ゆりゆり日記
こうのとりの郷豊岡より
そこで出会うすべてのひとと
日々の想いの種が
なににつながりどこへ行くのか
未来へ続く今の日記

2008年07月31日(木) カンフル剤

縫いをよそに
コツコツと
密かに進めていたことに
ようやくキリがついた

その解放感に満たされ
夕べはタイミングよく
招かれた友人宅で
最近にない位
沢山おしゃべりをして
お酒を飲んだ

んでなんか
あらためていろいろ
自分を労ってあげて
友人にも
それを強要したりした
いやもちろん
友人への労いも忘れずに

でも結局
その傍から
もっと現実的に
判り易いとこで
ちゃんとやらなきゃ
の思いも
ぐじぐじ湧いてきた

ダメダメなこの頃
そんな自分へ
ちょっと刺激となるように
和裁関連の本を一冊
はあ
新作アップはいつのことか



2008年07月29日(火) パイプ役

なんだか
地下に潜っているような
感じのするこの頃
突然大家さんから
大雨を心配して
電話が掛かってきて驚いた

心情的な部分で
それを受け止め
お礼を言いながら
だからって
何ができるワケじゃないけれど
という言葉に
それはそうだろうなと
冷静に思っていた

たぶん
この家にわたしがいることで
ここで亡くなったひとと
息子である大家さんの
現実的な繋がりが続いている
それは確かなのだろう

一方で
それは
形を変えることもあるだろうし
わたし自身
ずっとパイプ役を
努め続けるとも言えない

何かあるたびに
他に選択肢がないだろうかと
揺れながら
引き算で居続けている
そのことを
あらためて考えた

壊れた身体とともにあるように
この家のあらゆる不具合を
じねんのこととして
またゆるゆるやっていこう
それは覚悟なんて
確りしたものではないけれど
少しだけ自発的な思いかもしれない

新しく起きた問題はありながら
そのことには触れずに
電話を切ったのだった



2008年07月26日(土) 矯正

先日の休みに
整形外科へ行って
ズレた骨画像を見せてもらい
他人からは
あまりよくないと聞いていた
牽引なるものを体験した

温めながら
ゆっくりと
ぎりぎりと
強制的に負荷が掛かる感じは
意外に悪くなかった

お陰で
眠りが深くなったし
朝起きたときの
泥にはまったような感じが
随分と軽くなった

抜けない疲れ
みたいなのは
仕方がないものと思って
焦点を当てないようにしていたけど
骨のズレからきていた部分が
大きいのかもしれない

医者からは
安静にしているように
とのことだったが
それで生活できれば
苦労はしないってワケで

新しい人員も
ぬか喜びに終わったので
ミシミシと
骨を伸ばしながら
頑張るしかないな



2008年07月24日(木) 休日の匂い

夕べは早い時間から
今朝は目覚ましも掛けず
ひたすら眠った
とは言っても
この暑さなので
けっして快眠ではないけれど

んで
遅い朝ごはんにと
バナナ入りのスコーンを焼いた
こういう小さな事が
休日気分に浸る
ポイントかもしれないと
香ばしい匂いに思う

さいきん
どうも
モチベーション下がって見えた子と
ちょっと核心に触れる話もして
なるほどと納得
だからって
こうしようかという提案は
却下されたのだけど

外側には表れないとこで
本人もいろいろと
考えているのだろう
そうして
立ち止まった時に
初めて見えて来るものもある

よおし
今日は久々に
焼きおにぎりを作ろう
早くひっくり返そうとあせって
いつも網にくっつけちゃうから
じっくりゆっくり焼いて
こげたお醤油の匂いを
部屋中に満たそう



2008年07月23日(水) 潮目

結局
縫い始めたのは
自分用の服だった

外に出る日が多いので
洗い替えが何枚も欲しい
以前縫って
出番のなかった服も
今年はばんばん着ているのだ

先日
あのメーカーの服を見てから
最後に少しだけ残っていた
既製服への思いは
すっきりさっぱりなくなって
もう
着るならリメイク服しかない


なのに時間は思うようにならず
身体もキツくて
ギリギリ感はマックス
でもそれは
自分次第ではどうしようもなく
オーダーを受けるのも
これじゃあ無理だと
コンテンツのリンクを外した

でも今日
もう一度稼働時間の確認があり
ひょっとしたら
もうひとり
バイト先に人が来るかもしれない


まあ
以前一度採用になった人は
数日のご縁だったので
安心はできない
神様のちょちょいがどう出るか
どうなるにせよ
つま先まで痺れるようになった足を
治さなきゃいけないな



