日曜月曜と 久々に連休で すごく充実
夏のいいところは 洗濯物がすぐ乾くこと 季節を持ち越した ぶ厚い敷物も 室内の物干しで さっぱりと仕上がった
そして 普通の鍋では 上手くできなかった 鰯の煮物が 圧力鍋を使ったら 骨まで柔らかくなって これからどんどん 活用しようと思った
縫いも まとまった時間で集中 世間では とっくにバーゲン時期で 焦る気持ちを抑えつつ もう少し縫いたい夏物
このまま毎日 家に居られたらなあ と思いながら出勤したけど やっぱバイトは楽しいし 仕事場って感じで しゃんとするのがいい
きっと どちらかだけだったら 有り難味もなくなって 感謝の気持ちも忘れ だらだらと流す日々 になってしまうに違いない
土星は天秤座と 相性がいいらしいけど なんかそんな片鱗を 感じられた気もして
夕べ友人と 映画の吹き替えについて 話して眠ったら 夢の中にキャリーが出てきた
そう SATCの あの日本語版の 気取ったしゃべりに幻滅し とても見ちゃいられなかった
話しの発端は トトロだったのだけど 改めて見て なんか間が持たないっつーか 本当にこれは面白いのだろうかと ふと思ってしまったら イトイさんの声が耐え難くなり
同様に ポニョの山口智子も ハウルのキムタクもで 選んだ責任者出て来い っつー位酷いと思うのだが 忘れちゃいけない ルパンの栗貫から ナウシカに戻り 声って本当に大事なのにね ってワケで
まあそれは ごく個人的な印象に過ぎないので 万人を満足させられるチョイス なんて存在しないに違いない でも 結構重要な要素なのに あんまり語られていないのは なんでなんだろうな
知人は菅さんの声が どうにも耳障りとのコトで あの声が流れていると 言っている内容以前に 聞きたくない と思ってしまうらしい
なるほどなー と 肴はそんな話題と 海の旨みたっぷりの ドデカい岩ガキ でございました
いやー 灼熱のパソ部屋から 足が遠のくこの頃っす
注文の服は昨日納品 ご満足いただいて リメイクされる時の アドバイスなどを少し
実際に縫われるかどうかは 解らないけれど 浴衣をどうにかしたいとの事で 帰り際見せていただいたのが 紺地に小さな白いドットの それはステキなものだった
絵を習われているせいなのか オーダーの生地といい 着物のチョイスが絶妙 服にしたら 元着物とは思えないような所は わたしの好みともばっちり
本当はきちんと お教えした方がいいんだろうし いずれは講座をしたい とか思うクセに なんかいまいち 具体的な方策が定まらない
第一の問題は場所だ 狭い縫い部屋ではダメだし 家にお迎えするってのも 長時間になると わたし自身がなんか苦しくなる
生活の場とは はっきり切替ができる そんな空間じゃないとなー まだ少し 段階が必要かもしれない
寒すぎても暑すぎても 活動力がなくなる
エアコンは使わずに 何とか凌いでいた一階だが あんかけチャーハンの あんを作っている所で どうにも我慢ができなくなって 今年初稼動
天井の換気扇は 中華屋さん並みにごついのに 全く用をなさないので 火を使うのを避けがちになる夏 でもなー 夏こそ余計にきちんと ぐつぐつ煮たものを食べたい
そうだ 窓用エアコンがあるなら 換気扇にも 壁に穴を開けずに 自分で設置できるタイプのが あってもいいんじゃない
隣の家との隙間は 僅かだけれど 何故かついている窓 開けても ただ暗い壁を見るだけで 風すら入ってこない
そこに換気扇を付けられれば せめて窓がある意味も生まれる ってか何で今まで 考え付かなかったのか 調べてみるとあるある
これだ 次にお金が入ったら 絶対にそうしよう 夏はまだまだ長い
今夜は 夕方雨が降ったせいか 外からの空気が涼しい そうそう その雨が上がったあとに 美しい虹が出ていたっけ
上からの三色ぐらいが太い帯で その下からは細いのだけど 全部がくっきりと鮮やかで あんなのは初めてだった なんかイイコトありそうで 気持ちが弾んだ
ボタンとポケットつけは 夕べ完成 ふたつ穴のボタンって ループ式にすると 浮き上がりがちなんだけど ちょっと工夫したら かつてない位綺麗にできた
んで そのボタンを留めると 自分で線を引いた襟と 打ち合わせのラインが 首元を細く華奢に見せて すごく素敵なのだ
同じ形の 朱色木綿よりは 生地が薄く色が濃いので 印象が全く違うのも 実際に縫って 並べてみなければ 分からなかった
こういう発見があるなら もう少し この形を作ってみても いいかななんて 滅多にないことを思ったりして
オーダー品を 試着してもらった
サイズはご希望どおりで ばっちりだったのだけど やっぱり何か アクセントが欲しい気がして つい提案してしまった
