消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1918年05月31日(金)

好きな言葉は 「愚直であれ」

難しい道を選んだほうが結局後悔しない 



 ある俳優さんのインタビュー記事(新聞)から


1918年05月30日(木)

新聞のコラムに

登山の世界では 道具の軽量化は絶対だ
長距離登山では 荷の重量オーバーは命に関わる

街でも軽さを追及する

持ち物が軽くなると 体が疲れづらくなる
精神的にも楽になる 
外出が億劫でなくなり フットワークが軽くなる
行動力が増し さまざまなよい成果につながる

メンタル面が改善されることで 
思考がクリアになる
集中力が増し アイデア力が高まる
「軽量化」は人生をシンプルにし 
クリエーティブにしてくれる

「人生好転のきっかけは、常に小さな一歩から」

手始めに財布を軽く とあった


そうなんだ
なるほど

財布やトートの中を思ってみる


そうだな
生活の軽量化って
いま本当に大切かもしれない
何かにわんさかどっぷり浸かっている自分
沈んでいくのかもしれない

身の回りを選択することを課題に


1918年05月29日(水)

妖怪 と口にした君


そんなふうに世界を見ているのか


1918年05月28日(火)

埃がなんだ
虫がなんだ
人間そんなにヤワじゃない
そんなに神経とがらせないで

そう思わねば

やっていけない
付き合いきれない


1918年05月27日(月)

彩りの小さな絵皿

意地の張り合いの遺物


1918年05月26日(日)

あなたの頭の固さは
小さい時にしっかり耕さなかったからじゃないですか?

固い土にポット苗を並べるだけで
満足してきたのじゃないですか?

もっと耕して
新しいものを植え込んでください
しっかり育ててください


1918年05月25日(土)

小さなエッフェル塔
ピンクな花庭
巴里プロジェクト再開

本気になろう
危険ゾーンにいる


1918年05月24日(金)

なんか生まれ変わりたい
リセットしたい

というか

ワープしたい


1918年05月23日(木)

駅への下校路を違反して
家がそちらという顔をして
おしゃべりしながらさりげなく
左に折れて小橋を渡り
右に折れて坂を下る

足の速まる急坂のなかほど
領事館のゲートの奥に見える車寄せ
きれいに刈り込まれた小山ほどの築山は
紅と白に分けられたツツジの花で埋まる

まなうらのその鮮やかなコントラストは
初夏のまぶしさの中にある異国
坂道から見るはるかな海はきらめいていた

少女ふたり無邪気に内緒の路だった

長閑だったんだね

中に人を見かけたことはなかった
街中の喧騒を少し離れた住宅地
海を望める山ふところの
しずかで空気のいいところ
どこの国の領事館だったのだろう

まだあるだろうか


1918年05月22日(水)

思うだけでなく言葉に残す作業は
もう一人の自分への宣言だ
迷う自分への決着だ
忘れ流される自分へのストッパーだ

記すことは
ピッケルを使うのに似ている


1918年05月21日(火)

満月だった日

ふと気になって窓辺に寄った
真正面 向こうの屋根と屋根の間に
低く上る赤いまるい月が見えた
まるで火星か何かみたいな

満月かな
そう思って暦を見たら
やはりそうだった

いつも思う
満月は人の心を惹く
見えなくても何かを感じさせる

地球の影がかかる月食状態でのぼる満月
だから東京の方では上り始めは赤くて欠けた満月で
しばらくすればもとに戻るらしい
西日本では見られないらしかった

ふしぎな赤い満月だった


1918年05月20日(月)

好みが少しばかり少数派なのか
お気に入りのものが消えてゆくことが多い
手に入らなくなったら・・と思うと
ストックを重ねてしまう


お気に入りを思い浮かべれば
悪い気分から抜け出せると歌にあったけれど

お気に入りという言葉にこだわるのは
もうやめにしようと思う
過去のお気に入りや今のお気に入りに
固執してたらだめなんだ

執着して固まっていたら
軽くもなれない
広がってもいかない

忘れてもいいし
切り捨ててもいいのだ

風のように雲のように
花の香りのように
やわらかく流れて広がっていけばいい
新しいお気に入りを見つければいい

ずっと持っていたものを
少し整理してみようと思う

箱は何もはいっていなければ
カラバコだ emptyだ

玉手箱でもパンドラでもない

カラバコを積むのはやめにしよう


1918年05月19日(日)

なんか最近大雑把に生きている
そう思った
だから花のこと気づいてなかったと思う
きっとずいぶん前から咲き始めていた


1918年05月18日(土)

ごく自然にそこにある花
白も黄色も薄紫も

普通にそこにゆれていて
そのことにふと気づいて
ほっとする

華やかではないけれど
ゴージャスではないけれど
やさしい花
そこに生きている花


1918年05月17日(金)

時間切れでプロジェクトは幕引き
ミッションではないから
引き継ぎはなく結果はそこまで

何とかほぼ達成だけれど
まだ満足なレベルではないのに
それで終わっていいの?
続ければ高い結果を得ることは明白なのに
名乗りを上げないのはなぜ?

未来への投資 考えてますか?

