ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2011年07月31日(日) 体力勝負

ザ・夏休み
って感じの一週間だった

朝と夕方
いつもなら空いている時間に
人がわんさか居る
そこへ
家でエネルギーを持て余し
片時もじっとしていない
子供達が加わる

それだけならまだしも
一層調子に乗ってきた
毒吐き女の
誰も共感できない
グダグダ話しを聞かされて
いい加減神経が病みそう

やり過ぎると
もっと面倒なので
手加減しつつ
ベシってはいるが
今のところまだまだ

ともかくいろんな意味で
体力勝負のこの夏
食べる
は心配ないが
せいぜい寝て
乗り切らなくっちゃ



2011年07月26日(火) 済んでる気分

いったい
幾らならいいのか

施設長が
話したところ
相手は下っ端すぎて
予算を自由に
使えないらしい
とのことだった

モノのイメージも
全くないので
ともかく作れるのを
作って選んでもらう
ってコトで
価格は手間賃だけ出ればいい
となった

あー
やっぱりか

福祉関係の商品は
往々にしてそゆことがあり
一般の商品なら
材料費やもろもろ
当然見なければいけないので
その時点で
同じ土俵ではなくなる

もっとも
今回のお話は
はなっから施設に向けて
のものだから
正々堂々の勝負
ではないワケで
そこを愚痴っても仕方ない

結局
高くて無理
だった
最初に見せた
オリジナル商品と
今回作り直したのと
両方に宣伝画を刷って
サンプルを持って行くことに

そして見積もりのブツは
データを直接取って
刷ってみて
それでいまいちなら
紙を変えてみる
と更にややこしくなった

はー
これまでに掛けた労力に
何の対価もないが
ひとつ新しいものができた
それだけでよしとするか
って
何か自分の中ではこの件
もう済んでる気分だな



2011年07月25日(月) 瓢箪からコマ

外側だけだけど
サンプル作りの
大方が決定

結局
大事な部分は温存
どころか
オリジナル商品の
シリーズがひとつ増えて
瓢箪からコマって感じ

正直言って
これまで作った中で
一番わたし好みの
清潔感があってシンプルで
仕様は同じだけど
ひとつとして同じものはない
という出来上がり

やっぱり
素材には拘るべきで
妥協して最初のにしなくて
本当に良かった
っていうか今となっては
言われるままに作って
よく見せられたもんだと
冷や汗さえ出て来る

当たり前だけど
先方はモノ作りの素人で
毛が生えた程度とは言え
わたしはプロ
いろんなものを作って
お金を払って頂いた
過去のお客様にだって
恥じない仕事でなければ

