MOTOYANの日々題
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2002年04月27日(土) GWが始まった

ゴールデンウィークの前半が始まった。「サービス業」に携わる者にとっては、逆に大忙しの「黄金週間」だ。行楽地に行ってもそれぞれの係員や販売員はいつも以上に大変だし、きっと家族サービスやリフレッシュなんて関係ないだろう。

そういう人たちのおかげで休日を楽しめるのだと感謝しなければならない。以前、ちょうどクリスマスにアメリカにいた。お店は休みでクリスマスを楽しむなんて全くできなかった。日本は、お店が華やかにセールを行ってにぎやかなのとも「サービス業」の方々のおかげなのだ。

学校の先生も分類的には「サービス業」に属する。特に私立学校では、サービスに徹しないと死活問題となる。土曜日も学校はあるし、日曜日も部活動の稼ぎ時でのんびりする暇はない。ボランティア活動といえばそれまでだが、「GWが終わった頃に2、3日休みがほしい」と少々贅沢な願いもかなえられそうにないのでやるからにはがんばろう。

しかし、休みでもゆっくりと時間を過ごす、すべを知らないので、まあ、よしとしよう。


2002年04月26日(金) 緊張感に欠ける

「緊張感に欠けている」みずほ銀行のATM不調、口座振替不能に対する識者たちが口をそろえて言っている言葉だ。三つの大手銀行が合併して巨大銀行「みずほ」を立ち上げたが、公開直後から不具合が多数発生し、国会での喚問や責任者の進退問題にまで発展している。

発足までには入念な準備と試行が行われたに違いないが、人様のお金を扱うために慎重に行わなければならないのにある程度の「見切り発車」があったのではないだろうか?扱う金額が巨額なだけに一般庶民が数万円単位で出し入れするATMを甘く見ていたのではないかという疑惑が考えられる。「緊張感」よりも「気配り、目配り」が足りなかったといえる。

プロバイダと契約してメールやインターネット閲覧ができるようになるといよいよホームページの立ち上げへ進む。HP作成自体は技術的には難しいことではないが、初めて作るHPでは、自分が作ったものが全世界に発信されると思うと、「緊張感」が大きくドキドキ、ワクワクだ。

いよいよ完成してアップロードしてみるといろんなところに不具合が生じている。リンクが飛ばなかったり、ネットスケープでは見え方が異なったりとすぐに「修正」が必要になる。緊張感をもってプレビューやデモも行ったはずなのに、はじめから完璧なものはできない。「気配り、目配り」が欠けていたからの結果だ。

ところが、個人のHPなら不具合が出たからといってとがめられることはない。「がんばっているな!」という感じだ。HPは生涯、工事中でいい。しかし、銀行はそうはいかない。はじめから「完璧」で当たり前なのだ。年間に5円ほどの利息しかつかない預金額しかない貧民族の私でも不具合には文句を言いたくなる。


2002年04月22日(月) ユーティリティープレーヤー

近鉄の五十嵐選手が、珍記録を達成した。「全打順ホームラン」だ。一昨年には、「全ポジション制覇」を達成している。ロッテに平成3年に入団し、オリックス・近鉄と3球団に移籍して生涯本塁打は、たった26本というからすごい記録だと思う。

中村や松井のようにガンガン打つなら、3・4番に固定だし、足が速ければ、1・2番、特徴が無ければスタメン落ちのはずなのにレギュラーに居座り続けることができたのは、「こだわりのない、使いやすい、守備のできる選手」だからだろう。昨年、最初で最後の4番でのホームラン以来、昨夜は8番でのできごとだった。

草野球や高校野球でも、どのポジションをも守れる選手はめったにいない。私も長い野球経験でセカンドとピッチャーとレフトは守ったことがない。遊びも含めての話だ。これがプロの選手でありながら、すべてのポジションをやったことがあるなんて信じられない。だいたい、一つや二つはできないポジションがあるはずだ。だってお客さんからお金をとってプレーするプロ野球だから。

五十嵐選手もすごいと思うが、梨田監督の「粋」な計らいも忘れてはならない。おそらく記録のことは知っていて、8番に起用したのだろう。

文句も言わず、どこでもこなせる器用な五十嵐選手こそ「ユーティリティープレーヤー」と呼ぶに値する。こんな選手を持つ指揮官は、「困ったときの…」でやりやすいと思う。


2002年04月20日(土) とらぬタヌキの…

やっぱり雨で中止だった。年に1回しかないプロ野球公式戦、オリックス・西武戦が、一日中止まなかった雨のため中止になった。チケットを買って楽しみにしていたファンががっかりしただろう。

