今朝バイト先に出勤すると 店脇の細い通りに 壁に貼ってあった沢山の ポスターが千切れて散乱し すごいことになっていた
驚いて急いで目立つものを 素手で掻き集めて 持ったまま事務所に上がり タイムカードを押したのだが 社長以下先に来ていた社員は みんなそこを通ったはずだった
そして朝礼で ご丁寧にも社長様から 貼り方のご指示 曰く 普通は4隅に画鋲だと思うが 真ん中にも と
マジで 気を失いそうになった いちいち言うのもクダラナイが 大きいものなら9箇所は留める でもいくら留めたって 昨日の夕立みたいな雨風なら パウチでもしない限り無理なのだ
それよりも 昨日の5時には既に 雨風は治まっていたはずで その散乱した通りを みんなそのままスルーして帰り 今朝もスルーでご出勤っていったい
自分達だけが 利用するワケではない場所を 少なくとも会社の業務が原因で 汚していることに 無関心でいられるその感覚に なんだかもう 救いのなさを感じる
店は定休日だから 明日出てきたら やらせりゃいい とでも思っていたのだろうが 結局 一事が万事なんだと今更に
ひと通り家事を済ませ アイスコーヒーを水筒に 公園へ出かけようか と思っていたら 友人から訪問の電話
赤木綿のジャケットを 試着させて欲しい と聞いてはいたので エアコンをつけて 外に水を打ってお出迎え
ほぼ生地幅いっぱいに 使っているので 友人にはきっと 大きいだろうと思っていたが 却って華奢さを想像させて 落ちた肩もいい感じだった
鎖骨が覗く襟のラインは 個人的にもタマラナイのだけど 絶賛してくれて 定番化のおすすめもあり 自分用にもいずれひとつ 縫ってみたいぐらい
メンズのお客さんもそうだが 他にはない仕事と 納得して買ってくれる人がいる それはもう 何よりも嬉しいことで 益々頑張ろうと思える
友人から誘われていた ビアガーデンでのイベント
スライドショーと聞いていて どんなものか 予想もつかなかったけど 飲み物各種におつまみも デザート類もあって 細かい点まで よく準備されていた
定員は50名の チケット前売り制なので 集まったのは スタッフの友人知人ばかり でもわたしなどは 初めて拝見するお顔が多かった
思いついてやってみる という シンプルだけど 普通なら それで何に繋がるかとか考えて 潰れてしまいそうなことを きちんと形にするってすごい
但馬ってどんなとこよ というテーマのスライドも 有りがちの郷土愛とかじゃなく そこからいろんなものが産まれる 種が撒かれたみたいに 心の中に落ちてった
降るような星空の下で 小さな屋上ガーデンは そこだけ異空間のように 賑わっていて 明日は少し 違う日になりそうな そんな予感がした
友人が 富士山に登ったそうで お土産の山梨ワインが 美味しいので 飲みに来ないかと電話
かといって 開けたワインを いつまでも置けないだろう と聞くと 今日とか明日 って言うのだった
以前なら 自転車でそう遠くなかったが 引っ越してからは すっかりご無沙汰 この暑さで部屋は エアコンをつけても30度 と聞いてさらに腰が引ける
新しく仕入れた着物もある と聞いて咄嗟に 訪れた別の友人が 銘仙だと着目したとたん 値段が上がった という逸話を思い出した
もし教室を始めたら 出張販売みたいなコトを してもらう機会があるかも と考えつつ それには細かく 着物の種類やら値段やら 適正なように 事前のチェックが必要だろう
そう思うと なんだかややこしく せめてもう少し 勉強して欲しい気もして どうしたもんかな
バイト先の先輩と リメイク教室について 話をした
彼女は還暦の少し手前で 既に亡くなったお母さんは 洋裁をしていて 自分の服を よく縫ってくれたそう けれども 着物を解いて服に という発想はなかったらしい
どの家庭にもミシンが そして裁縫が 女性の嗜みとなった頃 きっと服を作るにも 外国から入った 素敵な生地を選ぶようなのが 一種の憧れだったのだろう
ひょっとしたら そんな時代ですら 着物をリメイクする というのは ごく一部の層に 限られていたのかもしれない
