汽車
2001年12月31日(月) 私の前を 何回も電車が通るの ときには2つも ときには車両が少ないのも 何時間経つんだろう 結構経ったんだろう こんなに電車を見たんだもの こんなに新幹線を見たんだもの でも待っているのは違う 待っているのは あの頃の草むら あの頃の踏み切り あの頃のあの頃の あの頃のあの頃の 思い出すのは色と香ばかり ただ悩むだけ 今の踏切を渡れない私がいる 嘲笑 2001年12月26日(水) あの子は笑う 高笑い 面倒だから僕は逃げた その子は笑う 嘲笑い 悔しいから僕は走った この子は笑う 苦笑い 何が可笑しい 僕が可笑しい 逃げる場所なんかない 僕は笑えない 空中飛行 2001年12月25日(火) しらばっくれた あの夏の午後 僕は捨てられた 空中をバラバラになって飛んだ あぁこれが空か 目は虚ろ 心は満たされる 僕らの行方は きっとこの場所が知っていた 僕はそこに行きます 彼女は笑っている 未来 2001年12月23日(日) 安全なほうへ 楽なほうへ 自分の欲望のままに いつのまにか そんな動物へとなり下がった 何も面白いことなんて起きなかった 何もやらなくても済んだ それは生きることになるのか 僕にはもうわからない 呪縛 2001年12月22日(土) 長いこと離れていれば 君を忘れられると思ったんだ 笑う君も 鬱な君も 泣く君も 怒る君も 汚い君も 何も求めてやしてなかった たぶん 愛していた だから呪縛だった 眼が赤くなるほど 君を求めてる 厭らしい 気持ち悪い 逃げて逃げて逃げて ずっと会わなければ 君を忘れられると思ったんだ 探し物 2001年12月19日(水) 僕は君を探すの 夜空を翔け抜け 森を走り 棘を千切り 傷だらけになって 君は独りで佇んでいた そして笑う 何故探すの? 理由がいるの? 理由なんてない 理由なんてないよ でも 僕は君を探すの 愛する方法 2001年12月17日(月) あなたを愛する方法 性格が好きなの 顔が好きなの 頑張る姿が好きなの 声が好きなの 笑顔が好きなの すべてが好きなの ただこれだけで OKです 雪の結晶 2001年12月14日(金) 貴方は冷たくて とてもとても寂しい目をしていて そして何も言わなくて わたしには貴方を助けてあげられない どこか遠くを見ている貴方 わたしが涙してもしょうがないのに 勝手に泣くわたしがいるの 貴方はまるで 雪の結晶 冷たくて 触るとすぐに消えてしまうの マイファーストリアルブルー 2001年12月13日(木) 君に会いにいきました。 今日はとても晴れていました。 君も笑顔で僕を迎えてくれるだろうね。 ほらほら 雲があんなに速く走っていくよ。 僕も君のもとへあの速度で行かなくちゃ。 可愛い可愛い君のもとへ。 なんて言ってみたりして。 ホントは僕は口下手で。 ホントは僕は硬派のフリして。 いつもなんちゃってマンなのさ。 だって今日は本当は 大雨だもの。 復讐 2001年12月12日(水) 君を愛する理由も なくなったけれど 僕は彼女を殺そうとしていたから 僕はそのために君と寝たから 僕は君をも殺そうとしたから それで君を愛するのは むしがよすぎるから 愛しているフリも 愛していないフリも どうでもよくなるもんなんだね 彼女はいなくなったけれど 君は僕を愛せますか 置手紙 2001年12月08日(土) 笑っている人が 幸せとは言えないですから いつも笑っているあの子 僕は傷付けたんです 痛みを与えてしまったんです だけどあの子 笑っていたんです 平気だと思っていたんです だから僕も笑いかけていたんです 本気で笑ってしまったんです でもあの子は本当の笑顔ではなかったんです 柔らかに僕に笑いかけていたんです そしてあの子は去りました 何も言わずに 僕は顔が熱くなりました 何に対して? さあわかりません だけど怒りも悲しみもあったんです それからあの子は ツライと一言 置手紙をしていったことに気付いたんです 自分自身 2001年12月07日(金) 味気ナイとか つまんナイとか 自信ナイとか 全部独りよがりで 全部思い込みで 結局の所 人目ばっか気にして 自分で自分を追い込んでみたり 本気で何かから逃げたり 残るものは何もナイ 見つけられるものもナイ うわべだけの会話ならいらナイ 私を愛してやるの 嫌いでもいいの 愛すればそうなるの きっと笑えるの 嘘つき 2001年12月06日(木) 僕は嘘つきですか? 君と居るのがいやで 君に別れを言いました 君は「ウソツキ」と言いました 何が嘘だったのでしょう? 今までの思い出を振り返ってみましょう 僕は君を大好きだと言いました 君は僕を大好きだと言いました ああ これが嘘か だったら僕は毎日嘘をついているよ 犯罪者 2001年12月04日(火) ごめんなさいじゃ済まないことは 警察を呼びなさい ってママが だから僕 1・1・0 って押したの 何が悪いの? ママの言うとおりだったよ? 僕は泣いたんだ そしたら 警察は僕を庇うの やっちゃった 犯罪者さん バイバーイ 飼育 2001年12月03日(月) 自由に飛べない どこかへ行けない つまらないつまらない 君は僕を掴む 放さないから 痛い痛い お願いだから そのドアを開けて 爪をたてて引き千切っちゃうよ? お願いだから その手を開けて そうしないと君を引き千切っちゃうよ? それでも 思うようにはならないらしい どうやら僕は 飼い猫らしい がんば 2001年12月01日(土) この場所には 大好きなものがあると知った 大事なものがあるとわかった それは自分次第で 考えかたの変換で 頑張ってみる価値はあると思う 事実はこの先 死が待っているということ 別に何かに縋ってもよいじゃない 泣いてもよいじゃない 明日笑えばよいじゃない 誰かが囁いてくれるから 一緒に頑張りましょう |