ゆりゆり日記
こうのとりの郷豊岡より
そこで出会うすべてのひとと
日々の想いの種が
なににつながりどこへ行くのか
未来へ続く今の日記

2005年03月31日(木) 目標は5月

古物商の許可は
委託で古物をあずかって売る場合でも
必要なのが解った
もちろん手持ちのものや
頂いたものを売る分には必要ない
申請してから許可が下りるまでは
しばらく期間が掛かるということだった

お店がきちんとオープンするまでに
数日間でいいから
イベント的なことをしたい
できればその時
古い着物を預かって売れたらと思っていた
なんとなく5月と考えていたけれど
宣伝の期間を考えると
許可が出てからではもう遅い

それ以上に
きちんと期日を決めて予定を立てて
それに向かって
自分の商品を製作したい気持ちが
ふつふつと湧いてきた
お店を始めても
委託の商品に頼っていては
恐らく食べていけないだろうし
今のペースではついいろんな事に紛れて
製作は二の次になってしまう


とりあえず5月の下旬
手作り雑貨と
着物リメイクの展示販売を目標に
準備することとなった
まだ詰めなきゃいけないことは沢山あるけど
もうそれが決まっただけで
気分が全く違う

今作っているものも
サイトに出すだけでなく
実際に手にとって見てもらうことができる
頑張ろう
今日いちにちは大切だけど
明日に繋がる道が見えることが
こんなに嬉しいなんて



2005年03月27日(日) トラック一杯の宝物

Sさんが
お友達の軽トラでやってきた
ざっと見てもらったが
Sさんの好みに引っ掛かるものは
なかったらしく
この程度ならそこら中にあるぞ
なんて言われた

そのそこら中がどこらなんだか
解らないわたしだし
骨董好きな本格派よりも
もう少し若い世代の人たちに
受けるようなものがいいのだと
とりあえず無理を言って
並べてもらった

レトロなガラスつきの小さい棚と
木のレリーフが素敵な本棚
商品展示用に使いたい大きな棚
そしてどうしても欲しかった
いい感じに錆びた鉄の棚受けと
鴨居に打ち付けてあった
フック付きの木の板などなど

その間
お店の話をあれこれ
Sさんが集めた古物は
倉庫に入りきらないほどになっているそうで
オレも店の経営に参加したい
なんて言っていた
いつも本業が忙しいようなので
随時委託で預からせてもらうからと約束

時間がなく
一度で運べるぶんを満載にして
全部とりあえずうちの土間へ
いらない人にはゴミ
欲しい人には宝物が
また一気に増えちゃった



2005年03月26日(土) わたしを呼ぶ物

たくさんの古い着物を見
絹の織り布でスカートを縫っていると
やりたいことはいろいろあるけれど
間違いなくわたしを
シアワセにしてくれるこのことに向かって
もう一歩進んでみようと思えた

それで下のコと散歩がてら
古物商の認可について
詳しく聞こうと警察署へ出かけた
結局担当のひとが不在で
平日に再訪することになり
そのあとあちこち歩いて
土筆やふきのとうや
自生しているからし菜や三つ葉を摘んだ

帰り道
いつもわたしが通ったことのない
狭い路地をムスコに案内され
使われなくなった古いタイルの
手洗い水槽や
いい感じに古びた木箱やらが
無造作に道の脇に置いてあるのを見ては
断わってもらってきたい気持ちに駆られた

そうしていつもの道に戻ると
なにやら重機で取り壊し中の家がある
すぐ近所なのに
いつから掛かっていたのか
既に半分は壊され
残っている奥のスペースに
ちらりと古い家具が見えた

ムスコの
聞いてみればお母さん
という言葉に押され
作業をしている人に声を掛けると
どうせ全部捨ててしまうので
作業を休む明日のうちに
好きなのがあったら
持って行ってもいいとのこと

