MOTOYANの日々題
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日本のプロ野球が開幕した。これから8ヶ月は、テレビは野球中継に占領されることになろう。ケーブルテレビのBSでは試合終了まで放送するので途中で放送が終わり、ラジオをつけることもなさそうだ。2画面で地上波と衛星放送を見比べると地上波の方が約1秒進んだ映像になる。電波が衛星まで行って帰ってくる時間だけ遅れるのだろう。
昔、20時52分になると「一部の地域を除いて、野球中継を続けます」のテロップが流れて、鹿児島は放送が終了していた。やっぱり一部の地域で田舎だったわけで気後れしていた。ところが、KKB・KYTの2局が開局して以来、それがなくなった。やっと全国レベルの達した気がした。
今では、設備投資さえ行うと全国どこでも同じ条件でTVが観れて都市部と田舎の差がなくなった。しかし、皮肉なことにインターネットに興味を示してからテレビを真剣に見なくなったから、どうでもいいような気にもなっている。まあ、観たいときにいつでも観られる環境があるということは、ちょっとリッチな気分にもなるから精神衛生上いいことかな?
春の選抜で福岡工大城東の不正行為が発覚した。バックネット裏から相手投手の情報をメモでベンチに伝えたという、行為だった。メモを送ったのは副部長で実際にはそのメモは控え選手のポケットに入ったままだったらしい。
甲子園の高校野球では、ベンチには部長と監督と記録員しか入れない規則になっていて副部長やコーチはスタンドからの声援になる。チームが3点先取され、スタンドから何かできることはないかということで思いついた軽率な行動だった。コーチが自軍の選手にアドバイスすることは当たり前のことであるが、ゲーム中は「スタンドにいるものとベンチにいる選手は、話をしてはならない」という野球規則があり、それに抵触する行為だった。スパイ行為ではない。
この情報手段が発達した時代に「メモ」という古典的な方法を用いるなんてなんと幼稚な、と思える。ベンチにラジオを持ち込んで試合の中継で解説者が話すことを参考にして采配をふるう監督がいるという話を聞いたことがある。これは不正行為ではない。組織的にやるのなら「iモード」がある。バックネット裏だろうがセンター後方のバックスクリーンからでもこの程度の情報ならメールでやりとりできると思う。使っているチームがあるかもしれない。「メモ」とちがって絶対にばれない。背番号16は野球が上手な選手ではなく、携帯電話のメール送受信が得意な者を選ぶ、ベンチの奥で試合中は携帯電話とにらめっこというふうに。
実際にベンチで采配をふるうと相手の情報は、それほどおいしいものではない。現実に目の前で見えているし、高校生レベルでは対応もなかなか難しい。それよりもベンチの意向を確実にプレーヤーに伝える手段がほしい。サインの見落としなどがなくなると作戦を実行しやすい。方法として選手の耳にレシーバーをつけてベンチから監督が無線で指示をだす。「次は、盗塁だ」「カーブを投げろ」「走れ」など送信する。監督の意向通りに選手が動くと楽しいだろうな。これも不正行為?
2002年03月26日(火) |
強すぎる、21世紀枠 |
春の選抜が始まった。昨年から21世紀枠として2校が推薦で出場している。昨春は、宜野座高校がベスト4に入り、注目を浴びた。今年は北海道から「鵡川高校」(2年連続、北海道大会ベスト8)と「松江北高校」(国立大学合格者数、日本一)が選ばれた。
21世紀枠は、秋の地区大会では上位に進めなかったが、障害を克服している、勉強と部活動を両立しているなどいわゆる「野球学校」以外から各県から推薦された中から選ばれる。鹿児島からは玉龍高校が推薦されていたが落選した。 ========================================== 選考基準:1、各都道府県の秋季大会8強進出校 2、当該校のほかの生徒や他校およびその地域に野球部の活動が良い影響を与えた学校 3、前述の2つを満たす複数の学校がある場合は過去に甲子園出場経験がない、もしくは30年以上、出場がない学校を優先 ========================================== この選考基準をみるとやはり力がないと出られないわけで、今世紀のうちに、と思っていたが無理なようだから、力をつけるしかないか・・・。
鹿児島大会も始まった。31日に初戦を迎える。
東京では桜の満開宣言が出た。鹿児島は、やっと咲き始めたかな?と思われるくらいであと1週間はかかりそうな感じだ。今年は暖かい春という情報に桜も1週間早いという観念を持っていた。花見を26日に予定している。たぶん26日は五分咲き程度ではなかろうか。
南極の氷が異常に融けているらしい。南極大陸の上には1500〜2500mの氷床があって、それがすべて融けると海面が70mも上昇するというシュミレーションを見た。わが家の標高が69mだから?リビングから魚釣りができるのではないだろうか。
「100年に1度の暖かい春」とTVで報道しているが、100年に1回なら問題ない。しかし、来年も再来年も同じなら怖いことだ。1993年の8・6水害は400年に一度の集中的な降雨が原因といわれた。幸いにその後8年経っても水害は起こっていない。しかし、あと392年も残っている。「上流に団地ができたため」という原因は今のところ当たっていない。
急速な地球温暖化が原因、その裏にはCO2の多量排出がある。という人間にとって都合の悪い理由はできるならでてこない方がいいと思っているかもしれないが、長い地球の歴史からするとほんの僅かな時間で確実に地球は悪い方向に進んでいる。
すっかり春らしくなってきた。「寒い」という言葉を聞かなくなった。ジャンパーを脱いでも上着をとっても心地よい肌もちである。「桜前線」予想も気象台から出されて例年より早い花見ができそうだ。桜前線とは気象用語ではなく、お天気相談所が便宜的につけた名前で本来は「開花(満開)等期日線」と言うらしい。
