昨日は シソを刈り取って 葉っぱを乾燥 実の方は 酢漬け用に
懸案に着手できて ようやくスッキリ スッキリついでに 家の中も あちこち手を入れた
で 古家は いよいよ壁に着手 浮いている所は 全部落とすべし とアドバイスをもらった よおし
勢い込んで 音楽を聞きながら ざくざく と思ったら 浮いていても残すのだ と真逆の指示があり 意気消沈
はー なんか乗り切れない
しきりに どうするかイメージして と言われるが それは 具体的な作業とともに 浮かんでくるので
落とした壁も使う と聞くと 既に大家さんの中に イメージがあるようで それがどんなのか わたしには解らない
ようやく 急かされる苦しさを 鎮めたと思ったのに また テンションを取り戻すのに 暫く掛かりそう いったい 何をしようとしてるのか
またトイレが汚れている のを発見し ちょっと来て と容疑者のお尻を点検
わたしの横で 自分も率先して 手伝うクセに 大の大人がどうして とイライラしたり 怒り混じりになるので
咄嗟に 他人のお尻を拭くのも トイレ掃除と一緒だよ って宥めて トレイの神様を 替え歌バージョンで
元ネタを思うと あまりに不謹慎ながら もうそれが 可笑しくて可笑しくて 涙を流す程笑い転げた
そのままじっとして と言われて お尻を突き出して 待っている様子が 繰り返し浮かんできて
本人が自覚できない 哀しさも込みで 全部笑いに包んだら ちょびっとだけ またやらかしてくれないか なんて思えたりするのだ
手を握ってもらって いいんだろうか
そんな相談を 持ちかけられて どうぞどうぞご勝手に と言ったら 本当にお願いしていた
そしてさらに 聞きたいことがある と切り出し 私と〇〇さんと〇〇さんの 誰がいちばん好きなの
それには 答えられない だったのを いったいどう捉えたか 握手は二度してもらって 落ち着いたように見えたが
わたしの名前を出し 握手してあげて と余計なコトを言い出すので 仲間に入れなくていいから と速攻で釘を刺した
妄想が幻想でしかない ギリギリのとこは 直視できなくて さらに曖昧にしようと 拡大に走ったのだろうか
それは 考えた とかではないのだが 無秩序に見えて きちんと防衛反応が表れ 人間ってすごいなと 改めて思い知るのだった
度々 内職はないか と聞いて来る人用に いただいてきた ごく簡単な仕事
それでもやっぱり 難しいようで イライラしつつ 数十個が終わった と貰ったが やり直しが多数
まあさ こんなトコだろう と思いつつ修正し 総数600以上を ほとんど自分でする 覚悟ではいたのだが
利用者が少なく 手が空いていた 職員ふたりが これ楽しい と言いながら ざくざく進めてくれた
お金はいらないから 家でもしたい位 なんて話しも飛び出し 無心で集中する その心地よさを しばし味わっていた
本当はこれを 利用者に感じて欲しい のだけれど いったいどんな作業なら 嵌るのだろうかな
昨日は 各種用事で 出たり入ったりする度 台所でうたた寝のムスコから どこ行くんだ といちいち声が掛かった
ほとんど寝ているクセに 何か美味しいものを 食べに行く とか 買いに行く 機会を覗っている その執念はすごい
なのに 朝早くから 頑張って作った いなりずしや パスタ用のトマトソースは 手付かずのまま
汗を流しつつ アイロン掛けをする気配には なんだ だけだったりして まったくお気楽なのだ
で 夜は餃子だったのだけど 包んでいる横から 半分はシソ入り と指示が入り 仕方なく初めてのトライ
それが良かった どっちが食べたいか と聞かれたら 迷ってしまいそうな位 美味しかったので 今後は定番になるかも
一昨日見た夢は とても苦しかった
サッシの扉を開けて その部屋に入ると 密林のような状態で 大小の蛇や蜂や 毒蛾などがうじゃうじゃ
その中で 小さい蛇を 足でぐりぐりと 踏み潰し 蛾を叩き落として ひたすら格闘する
覚えているのは 断片のみだけれど 自分の中に 解決できないモヤモヤが ずっと溜まっているのを 考えないようにしていたせいか
捉われている というコトは そこから自由になっていない ってコトだから わたし自身の不安が 対象化されたに過ぎない
