本当なら 縫い始める前に 服飾材料をいろいろと 京都で見て来たかった 結局それ所じゃ なかったワケだが
わたしの手帳を見て センスいい オレも欲しい と言っていたムスコは 同じシリーズの ノートタイプを買った
で その近くに タイガーなんとか いや なんとかタイガーか ともかくあのヘンな名前の 北欧雑貨の店があり 覗いてみたら
底にマグネットが付いて 中身が上から見える スパイスボトルを発見し これは便利と 思わず適当数購入した
例えば壁の一部に 鉄板を取り付けて そこへペタペタと このボトルを貼れば すんごく使い易く なるのでわないか
と思って調べたら 磁石が付くステンレス ってのがあって 切り売りしてくれる上に 随分とお安い これは俄然現実的だ
あー 今のこの家の台所の きったない繊維壁を 塗り直すとかじゃなく それを貼れば 一部でもリカバーできる
あー それからそれから そこへ長い磁石をくっつけて 包丁パレット類を 全部ペタッと 一目瞭然に収納したら どれだけ便利だろう
なんて考えてたら どんどん朝が近づく やべっ もう寝ないと また今日は長い会議だぞ
久々に出勤した昨日
元気してたん と利用者は大喜び 元気じゃなかったから 休んだんだって の返しに また大喜びだった
休んでいた間に 恐れていた事件が 勃発しており けれど幸い 施設外での出来事で 怪我人はなかったと聞き ヤレヤレ
と思ったら 大きな物音がして 冷蔵庫をぶっ倒したらしく 中身は空だったものの 傍に誰か居たら 標的になっていたかもしれず
あー これだよこの感じ また きちんと緊張感持って やって行かないと 何が起こるか判らない
がっつり減った体重も 栄養補給に従って 全吸収するかのように 戻りつつある けれどそれは テンションを持続するための リカバーなのだ
もう一度 スタート地点に戻って ばりばり頑張れるように
職場からは 元々休みだったので って言ってもらい 結局お出掛けしてきた
着いて直ぐに 急ぎ映画館に滑り込み まだやってたホビットの 完結編を見た まず初めての 足を投げ出して座れる ゆったりシートに驚き
初回を見た 別の映画館でも 随分余裕だったけど それをさらに上回る広さ レディスデイと学割使って めちゃ安いのに戸惑うほど 京都のレベルは相当高い
がしかし 観ている間から次第に ムスコの調子が怪しくなり その後貧血か と思ったらどうやら ヤツにもモレなく うつってしまったらしい
で 前回のレッスン帰り 電車を乗り越した事件に 懲りての付き添い がメインのはずが 先生にうつしたらマズイ ってコトで急遽キャンセル
その後は 気持ち悪い って言うヤツの様子を 窺いながら 最低限の買い物だけして 早めに帰って来た
はー そんなこんなでも 昨年五月以来の遠出は 移動感覚だけでも 十分満足できた 今度はやっぱり どこか泊まりに行きたいな
検査の結果 インフルではなかったが 急性胃腸炎ってコトで 今日までの謹慎を 言い渡される
そうと決まったら 有意義に過ごすべ と思ったのだけど 丸一日以上絶食の後で そこまでの元気はない
しかも 昨日は上のコが 早退して帰って来て どうもうつったらしく 暗黒の顔をして トイレを行ったり来たり 霍乱のドミノである
熱はわたし程高くなく 今朝になって 薬も飲めたようなので 後は時間とともに 回復するだろう
問題は明日だ 予期せぬ穴空けといて 下のコに付いて 出掛けてるばやいか と思うんだけど ヤツは俄然その気だ
いろいろと 予定を組んでしまったので もうこうなったら ヒンシュクついでかしらん どっちにしろ それはそれでドミノだな
就職してからずっと 不測の出来事で 現場に穴を 空けたことはなかった
なかなか治らない 風邪も 熱が出ないのを いいコトに マスクをし続けて 頑張ったりして
低体温なので そんなもんか と思っていたのだが 出る時は出るのね モヤモヤと気持ち悪い 時点で早退した土曜日
その時はまだ 36度台だったが 家に帰ってから 昏々と眠り続けて24時間 途中38度までは上がった
おー わたしのカラダも ちゃんと機能している のが判って ちょっとホッとしたぞ
一日で35度台に 下がったものの とりあえず今日は インフルの検査を してからでないと まずいだろうな
ただでさえ 人手が足りなくて 休日希望が 通らなかったのだ 出来ればシロであってくれ
再びの パターン作り
丈だけじゃなく スカートの裾へ 向かうに従って 身幅も足りなくなる ので
敢えて 途中までを縫い 開いたスリット部分から 別布で作った アンダースカートが 覗くように考えた
