毎日子ども達と一緒に 自転車軍団と化し 僅かながら欲しいものを買ってあげて DVDを観て 美味しいものを食べる
のんびりと休みに徹していたが ふと 箪笥の中を整理する気になり それから勢いで 二階の本棚や 子ども達のおもちゃを整理 数年前のふたりの歴史を見ると いつになっても 少し前のふたりのことが 記憶からこぼれていて後悔する
けれど 後悔できるのは 進んできた今があるからだと解っている
おちゃらけて調子ノリノリで 勢いで失敗をやらかす下のコと そういう弟に 口下手で控えめと表現される上のコと まるで わたしの弟達のような個性のふたりは 一緒にいて本当に飽きない
それぞれが生まれたとき 人生で味わったことのない幸せに包まれた けれど今 あの頃より ずうっとずうっと幸せだと思う
昨日降った雪が まだ屋根に積もったまま 暖冬だとばかり思っていたけれど 季節らしく空気が変わった 家の中は 小さな電気ストーブと ホットカーペットにプラスして ようやくコタツ布団をセッティング
それはぬくぬくと心地よく 家族みんなが離れがたくて 交代でうたた寝をしてしまう 遅くまで集った夜に ふと下のコが なんか大晦日みたいだと言った
そうやって寛いでいるわたし達の上を びょんびょんと忙しく リスが走り回る 冬眠させないように 下のコがお小遣いをはたいて ケージ用のヒーターを買ったのだが やつは勝手に部屋の中に 新しい巣を自分で作ってしまった
ストレスを溜めないように ケージの外で遊ばせることを繰り返していたら そのうち 流し台上の造り付けの食器棚へ せっせとティッシュをちぎっては ほっぺに一杯詰めこんで運ぶようになった 片側に寄せたきりのガラス戸の向こうには うず高く積まれた白い山ができあがった
大して暖かくもない部屋の中 昼間はめいっぱい飛び回って その巣をはじめ あちこちに餌を隠し 夜はごそごそとティッシュ山に潜り込む そうやって朝何食わぬ顔で起きてきて 大あくびとのびのびーをして また新しい一日を始めるのだ
動物は飼ってみないと解らない とはよく聞くけれど 群れを作らず単体で生きる栗鼠は なるほどこんなにも自立的だった 今年の春に産まれたばかりの個体でも 限られた環境の中で 己の本能を精一杯生かしきっている
人間だって 一緒に暮らして初めて解ることがある 子ども達との生活は わたしにとって根底からの力になっているけれど 果たして ふたりの個性を 妨げずに生かすことができているのか ふと考えたりするのだった
先週は怒りの日々で 気がついたらいつの間にか クリスマスが終わっていた
わたしはもともと熱い人なのに ややこしいのは苦手で そういう局面を 避けることの方が多かった 腹を立てて相手にぶつかるには 相応の期待があってこそ エネルギーが湧くというもの
今回の一連の流れは 自分の権利を守るためのはずだったけれど 結局肩透かしのように 振り出しに戻っただけに終わり 何が残ったかというと 意外なほど 売り場に寄せる思いが 自分の中にあったのだという気付き
それは 明日にでも引き揚げる覚悟があったのと 同じくらいのベクトルで存在し これまで何度も 売り場を離れようと考えた時とは また少し違った感覚だった
どんなにあの場所で 自分のしたいことができていないと思っていても それまでの限界を常に押し広げ あそこでなければ経験できない 緊張感やプレッシャーをはねのけてやってきた 仲良しクラブ状態だけでは 到底達成できなかったろう 驚くような成果も手に入れた
わたし達でなくても また違ったやり方で もっと成果を上げることができたかもしれない けれど わたし達だからこそ 積み上げられたひとつひとつの小さな事柄が 全て必然となって 今に繋がっているのは確かなのだ
そのこと
どこでも通用するセオリーが見つからなくても その時そこにいる自分と 関わる誰かといろんな条件と それらが絡み合って紡ぐ たった一度きりの道 それは失っても きっとまた別の道ができる
そのことを信じられる
思いが強ければ失うのが怖いはずなのに そうではなかった 去ってもいいと思っていた以前のわたしは 中途半端に諦めようとしていた