お店を始めることで 別の領域に行く つもりが もっと強力に 捉われることになる というパラドックス
うん そういう価値観は もう手放そう 一旦すべてをチャラにして 目の前に見えることから 次に何をすべきなのか 判ったところで動いて行こう
形が欲しいんじゃない 過程そのものを 最大限に 楽しめないようなら そもそも 行動する意味がない
いやー 昨日は笑った
副鼻腔炎が酷くて動けない とまるで 死ぬようなアピールに まんまと乗せられたコが ボクは何をしてあげたらいいの と上へ下への大騒ぎ
逐一本人の訴えを聞いては 駆けてきて こっそりとわたしを呼び 一大事を告げるのだが 鼻をかめって言っとき の答えでは納得できず 他の職員を頼って
あげく お前の愛の力で何とか出来る とワケの解らない励ましに 眼をキラキラさせて 汗を流しつつ 献身的な彼氏像を 頑張っていた
自力で帰れないなら親を呼ぶ の最後通告に これ以上は無理と悟り ようやく重い腰を上げ 瀕死の乙女 なる演技は終わったのだが
こんなとこで終わっていいのか そういうボクの言葉が 彼女を動かした と充実感いっぱいの彼には そうかよくやった と労った
もうホント どっから考え出すのか 本人たちの前で 笑いを抑えるのが 大変だった 次はいったい どんな手を使うんだろうな
ダイヤモンドユカイ 社長から 内職がばんばんやって来る
いただくその時点で 伝票を切って 先方が締めてくれるので 請求書を出さなくてもよく おまけに 工賃も悪くない
とはいえ ごく簡単な作業でも 誰でもってワケには 行かないのだが その分 かなりややこしいものが 精鋭数人で きちんとこなせる
問題は 他の内職も忙しい ってコトなのだけど 割ける人数が少ない中でも なるべく継続して いただけるだけの仕事を 頑張りたいと思う
となると 必然的に わたしがこなす ボリュームが増えるワケで それで疲れている と言えなくもないが
ひょっとしたら 慢性の赤字から 脱却できるかも って気がして 堅い仕事の 有難さを噛み締めるのだ
少し前 テーブルの上にあった 英語のレポートを 見て笑った
何故かと言うと 英文和訳のところで ざっくり訳し過ぎて これではアカンと 赤字の添削が 入っていたから
元の英文が 実際には使われない 固い表現になっており だからこそ 日本語に直した時には リアルに伝わる 文章にしたかったのだろう
解るよ解る ってか わたしにも痛いほど 覚えがある 意味が通り易いように ざっくばらんな文章にしたら 違訳しすぎと評価をもらった
そもそも変だよ 日本の英語教育 と言うメッセージは 教師には伝わらず 大人しくしていれば ちゃんと点数が付いたのにね
まさかのデジャヴに ちょっと恐ろしくもあったが こういうバカなとこ 嫌いじゃないんだよなあ と独りニヤついたのだった
誕生日のお祝いに 何か美味しいモノ を食べる計画は 次の連休のつもりだったが 突然今日になった
何処にするか いろいろと迷ったあげく 行ったお店は 混んでいたので 結局なんら特別感のない ふつーの外食
ついこの間 ハタチになった ような気がしているのに 産まれた年を思い出し 西暦から引き算しないと いくつなのかも よく判らなくなってきた
うーむ 同じようなコトが わたしに対しての 父母にも度々あったので こちらが歳をとれば 増々酷くなるだろうことは 容易に想像できる
それでも 雲ひとつない 澄んだ秋空に 満月に近い月や 星が輝いているのを この日の印として いつまでも覚えていたい と思ったのだった
お宮参りを済ませた 赤ちゃんがやってきた
小さくても 長い小指や しゅっとした 上品な顔立ちに 驚きつつも 過去の時を思い出し
赤ちゃんのいる ミルク臭い空間は なんだかそれだけで 幸せいっぱいで やっぱりたまんない
まだ見ぬ人生の 輝きがその姿に 全部詰まっているようで こうして 産まれてきたことが 本当に奇跡のようで
誰に何と言われようが 自分自身であれ とだけを 心から願うきもちは 育った今のムスコ達にも 変わらずに持っている
そう 折しも明日は わたしが初めて 母親になった日だ お祝いは先送りだけど ありがとうを 胸に過ごしたいな
疲れて疲れて
熱を出して 寝過ぎて 遅刻する夢を見て 驚いて起きた