これで堂々と
売りに行ける
一応決まった価格さえ
通るかどうか判らないが
これはもう既にきちんと
商品の顔を持っているので
怖いものはない

んで
もうひとつ別の見積もりの方は
施設長にそれとなく
探りを入れてもらう事にして
はや心は
披露宴のネームカードに

さてさて
どんなものができますか



2011年07月24日(日) 糧の過程

ネットで注文した
紙が届いて
後に引けない
感じになってきた

まあ大げさだけど
これが自分だけの仕事なら
何とでも言い訳できるが
材料費を出してもらうとなると
絶対無駄にできない
ってプレッシャーが

ともかく
やっぱり紙でも
手触り感のある
素朴なのが好きだわー
とか思い
イメージ通りのが届いて
ホッとした

次なる心配は
果たして形にした時に
どんな風に見えるのか
なんだけど
これも
布を形にする時と
同じようなコトを考える

決定的に違うのは
たったひとつのモノ作り
ではなくて
手作業でありながら
極限までクオリティを
揃えなければいけない
ってコト

リメイクでは未だ
そこに行けずにいるが
数を作ろうと思ったら
絶対に必要なはずで
この過程が糧となって
きっとわたしを
大きくするだろう



2011年07月22日(金) 生きたシルシ

せっかくの地デジ化も
最近どんどん
テレビ離れが加速

ゆっくり見ている
時間がない
ってのもそうだけど
意識的に見よう
と思う時でさえ
ただ享受することに
途中で飽きてしまう

これって
小説の類を
読めなくなった頃の
感覚とよく似ている
誰かの絵空事に
乗っかり切れない

そうそう
先日
もうこの日しかない
ってコトで
急遽お出かけが決まり
車椅子を押して
博物館へ行った

ごく地元で発掘された
歴史的にはそれ程
珍しいものではなかったけど
手斧で荒削りされた
檜の井戸の木組みとか
屋根瓦の蓮の花模様とかに
やたら心が躍った

それらには
盛られた人物像や
出来上がるまでの
苦労話ひとつなく
ただ推測される製作年と
確かに人間が生きていた
そのシルシだけ

そこから何を思うか
または思わないかも
見る人次第
無心に見ていたって
空間に満ちる
異質なものを
感じることができる

なんか
そういうのが
すごくよかった



2011年07月20日(水) 傷つく金星

サンプルと
見積もりを持って
お話しに行ってきた

なんつーか
こちらの仕事の
大事にしてる部分を
柔らかく傷つけて来る
その感じがもう
すんごく嫌

だってこれが一押しなんでしょ
そっちがそう言うから
これにしたんでしょ
的ニュアンスで
やっぱり何もわかっちゃいねー
のがはっきりした

ものを見る眼のない人に
解らないのを
あえて解れ
と言うのは無理なので
それを逆手に取って
傷つかずに済むものを
新たに作ることを決意

それは
もし採用にならなくても
いずれ作らなくては
と思っていたので
それ自体に必然性があり
大事にしたい部分は温存


勿論いちゃもんが付いた
別件の見積もりに関しては
もうみんな
卓袱台返し的強行意見で
無理して注文を貰わなくてもいい
って感じだった

それは多分に
折衝するわたしを気遣って
のコトなんだろうけど
お陰で逆に
もう少し粘ってみよう
と思えたのだった



2011年07月18日(月) 中途半端な注文

昨日は
いつにないボリュームで
別仕事をこなし
灼熱のパソ部屋で
汗だくになった

んで今日は
ようやく
注文品のサンプルを仕上げた
もうひとつ別の注文の
見積書は作ってあるので
後は一緒に持って行くだけ

なんだけど
もともとのオリジナルから
アイデアを取って付けた
だけのようで
指定された通りに出来たのは
細かい部分の仕上げとか
どうも納得が行かない

理由があってそうなっている
のを何も解らず
エッセンスだけなので
どこか中途半端な印象
けれどもたぶん
これを見せても
そういう事は判らないだろう

製作者の施設名を
どこかに入れてもいい
と有難いオコトバだが
むしろ
入れたくない
とさえ思ってしまった

けっして
自慢できる仕事じゃない
その気持ちを抑えつつ
どんな内職よりも
遥かに割がいいことで
自分を納得させようとしている

もしこれが
税金じゃなく
自分の腹が痛む注文なら
こんなやっつけみたいな
オーダーの仕方は
絶対にしないと思うんだけど

所詮
施設に仕事をあげる
ってワケなんだろうな
ああ
ブチ壊さないように
せいぜい自重しなければ



2011年07月17日(日) 初めての喪服

昨日は研修のあと
お通夜に参列した

前日の朝に
お父さんが亡くなったと
友人から連絡があり
その日のうちにお通夜かもと
困ったのは
仕事でお世話になっている
息子の喪服の準備だった

数ヶ月前に余命を聞いていて
けれども
予め用意しておくことは
その時期を待っているように思え
ズルズルとタイミングを
逸してしまっていた

なので仕事が終わってから
息子と待ち合わせをし
自転車を飛ばして
ともかく急ぐのでと
あれこれ勧める店員のおじさんを
ばしばし静止しての決定

がしかし
裾上げで預ける余裕もなく
もし今夜だったら
仮止めの布用ノリで済ませよう
なんて思って帰り
どこかに告知がないかと
周辺を見て廻る

何の気配もないので
ホッとして
結局きちんと
手縫いで纏ったのだけど
当日だったら絶対に
間に合わなかったと思う

弱った父の様子を聞いては
何度か準備を考えてはいたが
息子の初めてのスーツ姿と
慣れないネクタイの日が
こんな風にして
やってくるなんて



2011年07月16日(土) のさばる新人

久々の
施設外研修

グループワークの中で
当たったお題に添って
咄嗟に思うことを話す
というのがあり
スーパーバイザーの役をした

どの話しも
現場の実感に基づいて
激しく頷ける内容ばかりで
働く場所や
相手にする利用者は違っても
共有できる事は多かった

そんな中
職員によって
利用者に対する口調や
言葉使いが違うのはどうか
という意見があり
それはひょっとしたら
相手を把握できている
深度によるものかも
とわたし

