1週間ぶりにカレにあった
少し居酒屋で飲んだ後 海の見える公園へ行った
居酒屋ではお互い何もなかったように 過ごしていた
公園でカレに抱きしめられ キスをされた途端に 柄にもなく涙が止まらなくなった
『心配したんだよ本当に・・』 「ありがとね。。どうしても今日会って こどもは大丈夫だよ!って言いたかった 自分のせいだって気にしてるんじゃないかと ずっと思ってた」 『ううん。でもパパを返してって言われたみたいで 辛かった』
カレが大変な中で ワタシの事を気遣ってくれる時間が たとえ、一瞬でもあったのだとしたら それで 十分だと思った
楽しかった夏が ずっとずっと昔のことのように感じるほど この1週間が長かった
カレは何もかわっていない
「ごめんね、泣いちゃって」 『いいさ、嬉しい涙だし・・』
久しぶりにカレの香りに包まれて 夜風は秋のように寒かったけれど 心もあふれる涙もあたたかかった
何日ぶりかでカレの声を聞いた 仕事の話しなら それなりの返事しかしないワタシだから 何の感情もないまま 電話は切れた
カレは何も変わっていないのだろうか
ワタシはきっとカレの出方をさぐってしまう こどもの事故を境に カレの思いに変化があったとしても それは納得できるような気がする
1番大事な子供たちのことだもの ワタシと遊んでいた時間を 「ごめん」と思ったとしても 責めたりしない
ワタシは怖いのかもしれない
カレが家庭に戻ってしまうかもしれない ・・・から
ワタシは迷っている
だからカレの出勤する日には 休みたいと思っている
顔を会わせるのを避けたいと思っている
カレの子供が交通事故にあった
取り乱した様子もなく 淡々と語り 早退をしていったカレ
その後の様子など 知るすべもなく
『パパを返して・・』
そう言われたようで
取り乱しているのはワタシの方だ
17分の13から23分の17に 更新して
ワタシの夏は終わった!
さっき駅で別れた彼は 今頃 家族を迎えに行っている
彼が夫であり父である顔に戻るように ワタシも 日常へ戻らなくては
メールの着信 「明日飲みに行こう!」・・・・
あら
今月に入って17日。。 そのうちの13日を一緒に過ごしている それ以外でも 会社では顔をあわせているし 隙をみて抱き会い、キスをしてるので 厳密に言えば 会ってないのはたった1日しかない
この週末も2泊3日を一緒にいた
今 ワタシのあそこは ツルツル。。。 彼が真面目な顔をして 綺麗にした
彼の家族が戻ってくるまで あと1週間だ
一旦帰宅後、彼の仕事の終わる頃を見計らって 駅で待つ
飲むほどに おしゃべりになり、エッチになり
「今日こそ拉致しよ。。いい?」 話の合間に何度もそんな話題が出た 「連れて帰る」
彼に手をひかれるまま 電車に乗った
一緒に居たい気持ちと 彼の家にはいきたくない気持ちの狭間で 揺れた
酔っていた 彼の肩に寄りかかって寝た 駅からの徒歩は 酔いにまかせて はしゃいだ
イヤだと思っていながら 彼の家のベッドで寝た 我慢できないという彼を 抑えることだけは かろうじて出来た
朝 「ごめんね。連れて来ちゃって」という彼に 『ううん』 としか言えない
ベッドや洗面所で 自分の髪の毛が落ちていないか チェックする自分が悲しかった
今更 仕方ないけれど これは かなりな確信犯
どうしようもない女だ
家まで送ってくれた彼が 「このままウチまで連れて行ってもいいか」と聞く
キスをしながら言われたら 断れないじゃない
決まり!連れて行く!と ハンドルを切る彼
決して強引ではない彼は 近所を1周した所で 「どうする?いいの?」
『帰る・・』 振り絞った言葉
一緒に居たいよ でも わかっている 彼のマンションに行ったら また ワタシの心と気持ちが どうにもならない迷路に迷い込む
エッチをしなくても 彼とワタシは十分に楽しい時間を 共有できると知った
いろいろ似てる所もあるんだと知った
多分、この世の中にそうはいない 相性のいい人間の一人にちがいない
それでも 必ず やってくる
イツカクルサヨナラ
この日記をはじめた頃は その日までを楽しもうと決めていた
今 その日を迎えるのは
とても・・・・怖い
