったですよ」 「えええ〜〜〜そうなんですか?」 「此方から警察には連絡入れておきます」という事でした。。 タクシー代は2万円近く(^^ゞ お腹ペコペコ・・下山してから入ろうなんて思っていた温泉は入れず。。。 大変な山歩きの一日だったのです。 何故こんな事になったかといえば・・・思い出すと腹が立ちますが!! 静岡側の登山口にはキッチリ明記してあった「通行止め」が山梨側にはな〜んにも書かれていなかったのです。しかもルートとして紹介してあったのです。 この事が一番の問題でした。 後で考えたら腹が立ちますが・・・その時はとにかく無事に車まで戻れた喜びの方が大きくて・・・ 後日、親切にも乗せてくれた方にはお礼状と心ばかりの品を遅らせて貰いました。。 あの日の帰り道、一番最初に出てきたお店で食べる事にしたんですが・・・ お腹すいてるのに不味いラーメンで辟易した記憶があります。。 とことん・・ついてない!!
娘はその後、山歩きに同行する事はなくなりました。
とまあ〜こんな悲惨な思い出が「青笹山」にはあるのでした。。
2003年03月12日(水)
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