一筋縄では 行かない会話 ばかりを 普段し過ぎている
この言葉どういう意味 の繰り返しに 判り易い例えを 引っ張り出したり 意味のある単語が 返って来るように 質問をシンプルにしたり
相手の表情や行動も 大切なキーワードになるので 身体全てを耳にして ひとりの人間から 発せられる情報を 逃すまいとする
そんなのが常なので 行間を読まなくて済む 健康な会話って どういうものだったかを 次第に忘れていた のかもしれない
なんだか特に 病的な因子に対して 敏感になってしまうのも 職業病みたいで ちょっと悲しいが だからといって 否定するものではない ので
今の経験を いい意味で生かして より広く深く 人を理解できるように なって行けたらいいな
日曜月曜と 雨が降れ と思っていたのに なんて同僚
それ程羨ましかった ってコトなんだけど 旅の報告をして 住職さんとの会話を 説明していくうち 自分には無理だ と言うのだった
いつも ご主人の話しを 聞くばかりが沁みついて 男のひとと対等に 込み入った会話を することが出来ない らしい
っていうか 内容よりも そこに着目されるのが 驚きだったのだが 妻と言う立場で 出会う人ばかりの中に居たら 自分もそうだろうと思う
対外的に旦那を立てて 大きな事に口を出さず 支える役割を演じてしまう のは想像に難くない けれどそうして行くうち わたしなら 次第に鬱屈してしまう
鬱屈しないように 一見舵を預けながら 実は確りと 見えない舵を操る なんてのも まどろっこしくて 到底できないのだ
なるほどなー だからなんだ といろいろと思い当たる節が あったりして でも 今更なれない自分に なろうとしても仕方ないや
自分はアウトローだ そう認めて その経歴だからこそ出来る 新しいことに向かって 何か一歩踏み出す
当たり前の価値観ではなく 本当の幸せとは何か の問いに対する ひとつの答えのような 場所を作る
言葉にすると あまりにも抽象的だが 偶然出会った人と 自分との中に 偶然では片付けられない 相似形を見た
とても小さなことで ぐるぐると迷い 日々の中で 神経をすり減らして 精一杯になっていた自分に 大きな地図を見せられた
その地図には わたしが目指すべき場所の もっともっと 先までが描かれていて 辿り着いたらそれで 終わりではないのだ
10年20年経って 何処を目指しているか 終わりのかたちも含めて なんだかすごく ワクワクしている
当初の思いは ひたすらゆっくりする はずだったのに 全く違う旅になった
というのも 鳥取駅まで 迎えてくれた住職さんの 45歳で脱サラという 異色の経歴から始まり 車中で既に話しまくり
お寺に併設された 宿坊に着いて まずはお茶を頂きながら 夕方まで話しは尽きなく 夕飯には奥様も加わって お酒を飲みながら
誰でもが入れて 散策するためだけでも 訪れたくなるお墓構想や 宗派を超えた 仏教センターを中心とする 新しいコミュニティー作りなど
住職さんが目指す 理想郷はとても壮大だが 単純に食べるとか買う だけではない いろんな企画を盛り込みたい お店作りとも どこか重なっていた
同世代と こんな話をしたことがない と言うと 誰も考えていないです とのこと 確かに目の前の仕事や 生活のことだけで 精一杯なのかもしれない
偶然見つけた 初めての土地で スパイスをたっぷり 振りかけられた気がして これを反芻するのには 暫く時間が必要みたいだ
昨夜遅くまで 雨が降っていたのに 今朝はウソみたいな空
それで 遠足の子供よろしく 早起きをして 持ち物を確認していたら 施設に忘れ物をした のに気づいた はあ
昨日終わり間際に 丸くなったのではないか と言われ とーんでもないと ブチ切れエピソード披露から 思い掛けなく深い話しになり
職場のひとと そんな風に 仕事のことを話すのは ほとんどなかったので いつまでも反芻していた せいだきっと
愚痴大会ではなく 単なる噂話しでもない かといって 今後どうするかの 具体的な検討でもない 自分の中ではもう済んでいる けれど大切なこと
いつもは 利用者側ばかり向いていて お互いの間に仕事がし易い 一定の距離を保っている ようなつもりだったので ふいにやってきた タイミングが不思議だったな
さあて それはともかく 一旦施設に行かなきゃあ なにやってんだか