翻って今 自分で縫おうと意欲を持つのは 上の代の普段の着物が遺っている せいぜいアラ還世代辺りで 自分が遺したとしたら もう次の世代には 捨てられるだろうと 危機感を持っている
そう考えると ひとりでも多くの人に リメイクの良さを知ってもらうこと けっしてハードルは高くなく 限られた幅からでも 自由なリメイクをしてもらうこと が急務のような気がして来る
洋裁教室では解決しない コアな知恵に関してなら 少しはお役に立てるだろうか この後に及んで まだそんな逡巡をしながら 少しずつ決意を固めている
さんざ休眠中だったのに あまりにも有難すぎる いただいたオーダーと 新たな課題について うまく消化できないまま 今日は汗だくで 再びパソコン作業
すると リメイクを教えて欲しい との電話 昨年はチラシまで作ったのに 結局一枚も使わないまま 何だかんだ一年近く経過
先日のオーダーで また少し近くなり けれども 打ち合わせのついでの アドバイス程度で終わった
詳しくお話を伺うと 洋裁教室に三箇所通い 着物で服を縫おうとしたが 本を見てもうまく行かないとのこと もうこれはいよいよ 覚悟を決める時なんだろう
問題は場所だ 詳細は後日連絡させていただくとして 以前から浮かんでいた 区の公民館はどうかと考えた 用事の帰りに区長の所へ と思いながら自転車を走らせていると 直ぐ傍に区長が出てきてビックリ
あっけなく問題は解消 半日スパンで借りられて 費用を取るからって その分利用料が 高くなるワケでもなく はっきり言って格安 ここに住んで良かったと ほとんど初めて感じた瞬間
決まらない時は どんなに求めてもダメなのに うまく流れて行く時って こういう感じなのだ なんだか 久しぶりにストレスフリーな展開
高校野球が終わった
特にどの学校にも 思い入れなく見たが 今大会のハイライトは 聖光学園と広陵の一戦だった 荒れる試合が多い中で 美しい という言葉が相応しかった
できれば 決勝戦こそ そういう試合であって欲しかったが 記録的な暑さのこの夏の連戦 全てに締まったプレーは 難しいに違いない
勝ち負けを分けるものは なんだろうかと ずっと考えていたのだが もちろんそんなコトは 単純な理屈や要素で 見切れるワケもなく
ただ 沖縄の興南の 唯一の勝ちに繋がっている 真っ直ぐな ブレない一本線 のようなものを すごく感じることはできた
個が集団に埋没せずに かといって 誰かが浮き上がることもなく なんだか 底にある魂が そもそも違うようで
負の遺産を担っても 沈むことなく 命を輝かせる そういう片鱗はきっと わたし達日本人が みんな持っているはずなんだ
だから
県民ショーではないが こちらに来て 中濃ソースがないのには もう随分慣れた
けれども未だに スーパーに行く度に うーん と思うコトもある 何かと言えば 食パンの8枚切りがない
5枚があるのに 何故8枚がないのか そのせいか我が家では サンドイッチを作ることが ほとんどなくなった
サンドイッチ用の 14枚は売っているのだけど それだと用途が限定されすぎ しかも割高 かといって カットしていないパンだと これまた気分が違う
突然 卵とハムをはさんで食べたい という衝動に 普通に買い置きしてある 8枚切りは まさにピッタリだった ような記憶があるのだが
ちくわぶも売られていないし 桜でんぶは 砂糖がじゃりじゃり言うような ものすごいのしかない どちらも好きじゃないから まあいいけど
なんか 数日ネットに浸っていたら 逆にこんな リアルな局地的現象が 気になったりする
久々の サイト更新は ソーイングバスケットの 直売サイトもリンクした
職人の佐藤さんは 80歳を超えてなお 日々頑張っておられるようで あの暑い仕事場は この夏どんなかと思う
いつまでも現役でいたい とは 誰もが考えるだろうけど 歳を取れば取るほど それがどんなに難しいことか 気持ちはあっても 身体が言う事を聞かないはず
わたしは二つを持っていて ひとつは紐やブレード類 もうひとつは 主にボタン類を入れて 使い分けている