イベントが、天候不良で中止になると困るのがチケットの払い戻しと弁当屋さんで「とらぬタヌキの皮算用」状態で損はしないものの、全く得のあて外れで落胆したに違いない。

JRの特急や新幹線の到着がある時間以上、遅れると特急券の全額払い戻しの制度がある。学生時代に2度ほど経験した。それも大幅な遅れではなく、規定時間をわずかにオーバーしただけだった。ものすごく得した気分になった。特に急ぐ旅ではなかったからだった。駅の精算所には長蛇の列ができ、ほとんどの乗客が微笑んでいたのを思い出した。

鹿児島では年に1回しかないので9割以上の観戦希望者が、残念がったことだろう。ゲームは、5回終了時点で成立するので5回の表で中止になったら、払い戻しとなる。だから、天候の悪い日は、チケットの半券を捨てないようにしないと払い戻しはできない。

5月3日にはジャイアンツ−スワローズのイースタンの試合が行われる。あくまでもファームのゲームだからジャイアンツがくるといって球場に行って落胆しないようにしてください。


2002年04月18日(木) 天気乞い

毎年この時期は天気が悪い。1年のうちで以前の天気を覚えている日数は、少ないけれど、宿泊学習・一日遠足を行事に組む4月の中旬は半分以上が雨だ。しかも、明日から鹿児島で年に1回しか行われないプロ野球の公式戦が始まる。いつもこの時期で雨で中止になったり、雨天で強行されるケースが多い。2年前は松坂とイチローの対決を楽しみにしていたが、中止になった。

今年からオリックスの監督に就任した石毛監督から直々に電話が入り、「ゲームを観戦したいなら、私の携帯に電話をください」とのことだった。時間からして、鹿児島に到着してすぐの電話だったと思う。昨年、中等部の指導をしてくれたのが、縁になり、連絡をくれるなんてありがたいことだ。お言葉に甘えて土曜日のゲームをお願いしようかと思う。

今までにチケットを買わないで球団関係者の紹介で入場したことが数回ある。チケット売り場でなく、別に窓口が作ってあり、名前と紹介者を告げるとチケットをもらえる。東京ドームでも福岡ドームでも懐かしい大阪難波球場でも経験した。なんとなく気分がいい。「おれは、VIPだ」なんて思ってしまう。

今年こそ、雨が降らないように願いたい。


2002年04月17日(水) 宿泊学習

新学期恒例の宿泊学習が、今日からはじまった。高校1年は金峰町の南薩少年自然の家で2泊3日の日程で多くのプログラムを消化する予定だ。

学校の創設期に多くの行事を企画する時にほとんど中心になってやってきたので今でも続いていることにホッとしている。野外活動の場所が薩摩半島に偏っているのも出身地の周辺のことをよく知っているからだろう。吹上浜縦走、金峰山登山、宿泊学習と金峰町から名誉町民賞をもらってもおかしくない。

大隅半島に比べて険しい山がなく海があり、生徒が活動するにはもってこいの場所だと思う。アウトドアライフが流行りでキャンプや浜遊びなどをレジャーに取り入れている人が多い。

「アウトドア」と聞こえはいいが、相手は自然であり、文明社会に慣れている人にとっては不便で不自由なことばかりだ。だから、あまり好きではない。キャンプは、暑い・眠れない・蚊が多い・雨でも降るものなら最悪だ。しかし、企画して他人にさせるのは大好きだ。ここまでやらせるか、と思うほど過酷なプログラムを組む。

自然の中で日ごろのストレスを解消し、季節の移り変わりを感じてのんびりするのは、とてもいいことだ。今年の夏は、クーラーのきいたコテージでのんびりとするのもいいかもしれない。


2002年04月16日(火) 勢いと流れ

阪神タイガースの快進撃が止まらない。優勝でもしそうな勢いだ。プロの野球選手だからどの球団の選手も力はそれほど変わらない。星野新監督を迎えて、適度な緊張感が高校野球のトーナメントのような雰囲気で戦っているからいい結果が出ているのだろう。総合力としては、他球団に少し劣るから最後まで続くことはないだろうが、もしかしたらAクラス入りするかもしれない。

1985年の4月17日タイガースは、ジャイアンツ戦でとんでもないことをやってのけた。掛布・バース・岡田の3者連続バックスクリーンへのホームランだった。投手は、昨シーズン限りで引退した槙原だった。その年は、その勢いで優勝した。