丁度様子を見廻っていた
うちの施設長に同意を求めると
入って三ヶ月でキレまくり
誰より恐れられている癖に
と揶揄されてしまった
ほほ

ともかく
今日で丁度半年が経過
歳ばかり食っているド新人は
それこそ謙虚さのカケラもなく
のさばっているのかもだけど

相変わらず
研修は楽しすぎて
罰ゲームに準備された
ドリアンに歪む顔を
大笑いして終わったのだった



2011年07月15日(金) エンジン全開

急ぎの大量内職が
終わったらみんなで
お出かけをしよう
なんて言っていたのに

お盆までの指定で
早くから予約のあった仕事が
なんと倍量に増え
置いておく場所がないので
ストップしていたのを
急遽エンジン全開

およそ八畳の部屋が
もう半分以上埋まり
どんどんうず高くなって
うっかりすると
積み上げたのが
雪崩を起こしてさあ大変

肝心の進度は
日割りで数を出したら
決して無理ではないものの
相変わらず
オシゴト未満の方々はいるし
最後まで油断はできない

なんかなー
一般就労は適わないゆえの
施設の仕事かもだけど
納期とか無縁で
やっていける仕事なんて
あるワケもなく

自分が怠けた分
誰かが頑張ってくれている
そういうトコに
もう少し
謙虚になってくれたらなあ



2011年07月13日(水) 豊かさの憂鬱

一昨年
今の冷蔵庫がやってきて
直ぐに氷るんだよ
と知人に話したら
笑われた

それはイマドキ
勝手に氷が溜まる
冷蔵庫だってあるのに
何を驚いているのか
ってコトだったんだけど

この暑い夏もまた
フツーにできる氷を
製氷皿に確認しながら
ちゃんと動いている冷蔵庫が
初めてくれた感激を
再び味わっている

そして
ようやくうちも地デジ化して
相変わらずごく小さな
古いテレビには違いないのだけど
チューナーひとつでそれが
そのまま使えているのが
とても嬉しい

住んでいる間取りが
みんな広くなった
ワケでもないと思うのに
どうしてテレビばかりが
あんなに巨大化しているのか

もし今のが壊れたら
同じような小さい
地デジ非対応のを
またリサイクルショップで
探すつもり

ばんばん不法投棄されている
なんて聞くと
そういうお店にさえ
いずれ置かれなくなるのかも
って気がして
この国の豊かさが
なんだか憂鬱に思えてくる



2011年07月12日(火) 嫌な女

仕事の途中で突然
鼻歌をうたうのに
許可を取ったのか

あるコを名指しで
本人が居る前で
あえてわたしに確認

一瞬意味が判らなかったが
自分が歌うときは
唄ってもいいかと
みんなに聞いてからしてるので
そのコもすべき
というワケらしい

まあ要するに
先日の恨みをどこかで
なんだろうけど
どっから考え付くのか
どうでも良すぎて
呆れ果てる

こんなコトは
正直ほんの一例で
女の嫌な面を
これだけ体現しているコも
珍しいと
つくづく思わされる

どこでこんな風に
捻じ曲がってしまったのか
演技的に謙遜ぶりながら
自分が中心でないと気が済まない
あー
過去にもいたよそういう女

実力があれば
それでも認めるが
問題ばかり起こしていたコが
すっかり落ち着いた今
真っ先に場を掻き回し
仕事どころじゃなくなる

さあて
どんな風に
客観ってもんを
教えてあげようかな



2011年07月10日(日) 女同士

暑さのせいか
頭が痛かった昨日
よりによって
女同士の喧嘩が勃発

わたしが入る前に
そういうコトがあった
と聞いてはいたけど
怒鳴りあいのないまま
一瞬にして始まる乱闘を
初めて経験

原因は直前の絡みだけでなく
もっと以前の
いろんなものを引き摺って
積み重なった
感情のしこりにある

なので今回
きちんと話し合い
謝ったからと言って
それでちゃんちゃん
とは行かないだろうけど

気に入らない相手を
キーっとやっちゃうって
今時子供でも
もう少し陰湿だろうはずで
なんだか逆に
そのストレートさが
羨ましかったりもして

謝りながら泣いているのを
よしよししながら
そのコの中にある
金子みすゞみたいな部分が
すごく愛しく思えたのだった



2011年07月08日(金) 一度きりの瞬間

今夜は
一昨日の事件を受けての
またもや緊急会議

たまたま休日だったので
真相がようやく判ったわけだが
わたしが居れば起こらなかった
と言われると
本当にそうなのか
全く自信がなくなる

福祉業界で長いこと
逆に
ほとんど経験がないこと
その両方に
いい面も悪い面もあり
どちらにしても
慣れてしまうのは怖い

