ゆりゆり日記
こうのとりの郷豊岡より
そこで出会うすべてのひとと
日々の想いの種が
なににつながりどこへ行くのか
未来へ続く今の日記

2006年12月31日(日) 一緒にいること

毎日子ども達と一緒に
自転車軍団と化し
僅かながら欲しいものを買ってあげて
DVDを観て
美味しいものを食べる

のんびりと休みに徹していたが
ふと
箪笥の中を整理する気になり
それから勢いで
二階の本棚や
子ども達のおもちゃを整理
数年前のふたりの歴史を見ると
いつになっても
少し前のふたりのことが
記憶からこぼれていて後悔する

けれど
後悔できるのは
進んできた今があるからだと解っている

おちゃらけて調子ノリノリで
勢いで失敗をやらかす下のコと
そういう弟に
口下手で控えめと表現される上のコと
まるで
わたしの弟達のような個性のふたりは
一緒にいて本当に飽きない

それぞれが生まれたとき
人生で味わったことのない幸せに包まれた
けれど今
あの頃より
ずうっとずうっと幸せだと思う



2006年12月29日(金) リスの自立

昨日降った雪が
まだ屋根に積もったまま
暖冬だとばかり思っていたけれど
季節らしく空気が変わった
家の中は
小さな電気ストーブと
ホットカーペットにプラスして
ようやくコタツ布団をセッティング

それはぬくぬくと心地よく
家族みんなが離れがたくて
交代でうたた寝をしてしまう
遅くまで集った夜に
ふと下のコが
なんか大晦日みたいだと言った

そうやって寛いでいるわたし達の上を
びょんびょんと忙しく
リスが走り回る
冬眠させないように
下のコがお小遣いをはたいて
ケージ用のヒーターを買ったのだが
やつは勝手に部屋の中に
新しい巣を自分で作ってしまった

ストレスを溜めないように
ケージの外で遊ばせることを繰り返していたら
そのうち
流し台上の造り付けの食器棚へ
せっせとティッシュをちぎっては
ほっぺに一杯詰めこんで運ぶようになった
片側に寄せたきりのガラス戸の向こうには
うず高く積まれた白い山ができあがった

大して暖かくもない部屋の中
昼間はめいっぱい飛び回って
その巣をはじめ
あちこちに餌を隠し
夜はごそごそとティッシュ山に潜り込む
そうやって朝何食わぬ顔で起きてきて
大あくびとのびのびーをして
また新しい一日を始めるのだ

動物は飼ってみないと解らない
とはよく聞くけれど
群れを作らず単体で生きる栗鼠は
なるほどこんなにも自立的だった
今年の春に産まれたばかりの個体でも
限られた環境の中で
己の本能を精一杯生かしきっている

人間だって
一緒に暮らして初めて解ることがある
子ども達との生活は
わたしにとって根底からの力になっているけれど
果たして
ふたりの個性を
妨げずに生かすことができているのか
ふと考えたりするのだった



2006年12月27日(水) 怒涛の果て

先週は怒りの日々で
気がついたらいつの間にか
クリスマスが終わっていた

わたしはもともと熱い人なのに
ややこしいのは苦手で
そういう局面を
避けることの方が多かった
腹を立てて相手にぶつかるには
相応の期待があってこそ
エネルギーが湧くというもの

今回の一連の流れは
自分の権利を守るためのはずだったけれど
結局肩透かしのように
振り出しに戻っただけに終わり
何が残ったかというと
意外なほど
売り場に寄せる思いが
自分の中にあったのだという気付き

それは
明日にでも引き揚げる覚悟があったのと
同じくらいのベクトルで存在し
これまで何度も
売り場を離れようと考えた時とは
また少し違った感覚だった

どんなにあの場所で
自分のしたいことができていないと思っていても
それまでの限界を常に押し広げ
あそこでなければ経験できない
緊張感やプレッシャーをはねのけてやってきた
仲良しクラブ状態だけでは
到底達成できなかったろう
驚くような成果も手に入れた

わたし達でなくても
また違ったやり方で
もっと成果を上げることができたかもしれない
けれど
わたし達だからこそ
積み上げられたひとつひとつの小さな事柄が
全て必然となって
今に繋がっているのは確かなのだ

そのこと

どこでも通用するセオリーが見つからなくても
その時そこにいる自分と
関わる誰かといろんな条件と
それらが絡み合って紡ぐ
たった一度きりの道
それは失っても
きっとまた別の道ができる