無料サンプルのなかに クッションフロアがあって 木目調なのだが チープ感は否めない
けれどそれを見ているうち あえてリアルを求めない柄で うちのトイレの床になら いいだろうと思い 改めて探したら 素敵なのを発見
今のを剥がしたその下の 湾曲した床部分用には 既にモルタルが買ってあるが 全部タイル面なので その目地部分も埋めて 平らにした方がいい
恐らく タイルからクロスへの変更は この家の亡くなったお父さんが 自分でしたと思われ 床が不陸な上にクロスなので 浸水しなくても 剥がれて来るのは 時間の問題だった
で 全面に施工するための 下地材を探していたら 速乾のを発見 しかもそれは モルタルやコンクリの ひび割れや欠けにも使える
おー 古家の壁を剥がしたあと 下の層にも所々欠けがあり ちょっと心配だったが 多めを買って そちらも完璧に補修しよう そうしよう
希望していなかった 余分な休みが嬉しい
注文した 無料サンプルの 床材が昨日届き 古家の壁を落とす時に 持って行こうと 思っていたのを忘れた
まあそれは 追々ってことで 埃まみれになって ゆっくりお風呂に入って 夕方早めから ちびちび飲み始めた
乾きモノとキムチで 飲んでいるうち 時間の掛かる料理を 作りたくなり 豚のバラ軟骨と大根と 蒟蒻と薄揚げを 一緒にコトコト
軟骨から お肉が外れるくらいに 柔らかく炊いたのが 美味しいのだが 今日は煮込んだ後も 黄金色に仕上げるつもりで 昆布出汁を生かして
そうして 大根の皮と 僅かに付いた葉部分は 以前コリアンバーで 出稼ぎの綺麗なお姉さんから 教わったように 胡麻油とダシとで ちょっと辛く炒める
さらに今日は 地物の新鮮はまちが サクでバカ安だったので 下のコには お刺身をメインに 魚が苦手な上のコには キーマカレーの温玉乗せ
少しずつ 増えて行く肴をつまみ またちびちび飲むのが たまらなくシアワセ こんな風にゆるーく お店が出来たらいいな
大丈夫 ゆるゆるばあさんの横で きっと確り ムスコが締めてくれる はず だけど
ふたつの台風の 進度が気になるところ
もちろん 反れてくれれば いいのだけれど 私的な楽しみごと ばかりじゃなく 何十年にいちどの被害が 再びやって来ないとは限らない
それとも関連して とりあえず腰板の位置を決め 落としている古家の壁は やはりもっと上の 脆弱な部分も含めて 落とすことにした
そうして いきなり仕上げ塗り をするのではなく 水を吸って浮いた 藁の入った中塗りの替わりに 骨材の入った中塗り剤を 塗ろうと思う
それによって もしまた同じことがあっても 強度が増した中塗り部分は 被害を受けずに済む のではないかと 考えたワケだが
果たしてそれでどうなのか 素人なりに導き出した 最善の策のつもりだが 結果が判るようなことが この先何十年経っても ないように祈るばかりだ
お見合い相手と 待ち合わせをして いきなり お宅訪問の夢
白いカッターシャツに 織り地の凝ったパンツ 事務用の腕抜きとか 黒い縦長のショルダーが 似合いそうなタイプ
いかにも地味だし 顔つきも特徴に欠けるが 少しもしゃもしゃの眉毛と その下のあまり笑わない眼は タダの地味ではない様子を 漂わせていた
夜も賑わう繁華街の バラック小屋みたいな 入り口をまたぐと そこはぐるり土間になっていて 中央には太い竹組みの土台に 住居部分があった
そうしてやおら彼は 傍らにある装置の ハンドルを動かした すると竹組みが みしみしと稼働し出して 部屋の向きを変えるのだった
彼はそこで 生活も仕事もしている 住宅設計士 そのトリッキーな住まいに わたしはひたすら驚き 自分の既成概念が いかに狭いかを知る
ってダケだけど なんか良かったな もっともっと 世界は広いんだ
百里の道も 一歩から である 突然だけど
進んだ と思った一歩が そうではなくて また最初から ってのも よくあることだ
解いて洗って 縫って解いて また縫って 最後に辿り着くのが いったい何処か その途中では解らない
そうして ある時突然やってくる こうでしかない決着点 次にやり直しても きっと同じことをする だろう最終形
隙間のある所に 閃きはやってくる 頭で考えて 導き出したことに ロクなものはない
せいぜい 後付けで 正しさを証明する程度 誰のために? 自分のために? 失敗が怖いから?