布に合わせるとなると 片っ端からひっくり返して すごい状態になるが 整理はヘタでもとりあえず お針箱に放り込んで 蓋を閉めれば片付いてしまう
一番下地になる 木枠の組み立てから 全工程が 気の遠くなるような 手仕事で出来上がっている
それを考えると わたしの仕事なんて 足元にも及ばないが 縫い部屋の風景には 欠かせないふたつなのだ
昨日の朝は チャリで受ける空気が ちょっと違った
んで 会社に着くなり なんか今日は涼しい と言ったら どこが と大ブーイング
相変わらず暑いし セミはまだ大合唱だけど 夕べからコオロギが啼き やっぱり 季節は確実に動いている
頑張ろう
食器棚の上のリスが こっちに顔を突き出して むくむく身体を動かすのは わたしの手を要求するとき 自分で動かなくても 巣に渡してくれるのを 望んでいる
でもそれは 前触れのない 突然のことではなく 一瞬前に眼が合って そのとたんにお互い 了解ができているから
ただ そんな瞬間が 無性に嬉しくて よおし なんて思う
4日間のお盆休みに これだけは と思っていた 撮影がようやく
いつもの夏空だと バイトから帰る頃は 西側の陽射しが強すぎ 午前中の時間を使える 休日を待っていたのに 連日のどんより曇り
これはゆっくり休め ってコトなのかと 素直に従い それでもちょこっと ページをいじり あまりにも遠ざかりすぎて ヤバい感じに焦り
少し前にも いちから作り直し を試みてはいたが もうそもそも ただでさえ時間が掛かるのに ページに凝るのはやめよう と途中で諦めた
画像も然り 以前からちょっと 丁寧すぎるとは思っていたが 同じレベルで撮ろうとすると 毎日少しの時間ずつで 途方もなく日数が掛かる
ともかく 一連の流れの中で もっとも力を入れるべきは 肝心の製作部分なので それを最優先できるように 構築しなおしだ
ひたすら弛緩 だらだらと 高校野球なんか見る
試合が終わって 両校が整列して 挨拶したあと ばらばらと崩れつつ 何やら言葉を交わしている あのシーンが好き
憧れの甲子園を経験して だからって そのまま野球を続けられるのは きっとほんの一握り 最後の夏が終わったあと それぞれの道はどんなだろう
ある時期 全身全霊を傾けて 生き切ったなら その先が 断崖絶壁に思えても 次の始まりはゼロからじゃない
運命を分ける たった一度の落球や 逸れた投球が その時は死ぬ程の後悔でも 先に花を咲かせるための 大きな力になったりする
なんて思って 半端な自分を 享受しているワケで 生き切るにはほど遠いが
友人へと縫った リメイク服
生地は迷いがなかった とっておきの麻 こなれていてなお張りのある 本当に素敵な生地で 何度も愛でては 形にできずにいたもの
そのさらっとした落ち感を そのまま纏ったような シンプルな羽織ものがいい いつか作りたいと思っていた 襟部分が三角に折れて 肩の決まらない形にしよう
家紋部分を使うかどうか 随分と迷った 初めてのリメイク服で 着る人を選ぶような家紋 けれども 少し外した所に ひとつだけ使ってみると そこにあって欲しい気がした
忘れていたが やっぱり リメイク服は 何か特別なものなのだ わたしがあれこれ作為する以上に 行く先すらも きっと決まっている
そう思わせてくれたのは 受け取った友人からのメール 使った家紋に 剣を加えた紋様が 偶然にも 実家の家紋なのだそう
剣があるかないかで 一見すると 全く別物の意匠なのだけれど 調べてみると確かに そのふたつは同類のものとして 家紋図鑑にも載っていた
剣が取れた三枚の葉っぱ そこにはなんだか 深い意味があるようで このお盆を前にした時期に 何かがわたしに 選ばせたのかもしれなかった
夕べは少し涼しく 扇風機なしで よく眠れた
っていうか あんまり暑いのに慣れて 逆に寒くなったら 身体に堪えそうで 今からオソロシイ
ところで バイトが終わって帰ると 今夜は夕飯いらない とムスコ 何があるのかと思ったら 友達とボーリング
おお よかったねえ 友達は大事だ
それで 二人分だけのご飯を考えて しみじみ 夕飯はいらない って ステキな言葉を 噛みしめた
