会いたいな 程度の呟きが やがて いつ会いに来てくれるか となり 思い続けているうちに 来てくれるのが当然 みたいになって
それは施設とは 関係のないコトだから お家の人に聞いてみて だったのだけど 結局間に入って 約束を取り付け ようやく迎えた当日
そのためにここ数週間 どれだけ大騒ぎを繰り返したか 忙しいので時間までは 決めてくれなかったのを 何時に来るのか ギリギリまでガタついて
もういい加減飽きた頃 ほんの数分間の再会 焦がれた相手は ボクの知り合いの中でも 一番のイケメン だったはずだが
他人の審美眼って 千差万別なコトを 改めて思い知らされ なんか力が抜けたのは 他の職員も同様で
忙しいのはいいけど 今日は平和に過ごしたい と言った誰かの言葉が 頭の中で いつまでも こだましていたのだった
春休み真っ只中 朝から人がわんさか
昨年はどうだったのか こんなで東北にスタッフ派遣 なんて信じられない と思いつつこなした気もするが 利用者は確実に増えているはずで
布団二組にベッドを見て 昨日は看護師さんも あり得ないと驚き わたしも食事介助で 昼休みはおろか 息を抜く暇もない日々
そして こういう時に限って 混乱に拍車を掛ける パニックのドミノ倒し どっちが行く とただでさえ少ない 職員同士で 無言のアイコンタクト
ああ そうかそれだよ
内側が がっちり固まっている 同じ目的に向かって ブレのない仲間がいてこそ こんな日々を乗り越えられる
みんな本当に 自分を惜しまず働いて 惚れちゃう程ステキだ また今日も 一緒に頑張ろう
昨日はみぞれ混じりで やたら雷が鳴っていた 今日は朝から 曇ガラスを透かしても 判るような雪
もう春を思って 山ウドを食べたのに 身体も依然 冬眠モードで 10時間睡眠も なんかスッキリしない
大地が再び白で蔽われた
そうだ 先週裁っておいた 同じようにましろな生地を 思い思いに染めてみようか
芽吹く緑や 空と海の青 昇り傾く太陽の茜が その眼に見えなくても こころの中に 沁み込むように
神様の仕業を つかの間布で 真似てみようか
そろそろ 帰省すべきかな
もう来月末は ゴールデンウィークに掛かり 休日希望を出すなら 今のうちでなければ ってコトで 本格的に検討
前回全員で帰ったのは 実に三年前 あの時リスはどうしたんだっけ 餌を沢山置いて 半冬眠だったから まだ良かったんだっけ
悲しいかな もうそんな心配は要らず キク丸が居た頃のように 子ども達だけで 帰す必要もなく 過ぎた年月の分だけ 父母は歳老いて子供は成長し
と感傷に浸るのもそこそこに 職場にお伺いを立て もう絶対移動は疲れるし 前後に余裕が欲しい ってワケで ほんの三泊だけど
着いたその足で 骨董市とギターを見る と言うオタノシミも絡め ヤツらに思い出の地 浅草再訪も画策
どうせなら 最初の職場周辺の 神保町神田界隈も 引き連れて案内したい とか いったい目的は何なのか っていうか そんなに歩けるんだろうか
木の芽どき ってヤツなのか いつもの症状に 拍車が掛かるひとが やたら目立ち 対応に神経を遣う
そんな中 カレンダー作りに着手 ようやく最終形が決まった後 過去最高のややこしい工程を 全部図解にするのに 毎日少しずつ時間を掛けた
ちょうど終わった頃 ぽっかりと内職が空き じゃあいよいよやっちゃう ってワケで まだ時期は早いけど 次の内職までの隙間利用
既に最初の工程で ムズカシイと声が上がり よしよし と密かに心の中で そうやってこれまでも 全部乗り越えて来れたから
世の中に まだ存在しないモノ を一緒に作ろう それを初めて見るひとの 顔を楽しみに 進んでみよう
ちょっぴりの驚きが いつか 当たり前みたいに こなれて来たら また次の 新しい驚きを込めよう
古い自分を 裏切れるような びっくり箱を作ろう
月曜日は結局 夕飯を怠けて 野郎どもを連れて 飲みに出かけた
珍しく一杯飲んで 貧血っぽくなり 上のコが先に帰った後 どうせなら下のコも 先に帰らせようと思ったが 苺ミルクとかで 最後まで付き合っていた
図書館で借りてきた アイルランドの旅本を ペラペラとめくりながら 通貨や英語の勉強について語り 最近やたら冗舌の そのままを繰り広げてくれた
せいぜい英語が得意になって あの着物サイトみたいに お母さんの作った服を 海外に売ってくれ なんて話しをし 意外にウケるかもとか
果ては 台湾にも行ってみたい って言うので 遥かに安く行けるよ っていうか 屋台で美味しいモノ食べに みんなで行っちゃう とか
あーヤバイ