それから
夕方会う予定のKさんが
Nさんを連れてやってきて
作業の終わった家の中をくまなく探索
いかにもレトロなガラス戸の棚や
大きな布団箪笥や
立てかけて使っていた小さな階段など
もうどれも素敵なものばかり
そのあと暗くなってからHさんも一緒に
今度は懐中電灯のあかりで見に行った

さあて期限は明日
みんなそれぞれ予定があって
明るいうちに集まれそうもない
しかも運ぶには大きな車が必要だし
悩んだ末SさんにSOS
古物好きのキャリアは
わたしなんかより遥かに長い大先輩
なにをどう持って来られるか解らないけれど
楽しみ楽しみ



2005年03月22日(火) 着物熱ふたたび

Hさんの提案で
福井秀雄商店に着物を見に行った
ついでに昨日から縫い始めた
リメイクスカートの手織り生地が
綿だと思っていたのに
アイロンを掛けた感じでは
どうも絹が混じっている気がして
切れ端を持参して判断を仰いだ

結果はあっけなく
縦糸も横糸も絹と分かり
安心して着物を物色
いや本当は買うつもりはなかったけれど
昨日災害復興のフリマで
着物が出品されてなかったのが惜しく
製作が始まって着物気分が盛り上がり
見ちゃったらやばいなとは思った

もう少し欲しいと
ネットで値段を調べたばかりの博多帯
よくある織りと色の他に
端っこから埋もれていた半幅を掘り出した
これが目の覚めるような若草色で
柄も細かくてあまり見ないものだった
裂けがあってか300円という破格のお値段に
思わずスイッチが入ってしまった

それから
古い緞子の白い帯
花柄モスリンの襦袢
蚊絣の白木綿の浴衣
十字に織り糸が入った紺の木綿の着物
以上はシミがかなりあってお買い得
繻子の白い帯はほぼ完品で
お値段もよく最後まで迷った

途中様子を見にやってきた秀雄さんに
選んだ品を披露すると
博多と思った帯は定かではなかったが
品を見て値段を見ては
首を傾げる様子に笑ってしまった
わたしの目利きも
大分確かになってきたのだと思えた

久しぶりに溢れる程の着物を見て
掘り出し物ばかりを選んだつもりが
そこからさらに値引きしてもらって
シアワセいっぱい
帰りに寄ったシルク博物館では
古い生地の見本帳や
染め型で刷った柄見本にため息をつき
時間が飛ぶように過ぎた

帰ってから
買った品をしみじみ眺めていると
帯の端の内側に
博多帯の証紙がついていた



2005年03月20日(日) 寓話としてのハウル

やっとハウルを観に行った
映画は色が素晴らしく
帽子屋の外壁やクラシックな内装
ずうっと空から見る
緑に囲まれたカラフルな建物群は
おもちゃ箱が並んでいるみたいに美しい
それはハウルの部屋にも似ていて
壊されないようにわざわざ
過剰に装飾されたようにも見える

その街を何が脅かしているのか
ハウルがサリマンの何を恐れているのか
その理由がどこかはっきりせず
ちょっと物足りない印象があって
ストーリー的にもまとまっていた
千尋の世界と比べると
見終わったあともやもやが残った

けれど
ハウルが望んでいた自由を
例え囚われの身であろうが
どんなに抜き差しならない関係にあろうが
外的な状況に左右されない
本当の魂の自由だったのだと想像すると
そのもやもやは大切な鍵となることに気付いた

今同じようにそこに居ながら
真の自由を獲得するためには
自分で作り出している
自らを脅かすものに気付かねばならない
敵なんて本当はいない
争いは仮想の敵を作ることで起きる
守るべきものもこころひとつで
かんじがらめの枷と変わるように
世界はわたし次第なのだ

どこにも属さず
自由に場所を変えられる城の中で
過剰な護符やお守りに囲まれても
自由を得られなかったハウル
自由を望みながら
知らずに作り出していた檻にも気付けず
ひとりで格闘し漂流していた

彼の作り出している世界は
異質の価値観を持つソフィーとの出会いによって
大きく影響を受けて行く
いばら姫は王子様のキスで
少女の眠りから覚めて大人へと変わったけれど
現代の寓話は
役割もジェンダーフリーなのだった