夢の中でも寝ている なんて 相当なもんだけど 実際に起きると 熱はなくホッとした
疲れすぎて 行動する気力もないが そうも言っていられず ミシミシの身体に ムチ打つかんじで
先週もやっていた トイレの掃除が なかなか終わらない よくこんなに 泥を被ったもんだ
何度も雑巾を絞り 細部を眺めつつ 少しずつだけれども 舐めるように その状態を把握していく
その過程はまるで 解いて洗った着物の 細部を点検するみたいで この過程が何より 大切なのだと思う
素地を知る ところからきっと 相応しいリメイクが 浮かぶと信じて
下のコが 敬愛している トミーエマニュエルの アンジェリーナを聴いている
一音一音が きらきらとした 細かな雨粒のように 降り注いで 柔らかく優しく 心が洗われる
その感覚は わたしの中で フジ子ヘミングとも どこか重なって あのカンパネラの 慈愛のシャワーにも似て
殊更に 抒情を掻き立てる 訳ではなく むしろ楽器の音色を とことん大切にしている からこそ出せる 響きのような気がして
そんな風に 何かを愛おしむみたいに 表現できたら素敵だ と思ううちに 知らず癒されている ようなのだった
悲しみが 澱のように溜まり 気付くと 足が重くなっている
けれども 殊更に元気を出して 現実をしっかり 見て行かなければ と思う
有難いことに 納期が続々押し寄せて 神経を遣う 細かなあれこれに忙殺され あっという間に いちにちが終わる
本当は いろんな思いを吐き出して ゆっくり癒す 時間が欲しいけれど こんな風に 忙しくしている方が いいのかもしれない
いつもの時間の 迎えの車中や みんなで過ごす空間に 瞬間 あの姿を追っては 直ぐに打ち消すけれど
ひょっとしたら 賑やかさを加えに やって来ている ような気もして そんなのも含めて 包み込めたらいいな と
小さい頃からの アルバムを 職員みんなで繰りながら お通夜の会場に いつまでも残っていた
施設に行くのが 大好きだった と言ってくれる程に わたし達は何を出来たのか 一緒に居たシーンの断片が ちくちくと胸を刺す
日々決まった時間のなかで ただ無事にお返しする そのこと以外に もっと彼が 生き生きと輝く瞬間を 沢山作れたのではないか
それは こんな場面でなくても 繰り返し思っている はずなのに 同じ一日が続くはずと つい安住してしまうのだ
それぞれに 残された時間は 誰にも判らない だからこそ 巻き戻したい なんて思わずに 生きて行きたいけれど
散髪をしたばかりの じょりじょり頭に そっと触れると すべての熱が 吸い取られそうな 底なしのつめたさがあった
純白に縁どられ 大人しく 横たわっているのは まるで彼には 似つかわしくない とそればかり思って
今にも自分から なーんでえ と言いながら むっくり起き上がりそうで 繰り返し涙が 引いては寄せた
施設に戻っても 何も手に付かない気分だが 久しぶりの晴天を 逃すことは出来ずに 急ぎ藍を砕いて 染液を作った
緑に覆われた布は 引き出して 空気に触れると直ぐに 水色に変わり 日陰の風にはためいた
その過程に集中することで 答えのない何故を 問うこともなく 涙さえも藍に溶け ひらひらと風に舞い 天高く 蒸発して行く気がした
昨日は 昼過ぎまで 古家の掃除をしていたら 学校を終えたムスコが 電話をよこした
昼食代は 渡していたのに 何故か買い物に 一緒に行こう ってワケで 迎えに来られてしまった
本当は密かに 炭火で何か焼いて食べる 企画をしていたのだが こういう時の ヤツの嗅覚は鋭い
そして それを応援するかのように スーパーには偶然にも 立派な牛タンが 塊りで並んでおり 肉厚の椎茸も安かった
結局は 古家のテラスで まだこけら落としにも ほど遠いながら 突然のバーベキュー開催
周囲を気にしなくていい 小さな空間は 思っていたとおり 居心地がよくて 壊れた屋根から落ちてくる 突然の雨もなんのその
ドタバタだったけど 食べて飲んで夕方まで 時間が半端過ぎる と参加しなかった上のコには 家でタンを焼いたのだった
昨夜は会議が長引き 11時過ぎに帰った
起きると疲れが残り ヨレヨレ状態だったが ムスコは既に起きていて 朝からパスタを茹でて食べ お風呂に入った