自分が一番嫌っていた ムスコに絡まるハハ の片鱗たっぷりで どうなのか バランスを気にしたのだが
寄せては返す波のように こんなのが思春期だから 満ちてきた近い潮を 楽しむ時があっても まあいいかって
手元の荷物のなかに 薄茶色の小さな物体があって 良く見るとそれは鳥で てっきり死んでいる と思ったら ムクムクと動き出し やがて飛び立った
芝生で横になっていたら わさわさとコウノトリ が飛んできて おもむろに背中に不時着 そのままの体勢で手を廻し 思う存分ヤツの羽を 触りまくった
連日見た鳥の夢二種 意味不明だけど
はー 長かった一週間 ダメ押しの昨日は この時期にナゼ の運動会に参加し ロクに競技も出ていないのに やたら疲れた
何もしなくていい一日を ゆっくり過ごしたい けど これまた日中の 微妙な時間に歯医者 そろそろオワリを願いたい
せめて 解きかけの羽織をやっつけ 着物のアイロン掛けを済ませ 珍しく家族三人の休みが 揃ったようなので 何かお楽しみ企画でも 考えるかな
毎朝5時に起きて ご主人のお弁当を作る と聞いて感心すると フリででもしないと 今更捨てられても困る なんて
二度目の結婚は ひと回り以上も 年下の旦那さんとあって 先のセリフ もうこれから独りになったら 寂しすぎると
その出会いまでは 必死に子育てをし やがてひとりが大学へ 離れた場所で暮らすのに 送った帰り道 車の中で号泣したそうだ
そんなに寂しいものなのか いまいちピンと来ないでいると そうではなく 最初の離婚のあと ずうっと独りで頑張ってきた その思いが 一気に込み上げたせい
ああ なんかそれなら解るかも と言った瞬間 突然こちらもきちゃって ドッと涙が 周囲はどしたどしたの 大騒ぎで
正直 独りの寂しさはよく解らない ふたりの寂しさよりも ずうっとマシだろう と思う程度で けれどもそれは 走り続けている今だから なのかもしれない
だったら まだこのまま ずうっと走って行きたい 生まれる時も 死ぬ時もひとり だからって 誰かにひたりと 心寄せて泣くこともある
そんな自分が ちょっと好きかも
申告のため 連休を取っていたが 上手く頭が働かず 結構時間が掛かってしまった
もっとも午前中は 大荒れの天気だったので 丁度雪の晴れ間に出かけ 一週間は早かった昨年の 待ち時間以上を覚悟したら 空いていて拍子抜け
気になっていた 赤字の年度分の 損金相殺について 詳しく聞いてみたら 所得税に関してだけの反映で もし国保だったら あくまでも相殺前の所得で 計算されると判明
なんて その知識が生かされることは 当分ないだろうけれど 知っているといないとでは いろいろと 覚悟も違ってくるので なんかスッキリ
そうそう 昨日の日記を書いている途中 電話が掛かってきて 別仕事がなくなる って話しだった どうやら外注でなく 取材担当者が全部する という体制に変わるらしい
ちょうど最後の部分で 引き戻される流れなのか と考えていた まさにそのタイミングだったので 大したショックもなく っていうか逆の意味で恐ろしく
思ってもズルズルしがちな わたしをお視透しのご神託か 空いた時間でせいぜい縫えって こんな形のダメ押し 久々にキタね 魂に直に記されたことは 消しようがないからなあ
羽織が昨日届いた
外側は普通の 宅急便の袋だったが 着物が皺にならないように 工夫された包み方ひとつで 丁寧に扱われているのが伝わり 荷解きの段階で 他所との違いを感じた
羽織の包みの外には ちょっとした 生地見本が同封されていて 自分でも作りたい と思っていただけに 着物好きの心を掴む ステキなアイデアにも感激
そして肝心の羽織は 極上の状態で 出荷前に 一度洗ったのではないか と思えるような 清潔感と手触り
けれども 絹はどっしりとして 袂は長め 折り返しもたっぷりで 綺麗な見かけ程には 新しいものでないと判る
いろんな意味で懲りて ネット買いはもうしない と思っていたけれど 少々お高いのも 値段にはワケがあるのだと これなら納得できる
ムスコはと言えば 同封の展示会のハガキを見て 病院の予約があるから行けないな などとのたまう いやいや大阪だし っていうかさらに買うつもりか
やっぱり 忙しいのを理由に なかなか縫えないでいるのを ちゃんと引き戻そうと こんなかたちで 示唆されているのかもしれない
とりあえずは 申告を済ませなきゃだ
恒例の研修だった昨日 休憩時間に 覚えてますか と声を掛けられたのが 以前面接にやってきて 結果不採用になった女性
