やんの読書日記
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2005年03月12日(土) 喜びの泉



ターシャ・チューダーと言葉の花束
ターシャ・チューダー絵
メディアファクトリー

詩人、哲学者、政治家、聖書の言葉
言葉の花束をこの絵本からもらった気分になれる
挿絵画家のチューダーさんのモデルは
みな自分の子や孫や自分自身だ
18世紀の暮らしをそのままに取り入れている
作者の思想も垣間見える。
ウォールデンの筆者ソローの言葉が心に残る


2005年03月04日(金) 時の旅人


アリソン・アトリー作
岩波少年文庫

エリザベス朝時代のイギリス
自分の母親の故郷の農場を訪れたペネロピーが
体験するタイムトラベル
このファンタジーは過去に実際にあった事件を
軸にしているので、ペネロピーの時空を超えた
体験が本物なのか空想なのか区別がつかない
読む人まで過去の空間にはまり込んでしまうようだ
ハーブの香り、料理の味、貴婦人の衣擦れの音・・・
みな本物を感じているような錯覚におちいる。
現代に戻ってきたとき、過去と風景がほとんど変っていない
ということもまたすばらしい。
イギリスの田園がどんなに時間をかけて守られてきたのか
守られ続けているのか
そんなこともわかって憧れが募る


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