色が合う別布がないので 本当は使いたくなかった 方法だけれど それであれば 足りない丈も補える
で こういう時に 頼るべきはやっぱり 黒になってしまうのだが 先日解いた羽織の どっしりとした極上の絹を 使ってしまおう
帯地と言えども 柔らかくて 裏に渡った織り糸が ぼさぼさと切れているのを きっとその布が優しく フォローしてくれるはず
ようやく ちょっとだけ 山を越えた気分に浸る
吉本新喜劇の 二週分のストーリーを 事細かく聞かされ もうご勘弁を と言いたくなった昨日
帰ると上のコが しげしげと 頂いてきたらしい 物体を眺めているので 何かと思ったら カラスミだった
おお その名前を 初めて知ったのは さだまさしの歌で 学校の掃除の時間に 流れていた
この歌嫌い と言った友達を なんだか大人な気がした のはともかくとして 人生初カラスミである
それを 薄味のペペロンチーノに 贅沢に擂りおろし いざ実食 明太子よりも遥かに 繊細かつ奥深く上品
一緒に作った 大根のスライス挟みは いまいちだったけれど このパスタは その味を確認するためにも 再び食べたくなってしまいそう
もっとも上のコは 保険で作ったミートボールを 選んで食べていたけど 初体験のお陰で カラスミ後のわたしは ちょっとオトナな気分 になれたのだった
ざんざんと よく降るつめたい雨に 気分はしぐれがち
けれど そういう日は特に もうひと頑張りして 温かい美味しいモノを 繰り出すと 心も身体も癒される
食事のメニュウを 新しい手帳に 日々記入し始めて ご飯作りが 俄然意識的になった
昔作っていた献立で 今は食卓に上らないものが いろいろとあるはず なんだけど 記憶の彼方だ
記すのを忘れて 一昨日のことを 思い出すのも 苦労したりするので ちょっとこの試みは 大切にしたい
今夜は何にしようかな おっとその前に お弁当作らなきゃ
パターン作りは あっけなく行き詰った
ともかく 丈が足りない いい所取りをしたら 羽織ものどころか 見頃部分さえ 危ういことが判明
若いコが着るみたいな 短い丈なら 苦労はないのだが わたし的バランスでは せめて110センチは 欲しいところ
脳内パズルでは 最初のピースが 途中で無地から柄に変わる 後ろ見頃なんだけど そんなコトしてたら もう全く無理
他の生地を合わせる とか なるべく 細切れパターンにして 置き方で何とかなるか とか いろいろ考えてたら
あっという間に 一日が終わって ゾッとしたっす こりゃあまた 分娩まで 暫く我慢が続くぞ
うー 年明け一週目よりも さらに疲れ倍増は 何故か
と思ったら 定時に帰れるのは 久々だった と気付いた昨日 兎にも角にも 祝五年目突入である
過去の正社員歴は 学校を卒業した後の 数年だけなので お気楽さんもこの歳になり ようやく腰が据わったか
もうそれはひとえに 後がない ってコトに尽きるので ここまで来なければ 無自覚だったワケなのだけど わたしの事だから いつ撹乱が起きるか判らない
でもたぶん
ここんとこ 忙しすぎて散り やらかしたミスなんかも 大らかにスルーしてくれる 職場なので そんなコトがあっても フォローしてくれるだろう と甘い期待
三つ上のスタッフも なんだかんだ 頑張っているのを見ると とりあえず その背中を追って行こう と思うのだった
何十年振りかで ヒールのある靴を 買ってみた
もちろん フォーマルに合わせる 靴がないから だったのだが
普段ドタ靴ばかり 履いているので 骨だけは華奢な足も 胡坐をかくのに慣れ過ぎ 数センチ高くなっただけで もう冷や汗
姿勢や 身体のバランスが悪いと 余計にそれが 助長される気もして 果たして履けるのだろうか
せめて その席でだけ 履き替えるようにすれば 何とかなるか と思うけれど
今更だが ヒールで 美しい立ち方で 居るのって すごく難しいのね
普段はやはり 疲れすぎて 運動どころじゃない
怠けている間に 一年でマイナス10キロ と調子に乗って 年末に立てた目標が 少し遠ざかっていた やばいぞ
さらには 型紙を作るにあたって 各部サイズを計ったのだが それを 客観的に認識するのは なかなかに辛い
果たして どれ位ダーツを入れたものか 全く自信がなくなり とりあえず 大外だけのサイズで パターン作りを始める
ダーツは後でもいいし 最後の手段は補正下着 とかズルズルと 緩み方向に行きそうなので 気合を込めて 各部に効くヨガをしばし
インナーマッスル強化 ってヤツは かなりキツくて 死にそうになったが それが楽々出来るように なる日を目指そう
テレビの前で 気を失っていたら 何だが騒がしくて 目覚めた