うちの施設経由で 紹介してもらった 別の施設で働いている というコトで 本当はうちに来たかった未練か 何人もの職員に 同じように声を掛けていた とは後で知ったのだが
仕事はどうですか と水を向けると 具体的な話がぽろぽろ 組織として少し大きく 職員の立場が分かれているので 一番下っ端としては 辛いこともあるようで
同僚の愚痴話には 入らないようにして 直接の上司に聞いてもらっている と言いつつ それでも足りない ネガティブな感情が 渦巻いている雰囲気
で 研修が終わった後 携帯を手に 再び近づいて来た彼女を 思わず警戒してスルー だってその前に 交流を深めて番号交換を なんて勧めがあっただけに
まあ考えすぎかもだけど 同僚で愚痴の言い合いも してみたらいいじゃん とか思い これまた恒例の 職員会議に向かったのだった
納期に間に合うか 気が気じゃなかったけど 昨日全てが終わりやれやれ
その間 作業はほとんど 利用者のメンバー三人とで いくつかに分かれている工程を その時々くるくると入れ替え 実に黙々と良くやってくれた
ともかく時間がないので あまり細かく説明する余裕もなく けれどそれを判ってくれて 微妙な判断は 自分達で考えて進める という具合だった
途中でふと このカンジは 利用者と職員ではなく ただ一緒に業務を遂行する 対等な仲間だなと思えて みんなの能力に驚きつつ
いつから こんなに成長したのだろう もともとのポテンシャルが 次第に発揮されたことに加え 一緒に歩んだ月日の中で 培われたリレーションもあるだろう
わたしだったらきっとこう言うはず そんな計らいを 随所に感じて ひょっとしたら 随分遠くまで 歩いてきたのかもしれない と思えたのだった
モノとしてどうなの の羽織は 何か羽織れる服が欲しい と探したあげく辿り着いた ってコトだった
家で着るのか聞くと 外にも着ていく と驚きの発言 女物の羽織は袖が短い のを実感させるために 解いてないのを 何着か出してみた
Tシャツでさえ 袖の長いのに拘るので だったら作り変えた方がいいよ と言いつつ 丁度以前リメイクした 自分用の羽織ものを思い出した
本人は気に入り これはこれで着る ってコトになったのだけど 柔らかい錦紗を まだ体系の固まっていない 少年が着る ってのが何か衝撃で
これはこれで のイミは後から認識 ネットで見つけた羽織で 同じ形を作って欲しい ってコトだったのを 半信半疑でいたら
菊柄のが翌日売れてしまい あれは良かったなー と惜しがりつつ もうひとつも売れたら困る ってワケで 注文しましたさ
まあね 着物は柄が気に入っちゃったら もう仕方ないのは解る 材料費は本人が出すとして 仕立て代はサービスなのが しかも いつ縫うのかが すごく問題なワケで
休日予定だった今日 返上で納期の迫った ノートを作る覚悟でいたが それ以前の段階で滞り 待っていても仕方ないので 休むコトにした
相変わらずぶっ壊れた鼻で 歯医者の予約もキャンセル ちゃんと経過はしていて あと少しと思うのだけど その状態が長くやたら眠れる
まあさ 疲れも溜まっているだろう と自分を宥めつつ いろいろ怠けているワケだが 今朝はムスコから 羽織 というタイトルのメールが
貼られたリンクを見ると 黒羽織が二点 片方は銀糸や漆を使ったもので もうひとつは菊花柄 海外向けから始まったサイトの 国内向けの古着物らしい
どこでどう見つけたのか 本人はモノとしてどうなの のつもりで送ったらしいので 着る派ならともかく 材料としては高すぎ 黒羽織は市場に溢れているので これ一点ってモンでもないよと
言いつつ なんとなーく この頃の怠けっぷりに ムチ打たれたような気がして 解いてあった着物を 思わず 洗濯してしまったのだった
ケルト音楽に続き またまたムスコに 輸入楽譜が届き 今度はアイリッシュ系とか
で 難易度の高いのを弾くには 弦高が低くなきゃ と言うので リペアの見積もりを頼んだら まさかの6万円超え
それは長らく放置のあげく 借りたギターだったのだが ともかく保存状態が悪く 弦高をイジる以前に 中の木が剥がれる寸前とかで
リペアが出来るようになりたい と言うなら 自分でやってみれば と先に提案したのだけど 素人がやたらにいじらず 却って良かったのかも
とりあえず 持ち主に状態を報告した方が と思いつつ きっとこれで 以前口にしていた 聞いたコトのないメーカーの ギター購入熱が高まるはずで
先送りの夢が またひとつ増えて それはそれで ややこしい気もして
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