何かすれ違うよ


1918年05月16日(木)

愛でる春ではなく
よみがえる春
みなぎる春
そんな陽気になった

日差しはもう春を通り過ぎた

少しばかり疲れる


1918年05月15日(水)

あなた方 のん気すぎるのです

もっと事実をつかみ
緊張すべきです


1918年05月14日(火)

解き放たれてもいいのかな
それが呪縛なら

エッフェル塔も
花の地図も
なんだかもう遠い

記憶のための記録なら
消えてもきっと大丈夫

だいじなことなら胸にある
消えずにずっと思い出せる

だからそんなこと
キロクするのはやめたらいい

果たし状なら
挑戦なら
胸の内に残せばいいのだ


1918年05月13日(月)

ぐしゃぐしゃ といった 

きみのその一言で


思い切れたよ

生まれ変わって一週間も経って


1918年05月12日(日)

br ひとつの安定


そういうものかな

日々うつろぐ


1918年05月11日(土)

小さな波動を繰り返し
ゆさぶられ揺れながら
生まれ変わるのだね
ほんの小さな波を確定しながら

かじをとるというよりも
舵をしっかりもつことから

自分を見つめなおして
変われる部分がわかる

それからゆっくり舵をきればいい
あせらないでいいゆっくりでいい


1918年05月10日(金)

自分で思うほどには重いものはなく
案外持ててしまうのだね
そして
そこに置くことだって簡単だと
気づけばいいんだね


1918年05月09日(木)

天窓を開けられずにいた
月も星も見ずにいた
時が流れて夜空はかわる
もう春だ

かごに入れた蜜柑に鳥たちが寄る
あちこちに梅も香る
風に小さな虫の羽音がするだろう
土の匂いを確かめよう


1918年05月08日(水)

小さな子たちの教室で
たとえば園児や一年生で

異国の異時代の
見たこともない形状の
何なのか見当もつかないような道具を
見せ触らせ考えさせる

何だろう
何をするのだろう
どう使うのだろう

どれだけ活発に思いが湧き
考えが飛び交うだろうか
たぶんその辺りに
そのクラスの伸びしろがあるように思う

習って理解し練習する
学習はそこにとどまるものではない

発想を促す
目標はそこにあると思う

教わったことを
言われた作業を
ただこなすだけの人生ではなく

自ら開き進める人生を歩めるように


1918年05月07日(火)

うまれかわるときめた


もういいじゃないか
あきらめたっていいいじゃないか
あがくのもなやむのもやめて
くすぶることをすてて
すべておきさって
うまれかわればいいじゃないか

そのひはきみのためにある
そう神がきめたのだから

すてるのでなく
ぬぎすてるのだ

きみはうまれかわれる
わたしも うまれかわれる

だからうまれかわる

ひとみのおくに かがやきをみたい


1918年05月06日(月)

パトリック・チャン選手のスケートが好き

氷にナイフを突き立てて挑むような音ではなく
挑むというより愛おしみ慈しむようになめらかな音
音がないと思うほど
空気を切り裂いて進むのでなく
その空気をやさしく抱きとるような
そんなふうに見える
いつも一番やわらかなスケーティングだと思う
羽毛のように軽やかだと思う

静かにやわらかで
風に吹かれる羽毛が鏡面をすべるように
いつもやさしい


晴れ渡る空 澄んだ空気 凍る湖面
ふわりと舞いおりた柔らかな羽毛

小さな風にすーっとすべり
ふっと吹き上げられてくるりと宙返り
やさしく降りたちくるくる回っている
そんなふうに見える

彼の柔らかなシャツが
風をはらむのが好き

メダルに関係なくずっと見ていたいと思う

氷の上を滑るってなんて気持ちがいいのだろう
あんなふうに自分も滑ってみたいと思わせる
ただ一人のスケーター

他の人のは音楽が聞こえないと
ただのつなぎ合わせの練習風景に見えるのに

彼の演技は音がなくても
彼の動きから音楽が流れ出てくる気がする
彼の演技そのものが奏でている気がする

Sochi は青かった


1918年05月05日(日)

花の街パリの苑なのに
少し手から離れたペンとノート
日々の支えだったけれど

ある日突然変わるものだね

健康が一番大切ということ


1918年05月04日(土)

この現代に生きて
ストレスなんて誰にでもある

やたら使うのは自分で対処する能力のない人間
解消の模索の路を見つけられない人間
見つける努力をしない人間
馬鹿な人間
そう思ってきた

だから私は一切使ってこなかった
馬鹿にはなりたくなかったから

でも

言うが勝ちなら
流行語大賞です

それならこちらも大いに
使わせてもらいます

一発逆転
一言の重み
ノックアウト


1918年05月03日(金)

ニュアンスの違いをわきまえずに
正しくない言葉を使って
話をこじらせているのはあなたでしょう

なんでもいっしょ じゃないよ
ちがいはなににでもあるよ
きづけないだけのばかでしかないよ


1918年05月02日(木)

その消滅を
真摯に願うのなら

手立てを考え段取りをつけ
丁寧に待つのなら

それは悪いことではないでしょう

それは呪詛ではないのだから


1918年05月01日(水)

昼日中 家中のすべての照明を点けた
あらゆる場所がさらされる

いまの自分の姿が見えた気がした
在りようが見えた気がした
生き様が見えた気がした

さあ どーする 
どう生きますか




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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* * * * * * * * * * * *        

− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


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