ずうっと預けていた 古いギターのリペアが ようやく出来上がった
いちど剥がしたピックガードを 無理を言って もういちど貼り直してもらい ペグは新品に替わり 見違えるように 綺麗になって戻ってきた
折しもクリスマスで もう今更プレゼントでもないが 年明けになると言っていたので さぞや喜ぶだろうと いらないケースをつけてもらい 背中にしょって 自転車を走らせた
その音は如何に と思ったのだが 随分放置だった割には なんだかとても美しく響き 常聴いているモーリスに比べると また少し違った個性ながら 遜色ないような気がするのだった
あくまでもモデルなのに 鳥がハミングする その名前に相応しい音で 本人も押さえの細かいテクの ナントカがやりやすいとか 判ったようなことを言っていた
何度も催促されていた 懸案事項が片付いてひと安心 っていうかそれよりも やらなきゃいけないことを きちんとさらっておかなきゃ 日々は矢のように過ぎる
昨日 グレゴリオ聖歌を 唄っていたことがある という人と出会った
ネウマ譜ではなくて 普通の五線譜に直した楽譜を 昔持っていたそうで 勉強しないと到底難しい と思っていたのが 少しハードルが下がった気分だった
某コミュニティの中に 詳しい人の集まりがあって 一時はそこで 実際に唄うことが 実現しないかと思ったのだが そういう志向ではないようだったので とうに退会している
んで この地にある カトリック教会がらみで ひょっとしたらと考えたりしたが 参加したミサでは 日本語の賛美歌のみで カトリックだからといって イコールグレゴリオ聖歌とは 行かないようだった
最古の音楽といわれるそれは 閉じられた空間で 選ばれた人たちだけによって 唄われていたために 伝道的な意味を持つ賛美歌とは 一線を画していたのかもしれない けれどもその分 いっさい伴奏のない旋律は 遥かに神様に近く響くような気がする
折しもクリスマス前のこの時期に ひょっとしたら 唄うことができるかもしれない という思いが再びやってきて なんだかわたしを ドキドキとさせるのだった
時折夜に電話がきて 年若い友人の ごちゃごちゃになった頭を 整理するのに付き合う
かなりややこしい状況になった そのきっかけ経緯を含め ただ実際にあった事実以外に 自分の頭の中で いじってはともするとマイナスの 可能性に引っ張られ それに耐えられず動き 結果もっと状況を悪くする
何かを放したい衝動は 誰にもあるだろうけれど それを独りの中で どれだけ保っていられるかは かなり個人差がある 保ちすぎても 内側から自分を壊すこともあるから バロメーターは一様ではないのだが
友人を苦しめている 思い癖や行動パターンは 人から好かれたい 認めてもらいたい という およそ操作できない 他人の心を頼りにしている そこを目標にする限り たぶん苦しさは変わらない
放すべき一番の根っこは たぶんそこだ 簡単には判りようがなく 変えることもできない 他人に振り回されて いつまでも揺れるだけで 肝心の自分を どう扱っていいのか 持て余してしまう
どうせマイナスを考えるなら 自分なんていなくても 世の中は回って行くし 陽は沈みまた昇る そういう極端なところから 始めてみるのもいいかもしれない
2008年12月15日(月) |
名前のないわをんメイド |
しばらく続いていた 日曜出勤が ようやく終わった 酷いときには 昼抜けなしの 10時間連続労働とかで もうリズムを作るどころか 崩壊した日々だった
結局今年の更新は4回 うち一回は まだ今のバイト以前だったので 二重生活では10ヶ月で3回 その間わくわく市が一度あり オーダーの服と自分用と トータル製作数は昨年と比較したら やっぱり少ないかもしれない
オークション売りから サイトに戻って ひっそりと進んだこの一年 来年こそは 実際に見てもらえる商品を 他所に出せるように もう少し頑張りたい
未だに ネームタグもついていないけれど それでも わをんらしさが どこかに感じられればいい そのらしさという点では シンプルになりがちな服には いまいち発揮しきれていないのかも
課題はいろいろ 当面は組紐持ち手シリーズの バリエーションを増やそう それから ずっと後回しになってしまっていた 藍大島で綿入りのベストを作って 父に贈ってあげなきゃあ
昔よく一緒に遊んでいた ゲイの友人が夢に出てきて イッコーさんのショーに誘われた
そこでわたしは ブランドの高価なバッグをプレゼントされ 気持ちはすごく嬉しかったのに 素直にそれをもらっていいのか いろんなフクザツな想いで 断ってその後悲しくなった
疲れている
昨日突然 宿泊費は出すから 城之崎に一緒に泊まって欲しい なんて申し出を受け 無理だと言った後 ぼーっと温泉泊できたらいいなー なんてシュミレーションをつい
その繋がりの夢だったかもしれない
最後の更新作業は今夜 予定をどんどん内輪に変更しなおして でもそれも今のわたし 来年はもう少し うまく生きられるといいな
しばらく前 裁縫のテクを いろいろ調べていたら ボタンホールを開けるのに ノミを使うというのがあった
各種洋裁の本にも ミシンについてくる説明書にも 待ち針で留めた所まで リッパーで切れ目を入れる ということしか載ってなく 実はその切れ目が どうも気に入らずにいたのだ
我が意を得たりと 早速この家にあった 古い道具箱の中から 幅の違うノミを2本出してきて 錆ついたのを丁寧に砥いで 金槌でスコンとやってみると 見事に綺麗なのが出来上がった
それで満足していたら 後日道具類を調べるうちに 何とボタンホール用の 専用のノミが存在するのを知り唖然 そうだよなー 大工道具を使うってのも 考えてみたらかなりの力技に思える
専用というからには それなりの違いがあるんだろう 興味は残しつつ けれどもとりあえず 使えるものを使えばいいか ってコトで 自分を納得させていたのだが
昨日今日と 片付けの鬼と化していたら リスが巣材取りに ボロボロにした箱の底から 随分前にどっかからもらった 裁縫セットが発掘され 蓋を開けるとありました ピカピカのノミふたつ
誰かいいひと 紹介してくださいよ
というコトバから 話は展開し ふつーに飲んでるダケで そういう出会いはあった とは この地で青春時代を過ごした 先輩の弁なのだが
少なくとも今は いかにも若いあんちゃんか ずっと年輩かで その中間世代を 見かけることがない という結論に達した
先の言葉を発した Uターン組の彼女より 少しだけ年上の 結婚を意識できる ズバリ30歳前後は ひょっとしたらほとんど 都会に出てしまっているのかも
いや恐らく 人口分布とかを調べたら いないはずはないのだし たぶん行動範囲が 決定的に違うのだろう とは予測がつくので 河岸を変えてみたら 程度のアドバイスで終わったが
あーでも よく考えてみたら Uターン以前だって 出会いがなかったってのはどゆことよ その突っ込みを忘れてたね 落ち込まれそうで よう言わんけど
まだそういうタイミングが 来てないダケなんだろうきっと
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