で 夏物なので ループ留めのひとつボタン ってコトになって 数あるボタンコレクションから これはと思えるものを ひとつひとつ乗せては お客さんとふたりで吟味した
素朴な絣なので 木製の手作りだと 如何にもになりすぎ 大きいと重いしで悩んだあげく 水牛の角でできた 弥生人の瞳みたいな 変わった形のに決定
それは二つしかないのだけど 艶々した黒い色と 個性的な形が 全体をひきしめて ちょっと都会的で 洒脱な印象に変えてくれる
次いで 別布を入れ口に使った パッチポケットも イメージし易いように 布を折って乗せて提案 やっぱりそれも あった方が絶対に決まる
そして リメイクや古着物について あれこれおしゃべりし あー癒やされた 出来上がりが楽しみ と言いながら お客さんは帰られた
リメイクをしていて いつも感じている ふくよかさや豊かな気持ち オーダーのやりとりが そういうコトの シェアになっているとしたら 最高に嬉しいんだけど
いつもの場所に 自転車を停めるとき その細い道の向こうから 女性が歩いてきた
見知らぬ人と そんな風にすれ違うのは 近づく間に少し気まずい お互い相手の存在が 眼に入っているのを 感じるだけに余計に
だから言って見る おはようございます すると相手からも 同じ言葉が返ってくる ただそれだけでホッとする
逆の時もある 先に向こうから発せられて ちゃんと最初から 用意していたみたいに 自然に応えてみる
若い頃旅行したとき うっかりひとりで 危険な居住区に 入り込んでしまったことがあって 早く出なきゃと焦った
きっとわたしの顔は こわばっていたはずなのに とある家の前を通ったとき 庭に立っていた人から 優しい声で ハローと言われて ふっと緊張が解けた
そのハローは わたしはあなたに 敵意はありませんよ というメッセージだと思えた そんな風に見知らぬ外国人に 声を掛けることができる フランクさが沁みた
もうあれから何十年 この国で この土地に来るまで そんなことは経験がない 都会ではなんだか 周り中が敵みたいに 取り澄ましていた
何故なんだろうな わかんないけど
あーいいわ ほぼ完成
ノーボタンで ってコトだったので もう本当に生地感だけ 野暮ったくならないように 無地を合わせたのが やっぱりすごくよかった
とりあえずこれで見てもらって オッケーならよし ボタンつけも ポケットつけも 後からご希望なら やっちゃうよ
ってワケで ちょいホッとして 3103のみちこちゃん を聴く 初めての時は衝撃だった 今の若いコって すごくいいじゃんて
フジファブリックもそうだけど 言葉に行間があって その中に 言葉にならない 感情が詰まってる
優しさの前に どっかで素直になれない でも思いはいっぱいある なんか こういう部分 いくつになっても わたしの中にもある
命のつながりは 優しくて 悲しくて せつない
最後の花火に 今年もなったな
ちょっと鼻に掛かったような 浮遊感のある歌声 何故かここんとこ急に フジファブリック気分で 調べてみたら 10日は志村君の 誕生日だったんだ
運命が少し先に 何を用意しているかなんて 知りようがないけれど その運命の訳を 知りたいと思ってしまう
きっとそれは傲慢でしかなく 理由なんてどこにもなく ただ受け容れるよりないことが この世に存在すると 思い知らされるダケなのに
でもさ でもさ もし その後は言っちゃいけない 飲み込んで でもやっぱ悔しい
悔しさはなんだか 自分をそのままにしておけなくて ただミシンを踏む 際から数ミリのギリギリを 途切れることなく全開の速さで
全力で走れ 全力で走れ
それはどこかの空に繋がる トランスにも似て
久々に まとまった時間を 縫いに充てながら ここ数日の揺り戻しが
価値観の違う人たちと どう一緒にやって行くかは 日々答えがなく どんなに道徳に反していようが 理解しようとしなければ そこで終わる
わたしは感情的だし 理詰めでも考えるが 好き嫌いで行っても 矛盾してるとか 論理的でないとかで行っても 或いはそのミックスでも 想像力を使わず断罪することは ただ自分を狭く閉じ込める
犯されない聖域みたいな部分は 失いたくないと思うけれど それは別に 違う価値観から 脅かされるものじゃなく 何かの決まりが変わっても 揺らぐ類のものじゃない
だからもう少し ふんわり居てもいいんだ なんて思って 縫いのお陰で ちょっと自分を 取り戻しつつある
なんか こんな事の繰り返しだけど 苦しんだ分 得たものは大きかったかも 誰かのせいにして 済むことじゃないし それも自分の一部分と思って 抱えていくかね
さてさて 大事な日がやってきた