毎日ご飯を作って それに喜びを感じても こうやって 外に楽しみを見つけてくれて 離れて行く片鱗を感じる方が 何倍も嬉しい
そうして まるで独りで 大きくなったみたいに 社会を泳いで行ってくれるのが 何よりの幸せと思うのだ
夕べの映画 ハチを見たか とバイト先で
悲しいのが解っているのに 見るワケないじゃん と言うと ひょっとしたらの ハッピーエンドを期待した と先輩
結果号泣したらしいのだが 作り話だろうが ドキュメントだろうが 動物モノは 徹底的に避けているわたし やっぱ見なくてよかった
小さい頃から気が付けば いつも犬猫鳥魚が一緒にいて それが当たり前だったけれど 自分が命の責任を負う ということを実感してからは もう本当にダメなのだ
自然の摂理で淘汰される 野生の姿さえ見たくない それは ヘンな話しだけれど ひょっとしたら 人間に対して以上に思う
だから本当はもう 何も飼いたくないのだ
やつらは 個としての意識を持たず 集合魂だって解ろうとしても もし口が訊けたらきっと 痛いとか辛いとか 言いたい時が あるに違いないから
昨日は38度 今日は37度とか 諦めにも似た 脱力感が襲って来る
もうこうなると 午後の陽の当たる 玄関土間は地獄 エアコンをつけて 開け放すよりも 途中の窓やドアを遮断して 扇風機で我慢する方が マシかもと思えてくる
せめて そんな中前向きに 太陽の恩恵を受けたいと 安売りの椎茸を見つけては せっせと干している 肉厚のどんこは高いけど 自家製ならめちゃお得だ
それにしても いつもの夏なら やたら素麺の出番が多く 頭に濡れタオルなんか 巻きつけて凌いだのに 今年はまるで違う
暑さに鈍くなったワケじゃなく あまりにも暑いので ともかくいつも以上に ちゃんとしなきゃ の意識が強く 料理にも力が入る
なんか 今更だけど 子どもにご飯を作るって 幸せなことだ
オトナは勝手に 好きなもん食べればー とか思うし 大きくなった子ども達にも 全部の食事を 面倒見るワケじゃないけど
あれこれ考えて手を掛ける それは義務感からではなく 攻めにも似た すごく前向きな行為で 評価とか労いを求めることもなく ひたすら毎日毎日
この感覚って 愛 としか表現できないかも
はー 夕べ終わったのは 10時を過ぎ ドロドロに疲れた 腰も死んだ
初っ端から ムカつくことがあったけど それは 今に始まったコトじゃないし とっとと忘れるべく 気分転換に料理
少し前に 鰯の梅煮を作ってから 折角頂いたものの 全く活用できていなかった 圧力鍋が俄然マイブーム
魚が骨まで 柔らかくなるのが感動なら 煮ている間に 部屋まで煮えないのが この猛暑に最適
それで今日は まず豚の角煮を仕込み 朝のうちに頭と内臓を取って 塩水に漬けた鰯の頃合を見て ヘルシーレシピの オイルサーディンを作る予定
材料の量によって 大小二つの圧力鍋を 使い分けられるのも嬉しく いろんなごちゃごちゃ気分も 一緒にぎゅっと閉じ込めて スッキリ美味しくしちゃうのだ
お祭り出店では 姉妹兄弟で それぞれ 自分の欲しいものを 物色する姿がよくある
女の子三人に はさまれた男の子は お姉ちゃん達ばかりずるい とゴネにゴネて ひとりでお祭りの道を 戻っていった
少しして 姉妹に何か言い置いて お母さんがその後を辿り 手に風船を持った 男の子と 一緒に戻ってきた
不安そうだった姉妹は ほっと安心して笑顔 お母さんは終始 静かで涼やかで 夏の子育てとしては あっぱれな姿だった
だってさ 二人を連れていたって 決まったの あんたはどれにするの 聞いているだけで 頭の上をハエが飛んでいるような 煩いハハが多いのだ
それが ひとりで四人の子連れ 女ばかりの中で 主張しなきゃ埋もれそうな 男の子に納得するが それは傍から見ているからで 渦中に居たらと思うと
暑い夏 子どもが犠牲になる 可哀想な事件が多い中 ホッとするようなシーンに ちょっぴり救われた気分
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