2005年03月19日(土) 楽しさの輪舞

昨日今日とコウノピアの売り場
ディスプレイが数日の間に
大きく変わっていて
そのお陰で気分も新鮮
最近ラッピングの準備が楽しくて
暇な時間もどんどん過ぎるのだけど
一層やる気に拍車が掛かった

縮緬で作った
ぷっくりすずめみたいな
こうのとりのお手玉
それを売るために
ちょっとややこしい
八角形の折り箱を
綺麗な包装紙で作っている

雰囲気でやっつけるという
わたしのいつものやり方では
仕上がりがいまいち美しくない
バリエーションを広げるにも
まず基本をきちんと会得してからだと
珍しく覚悟を決めて
地道に折り続けるこの頃

そうやって作った箱に
お手玉をペアにして入れて
透明のPP袋で包んでリボンで留める
作って並べたそばからそれが売れて
また折るのに忙しい
嬉しくてお手玉を納品に来た業者さんにも見せ
無理やりお褒めのコトバをいただいた

ギフトのこころの端っこに
自分を乗せている瞬間がとても楽しい
ほんの小さなことだけど
その楽しさがテコとなって
もう少しの努力もできるようになる
そうして努力したことは
また楽しさを連れてくる



2005年03月17日(木) はるかな雨雲

毎学期末にある中学校の面談
なんだかいつも
雨ばかりの記憶があって
今日も傘を差しながら
学校までの僅かな距離を
上のコとふたり
とぼとぼと歩いた

体調を崩して
休むことが多かった3学期
少し暖かくなってきては上向き
寒さが戻るとまたお腹の調子が悪くなる
赤ちゃんの時のアトピーに始まって
アレルギー性の中耳炎と喘息で
何度も医者通いをし
やっと良くなったと思ったら今度はお腹

精神的なことが影響してるのか
友達との関係はどうか
お母さんは原因をどう考えるか
ひとしきり学校の先生や
スクールカウンセラーと話しをした
今の家庭環境やこれまで育てた過程の中で
なにかあるかと問われたけれど
挙げようとすればきりがなく
何も言えないままだった

その時々後悔ばかりで
およそ親らしさに欠ける
かつてほとんど鬱状態のなかで
自分自身を見つめたとき
嫌という程実感させられた
こうあるべきという
わたしの中の親像は
等身大のわたし自身からかけ離れていて
だからこそ悩み迷いが深くなる

あれから何年も経って
やっと自分なりの生き方の
はじっこが見え始めたけれど
まだ自分自身を生きている状態には遠い
何かを決めては
すんなりと動くことができない
一緒に生活する子どもは
そんなわたしをいつも見ている

3年生に進級を目前にして
卒業後の進路を提示した
少し前までは
そんなことに頭が廻らないくらい
ただ日々を潜り暮らしているようだったのに
確信に満ちた様子で
第三希望までをわたしに告げてきた

どうしてここを選んだのかと担任に問われ
好きだからと答えた
自分の好きなことをするために
彼が選んだ第一希望は
はるかに走る雨雲のように遠くにある
先生が背にしている窓から
円山川の向こうに広がる景色を眺めていると
みるみるうちに
小さなひとつの山だけに明るい陽が差した

そのすぐ傍から
濃く美しい虹が現れて
やがて消えるのを黙って見ていた



2005年03月15日(火) 天然石のアクセサリー

申告は昨日済ませて
すっきりさっぱり
そのあと
新商品のために
貴石をいくつか買い込んだので
今日は試しにひとつ作ってみた

穴の開いていない
磨いただけの
ローズクォーツや水晶
中には繊細にひびや曇りがあって
石そのままの味わいが残っている
それにワイアーをくくりつけて
ペンダントトップを作るのだ

手法そのものは
とくべつ目新しくもないし
材料も以前ビーズにはまったときに買った
細いワイアーが残っているので
とりあえず自分用に
試作するつもりでラフに巻きつけた