2008年07月21日(月) 38℃

なんか
暴力的に
いろんなもんが
奪われて行くかのような
この暑さ
やばいっす

んで
せっかく
思ったより
早く帰れたのに
帰り際
つまんないことに
ぶちキレて
とほほなぢぶん

んで
切り替えないと
今日の残りが
有意義に
使えないぞ
と思っていたら
寝てた
いつの間にか

はあ
連休が欲しい
じっくりたっぷり
縫いに時間を傾けたい

てなこと
言ってるばやいじゃない

早めに夕飯済ませて
少しでも
縫うとするかな



2008年07月19日(土) 既にそこにあるもの

この連休に
とあるメーカーの
オリジナルの服を見に行く
という企画を以前からしていて
なのに
休みが取れそうにないので
半日だけ時間をもらって出かけた

んで
その服は
かなり熱心なファンを持つ
素材からこだわって作っている
というもので
それなり素敵ではあったのだけど
実物を手に取った感じは
意外にも薄い印象で
そのことに戸惑った

服は素材でほとんど決まる
ので
こういう布があったら

考え企画し
手間暇掛けて
素材を作り
服に仕立てる
というのは理想だと思う

それらは
自然素材の木綿や麻
ガーゼのように柔らかかったり
ざっくりと織り感があったり
どれも
手触り感たっぷりの
肌に心地よいものばかり

なのにわたしは
自分でも驚くほど
あっけなく飽きてしまった
そして
築200年という家の
さっぱりとした廊下の木肌や
黒々とした梁や
そこを吹き抜ける風を味わった

それらだって
もともとは
新しく作られたものだけれど
今は
最初からそこにあったみたいに
存在していた
もうこの現代では
絶対に作れない材によるものだった

そのスペースの持つ
膨らみや豊かさは
逆に
今新しく作られたものの
薄さや貧弱さを強調してしまって
単純なわたしは
より深いものの方へ
引き寄せられた

だから
だからこそのリメイクなのだ

あらためて思った
それはずっと自分のなかにあったのに
考えうる一番の今の服を
スケールとしてあてたら
どう感じるのか
確認したかっただけなのかもしれない

ばたばたと
忙しい移動になってしまう
そう危惧したのがうそのように
ゆったりと癒されて
貴重な時間を過ごせたのだった



2008年07月17日(木) 縫いトレ

飛ぶように日々が過ぎる
直ぐにでも
アップできるつもりでいたのに
一週間ぶりに取り掛かる
松柄のワンピース

間が空いて
折角考えていた手順が
すっかり頭から飛んで
手縫いで纏った箇所が
もっと後でいいことに気づいた
はあ

新しい試みがひとつ加わるだけで
全体を編成しなおさなきゃいけなくて
相変わらずこの道に関しては
いつまでも慣れない
っていうか
あえてそういう方向を
選んでしまうワケだが

まったく本当に
付き合い辛いよジブン

でも
どんなに他の仕事が楽しくて
発見の連続だとしても
受けたことの結果
そうなっているだけなので
このことが
どうしても必要なのだ

静まった水面に
あえて波風立てて
ざぶんと飛び込む
それで
まだまだ
泳ぎきれないことを確認し
ダメな自分にがっかりする

わたしを鍛える
最高のトレーナーは
自分自身なんだろう
到底手が届かないところを
要求するワケじゃなく
かといって
ずるずると安住することを
よしとしない

少しぐらい手こずっても
こいつだから仕方ないか
なんて思って



2008年07月16日(水) 夏の休日の服

暑くなると
他の季節よりも
いっそう
黒っぽい服が
気分になる

紫外線を吸収しにくい
という
実用的な面よりも
そういう服を着て
飴色に艶のある木の床の
カフェだったり
陶器を並べるお店だったり
を訪れるシーンが浮かぶから

お店は他にも
雑貨屋でもなんでもいい
直に床に置かれた籠に
普段使いのグラスなんかが盛られ
足元にも注意を向けながら
冷房の効いた
ひんやりした空間を
コツリコツリとゆっくり歩く

そのときには
スカートでなくてはいけない
ワンピースでもいいが
ともかく丈は
ふくらはぎの下まであり
例えば少し屈んで
グラスを手にしようとすると
飴色の床に
濃い色の裾が接して広がる

ただ
訪れる空間のイメージと
その時着ているものの
膝から下あたりが
夏のワンシーンとして
フラッシュバックのように
繰り返し出てくる

たぶんそれは
夏の休日なんだろうと思う
何と言うワケでもなく
都会に出かけ
素敵なお店をいくつか覗き
透明な氷を
カランとストローで回して
アイスコーヒーを飲む

そういうときに
誰に見せるためじゃなく
ひとりの自分を楽しむために
相応しい服がある
裾廻りから
パンしていかないのは
いく通りもの服を
縫ってはそこに
当てはめるためだろうか