そのことを信じられる

思いが強ければ失うのが怖いはずなのに
そうではなかった
去ってもいいと思っていた以前のわたしは
中途半端に諦めようとしていた

ひょっとしたら今わたしは
とても自由じゃないのか



2006年12月20日(水) 洗濯機

友人からお下がりの
二層式洗濯機
洗濯容量は二キロちょいで
家に居られる日はひたすら
水栓を開けて閉めての繰り返しだった

もう随分前から
排水の時に
下から少しずつ水が漏れるようになり
受け皿を置いて防いでいたが
今度は排水をしていない時にも
水槽の水が減ってしまうようになった

とうとう買い替えだ
できれば
大量の洗濯物を
いっぺんに片付けられるのがいい
それから
和布を洗うために
手洗いモードは絶対欲しい

そうして
新しい洗濯機が届くのを
場所を空けて待ちながら
それでも
もうご苦労さんと
肩を叩いてしまうのが
どこか忍びない気持ちでいる

けっして大切に使っていたわけではなく
最後に拭いた時には
あちこち埃だらけになっていた
糸くずネットはボロボロで
いつも洗濯物が入っている水槽内を
クリーニングしたのだって
数えるほどしかなかった

なのに本当によく働いてくれた
いつか自分の稼ぎで
買い替えられる日が来るとは
思っても見なかったけれど
それ以上に
壊れずに動いてくれるのが
当たり前みたいになっていた

役目を終えた洗濯機は
ひっそりと土間にあって
お迎えを待っている
お疲れさん
そして
今までありがとう



2006年12月16日(土) 人間失格

昨日
最初それを売り場で聞いたとき
何のことを言っているのか
すぐにはピンと来なかった
けれども話しているうちに
ふつふつと怒りが湧いて
咄嗟にオフの仲間を呼んだ

曰く
今年の分の消費税を
売り場で半分負担して欲しい

売上げが上がりすぎて
相当掛かってくるだろうことは
期首の段階からも予想がついているはずで
それを
この年末になって
突然何を言い出すんだろう
というのが最初に思ったこと

金額が大きすぎて
これから払う手数料から
引くわけにもいかないから
何なら先々分割で
とご配慮までいただいた
売り場を辞めたあとも
そこで稼げたお礼を
納め続けなければいけないと言うわけだ

そんなバカなことを考える方もだが
それをそのまま右から左で
わたし達に告げにきた人間にも呆れる
曰く
自分よりもずっと稼いでいるじゃないかと
最初の契約事項の中にどこか
払ってもらえるような内容がなかったろうかと

ねえ
本当に
だったら
先の見えない状態のまま
時給100円200円の生活を4年間
どうぞ経験してみてください
休んだって保障もなく
ともかく売らなきゃ米も買えない
いるだけで給料をもらう生活を下りて
同じ土俵に立ってから出る言葉なら
いくらでも拝聴いたしましょう

わたし達は
自分が手にした
販売手数料に対してだけ責任を負う
協会のお尻を拭けと言うなら
最初から経費の使いようだってあったはず
いや
こんなことをまともに考えるのも
ばかばかしいのかもしれないが

できれば
正当な要求だと証明してもらって
出る所に出て
人として最低な方々のことを
衆目に晒したいとすら思うのだ



2006年12月13日(水) 手作りの姿勢

子ども達と
Wiiで遊んで
ビデオを一緒に観て
オトナの楽しみの七本槍飲んで
だらだらのオフでございました

ふたりにも
ちょっといい器を使わせたくて
北海道からお皿とボウルが到着
大好きな粉引きしのぎシリーズと同じ
島田知子さんの手によるもので
これは季節限定品
わたしが注文したすぐ後に売り切れてしまった

掻き落としと象嵌という
手間の掛かった表現なのに
さりげなく可愛らしく
そしてリーズナブル
今回はご本人のところではなく
いろんな陶器を扱った
他のサイトからだったのだけれど
それを考えてもこんなに安くていいのと思う

自分が消費者になってみて
ものを選ぶ決め手は
きちんとしたクオリティと
その素地の上に成り立つ
手作りゆえのほかにはない表現だったりする
手を抜かない姿勢は
裏側の事情が晒されなくても
出来上がったものに表れている