「桜が咲くと山火事が多くなる」、全国のあちこちで山林火災がおきている。太平洋高気圧に覆われて空気が乾燥して火災が起こりやすい状態になっている。「マッチ一本火事の元」、気をつけましょう。
春になると不思議な事件もおこる。シートベルト未着用で違反切符を切られたあとに自分の車の助手席にあった農薬をイッキのみして死んでしまった。それまでは特に変わった様子はなく、突然の行動だったらしい。切符を切った警察官は寝つきが悪かろう。
中2の生徒達が京都・奈良に修学旅行に出かけている。折りしも奈良の東大寺2月堂で行われている「お水取り」と時期が同じになった。「お水取り」という行事は1250年も続いている、とんでもないことをするもので、何がそうかと言うとわが国でも有数な木造建築の中で「たいまつに火をつけて床に投げつける」しかもお坊さんがそれをするのだから火遊びでは済まされない。実際に火の粉で二月堂を全焼してしまったこともあるらしい。お水取りとは、以下のような行事だ。 ======================================================= 3月1日〜14日に「修二会(しゅにえ)」が行われる。修ニ会とは浄土世界の修行を人間世界に移して行うもので、奈良・東大寺の二月堂で12日に行われる儀式「お水取り(お松明)」はつとに有名。東大寺では開祖・実忠和尚が752年に始め、2週間にわたって観音様の前で自分の罪過を反省し、仏徒としての魂を鍛練する。参籠(さんろう)する僧侶には厳しい潔斎(けっさい)と修行が課せられる。その間は毎夜、大松明が灯されるが、12日の深夜には籠松明という特に大きな松明が振り回され、参詣の人々は争ってこの火の粉を身にうけ、厄除けにしようとする。午前2時ころには、呪師や練行衆が堂の下の閼伽井(あかい)の香水(若狭井から送られる聖水)を汲みあげ、本堂の仏前に供す。この水をいただけば病難を免れ、奈良ではお水取りがすめば春がくるという。 ======================================================= TVで中継があったが、二月堂の中が火の粉でいっぱいになり、見る限りほとんど火災状態だった。400年分の修行を一日でやるというため、修行僧が走り回っていた。「お水取り」というくらいだから消火用の水は十分に確保されているのだろう。
48年前の3月12日は、この世に誕生した日だ。生まれたときの体重が未熟児に近い状態だったらしく、役所への出生届を父の責任において3週間遅らせて戸籍上は4月3日になっている。
このおかげで学年が1年遅れてしまったわけで、もし3月12日で出していたら人生は全く違ったものになっていただろうと思う。どちらがよかったかは、わからないが、これが運命というものだろう。
3月から4月にかけて学校は新年度を迎える。世界では9月新年度という国が多い。日本も9月新年度方式にすれば、今の学校が抱える諸問題が解決できる。 1.学校の国際化への対応がスムーズに進む。 留学や国際交流が盛んになり、海外へ出ていく生徒が多いが欧米の9月新年度制とマッチしないので出入りにムダな期間ができてしまう。 2.夏休みを教師も生徒も有効に利用して新年度への準備ができる。 この3月の多忙さが解消されるだけでもとてもいいことだと思う。日記も書けないほど余裕がない。準備不十分で新学年にはいるため4月も大忙しとなる。夏休みを利用すると準備万端で新学年を迎えられる。「ゆとり」が生まれて楽しい学校ができる。 デメリットは、 1.会社や役所が4月を基準に予算や採用が決められている。 2.季節感がなくなる。入学のシーズンといえば桜の花の下でという、古来からの習わしが、残暑の厳しい頃の入学となると風流がなくなる。 3.9月新学年度に切り替えようとしたときに8月末日生まれを基準に学年を割るために4月から8月生まれの子供達が同じ学年を2回やらなければならなくなる。これが最も大きな問題でこれさえ解消できるとスムーズに移行できるのではないだろうか。8月12日生まれが9月3日生まれになることもあるかもしれないが、今は産婆さんではなく、病院で生まれるので簡単にはできないらしい。
まず、大学が9月開始に踏み切ってもらうとありがたいと思う。高校を卒業してからの大学入試となり、準備期間もあるので高校がゆとりを持って教育に取り組める。
2002年03月04日(月) |
10ヶ月ぶりに犯人逮捕 |
青森の武富士放火殺人事件の容疑者が、逮捕された。事件から10ヶ月ぶりのことだった。報道によると容疑者は、ごく普通のタクシー運転手で知る人は一様に「あの人がそんなことをするなんて信じられない」というコメントを出していた。
昔の凶悪な事件は、いかにも凶悪なことをしそうな人相と風貌が見受けられたが、現在ではそのようなことはない。「まさか、あの人が?」ということになる。警察も容疑者を絞り込むのに苦労しているようだ。テレビドラマを見ていると科学捜査技術(指紋・血液型・DNAなど)の驚くべき発達でとても罪を犯して逃げ切ることはできないと思われるほどだが、犯人を特定するのに時間がかかったり、迷宮入りしてしまう事件が多い。
情報が多すぎて裏をとるのに時間がかかる、証拠品や遺留品が少ない、など捜査を困難にしている要因は多い。 犯人が見つかっても失ったものは帰ってこない。殺害された方の遺族の悲しみは変わらないだろうし、犯人逮捕がせめてもの慰めになるのだろうか?
市内の南部にいつの日にか、大きな観音像が建てられた。はじめてみたときは、宗教関係の施設のシンボルマークかと思っていた。ところが、うわさ話を聞くと何ともいえない気分になった。「交通事故で娘さんを亡くした遺族が建てた」らしいが、この後はとても書けない内容だった。
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