スポーツにおいて「勢い」とか「流れ」というのは、不思議と止められない場合が多い。何をしても止まらない。タイムをかけたり、選手を変えたりといろいろな策を講じるが、相手がミスをするまで止まらない。しかし、ミスがでると流れは逆流しとんでもないことがおこる。じっとそのときを待てる忍耐が必要だ。

14日の日曜日に野球部が練習試合をした。2戦2敗で勝てはしなかったが、1年生を4人起用し、それぞれが活躍したことから光が少し見えてきた。1試合目は4安打しかできなかったが、初めて試合に出た夏輝が3打席目にフェンスオーバーのホームランをかっ飛ばし、その勢いで1年生がのびのびとプレーして2試合で安打の2/3は1年生のバットから生まれたものだった。夏輝は8打数5安打と大当たりで3年分を打ってしまったのでは?と思われるほどだった。

高校生もプロの選手も勢いでプレーしているうちは、いい結果が出せる。うまく勢いに乗せてやりことが、指導者の役目だろう。


2002年04月15日(月) 春のにおい

休日に少しだけ郊外に出ると、におってくる。今夜は西の風に乗って家までにおってくる。季節のにおいの中できらいなものの一つだ。竹の林にたけのこがニョキニョキと芽を?出して皮がむける頃に出るあの「たけのこのにおい」だ。

幼い頃からこの時期は毎日のようにたけのこが食卓に上がってくる。家庭訪問に行くと、お土産にと、新聞紙に包んでくれる。これほどダイナミックな食材があるだろうか?竹の子といえども親は10mにもなろうかとする「竹」である。「きのこ」は木の子供ではない。地面からまだ出てきていないたけのこは軟らかくてそのまま食べられるから貴重なもので値段も高い。しかし、少し大きくなるとあくを取り、しっかり煮込まないと硬くて食えたものではない。しっかり竹になっている。

もう一つ、季節のにおいでいやなものは、秋の頃、収穫を終えたカライモがでんぷん工場に集められ、そこで加工されるときに出る「でんぷんかす」のにおいだ。最近は少なくなったとはいえ、田舎に行くと強烈なにおいに鼻をつまんでしまう。鹿児島独特のにおいかもしれない。

もう少しすると、麦の穂が黄色(金色)になり、麦秋の頃となる。春なのに秋とはこれいかに?の感じだが、これには感動する。鹿児島から薩摩半島に向かうとたけのこの香りを少し我慢すると、新緑の山々を見て金峰町の吹上浜沿いにあるスポットはおすすめだ。

これからの季節のうつりかわりは見逃せない。


2002年04月12日(金) コーヒーブレイク

喫茶店で出てくるコーヒーにあこがれていた。高校の卒業前、大学時代のことだ。家で飲むコーヒーはインスタントで全く味が違う。200円ほどの料金で一杯のコーヒーを飲んで大人に近づきつつある雰囲気を味わっていた。それ以来、30年あまり毎日の付き合いになった。トイレに入る回数より多いのではないかと思うほどだ。一息つきたい時、食後、なんとなくと1日5杯として年間1500杯以上にもなろうかと思う。少し飲みすぎかな?

日本人の平均が年間300杯、アメリカが450杯、北欧の国々が1200杯というデータがある。特徴として長寿国が多い。コーヒーと健康については、古くは含まれるカフェインがよくないとか、ガンの原因と言われていたが、最近では逆にコーヒーは健康によいという説が主流になっている。善玉コレステロールを増やす、利尿作用など本来「薬」として扱われたコーヒーがクローズアップされている。

トラジャコーヒーとモカが好みだが、たぶんに「砂糖なめ」のようにも見える。健康維持のためブラックで飲めるようにしよう。


2002年04月11日(木) マスターズ開幕

マスターズが始まる。メジャーの初戦で世界中の注目を浴びる中で最も難易度の高いコースで行われる。まだゴルフをしない頃からマスターズだけは見ていた。アーノルドパーマー、ジャックニクラウスなど往年の名プレーヤーの名を知ったのもこの大会だった。彼らは、今でも出場しているから「すごい」の一言につきる。

昨年4位の伊沢選手に大きな期待をしている。「キング・オブ・スイング」といわれるほど美しいフォームから300ヤードのティショットは、先日の東建カップで実際に見てきたのでよく知っている。大会に先立って行われたパー3コンテストでは2ホール連続のホールインワンを達成したとのことで明日の朝6時から始まる中継がとても楽しみだ。

さて、彼はホールインワンは初体験だったということに驚いた。それほど困難なホールインワンをやった人は周囲にはかなりいる。150メートル以上離れたところから直径10センチほどの穴に入れることは奇跡に近い。奇跡はいつ起こるかわからない。私もゴルフを始めて間もない頃、150ヤードの打上げホールで経験している。音だけはしっかり覚えているが、打上げホールのため入る所は見ていない。それ以来、1ラウンドに必ず4ホールのチャンスはあるが、10cm、30cm、50cmと近いのはあるが、入ってはいない。グリーンに乗せるだけでも難しいことのこの頃だ。3年前、1年間にイーグルを5回出したが、ここ2年間は出ていない。

明日から、4日間早起きをして中継に見入るので睡眠不足は避けられないだろう。
新学期のごたごたも終わりそうなのでお昼ねをばれないようにやってみましょうか?