自分が欲しいものを作りたい
と思っていたこれまでだけれど
それはあまりに乱暴な括りで
選ぶ側の視点がまだまだ欠けていたと
買い物をして初めて気付くのだった



2006年12月08日(金) テニスな日々

残りの人生のどこかで
もういちど
テニスな日々を送りたいと思いつつ
連れはないし
全天候型のコートは遠いし
だいいち今始められたとしても
体重に膝が悲鳴を上げるのは必至と思われ


Wiiスポーツなわけです

本当は
CM映像みたいに
リアルに頑張らなくても
ぜんぜんオッケーなのに
じぶん的には
込めないとダメな気がして
3ゲームマッチを二試合終えただけで
腕が痛くて痛くて
こりゃ明後日あたりにキそうだわ

ちょい地味だけど
個人的には壁打ちも好き
打っているうちに
どんどん球筋が低く鋭くなるトコなんか
リアルにありがちなパターンで
一気に時代が戻ったような錯覚
やっていたのは軟式だったけど
本当に真面目によく練習していたのだ

あんなに頑張れたのは
勝敗が決する場があったせい
それは年に数回の
あまりにも解り易い目標だった
競うということが
ほとんどない今の日常に
ゲームの中とは言えそれがやってきて
不思議なカタルシスを感じる

努力したからって
結果が伴うわけではない
結果が要求されることに対しては
頑張ったからよかったねでは済まされない
そういう緊張感がなく
みんな仲よく手を繋いで
だけの日々はつまらない

特に今
射手座の星に突っつかれて
わたしはやたら戦闘的なのだった



2006年12月05日(火) 人間のちから

帰りがけに
ちょっとだけ
おやつを買って行ったら
給料出たのか
と下のコに聞かれた

たく
まるで月いちでしか
お眼に掛かっていないみたいな言い草
でも
締めの計算がようやく合って
ばんざーいの気分だったのを
鋭く嗅ぎつけられたようだ

売上げは11月がヤマで
あとは楽になっていくはず
まして
売り場がわたし達の手を放れたあとは
レジ導入となるのだろうから
こんなアナロギーなやり方も残り数回だ

他のどこでも通用しない
けれどもそれは
炊飯器や洗濯機が壊れたって
何とかなるってのと同じように
便利なものに頼らなくてもできるという
根底の支えを与えてくれた

この時代に生まれて
当たり前に享受している物事を逆行して
もういちど人間のちからを取り戻す
壁塗りもリメイクも
どこかでそいうところに
繋がっているのかもしれない



2006年12月03日(日) 足元の穴

ちょっと呆れと怒りがマックスで
このタイトル
いちど書いてアップし
でも愚痴ってもしゃーないと
消しました

はー

売り場がなくなるのが待ち遠しい

身の程知らずなのは百も承知
でも
リセットするために来る必然を
本当に本当に有難く思う

変わらず続くものなんてないから

棚ボタみたいな経験をしたお陰で
自分の中の
達成目標も上がったと思われ
清貧のこころを持ちながら
もういちどやり直してみたい


年末帰省は難しそう

それも春なのかな



春を待つ日々
という
墨流しの絵を眺めつつ
予感に満たされる

いつも
先を焦がれるばかりなのを
反省することもあるけれど
そうでなきゃ
たぶんわたしは生きられない


終わりのない
その先へ


穴は
飛び越すかな
次は
できる前に防げばいいや



2006年12月02日(土) 行列

ひねくれ者のわたしは
例えば人だかりを見つけたら
遥か後方からやり過ごすタイプだが
もう随分前から
我が家で盛り上がっている
Wiiについてはそういう訳にも行かず
行列に並んでしまった今日

まあ個人的には
テニスができればと思っていたが
子ども達は
まず本体に貯めてきたお金を出し合い
ゼルダは上のコが
下のコはスマブラが出たら買う
という協定がとっくに出来上がっていた

お店の前情報を探るも
どうやら予約受付はなく
当日この田舎の状況は
いったい如何なるものか
全く予想もつかないまま今日を迎えた
ただ必須だったのはわたしのオフで
カゴ付きの自転車がないと
購入した本体が運べないという理由からだった

開店一時間前に
シンとした二階には声を掛けずに出かけ
とりあえず様子を見るつもりが
既に人だかりがあったので
そのまま並んだ
ふたりは後から合流し
整理券の12番をもらい
無事に手に入れることができたが
入荷は35台ということだった

田舎でよかったね
家族でしみじみそう言い合った
ずうっと追っかけてきたゼルダは
リンクの耳がますます尖がっていて
ディスク版のキャラは
もう本当に
遠くなってしまったのだが


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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