わかんないけど 命を取られるワケじゃない ひょっとしたら 別の次元では 既にしていること かもしれない
うん ちょっとは わたしらしくなったかな 厚顔無恥な位に 雄々しくありたい 金槌で叩いても割れない 鋼のハートでいたい
ヴィクトリアン時代は モリスとほぼ重なって それはそのまま ホームズの時代でもある その終わり頃には ビアズリーが登場する
ってのは 改めて時系列を調べて おーそうだったのか と判ったんだけど 別々に好きだったモノが ひと括りにされて 気持ちよく落ちた
で そういう所から微妙に 影響を受けていたりする 着物選びだったワケだが モリスのファブリック をどうこう言う前に そういうのを生かしていない 自分に矛先は向き
さらには 例えばモリスの壁紙を使い ヴィクトリアンスタイルの 部屋を作れたらいいのか っていうと それはまた違うので
そういうのは 大きな器に盛り込む 料理みたいなもので 器はむしろ どんなテイストも それなり包み込んでくれる 包容力と温かみが欲しい
と思いつつ 石膏の壁に掛かる 着物地を眺めては 安心して眠るワケだ
壁材を いろいろと調べていて ウィリアムモリスの 壁紙を見つけた
いやー なんか久々に コーフンして 柄の各種を見まくって 自分が購入するなら と想像しながら ほとんど絞り込み
さらには ファブリックもある と知ってそちらも見て 好きな着物地に似た モールのような こっくりした生地で バッグを作ったら さぞ素敵だろうと
思ったら 既にあるのを今日知った でもそれらは わたしが夢想していた あのヴィクトリア朝の クラシックなエレガント とは全く違った
やたら女の人が 簡単に気絶してしまう時代 レースのハンカチーフと 手袋と 結った頭の上に ちょこんと乗った帽子と そうしてバッグである
それは 両方の手で持って オークの椅子に座っても 長いスカートで 揃えた膝の上に たいそう大事そうに 乗せていなければならない
共布の持ち手なんか もっての他だし 今風の革の色では まるっきりダメである 折角メートルあたり 一万円前後もする モリスの生地が台無しだ
まあね 著作権の兼ね合いがあるから わたしが購入して作っても モリスとは謳えないワケだが これを企画したひとはきっと あの時代の香りなんか どうでもいいんだろうな
うー なんか悔しいぞ
以前 お裾分けしてもらった 焼き菓子が美味しくて いつか行こう と思っていた ケーキ屋さんへ
ひとつずつを 何種類か購入し 上のコには 好きなモンブランを 冷蔵庫にキープし 下のコと少しずつ味見
うーん やっぱり美味しい
単に甘さ控えめ だけではないコクがあり いい材料を使って 丁寧に作ってあるのが ひと口ごとに きちんと伝わって来る
きっと いいモノを 食べてるんだろうな
とは ムスコの言葉 ちゃんと美味しいものを 知っている舌でないと 他人に提供できるワケがない ということらしい
次もここで
珍しく大絶賛のあと そう言ったので 余程気に入ったのだろう 最近食費が嵩んで なかなか貯金が増えないが これも投資と諦めよう
せいぜい 美味しいものを 作れるようになろうね
はー 今日もハラハラ 心臓バクバク 命がいくつあっても モタない感じだ
もう無理 ほっんとにムリ 自分の中で 密かに白旗を揚げては いやいやまだまだ の繰り返し
その分 仕事以外の余力が どんどんなくなって ただひたすらぐたーっと 横になる日が欲しい と切実に思う
とりあえず もう少しだけ頑張ろう 誰に気を遣うこともなく 好きなだけ 沈黙の中に 静寂に浸れるまで
ちりちりと 焦げた神経を 海や山に放って 空気を嗅いで 風の音を聞こう
何かを感じる 自分を 感じなくなる位まで 解放し尽くそう
前回の連休前に ひとりの空白が欲しくて 検討していたお泊り企画
帯に短しで 結局決められないまま そんな時間がなくても 何とか頑張れる と思って宥めたが
やっぱり もっと寒くなる前の この秋のうちに旅に出たい 海を眺めて 初めての場所に 自分を置いてみたい
そうして改めて見つけた なんだか 静かなワクワクが 湧いてくる場所 ここしかないと思って 眠りに就いたら 心の師匠の夢を見た