2002年04月10日(水) 徹夜の営業、勉強

「ダイエー」と聞けば野球ファンなら、ホークスと浮かんでくるだろう。主婦なら「スーパーダイエー」だろう。鹿児島にも3つのダイエーショッピングセンターがあり、よく利用する。そのダイエーも母体が経営危機の状況にあり、リストラや事業縮小に必死になっている。

来月から一部の店舗で週末の24時間営業を実施し、他の店舗でも午前12時まで営業するという。10%の売上増を目指すらしい。夜中の2時でもコンビニで買えないものが手に入る便利さはあるが、はたして10%の伸びが期待できるか疑問だ。

夜でも買えるとなると昼間や閉店間際にわざわざ出かけなくてもいいから売上が増えそうだけど、買う品物は昼だろうが夜だろうが決まっているのでそれほど増えそうにない。緊急にほしいものは、コンビニで事足りる。

少なくとも人件費と光熱費の増加分をカバーできる売上増が見込めなければ即刻中止になるような気がする。もう消費者へのサービスに徹する時代ではないので動向が気になる。

あすから、春休みの課題考査が始まる。徹夜で一夜づけ勉強のものもいるだろうが、3日が精一杯の体力・気力しか持ち合わせない人間の悲しいサガと経営不振の企業に共通点が見出されるような感じだ。


2002年04月09日(火) 座高はなぜ測る?

新学期恒例の「身体計測」、子供達の関心事はただ一つ「身長」である。なぜか、身長は高い方がいいらしい。昨年から何cm、伸びたか楽しみにしている。

身体計測の項目は、身長・体重・胸囲・座高・視力などがあり、個人の成長を見ることと体格について統計的にみるための資料として使われるものである。今のこの時代に栄養が不足していることは考えにくい。身長と体重の比較による肥満度指数の算出に最も利用されている。

胸囲は、体力作りの指標として利用できる。視力も重要な検査であろう。問題は、座高にある。何のために測定するのか?何の意味があるのか?疑問の連続でなかなか解決しない。いすに座ってお尻から頭のてっぺんまでの長さを計る。学習用いすの高さがからだに合っているかの指標にする「下腿長」の測定なら意味がある。しかし、座高が高いから後の生徒が黒板が見えにくいから、座席は後ろにする、なんて説得力はない。

久しぶりに座高を測ってみた。高校時代と全く変わらない。変わるわけがない。体重は大きく変わっている。数年前から、2学期と3学期は身長・体重・視力だけの測定に変わっている。日本人は、明らかに足が長く、背が伸びている。座高はそれほど変わっていない。もっと計らなければならない項目がありそうな気がする。例えば、足の大きさなどは靴を買うときにとても便利だし、頭の周囲の長さは、帽子を買うときに便利だ。


2002年04月08日(月) 新入生とネクタイ

入学式が行われた。少し大きめの制服は、1年生というイメージによく似合う。
最近では、学生服よりもブレザーが主流になりつつある。だれが、考えついたのか知らないがブレザーにはネクタイという、考えようによっては「へんてこりんな」ものを首に巻く習慣がある。年間10回ほどしかネクタイをしないですむ自分の仕事をありがたく思っている。

首は自由に動かないし、暑いし、ラーメンを食べるときには邪魔だし、全くその機能性を感じない。「みだしなみ」と言われればそれまでだが、なにせ、きらいなものの一つだ。

そのネクタイを最初につけるのが入学式ではなかろうか?学生服が主流の頃は大学の入学式、今では、高校の入学式だろう。1本のひも状の布を形よく首に巻くことは容易ではない。自分では、よく見えないし、鏡では、左右反対でぎこちない。
今日の新入生をみると笑いがでるほどこっけいだった。みんな同じ長さの筈なのに首から下の長さがばらばらで数人を結びなおしてやった。

明日から授業が始まる。体育の時間は、慣れるまでは10分早く終わってあげないと次の授業までに間に合わないのではないだろうか?


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