2008年07月13日(日) オリジナルとは

昨日は
お休みをもらって
着物リメイク展を見に行った
ひとくちにリメイクと言っても
中にはあいたたなモノもあるので
正直あまり期待していなかったが
すごく良かった

何が良かったかと言うと
いわゆる洋裁的な作り方ではなく
並幅をそのまま生かして
ちょっとしたアイデアや
生地合わせの工夫で
いろんなバリエーションが生まれていた

けれども
作者にお話を聞くと
そういうリメイクの教室に
もう10年も通っていて
オリジナルの形を習い
しかもデパートで販売するときには
先生にもマージンを払うのだというので
ちょっとびっくり

そういう世界があるんだなー
お茶やお花みたいに
上に行くにはお金がいる
ってホドではないにしろ
なんだかすごく日本的な
縛りの臭いがして
まずわたしなんかには向かない

んで
もし同じ形を作りたいなら
まず買って
それをばらして
型紙を取りなさい
とその先生は言うらしい
ただ見て盗用はあかんよ
とそういうことなワケだ

オークションなんかでも
本に載った形そのままを
堂々と作って出品している人もいるが
じゃあそもそも
本当のオリジナルって何か
となると
その判断はすごく難しい

でもいつも思うのは
どんな形でも
きちんと
その人のものになっているかどうか

自ずと出来上がった服から
漂って来るんじゃないかと

すごく縫うテクニックがあって
素敵な形を取り入れて作って
さあできた
としても
本当に自分で作ろうとしていなければ
何点作っても
しょせんは借り物の形以上に
広げることはできない


それでもそれを見て
ああステキ
と思って
買う人はいるかもしれないし
そういう売り方をして
嬉しいと思えるならそれでいい

ただそれだけのこと

わたしは思ってしまうのだが
理想論に過ぎないだろうか



2008年07月11日(金) カッコイイ娘

7時にバイトが終わって
お腹空いた
よりも
とりあえずびーるだ

コンビニに直行

ヤツらには
アイスを選び
ふと見ると
なんだか
知っている人のような気がして
思い切って声を掛けた

最近こんなのばっかだけど
今日はバイト先のお客さん
少し前に
ちょっと大きな買い物を
注文してくれたのに
お渡しする時に
わたしは会えなかった

どおその後?
と聞くと
晴れた日は
堤防に出て頑張っている
そうだった
ブランクが長すぎて
取り戻すのが大変らしい
詳しくは書けないケド

彼女は
涼やかですごく可愛くて
性格も良さそうで
そんな娘が
とあるモノを手に
堤防に立っている図は
想像するだけで
なんだかとってもカッコイイ

なんで彼氏いないかなー

密かにおばさんは余計な心配
でも逆に
ヘンな男に掴まらないよう
きっちり自分育てに
励んで欲しかったりもする



2008年07月10日(木) 松柄のワンピース

週に数日の出勤だった頃でさえ
うまく使えなかった時間を

さらに細切れになったシフトで
上手に使わなければイケナイ
と毎日毎日思う

今日は休みが取れて
用事はなにもなくて
貴重な丸一日
なんかそのことに
コーフンしすぎて
朝から何を縫おうか
辿っては描きなおしの繰り返し

もうすぐ出てきそうなものが
喉元までいっぱいになって
こういうとき
ともかく縫い始めてしまわないと
やばいループに
どんどんはまる

んで
窮地に追い込まれると
頭で考えていたこととは
全く別の方向に
動き出してしまうのは
いったい何故だろう

わかんないけど
突然ワンピース
すごく素敵な松柄の絹地で
麻の羽織ものに
組み合わせた画像が
バンと浮かんできてしまったので

夏が過ぎないうちに
溜めないように
順次アップできるといいが



2008年07月09日(水) ピンポイントの偶然

いやーびっくり
豊岡に来て
もう8年目に突入したのに
連絡を取る事はおろか
偶然会うこともなかった人と
今日20年ぶり以上の再会

そもそもは
短大を卒業してから
最初に就職した会社で出会った
友人はまだ学生だったが
バイトでやってきていて
当時付き合っていた彼女が
わたしと同じ課にいたこともあって
何人もの仲間と一緒によく遊んだ

時は流れ
いろんないきさつを経て
自分が豊岡に行きたい
と考え出してから
なかなか住む家が見つからず
ふと思い出したのが
友人のことだった

彼は大阪で就職したあと
郷里に帰ったのは知っていた
それがたまたま豊岡だったお陰で
ようやく引越し先が決まったのだ
もう本当に
針の先ほどの
ピンポイントの偶然が
重なったような出来事だった