久々に休日を家で過ごした 遊びほうけていたために やらなくてはいけない家事がたまっていた
自分で忙しく動きながら 彼が重なる瞬間がある
彼のマンションで 彼が家事をするのを見てしまったため
最後まで彼の家に入る事を拒否していたワタシは 居場所のない中で ひたすら新聞など読んでいた
洗濯機を回し、風呂掃除をし 洗濯物をたたむ彼を 見ない振りをしながらも しっかりと目で追っていた
子供の服を迷わずタンスの引き出しにしまっている 普段からこんな風に家事を手伝う人なんだろうか などと思っていた
明日はまた一緒の予定・・
お泊まりデート♪ 高速入り口のホテル街で直感で選んだホテルが 最高だった
フロントも廊下も もちろん部屋もオシャレで綺麗
部屋は調度品、小物にいたるまで かなり気が使われていると感じた
リゾートホテル並と言っても良い位
お風呂場で1時間以上も戯れたりした
チェックアウト時間を3時間近くも延長し シティホテル並の料金を払うはめになったが 楽しい時間のためなら 惜しくなんてない
良いというのに 俺がイヤだから。。と家まで送ってくれた 彼は今どのあたりを走っているのだろう
無事に着いたと連絡があるまで ちゃんと起きてるから
せっかくの休みを全部 ワタシと一緒にいる時間にあてて この夏 疲れてしまわないで欲しいと思う
どうにも耐えられなくなって 彼のマンションを出ようと思った
支度を整え 眠っている彼にそっと おやすみを言って帰ってしまおうと思った
結果から言えば たった今彼に家まで送ってもらった所 2泊3日を一緒に過ごした
彼のマンションにいた何時間かを除けば ワタシは幸せだった
彼と遠出するのも これだけの時間を一緒に過ごすのも もちろん初めてで お互いに「飽きちゃうかもね」と言っていた
車の中で 「どう飽きちゃった?」お互いが聞き お互いが 「全然!」と答えた
ワタシ達は決しておしゃべりではない 沈黙が続く方が多いくらいだ でも それが気にならない
一緒に歩く時に 彼の手が 肩であったり腰であったり ジーンズのポケットだったり 手をつないだりと いつでも ワタシのどこかに感じられた
あの時帰ってしまっていたら 本当にサヨナラだったのかもしれない
今彼が家に到着したとメールが来た
また遊ぼうね。。 それが二人の一緒の思い。
今、ワタシは何と彼の家にいる
彼の日常の部屋にワタシが存在することで もしかしたら すべてが終わってしまうかもしれないと 今 思っている
昨日のサッカー観戦と 飲み、ホテルと 楽しい時間が過ぎたあとの この なんともいえない時間を ワタシは微妙な意識の中で 過ごしている
彼にはワタシがここに入ることは なんでもないことらしい
ワタシだったら許せない 自分の留守に ダンナの不倫相手が家に 入ったとしたら どうにも許せない
だからワタシは何も触れていない 何も手伝ったりしない ここに居たとしても ワタシは透明人間でいたい
彼触れる気にすらならない
・・彼が奥様と電話をしている ここは彼の家なのだから当り前 わかっている
わかっているけれど ごめん・・・ ワタシは やっぱりここに来るべきじゃなかったんだ
ここ何日か彼は顔をあわせるたびに 「禁欲〜 禁欲〜」と笑顔で言う
明日から3日間 ワタシたちはずっと一緒だ それまでの我慢というけれど この前エッチしたのは28日 たかが5日
こんなにエッチの頻度が高いのは 新婚の時以来だと お互いに思っている
彼の家族が実家に帰って 独り身を楽しむ彼のとなりに ワタシがいられる
そんな事を望んだ覚えはないけれど やっぱり 明日が来るのが楽しみだ
彼のプランは 何だかワタシには気恥ずかしいくらい 健康的で若者らしい
サッカー観戦? 動物園? バス釣り? 遊園地?
ワタシにはお酒のんでタバコ吸ってる姿が 一番似合うって言ってたくせに
彼が買ってくれた 帽子を深く深くかぶっていないと 顔もあげられなくなりそうだ
今年の夏は 彼を独占してもいいのだろうか
いきなりエッチから始まった関係も 3年目に入った
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