ひょっとしたら今わたしは とても自由じゃないのか
友人からお下がりの 二層式洗濯機 洗濯容量は二キロちょいで 家に居られる日はひたすら 水栓を開けて閉めての繰り返しだった
もう随分前から 排水の時に 下から少しずつ水が漏れるようになり 受け皿を置いて防いでいたが 今度は排水をしていない時にも 水槽の水が減ってしまうようになった
とうとう買い替えだ できれば 大量の洗濯物を いっぺんに片付けられるのがいい それから 和布を洗うために 手洗いモードは絶対欲しい
そうして 新しい洗濯機が届くのを 場所を空けて待ちながら それでも もうご苦労さんと 肩を叩いてしまうのが どこか忍びない気持ちでいる
けっして大切に使っていたわけではなく 最後に拭いた時には あちこち埃だらけになっていた 糸くずネットはボロボロで いつも洗濯物が入っている水槽内を クリーニングしたのだって 数えるほどしかなかった
なのに本当によく働いてくれた いつか自分の稼ぎで 買い替えられる日が来るとは 思っても見なかったけれど それ以上に 壊れずに動いてくれるのが 当たり前みたいになっていた
役目を終えた洗濯機は ひっそりと土間にあって お迎えを待っている お疲れさん そして 今までありがとう
昨日 最初それを売り場で聞いたとき 何のことを言っているのか すぐにはピンと来なかった けれども話しているうちに ふつふつと怒りが湧いて 咄嗟にオフの仲間を呼んだ
曰く 今年の分の消費税を 売り場で半分負担して欲しい
売上げが上がりすぎて 相当掛かってくるだろうことは 期首の段階からも予想がついているはずで それを この年末になって 突然何を言い出すんだろう というのが最初に思ったこと
金額が大きすぎて これから払う手数料から 引くわけにもいかないから 何なら先々分割で とご配慮までいただいた 売り場を辞めたあとも そこで稼げたお礼を 納め続けなければいけないと言うわけだ
そんなバカなことを考える方もだが それをそのまま右から左で わたし達に告げにきた人間にも呆れる 曰く 自分よりもずっと稼いでいるじゃないかと 最初の契約事項の中にどこか 払ってもらえるような内容がなかったろうかと
ねえ 本当に だったら 先の見えない状態のまま 時給100円200円の生活を4年間 どうぞ経験してみてください 休んだって保障もなく ともかく売らなきゃ米も買えない いるだけで給料をもらう生活を下りて 同じ土俵に立ってから出る言葉なら いくらでも拝聴いたしましょう
わたし達は 自分が手にした 販売手数料に対してだけ責任を負う 協会のお尻を拭けと言うなら 最初から経費の使いようだってあったはず いや こんなことをまともに考えるのも ばかばかしいのかもしれないが
できれば 正当な要求だと証明してもらって 出る所に出て 人として最低な方々のことを 衆目に晒したいとすら思うのだ
子ども達と Wiiで遊んで ビデオを一緒に観て オトナの楽しみの七本槍飲んで だらだらのオフでございました
ふたりにも ちょっといい器を使わせたくて 北海道からお皿とボウルが到着 大好きな粉引きしのぎシリーズと同じ 島田知子さんの手によるもので これは季節限定品 わたしが注文したすぐ後に売り切れてしまった
掻き落としと象嵌という 手間の掛かった表現なのに さりげなく可愛らしく そしてリーズナブル 今回はご本人のところではなく いろんな陶器を扱った 他のサイトからだったのだけれど それを考えてもこんなに安くていいのと思う
自分が消費者になってみて ものを選ぶ決め手は きちんとしたクオリティと その素地の上に成り立つ 手作りゆえのほかにはない表現だったりする 手を抜かない姿勢は 裏側の事情が晒されなくても 出来上がったものに表れている
自分が欲しいものを作りたい と思っていたこれまでだけれど それはあまりに乱暴な括りで 選ぶ側の視点がまだまだ欠けていたと 買い物をして初めて気付くのだった
残りの人生のどこかで もういちど テニスな日々を送りたいと思いつつ 連れはないし 全天候型のコートは遠いし だいいち今始められたとしても 体重に膝が悲鳴を上げるのは必至と思われ