そんなリンクにも係わらず
越してからも
不義理を重ねていたワケだが
レジに並ぶ彼に
迷いつつ声を掛けたら
なんか一気に
長いブランクが吹き飛んで
いろんな事を思い出した

女ばかりの中に
ひとり入って
何の違和感もなく
一緒に旅行できるような
ちょっとどぼちての
得がたいキャラは
年齢を経て
さらに磨きが掛かったようだ

少し背を屈めて歩く
変わらない姿に
今度飲もうね
と言ったそばから
あまりお酒に強くない彼の
眼のふちを赤くした顔が
浮かんで来るのだった



2008年07月08日(火) 片袖分のリメイク

トリコロールカラー
ではなく
麻のクロス
でもなく
全く別の生地で
初めてのアイテムを
試作している

縫い始めるにあたり
いろいろと調べてみると
その昔
女性が自分の着物の
片袖をソレ用に男性に贈った
なんてお話があり
コアな愛用者も増えているらしい

どうせ作るなら
サイトでも展開
と思うものの
あまりに唐突すぎて
そのコンテンツを
どう加えたらいいのか浮かばない

なので
以前から男性向けに
リメイク服をと思っていた事だし
ここはひとつ定番として
作務衣を作って出したら
先のアイテムも
必然を持った繋がりで
一緒にイケるのではないかとか

んで
何かと言えば

越中ですが

縫うものが変わると
これまでの布に
また
新しい光があたり
いわゆる和っぽいものにも
手を出そうかと思えて
これはこれで新鮮

まあ
もう少し
褌モードに浸ってみるかな



2008年07月06日(日) 楽しい仕事

夕べは
久しぶりに
友人とお酒を飲んだ

お気に入りだったお店が
随分前に移転して
団体さんの声が反響する
居心地の悪い場所になってから
ここ
という所が見つからなく
昨日はチェーン店系に入った

普通なら
とうに混雑する時間だったのに
そこは驚くほど空いていた
けれども
メニューはいろいろと工夫されていて
いつも混んでいる他店に比べても
こだわっている感じがあった

そして
働いている人たちが
やけに人間臭い顔で
厨房からカウンターのお客さんに
話しかける様子なんかを見ていて
以前からこんなだったろうかと
なんだか不思議に感じた

もうほとんど人がいなくなり
退散した方がよさそうになっても
まだ大丈夫ですからと
優しい笑顔で勧められ
ついつい注文してしまった
そして遅い時間になっても
スタッフ同士が
本当に楽しそうにしていた

お客さんがいなくても
いつもそんな感じなのが伝わってきて
仕事って
まずは人間関係なのだなー
としみじみ思えたのだった



2008年07月04日(金) 広幅

暑いので
まずは自分の服がなきゃ

麻のクロスを広げて
あれこれ思案

その生地幅たるや
着物の並幅を
3枚繋げたより長い
なんかもう既に
縫わずして
ほぼ出来上がっているかのよう

こんな世界があったとわ

っていうか
フツーに洋裁してる人は
90センチとか120センチとか
そういう広いとこから始めるワケで
それってもう
うそのように楽チン

パンツは
ヘンなとこで接がなくていいし
スカートも
ためらいなく最初から
フレアーのラインが取れる

うーん
っていうか
それに比べたら
遥かに手間が掛かるぶん
もっとリメイク服は
高くていいんじゃないかとか
思う
ホントに

なんか
愕然としすぎて
縫うのが嫌になって
結局
去年作った麻のリメイクパンツを
さらにリメイクした

はー
さてどうするかな
明日また考えよう



2008年07月01日(火) 和風トリコロール

夕べと今夜と頑張って
ようやく片付けがほぼ完了
ほぼっていうのは
捨てる予定の大量の布が
デカ袋に入って
鎮座しているから

それはまた明日にでも
小分けにして
夏の廃品回収を待つことになるが
布には少しお金が出て
区の収入に加わるので
ちょっと思い切ってまとめてみた

友人作の棚は
イイ感じに鎮座し
同じ友人からもらった丸い座卓も
二帖の畳に配置
それでもまだちょっと
余裕のあるスペースは
お茶の一杯も出せそうだ

んで
次に縫おうと思っている
麻や木綿群を椅子に積み上げて
紺と白と赤の
まるで和風トリコロールのような
これまでにない色に酔い
どんな風なシリーズになるかと
早くもワクワク

自分用のも作りたいが
サイトに載ったのも見たい
思うように
自分の世界を展開できる
という点では
展示会とは別の楽しみがある

それで作ったものを
ここで
注文にやってきたお客さんに
見てもらえたら
また参考になる形が増えるしね


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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