夏の名残りの 焼けた手を見て 随分黒くなったねえ と言った なんだかそれが 極上の労いに聞こえた
きっと 決めて良かったのだ そうして起きると 問い合わせへの返事があり 当日はわたしだけの たったひとりの宿になる とのことだった
〆サバ用に と書かれた鯖を買った
もちろん 捌くのはムスコだが 練習の成果もあって 随分と手際よく 下ろされた半身は そこまで活きが良くなかった
脂のノリは最高だし ボリュームもあって さぞや と思っていただけに 残念で仕方なかったが 諦めて味噌煮に
しかしそれが 過去最高の出来 とムスコが称するほど まったりこっくり とても美味しい 贅沢な一品になった
いつもは ぎゅっと詰まった 硬い身だったので きちんと脂が乗った 旬のものを選ぶのは 大切なのだと学んだ
今更だけれど スーパーに並んでいれば それを良しとしていた 知識としては 当たり前のことも 実感して初めて 本当の血肉になる気がした
過去と 同じことを 繰り返しそうで 変わらなきゃ と思ったけれど
思い切って 踏み出した一歩は 変わってみせたようで 実は 同じパターンの 鋳型を踏襲したみたいで
ダメだなあ 結局何も 変わっていない自分 恐れとか不安とか そういうのを テコにしてはいけない
今の自分を 100% 受け容れているのなら 何があっても きっとその先でも 後悔なんてないはず
じたばたしても 仕方がない その時々 恰好つけずに 自分に正直に行こう
ああ そう思ったら なんだか楽になった ここんとこ頼っていた 薬もいらない感じ やっぱ病は気から なのかしら
一日研修と 終わってからは 恒例の会議
最近ずっと 調子が良くないので 薬とローヤルゼリーで なんとか整えつつ やはり帰宅は深夜
あーでも 今日の会議も 笑い過ぎて涙が出た
普段は真面目に 立ち向かっている場面が みんなでシェアすると まるでコメディ映画か 動物ドキュメントみたいで 可笑しくて悶絶
その時々の ネガティブな感情が 軽く吹っ飛んで 愛すべき人達と 日々一緒に過ごせて なんて幸せなんだろう と思える
笑いって大事だな としみじみ 笑いのあるところには 何かいいことが もたらされる気さえする
そうして帰った 夜空のこれまた 綺麗だったこと 自転車を走らせながらも じいっと眺めていたい 瞬く星々
いいなー 今この瞬間が 確実に自分のもの であるような 理由もないのに そう感じられる幸せ
たまたま出た電話で 伝聞をしようと 要件を聞いてみたら オリジナル商品の注文だった
既に 委託のところは 引き上げてしまったし 販売の機会は 年に数回のバザー程度 新しい商品を 作る時間もないのだが
買い取りで 試しに置いてみよう ってコトらしく 陳列の場所も 既に確保してあるとのこと
反応が良ければ次もある と言うので 俄然張り切るのだが 如何せん数が少なく それでどれ位人目を惹くのか ちょっと心配だ
こうなったら ボリュームが出るように 少しサービスしてみようか と思い付いたが なんか久々過ぎて 自分の中が ぎくしゃくしている
作業部屋に入って 突然歌い出した と思ったら 巻き舌になって オラオラ状態で 向かってくるのを 必死で抑えた昨日
眼は据わっているし どこにそんな 力があるのかって位に 掴み掛って来るし いちゃもん口調で 唾は飛んでくるし
こういう時に 頼りになるメンバーは みんな休んでいたので 残りの唯一の男子と 力づくで座らせると ようやく落ち着いた
午後はそのコも 帰ってしまうので 職員が多い 一階で過ごしてもらったが そこでも突然 女性職員に 掴み掛ったらしい
さまざまな 症状の変化が続いて 最近はこんな 理由の解らない 暴言と暴挙が もっぱら目立っている
障害の特性から 理解しようとしても 当てはまるものがない どころか まるで進行している ようにも見えて 対処法に苦労する
せいぜい 危害を加える ほどではないのを よしとするが 今のうちに何か 打てる手はないのだろうか
名前で括られた 障害でさえ 表れ方はそれぞれだが こんなパターンを経験すると 奥が深すぎて 闇を覗いているようで 両手を上げたくなる