常に事件があった頃を過ぎ
一見落ち着いたかのようだが
他所からの仕事は
次々新しい案件があって
正直気持ちの半分は
そちらに取られている

だからこそ
慣れてもいない癖に
もう半分を
流してしまわないように
自分に喝を入れつつ
話しを聞いていた

一度きりしかない
瞬間の連続を過ごしているのは
それぞれの利用者もわたしも
同じなのだから
大切にしなければと



2011年07月06日(水) 見知らぬ若者

ムスコの誕生日が
近いこともあり
夕べはみんなで外ご飯

仕事が終わってから
そのまま
待ち合わせ場所に
チャリで駆けつける
ってのを
一度やってみたかったのだ

もう今更
わたしの姿を見たって
無表情と思いきや
なんとなーく
照れくさそうだった

それにしても
春からの数ヶ月で
下のコはさらに伸び
今やはっきりと
兄貴よりも大きいのが判る

デカいふたりに挟まれながら
見上げる感じには
なんだか慣れなくて
子育て中のいつだって
想像もしなかった

すごいなー
自分の子供としての歴史が
ふと消え去って
ここで初めて出会った
見知らぬ若者を見るような
不思議な感覚

こんな風にして
分かちがたく
母の懐にいたはずの子は
大人になって行くんだな



2011年07月05日(火) トラップ

冷蔵庫に
入っていたはずの
飲料水の缶が
空っぽになって
トイレの片隅から
発見されること二回

一体誰が
と不思議だったけれど
残りを全部密かに隠し
これでもう大丈夫
と思っていたら
今度はペットボトル

発覚する曜日が
限定されることから
ひとりの名前が浮上
してはいたが
やたらに容疑者扱いするより
ともかく現場を押さえなきゃ
ってワケで

空のにタバスコを入れる
とか
フタに色を塗っておいて
手に付いたヤツを確認
とか
いろいろ盛り上がったが
とりあえず水を入れておいた

すると間もなく
ひとりの職員が
冷蔵庫から何か持って
トイレに入る人影を目撃
その報告を受け急いで
待ち伏せて問い詰めると
あっけなく吐いた

水だっただろう
と聞くと
水でした
ってあまりにも素直すぎて
なんだか拍子抜け
本当に解っているんだか
いまいちよく解らない

それよりも
急いで階段を下りるとき
手すりに袖口を引っ掛けて
大きく破いてしまいガックリ
矛先をどこに向けていいやら
こんなことなら
もっと手酷いトラップを
仕掛けておくべきだった



2011年07月03日(日) 殿様商売

オリジナル商品がらみで
また注文の打診があった

もっともそちらは
材料を全て用意してもらい
こちらは形にするだけ
という
オリジナルにはほど遠い
単純に技術だけの仕事

恐らく世間では
かなりのロットでないと
やってくれる所がない
と思え
ひょっとしたらこれは
意外に需要があるのかも
って気がしているのだが

さて果たして
如何程頂けばいいものか
こちらで手を掛ける段階ごとに
細かく料金を設定して
今後いちいち迷わないように
ある程度の線を決めておきたい

とりあえずは
ひとつ作らせてもらってから
と慎重にお答えしたものの
前回の注文では
そんなに貰うのか
との茶々も入り

やっぱ殿様過ぎだろうか

少し悩ましい



2011年07月01日(金) ドリアンの香り

フィリピンに
里帰りしていた職員が
お土産を持って出勤

なんだか
やたら事務所が賑わっている
と思ったら
笑いながら
お菓子を差し出された

正直言って
定番のドライフルーツの類は
あまり好きではないので
ヌガーのような
紙包みのそれを
むしろ美味しそうと思い
口に入れた

味はなんだか
しょっぱいのか甘いのか
分からないようなのだったが
不味いって感じでもなく
けれどどうやら
周囲の期待した
リアクションではなかった模様

ともかく
食べる前も後も
その臭いがヤバい
とみんなは大騒ぎなのだが
全く気付かずに食べてしまった
何かと聞くと
それはドリアンだった

ええ
むしろどんなにすごいかと
想像していただけに拍子抜け
もう一個注意深く食べたが
多少納豆臭い気はするものの
全くノープロブレム

きっと
生の果実は
こんなもんじゃないだろうが
クサヤとかを
フツーに焼いていた
家庭で育ったので
耐性があるのかもしれず

そしてなんとなく
ハマる要素が解る気もして
何重もの袋に入れられて
冷蔵庫に残ったそれを
再び嗅いでみたりしたのだった


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