吐いた〜 と わたしにだか 電話の相手にだか 言いながらムスコが 二階からドタバタ
暫く洗面所から 離れないので その二階を見に行くと とても近づけたもんじゃなく 本人にさせることにして
ウコンとユンケルを買いに コンビニへと思ったら 家の外も ものすごい惨状 バケツとホースで しばらく水を流し続けた
今日は休みで 肉を食いに行く と言っていたので 飲み過ぎないように 薬を飲ませたのだが 追い付かなかったらしい
北海道のオレのボス とか言う相手に ずうっと実況しながら 20年間生きてきて 一番ショックだ とかのたまっている
うーん甘いぞ 死にたくなるような 酔っ払いエピソード これから どんだけ増えることか ああ恥ずかしい
世間は成人式なのかも と思ったが ウチのムスコさんは 我関せずのようなので アイリッシュウィスキーを 与えておいた
で 再び着物地を前に あれこれ考えた結論は まず始めに 名古屋帯一本で出来る ギリギリに挑戦してみよう ってコトだった
柄のある部分と 無地の部分 手先に向かって半分に 折られた筋部分 それらを上手く利用して 小さな羽織ものまで 作れないだろうかと
それであれば ただ縫う という目的だけでなく この先のリメイクに 大きな試金石が 出来るのではないか
本当は もっと歳を取っても 着られる形だろうか とか考えたが いつ来るか判らない機会より 今この時を大事にしよう と思い切った
さあて 新たなる冒険に 向かってみよう
久々の 着物選びは なかなか決まらない
最初のイメージだった 小さな松柄の着物は 羽織ってみると あまりにも地味過ぎ なんだか沈んで見える
やはり無難なのは黒かと 黒系着物や帯を あれこれ組み合わせるが 折角縫うなら 少し冒険してみたい
で 薄緑に金色で柄のある 名古屋を解いて洗い 華やかだが 意外と大柄なのが 果たしてフォーマルに 相応しいのかどうか調べる
がしかし 各種結婚式画像や フォーマルドレス画像を いくら探してみても 参考になるものはなく まあ考えてみれば 当たり前なんだけどさ
改めて着物をさらい 金茶の葵柄も候補とする 柔らかい錦紗に漆の糸で やや細かな柄が織り出され 色は地味だが 控え目にキラキラと光る
帯地なら生地が少ないので 立体的でタイトな形の ノースリーブドレス 錦紗なら ギャザーやドレープの 余裕もある
どちらにしても 薄い平絹で縫った 羽織ものを合わせたい さあて どうするかな
新たな受け入れで 心理士さんに アドバイスをもらい コミュニケーション用に いろんな準備がなされた
けれども
そんなコトを超えて 不可解な部分が 出てくるのが 人間なのだと 正直思えてならない
突発的行動に至る 瞬時のきっかけが 何にあるのか 事件が起きてからなら 推測理解も可能だけれど
そんな経験を いくつ重ねたら もう大丈夫となるのか 既に起きたことだけで 下地とするには 十分なのだろうか
解ろうとするのは 大切だけれど そこに不遜はないのか いや そう思うのは 単に投げているだけで もっと努力が必要なのか
なんだか 壮大な人体実験でも している気分になって つい そんなコトを 考え続けてしまうのだ
結婚式に 出てくれませんか
ええっ 誰か他に居ないのか わたしじゃなくても いいだろう 第一着て行く服がないぞ 咄嗟に狼狽た
けれど その直ぐ後に 何か縫うかな 呟いた一瞬で もうココロは決まって よっしゃの気分になった
さあて 何をどう縫おうか 突然の展開に 頭の中は 吹き出しがいっぱい こんなコトを かつて妄想したんだよ
控え目に松が散った 上品な着物がまず浮かび あまりにも縫いから 離れていた自分を 引き戻してくれる この機会が嬉しかった
ああ なんてトキメクんだろ どんなお楽しみより わたしをわくわくさせる 果たして間に合うのか そのドキドキも相乗効果
大好きなひとの お祝いの席を 汚さないように 精魂込めちゃうよ
うー 部屋移動はしたものの その影響がどうか 緊張感ハンパなく めっちゃ疲れる
ナニか 楽しみが欲しいぞ と思っていたら 今月の予定表の中で ムスコのフルートレッスン と重なる日を発見
ヤツの予定は 大抵月末の平日なので 休みが取り辛く 今月も無理か と思っていたのだが 偶然ズレている
おお 連休ではないので それ程ゆっくりは出来ないが せめて映画を見たいぞ でもさすがに そこまでホビットは モタないだろうなあ
で ダメな時を考え 一応先の上映予定を調べ 興味を持てそうな 代替案を探り それはそれで 楽しめそうな気配があり
よおし とりあえず 三週間頑張ろう のキモチになったのだが 問題は積雪具合だな