このところの問題 頭を悩ませる というより 心がちりちりとする件に絡んで この機会に話せたらいい と思っていたタイミング
実際的な対処はもちろん 上の立場からでなくては できないコトも含め わたしにとっては一番の 会社の体力はどれ程なのか という心配についても
およそ30分の間でも 初めて解ったこともいろいろで あんなに気が重かったのに やっぱり直接話してみなければ ダメなのだなーとしみじみ
もう憶測で 疑心暗鬼になる必要はない 目標が同じなのかどうか 本当はそこが 知りたかっただけかもしれない
さあて 明日からリセットして 一気に縫い上げよう
いやー 昨日あんな事を書いたら 今日はすごかった
特に忙しい って感じはしなかったのに 丁寧にお試しいただいたら ずうっと動かなかった商品が売れ こんなお店があったんですね と初めてのお客さんから 感動されたりもして
なんかわかんないけど 入り口に導く 見えない流れでもあったのか 打ち水も掃除も いつも通りだったけど 欧米ともアジアとも違う 外国人までやってきた
その人はただ カタコトの英語で 携帯の充電器を探していただけで 残念ながらお役に立てなかったが いつにない訪問者に いよいよこれは本物だ って気がした
だからって わたしの報酬には 全く変わりがないけど 正しい売り上げのために頑張りたい って意識は ちゃんとどこかに 届いているのだと思えた
先日の朝 掃除の途中で外に出たら ウィンドウから 店の中を見ている男性がいた
良かったら触ってみて下さい と勧めると入ってきて ひとつを手に取ったので 次いで お試しくださいと 椅子を持ってきたり あれこれ準備をしてあげた
そして商品について 話しをしていると突然 どうしてそんなに こっち側のことが判るの お姉さんも何かやっているの と聞かれた
子どもの興味とともに 勉強させてもらっている と言ったのだけれど 商品知識に詳しい とかではない感心のされ方が 却って嬉しかった
結局その場では お買い上げにはならなかったが 接客の醍醐味は そういうやり取りの中にある としみじみ
お金には色がない かもしれないけれど もしそれで購入に至ったら きっと最高に価値がある 周囲がどうであれ わたしは常に そういう所を目指そう と思えたのだった
ようやく 解き布がやってきたので オーダー品に取り掛かる もう今月は 本当に苦しいので これが仕上がれば少し助かる
昨日の問題は 何も解決していないが それに関連したことが 新たに浮上 ひょっとしたら いい所取りをしたまま 辞めるつもりかとも思える
ただ本人がいなくなって それで終わりならいいが 顧客を持ったまま かもしれないし 同じやり方を放置していたら 次のモグラが現れるかもしれない
で 変わるにしろ変わらないにしろ 進言はすべきだろうとなって どうもわたしに言われるのが 一番キクらしいので その嫌な役を やらねばならない
まったく気が重い そう思いながら ふと かつての売り場で 震えるほど怒りまくった 消費税負担事件が 浮かんできた
もう名前も忘れたが 観光協会のバカ局長 結局ほどなく 辞めさせられたとか聞いた あの事件に比べたら 過去もこの先も 何があったって 大したコトない気がする
直接自分の身に 降りかかっていない分だけ ずうっとマシだ せめてそう思って 勇気を絞ろう
今日は子どもの誕生日 なので 久々にケーキ企画 そうだそうだ 最近はやりのとろとろ系 チーズケーキで行こう
と できれば 一日気分よく過ごしたかった なのにまた問題が発覚 そうならないように 防衛策を講じたのに 意味が無かった
以前から疑いはあった 着服 と言ってしまえば簡単だが 似たようなことは ひとりじゃなく それとなく発覚しても 放置され続けてきた
きっとまたこれも 真相を究明するどころか 経理が責められ 気付いた人間が 対策を求められて終わるのだ あーもう 本当にばからしい
たかがバイトだし スルーして 自分の時給分だけ 勤めればいい そう思う一方で 信頼できない人と一緒に 仕事をすることが 心に暗い影を落とす
裏で何かできないように きちんと体制を作り直すのは そんなに難しいことじゃない けれども それを続けて行くには 自浄の努力が不可欠だ
いや 本当は仕事なんだから 努力なんてもんじゃない ごく当たり前のこと なのに それができない会社 っていったい
昨日はなんか じっとしていられなくて 野草を探しに出かけた 蛇が怖いので足元を注視しつつ 周囲に何が生えているかも 見なけりゃならないので 結構神経を遣うと思いながら
それで 何故こんなことが楽しいのか ちょっと判った
気分は子供時代 弟や従兄弟たちとか 近所の遊び仲間とかで 葦の剣なんかで ぱしぱし雑草を掃いながら 探検隊を組んで歩いた あの感覚にどこか似ている
