絶海の孤島に一人流れ着いて
何年もずっと生き抜く
その人こそ
生きた証を残したいと思うだろう
生きてる今
生きた証を云々いうより
人を傷つけることを残さない
その方がよほど大事と思う
一人で生きた証ではなく
ともに生きた証だから
私は今生きているし
それ自体が証だし
誰かと話し笑い泣き
汗して力合わせて作業して
私の言葉と笑顔を
その人が思い出してくれても
明日忘れていてもいい
残り続けて欲しいとは
全然思わない
残そうとしなくても残るものだ
歩いたところが道になる
生きた証を残すということに
こだわっている人がいるけれど
それは名を残したいのだろうか
証すために生きているわけではなく
生きたから残るのだと思う
残すのでなく
生きれば残るのだ
良くも悪くも
悪いものを残さぬようにすることの方が
大事じゃないかと思う
生きてゆくのに必要な力は
抜きんでた能力でなくていい
人と温かく交流できればいい
かたちでなくこころで
それで十分ではないか
そこから始まるのだから
それが力になる
それが助け合いになり
支え合いになり
補いあいになり
一人でできないこともできる
それは互いに感謝にかわる
それが世に役立つことだ
人はそうやって
自分を証してゆくのだと思う
生きた証って
そういうものではないかと思う
過去の自分の上に
今の自分がある
積み上げられ
上書きされたものだ
変化したものだ
戻らない
それが事実だ
タイムスリップも何周目もない
今の今が自分史上最先端なのだ
忘れることができるから
前を向けるのだと思う
つまらないと思う苛立ちの
理由がわかった気がする
共感するとかしないとかでなく
自分はそういう場面で
そんな気持ちにならなかった
なれなかった
遠いところにいた
そういう言葉を使わなかった
そういうことだ
ばかじゃないのか
たぶんばか
きっとばか
ばかにちがいない
ふっと消えた感のする知人
あれ ？
なんとなく影がなくなった
なりを潜めたというのか
音沙汰なくなった
突然縁が切れたような感じに
急にしずか
つい最近まで元気な声だった気がする
一件落着に力を使いすぎたのか
音信不通とまではないと思うけれど
冷たい雨だと予定が狂う
GWは晴れの想定
暑くても らしさのひとつ
暴風雨の中を突破したこともあるけれど
冷たい雨は悲しい
ハンドメイドのお店に
新しい作家さんのが入ってた
柄もデザインも好み
優しくてかわいい
一目惚れでゲット
続きはあるのかな
すごく楽しみ
人それぞれ
かたち変わらずずっと在る
各々の落ち着くかたち
人って変わらないものだな
自分のかたち・・
終わりたいところで終わるかたち
構成とか終わりの決め はない
最後に決め台詞を用意して
カッコつけたいらしい
そういうふうに終わりたいらしい
でも井戸端会議には いらんでしょ
井戸端会議見学ではないので
そういう系の話題に興味はないんです
それはそれでSNSで披露してください
自画自賛して誇りと言いつつ
うだうだ評価を気にしている人
人からの評価を受けたくないなら
人前に出さねばいいのに
ご挨拶返しのいいねをのぞみ
指導的評価は望まないらしい
それが誇りらしい
何なのだろう
誇りは
人の評価を期待して揺れるものではないと思う
人と比べるものでもないと思う
己の胸にまっすぐに立つものだと思う
お菓子の包みに蕪村の句があった
百人一首のお店は知っていたけれど
蕪村かぁ・・
それは知らない句だった
菜の花や・・ とか
春の海・・ とか
小学校で覚えたのは
のどかなおじいさんのイメージ
書きかけてやめた
所詮くだらないことに
かかわるだけだ
その人たちは
かまってちゃんなんだろう
自分で決めたことだ
自分の思いを記す
それだけだ
小さいひとのように
思いつくまま
手当たり次第
やってみるのが
いいかも知れない
雑に見えて
案外的を得ている
案外捗るかも
大人はすぐ
それの前には
これをしておかねば
などと思うから
ウソモホウベン
それもありでせう
正直に伝えることと
真実を伝えることは
同じとは限らないから
傷つけたくないから
疲れると思い浮かべる
風の丘 遠き山並み
林の小鳥 野の花
清々しい風
今日ふと
違う景色を思った
私は瓦礫に埋もれている
目の前の瓦礫を外すのだ
一つ一つ
押して引っ張って
抜き出すのだ
黙々と汗して
瓦礫から
抜け出るのだ
何か力が湧いてくる気がした
怒涛の如く
駆け抜けたのは私
その戸を押して
開けたのは私
入ったのは私
私が自分でしたことは
すんなり納得がゆく
晴れ晴れと
遠いこととなったのだ
はるか後ろになったのだ
多分もう気にならない
多分どうでもいいこと
戻ってみたところで
くだらないこと
消すことは難しくても
縮小してゆくことはできる
そこから始めればいい
少しからすればいい
浸るというのは
享受することだ
したい してみたい してみる
という能動から離れることだ
歌わず
指も動かさず
その曲を
ただ聴き続ける
雨の休日のこの時間帯
憂うでもなく寛ぐでもなく
ゆっくりと流れる時間
今日のことは考えない
昨日のことと
明日のことを考える
高原の木立ではなく
山奥の森でもなく
里山の雑木林
様々に豊か
日々色とりどり
光が差し 陰り
雨が落ち 緑がひらく
まばゆい花 漂う香り
ひそやかな花 葉陰の実
梢のさえずり
落ち葉に足跡
五感で歩く
大きな植木鉢たちを
場所替えしようとしたら
底から根が出ていて
土中にものすごく張っていて
外すのに予定外の時間をとった
短時間だけれど
結構疲れた
最短距離をと思わずに
蜜蜂のように∞に歩けば
かなりの運動になるかも
空を見上げるのでなく
水底をのぞき込みたい
龍が潜んでいそうな
龍が淵
緑のような
蒼いような
鏡のような
波立っているような
突然
天へと昇るのを
夢の中で
怖がりではないと思っている私が
尻込みするようなことを
わたし怖がりなんで〜と言ってる人が
平気でできてるのを見てわかった
私はその人より怖がりだと
本当は怖がりだったのだと
怖がりと思われるのが嫌で
努めて平然としてきたけれど
不安や怖れと対峙しないで
先送りしているだけ
強がっているだけだったと
ずっと迷っていた草稿を
またしても飛ばしてしまった
よくやるミス
そこがどうなっているのか
分からないから
探索に行く
核心に近寄ってゆく
頭の中で鳴っていた歌の
音が小さくなった
ロック調がバラード調に
呟くように
それも本家より好きなカバー
今の気分
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