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無情 2002年01月31日(木)

幸せなんだね
なんて言われて
不幸者だと思うときはなかった
確かに楽な人生送ってきたかもしれない

なのに突然変わった

君がいないと不幸せ
君の方に頭を乗せていたい
君がいないと不幸せ
君の手を温めていたい

腕を切り裂く
血にまみれる
人はなんて無情なんだ

誰も僕の周りにはいない

明日はどっちにあるんだ




求める 2002年01月28日(月)

人との繋がりなんて
すぐ消せるわ

ほら
こうやって
あなたの腕を切り裂けば

だけどどうしても
あなたに会いたかったの
理解不能だろうけど
会いたかったのよ

この血が
止まる前にお願い




逃亡 2002年01月27日(日)

たぶん
逃げることも出来ずに
ここに留まるんだろう

結局
すべてを終わらせてしまうんだろう

責任とか義務とか
なんかそんなもんに
負けて

普通の人間として暮らしてる

それが嫌とか何とか言う自分
何がやりたいかもわかってないのに




飛び上がれ 2002年01月21日(月)

味気ないなぁ
とか
つまんないなぁ
とか
そうやって毎日過ごしていた

誰かは
誰かに
告白してた
誰かは
何かを
一生懸命してた

僕は
僕しか
見てなかった

何かをやりだすことに
恐れおののき
自分に閉じこもるばかりだ

楽しい日々なんて
きやしない




本意 2002年01月18日(金)

私の本心なんて
誰もわかっちゃいない
言わなきゃ誰もわからない

そんな他人事みたいに言うな
そんな誰でも言えるようなこと言うな

言えるなら言ってるわ
さっさとさ
言えないからこうしてるんじゃない

現実と空想の違いだよ
空想で言えても
現実では言えないんだよ
わかんでしょ
そんくらい




感涙 2002年01月17日(木)

無償に逃げたくなるときもあるもんだ
泣きたくなるときもあるもんだ
感情を伴うとやっかいなんだ

だけど人間が好きなときもあり
嫌いなときもあり
そうやって生きていくもんだ
こう考えるのも感情だ

英語を聞いてみたり
音楽かけながら寝てみたり
早起きしてみたり
非日常的なことをしてみたり

疲れるもんだ
だけどなんとなく心にくるもんだ
涙が出るもんだ

それは感動しているからだ




ある古書店 2002年01月14日(月)

私は古書店で首を折り曲げ
ずーっとずーっと立ち読み

店主のおじいちゃんは
ほのぼのと笑い
お孫さんのバイトさんは
しゃきしゃき働き

その中でずーっとずーっと立ち読み

心は温かい
その時間を楽しむ

それだけで外の世界が冷たいことを
忘れる




内面 2002年01月13日(日)

明日になったら
わかるでしょう
わたしの愚かさも
あなたの醜さも

それは
たんなる外面じゃなくて
見えない
見ることのできない
何か

とてもとても
汚いはずで
正直なはずで

もっとも
本当に人間であるなら




凶悪殺人犯 2002年01月12日(土)

にんげんなら
なにしたっていいなんて
そんなことないわ

そんなの
だれでもしっている
そうおもいこむ

だけど
なぜひとはころされる?
なぜひとはじさつする?
なぜひとは
ひとのきもちをかんがえない?

あしたになれば
けろっとして
まるで
きょうあくさつじんはんのように




妄想癖 2002年01月11日(金)

24時間の4分の3は
あなたのことを考えるの

私の体の半分は
あなたで占めてるの

愛に溺れてるの
頬をピンクに染めるの

ああ なんて素晴らしい1日
ああ なんて美しい日々

そうやってまた
何もしない1日が始まるの




2002年01月10日(木)

悪を潰したと思った
自分は正義だと思った

輝かしい功績だ
世界の英雄だ
胸を張って生きてよいのだ

だけど私は
血まみれの掌を見た

それは
何に染められたのか?




愛夢 2002年01月09日(水)

あなたとなら
素敵な夢を見れるのかしら?

それならずっと抱きしめて
身が枯れるまで
どうなってもいいから

そんな
可愛らしい出来事があるのかしら?

人を愛するなんて
この世で一番打算的だわ
それなのに
何故か直感的だわ

狂おしいほどの
あなたの愛と夢




虚無 2002年01月08日(火)

どのくらい
愚行を繰り返せばいいものか

規則なんてどうでもいい
腐った世界
破る奴がいるから
また
新しい規則ができる

アホらしいとか言う
あんたもあんただよ

私は何もないところで








鉄壁少女 2002年01月07日(月)

別に無理に
愛してくれんでもいいよ
うざったいから

ただ
私があんたを
愛してしまう
理由を教えてよ

こんな
私は青臭い
血生臭い




思い 2002年01月06日(日)

好きです
好きです
好きです
愛しています

思ってるだけで
通じる思いなんてあるものか

嫌い
嫌い
嫌い
大嫌い

態度でわかる
思いはなんて簡単なのか

きっと
人の思いは
魔法でも分解できない




乙女の歌 2002年01月04日(金)

空を突き抜けるくらいの声で
あなたの声で
大きな声で

太陽は輝くのです
雲は流れていくのです
そしてその声は
誰かを動かすのです

今日は晴れましたよ
さあ
あなたの歌を聞かせて




歌姫 2002年01月03日(木)

私は誓ったんです
あの日に
あの太陽に

生きることほど
つらいことはありません
私にとって
最大の罰になるんです

あの人のために死ぬことはしません
きっとこれからも生きるんです
毎日泣くでしょう
毎日思い出すでしょう

それでも生きるんです
そして愛してやまないあの人に
歌うんです





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熊野
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