突然現れた 地面の大きな穴を迂回したり 登った緑の斜面の先に 綺麗な池があったり 砂に足を取られながら 先にあるはずの海を目指したり 季節の風と太陽を感じ 道端の花や虫に触れる
どこに行っても 何度もそんなことをして 目的地があってもなくても ただ目の前に現れる 未知のわくわくに 満たされるのが楽しかった
あの頃に比べたら 予想外のことなんて そうそうあるワケないし 行く場所は 地図が描けるほど よく知っている所ばかりだけど
でもそれでも 自然は刻々様子を変えて 実際に行ってみなければ 何があるか判らない のんびり自然を楽しむ のとは違って 少し緊張しながら いつもは眠っている感覚も 活用する必要がある
だから そういうことをした後の 満たされ感は 何にも替え難い オトナになった今は 収穫も欠かせないけれど 根っこにあるものは きっと子供の頃と変わらない
穏やかな日々だったのに 先週はどうにも 許せないことがあって またキレてしまった
で それをきっかけに自家中毒 何回繰り返しても 未然に判らないこのパターン 自分でできることを おざなりにして 目の前のことに飲み込まれると 必ず起きるカタルシス作用
要するに あっちもこっちもなんて 器用にはできないが 一方ばかりになると 無意識に 振り子を戻そうとするのだ
そして べしった分の痛みは じりじりと自分を焼いて 苦しいったらない でも これを経過しないと 先には進めない
痛みを感じて初めて 本当は何を望んでいるか を知る どうでもよかったら 痛むこともなく スルーできただろう あらゆることに
それを経過した 後に残るのは 自分の勝手な望みとは関係なく いいようにあれ という 捨て鉢じゃない ちょっとだけ愛みたいな そういう部分だったりする
ふう 数日前に届いた 窓用エアコンの 取り付けを決行
何せ 新たに構築した 下のコの東側の部屋は ただでさえ暑い二階の上 天上が低く狭いので 既に晴れた日は地獄のよう
それに加え どういうワケだか 今年は半袖は着ない とヘンな拘りを言い出したので 死なないうちに どうにかしなきゃってワケで
んで 工事のいらない簡単取り付け ってヤツを調べて購入 以前つけたエアコンふたつは 本体は安かったが 工事はぼったくりだったので 引越し時にも自分で移動ができる ってトコに惹かれたのだ
もっとも 実際はそんな簡単じゃなく やっぱり図を見て理解するのは わたしには至難の技 でもこんなこともあろうかと 上のコに陣頭指揮を頼んでおいたので どうにかこうにか完了
今夜はかなり涼しいので 効果はいまいちだが それでも扇風機に比べたら 遥かに涼しい風が出てきて ほっとひと安心
もうこれから またエアコンが必要なら 窓さえあればこれでおっけー 自分でできるって 本当に素敵だわ
今朝起きると 巣の中のツバメが あっけなく 二羽になっていた
近くの電線には 三羽が留まっていて そのぷっくりとしたシェイプは 先に巣立った組と思われ 勇気の出ない二羽を 待っているように見えた
おー いよいよその日が来たか と嬉しくなって 再び様子を見に出たら もうその時には 巣は空になっていた
近くの家の低い屋根や 電線にも空にも しゅっとした尾の成鳥と まだ首の部分が 赤くなりきれていない幼鳥が 混在していて 賑やかに囀っている
きっと 今日の夕方には みんなで河原へ行って 夜を迎えるのだ チビたちには 初めての大冒険になる
すごいな 当たり前のように 連綿と繰り返される 自然の営みは 誰が教えたワケでもないのに ちゃんと身体の中に備わっている
ひょっとしたら 人間ってやつが一番 自明のコトを失っている ややこしい存在なのかもしれない
ふー ようやく 終わりが見えてきた 再リメイク
恐らく 過去最高に 手間と時間を掛けた それゆえ もう値段など 付ける気がしない
何やってんだかと思うけど 本当は 最初からそのつもりだった こういう 自己満足の極みに いつかきちんと 挑戦してみたかった
時間がない と言いながら それでも毎日少しずつ どんどん過ぎる季節に 数を作らなきゃのキモチを とっておきの一着と 引き換えにして
これが作れた自分は 終わりが来るまで 繋げられたことは きっとこれからの 旗印になるはず
魔法みたいに 出来上がるものなんてない どんなに簡単に見えたって ただ手を動かすことでしか 完成は来ない
それはとても地味で 自分の中を見るダケの 辛い時間だったりするけれど だからこそ 経過したわたしを 強くするのだ
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