録画してあった 料理人の番組を まだ見ていない と言うので ムスコと一緒に見た
シンプルに見えて 実は手が掛かっている そういう料理が理想 と最近彼が言っているのとは 対極とも思える アートのような皿の数々
食材への拘りと 特有の美学を 感嘆しながら見ていたが 忙しい中で イライラが積り 弟子を叱り飛ばす場面があった
同じような事を 以前のバイト先で経験したので きっと 重ねているだろう と思ったのだが
怒るのがいいとは思わないが 締めないと事故が起こる という言葉が続いたのを いったい彼は どう受け止めたろうか
ただのイライラを ぶつけるのではない 怒りというものがある 料理の違い以上に そういう人間の深さを 感じ取れただろうか
土曜日に 置き去り攻撃で 飲みに出たので 昨夜は罪滅ぼしの チャリンコ軍団
前日入れなかったお店に ギネスの看板があった 話しなんかをしながら 夕飯には早い時間だったが それでも既に 待っているひとが沢山
家族連れが多く 偶然会った知り合い同士の 挨拶があちこちで交わされ どんだけ狭いんだ と思っていたわたしも 利用者の家族に遭遇
待っている間 隣に座りに来たおばあさんが 親しげに話し掛けるので 言葉を交わしたり まるで同じ店にやってきた それぞれが全部で 大きな家族みたいだった
で あのひとは誰だったの ムスコが後から 小さい声で聞くので 知らないひと と答えると いつものパターン とでも言うように笑った
うちの家族には 珍しい程よく食べ 帰りに食器やお鍋を見て 今必要なものだけ買い 盛り付けの参考に ムスコと意見が合った 料理本も一冊選んで購入
帰り道 昨日入れなかった お店の前を通ろうかな と思っていたら 全く同じことを言われ 驚きつつ
日曜なので 他の居酒屋はどこも 閑散としているようだったが ちょうどその店には 三人のお客さんが 入る瞬間だった
うーむ やはりいつか リベンジせねばなるまい
いつもより 一時間早く出勤して 送迎に同乗し運動会へ 7月よりは涼しく 競技もそれ程参加せずに フォローばかりで助かった
っていうか うちの施設の 車椅子率の高いこと その中で 運動会は初めて参加 という利用者さんに付いて 優勝の賞状を頂いた
その人は どこか人生を諦めていて 新しい経験を 求めることもせず 今日も本当は 不参加のつもりだったそう
そもそも利用日じゃないし 明日来るからいいか と思ったらしいので 同じ日の連続じゃないよ 日々新しいことがあるよ と力を込めて言った
自由に動けない為に 気持ちが閉じがちなのは よおく解るのだけど それでも 見て感じて考えることは 人一倍出来るはずなのだ
早くお迎えが来て欲しい うっかりすると そんな事を言い出すので いやいや あと20年は生きるつもりで と発破を掛けるこの頃
今日は良かった
その言葉を聞けて わたしも良かった
一昨日に続き 昨日はまた 朝から騒ぎがあり 収まったと思ったら 昼時に再燃
この仕事って 本当に疲れるね 今更だけど同僚と 以前やってきた お互いの仕事と比べながら ため息をつく
そんな会話の最後に 今月の休みを 一日多くしておいたよ と同僚 みんなも有給入れてるし って気兼ねしないような 言葉も付け加えて
自分こそ 誰よりも残業して 大変なのに こういう配慮と優しさ 沁み渡ると同時に なんか カウンターをくらったような 衝撃でもあった
まだまだだねえじぶん どんなに隙間がなくても それで精一杯 にならないように と思ったら 心の有り方なんて どうでもいいような 気がしてきたよ
もっと デカい器にならなきゃあ
なんだか あっという間に 過ぎた9月だった
最終の昨日は 朝から声を張り 懇々と言い含め ネガティブな思い込みを 何とかしようとした
根っこに 悪感情がありながら 表面だけ繕って 上手くやろうとしても 相手には伝わらない と
なので 無理をせず 心から仲良くなりたい と思えてから 言葉を発すれば きっと言い方も 変わってくるはず
なんてね
実際には 心の有り方を置いといて 処世術的にやり取りを しなきゃいけない 場面は沢山あるので よく言うよ って我ながら思いつつ
さて 今月はどんなかな
|