手掛かりのない
つるんとした石からワイアーがはずれないように
それでいて石のよさが損なわれないように
なるべくシンプルに
出来上がりは思いのほか可愛くて
ちょっぴり感動

寒い時期のフェルトと
春先からの着物リメイクと
布を触りたくない夏に
つるんとひんやり輝く貴石
お店が始まったら
お客さんを待ちながら製作できそうなものが
絞り込めてきた



2005年03月12日(土) プチ旅行

子ども達ふたりだけでの
姫路行き計画
なんでも
今日から封切の映画を観ると
先着順にプレゼントがもらえるそうで
この田舎で観られたとしても
数ヶ月後になるだろうからと
早くから予定していたのだった

いちどだけ
家族3人で行ったことがあるせいか
上のコは下のコを連れて行くのに
みょうに自信たっぷりで
今朝は5時半に目覚ましをかけ
早くからひとりで冷凍ピザを焼いて食べ
近くのコンビニで
持って行く飲み物を購入してきていた

電車の時間は
一応7時を予定して
今朝の新聞に載る映画の時間を見て再調整
結局10時すぎからの2回目を観るにしても
その時間でないと間に合わないと
判断したらしく
下のコとわたしも起こされた

みぞれの降るなか
駅まで自転車を走らせて
下のコは電車の中で食べるおやつを買い
大人料金は片道2000円近く
途中乗り換え2回
ゆうに二時間半はかかる
ふたりのプチ旅行を見送った

豊岡を出発点とするお出かけは
未だに距離感が掴めない
これが埼玉からだったら
どの辺りまで行くことになるんだろう
都内だってせいぜい一時間だし
さしずめ静岡とか
茨城の田舎の辺りかと思うと
ちょっとびっくりする

飛行機でのふたり旅もそうだったように
たぶん豊岡に来なかったら
実現しなかったろう移動距離
ときに
わたしの予想をとびこえて
子ども達はどんどん成長してる



2005年03月09日(水) リミットは一年

まだ本調子ではないものの
いい加減やばいと
申告の準備をはじめた
領収書の整理も帳簿つけも
15年度のを見ながら
いろいろ記憶をたぐり寄せつつ

でも
なにが違うって
朝市の小商いが3月までってのが
もう本当にうそみたいにらくちん
しかも
ひとつひとつの売りはすっとばし
一日分の手数料をまとめてなので
去年の苦労とは雲泥の差

現金出納帳はさくさくと終わり
あとはネット販売の分と
コウノピアの販売手数料
それから科目ごとに
出費をまとめて表を作る
イメージするだけで
なんかあっという間に済みそう

そんな中
以前帯を買ってくれた人から電話があって
お母さんが刺し子をしているので
その商品をネットで
売ってもらえないかとの打診
写真を撮ってアップの手間を考えると
やたらに引き受けることもできず
実店舗の案内をするに留めた

わをん開業もいよいよ3年目
今年は絶対に儲けるぞ
っていうか
これからの一年で結果が出なかったら
廃業しようとすら思っている
子ども達の将来を考えても
いつまでも親のわたしが
夢を見ている訳には行かない

やつらに夢を見させるために
きちんと稼ぐことを目標にしなきゃ
ともかく
申告が終わったら
ばりばり製作だあ



2005年03月06日(日) インフルエンザ?

久々の風邪はすごかった
火曜日ちょっと無理して売り場に出たら
どんどん調子悪くなり
次の日熱は39度近くまで上がった
朝子ども達を
学校へ行かせるためにだけ起きては
ひたすら寝てた

んで
熱は下がったけど
なんだかその後の方が調子悪い
頭の中のどこかが
膿んでるみたいな感じ
ご飯を作るために
立ち上がっているときがつらい
普段丈夫なわたしがこれだから
相当強力な菌なんだろう

早く復活して
申告しなきゃと思うけど
まだしばらくかかりそう
帳簿も手付かずで
間に合うのかちょっと怖い


 < 過去  目次  未来 >


ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

My追加