店行かなきゃな と言うので わたしも気合を入れ 一緒に掃除に行く つもりだったのに 何のことはない 今日は登校日じゃん
校長の話しを聞かないのが 格好いいとか思ってるバカ がいる話しを 突然するので 大人になっても 話しが聞けない人はいるよ と応じ
そういう所は しごく真っ当なんだけどな とか思いつつ 昼食代を渡し 2020年には どんな暮らしをしているか なんて会話をし
にしてもともかく もう少し 頑張ってもらわないと スポンサーが持たないので ブチブチ言うと ふふ と笑って 颯爽と出て行った
昨日は どんぶりが 宙を舞った
いつもなら これ大丈夫 と聞くと だいじょうぶくない とそのお皿ごと 渡してくれるのだが
切干大根が入った プラのお皿が 突然飛んだ と思ったら 重いどんぶりの 親子丼も
どうやら ご飯は食べたかったのに 苦手なぐちゃぐちゃが 取りきれなくて イラっとしたらしい
まあでも 以前は二階から やきそばが飛んだので まだ台所の中で済んで やれやれである
投げてはイケナイ ってことを教えなきゃ しごくご尤もな 意見が飛び出したが 職員は誰も そんなコトを考えてはいない
如何に 投げないで済むように コチラが配慮するか または最悪 割れない食器にする ってことだけで
なんだかいつの間にか フツーの感覚を 忘れてしまっているようだが 善悪の判断をするのは 周囲の勝手であって 本人はただ 嫌いを表現しているに過ぎない
それが迷惑なら 穏やかに表現してもらう 方法を考えるのが 施設の当たり前 だったりするのだ
今年ほど シソに勢いがあるのを 見たことがない
コンクリ庭の どこにそんな 力があるのかは 全く謎だし 種がどこから来たのか も不明だが わっさわさに茂っている
正直言って あまり好きではなかった 癖のある葉っぱだが 風邪や貧血に効き 更年期にも良いと知り 積極的に食べなきゃ ってワケで
天ぷらにしたり 浅漬けに刻んだり 何度も楽しんで 先日は少し手を掛けて 鰯の梅シソ巻き なんてのも作った
何が食べているのか 結構穴あきなのもあるけど それを避けて採っても 十分なので 時間のある時に 保存もしておきたい
自家製のふりかけ ってのはどうかなと レシピを考えるのが また楽しいのだ
いやー 降ったのなんのって
途中の冠水が怖いので 帰りの便は とっとと出発 なかなか親が迎えに来ない 二人を残して 施設は静まり返った
職員が帰るのも早く なんか知らないが わたしんとこが一番安全 とか言われつつ 独りで掃除して定時まで
いやいや あの23号時 近所で床上は うちだけだったんですけど とか思ったけどね 帰る頃には 青空が覗いて清々しかった
そうして 早くもなんだか 寒い位で あんなに暑かった夏は いったい何処へ と思うような急変ぶり
お陰で 夕飯後も 気を失わずに済んで 解きの続きをする パワーも残っていて 得したみたいで嬉しい
冬になればまた 固まって気を失う 日々になってしまうから せいぜい短い秋に 頑張っておかなきゃあ
数日前 ムスコが突然 ひもの と言うので 何を食べたいのか と思ったら
キモノ だった
そろそろ少し 涼しい日が訪れて 頼まれたまま 未だに手付かずの 裏地も付けた長袖を 早く縫ってくれ ってコトなのだった
すると昨朝改めて どんなのだったっけ と言うので 急ぎ出して見せると 記憶の中の着物は 青だったらしい
仕舞っている間の イメージの変換は わたしにもよくある なので イメージに近いようなのを 他に探してみた
すると わたしも忘れていた 素敵な青があって けれどそれは 以前の彼なら 絶対選ばなかったような 梅と笹の総柄だった
表地はそのままでいい ってコトで 綸子の黒の裏地をやめ 新たに選ばれたそれを リバーシブルで 使うことに納得してくれた
おー どうせ裏付きならと 最初から提案していたのが なかなか縫えずに のびのびになったことで これ以上懸案の余地がない 一番いい形に決まった
相変わらず 時間はないが きっとこれで進められる 遅滞にはやっぱり なにか理由があって 辿り着くべき 決着を待っているのだ
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