仕事したくねえ のキモチを引き摺りつつ 初仕事は恒例の大掃除
っていうか まずは玄関までの 雪かきからだったが その最中に 爆弾情報が流れ みんなに震撼が走る
せっかく いい流れになったのに と誰かが言う程 それは大問題だったのだが 大掃除を始めて間もなく 知恵を絞っての話し合い
過去さんざ事件を起こした 利用者をレギュラー受け入れ するために 居室をどう準備したらいいか 問題が起きそうな バッティングを避けるのが 難しいパズルのようで
あげく導き出したのが 部屋ごとの移動 だったワケだが 大掃除そっちのけの オオシゴトになってしまい 身体は悲鳴を上げた
でもそれでも 事件を回避できるかどうかは 定かではなく うちでもダメだった って結論に向かって 時間延ばしをしているだけ なのかもしれない
誰にも怪我をさせずに 無事な日々を重ねること 冗談でなく シビアなミッションが 突きつけられる 幕開けとなったのだった
休みが 終わるのが惜しくて なかなか寝ずに 頑張っているのに 明日はやってきてしまう
また動き始める 一年のために 新しい手帳を準備 もう既にデイリーは いつも使っている 手染めノートがあるけど
それだと 本当に日々の 仕事の内容だけ になってしまうので もっと全体的に 予定を管理したくて
特に 食事のメニューを記録 に加えて 年末から始めた WiiFitの成果も ひと目で判るようにしたい
もちろん リフォームのあれこれも 特になかなか辿り着けない 床材の割り付けなんか 折角時間を掛けて考えたのに どこかに飛んでいる
ともかく今年は 眼に見える 成果のある年にしたいので その為に見かけにも拘った 素敵な手帳と 一緒に暮らしてみよう
年明けになってから 煮ないのか とムスコに言われた黒豆が ようやくいい感じになった
これには 三口コンロの 一番小さい火が大活躍 それをさらにごく弱火で 昼間はひたすら煮続け 夜は火を消して 味を含ませるを繰り返す
その間 台所中心生活が加速し 年末近くに大量買いの 紅玉で再びタルトとか プレザーブ作りとか 空き瓶を熱湯消毒して 脱気保存も完璧
剥いた林檎の皮は せっせと広げて 乾燥したらこれもストック アップルティーもいいが スパイスと赤ワインで煮て ホットサングリアに
この調子で お菓子作り用に 黒豆も保存しておこう 寒い間なら 台所の開かずの窓際が 俄かパントリーになる
いつも眺めていられると それだけで 脳内料理の刺激になって すんごくいいんだよねえ 今年はやたら 豊かなお正月になったな
真空低温調理 ってのを 試してみた
鯛のサクに塩して 昆布にお酒 ジップロックに入れて ストローで空気を抜いて 60度の低温で湯煎
初めてだったもんで 温度管理は良かったが 適当な時間が難しく 真ん中レア にするつもりが 熱が入り過ぎた
でもこれは 食材が良ければ良い程 素晴らしい調理法だ 旨味を湛えた身に ポン酢をかけただけで 極上の一品になった
今度は 鶏の胸肉で試してみよう それを全粒粉の入った ベーグルに挟んで ヘルシーなサンドイッチを お弁当に持って行きたい
そんなコトに取り組める 至福のお休みもあと少し 早いねえ
歪んでしまって 入らない指輪の 正体が気になって
例の 繊維用ルーペで 刻印を確かめるとK14 それから何かハマり 片っ端から 鑑定を始めてしまった
メッキだと思っていた ゴールドのネックレスが 24金だったり チェーンが切れてしまって 換えるつもりだった ネックレスはプラチナで
そんな風に 化けたのもあれば 逆もあったが 片方しかないピアスの キャッチ部分とかも 18金は選り分け
死んだばあちゃんの 形見の指輪は あの たったひとつの指輪に 激似なので やっぱ売らずにおこう
とか いったい新年早々 何を考えたんだか ワケが判らん まあ いざって時の準備 ってコトで
その いざ は何時なのか知らんが
寝ている部屋のドアが カリッカリッと 鳴っている気配が 新年の目覚めだった
これは何だっけ としばし考えて もうすっかり忘れていたが キク丸が器用に 前足を使ってやっていた 開けてくれアピールの音だ
お陰で 直前に見ていた サイアクな初夢も消え そんなこんな にも関わらず 今年も頑張るぞ の気分になった
起きると ヤケに静かな外は雪 テーブルの上には 下のコリクエストで 昨夜開けた ちょっといいワインが 空になっていた
さて 三人揃ってのご飯も 昨日今日だけなので いよいよタルト そして苦手な ローストビーフ 上手く出来るかな
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