で Wiiスポーツなわけです
本当は CM映像みたいに リアルに頑張らなくても ぜんぜんオッケーなのに じぶん的には 込めないとダメな気がして 3ゲームマッチを二試合終えただけで 腕が痛くて痛くて こりゃ明後日あたりにキそうだわ
ちょい地味だけど 個人的には壁打ちも好き 打っているうちに どんどん球筋が低く鋭くなるトコなんか リアルにありがちなパターンで 一気に時代が戻ったような錯覚 やっていたのは軟式だったけど 本当に真面目によく練習していたのだ
あんなに頑張れたのは 勝敗が決する場があったせい それは年に数回の あまりにも解り易い目標だった 競うということが ほとんどない今の日常に ゲームの中とは言えそれがやってきて 不思議なカタルシスを感じる
努力したからって 結果が伴うわけではない 結果が要求されることに対しては 頑張ったからよかったねでは済まされない そういう緊張感がなく みんな仲よく手を繋いで だけの日々はつまらない
特に今 射手座の星に突っつかれて わたしはやたら戦闘的なのだった
帰りがけに ちょっとだけ おやつを買って行ったら 給料出たのか と下のコに聞かれた
たく まるで月いちでしか お眼に掛かっていないみたいな言い草 でも 締めの計算がようやく合って ばんざーいの気分だったのを 鋭く嗅ぎつけられたようだ
売上げは11月がヤマで あとは楽になっていくはず まして 売り場がわたし達の手を放れたあとは レジ導入となるのだろうから こんなアナロギーなやり方も残り数回だ
他のどこでも通用しない けれどもそれは 炊飯器や洗濯機が壊れたって 何とかなるってのと同じように 便利なものに頼らなくてもできるという 根底の支えを与えてくれた
この時代に生まれて 当たり前に享受している物事を逆行して もういちど人間のちからを取り戻す 壁塗りもリメイクも どこかでそいうところに 繋がっているのかもしれない
ちょっと呆れと怒りがマックスで このタイトル いちど書いてアップし でも愚痴ってもしゃーないと 消しました
はー
売り場がなくなるのが待ち遠しい
身の程知らずなのは百も承知 でも リセットするために来る必然を 本当に本当に有難く思う
変わらず続くものなんてないから
棚ボタみたいな経験をしたお陰で 自分の中の 達成目標も上がったと思われ 清貧のこころを持ちながら もういちどやり直してみたい
年末帰省は難しそう
それも春なのかな
春を待つ日々 という 墨流しの絵を眺めつつ 予感に満たされる
いつも 先を焦がれるばかりなのを 反省することもあるけれど そうでなきゃ たぶんわたしは生きられない
終わりのない その先へ
穴は 飛び越すかな 次は できる前に防げばいいや
ひねくれ者のわたしは 例えば人だかりを見つけたら 遥か後方からやり過ごすタイプだが もう随分前から 我が家で盛り上がっている Wiiについてはそういう訳にも行かず 行列に並んでしまった今日
まあ個人的には テニスができればと思っていたが 子ども達は まず本体に貯めてきたお金を出し合い ゼルダは上のコが 下のコはスマブラが出たら買う という協定がとっくに出来上がっていた
お店の前情報を探るも どうやら予約受付はなく 当日この田舎の状況は いったい如何なるものか 全く予想もつかないまま今日を迎えた ただ必須だったのはわたしのオフで カゴ付きの自転車がないと 購入した本体が運べないという理由からだった
開店一時間前に シンとした二階には声を掛けずに出かけ とりあえず様子を見るつもりが 既に人だかりがあったので そのまま並んだ ふたりは後から合流し 整理券の12番をもらい 無事に手に入れることができたが 入荷は35台ということだった
田舎でよかったね 家族でしみじみそう言い合った ずうっと追っかけてきたゼルダは リンクの耳がますます尖がっていて ディスク版のキャラは もう本当に 遠くなってしまったのだが
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