消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1907年02月28日(木)

ピエール ド ロンサール が 次々咲き出した
いくつか切ってきてボヘミアングラスに挿している
ずいぶんはなやかだと思う
デュランディも切ってくる
白のミニデンドロも切ってくる
鳴子百合も切ってくる

ほんとうはずっと庭に眺めたいけれど
雨や虫に傷つく前に
今年は躊躇わず切って飾ろうと思う


1907年02月27日(水)

敬意をもって
貴女と呼ばなくてはいけないね
がんばっているひとへ


1907年02月26日(火)

眼前のことに全力を 
それも大事だろうけれど
そのもっと先へも目を向けて

視点をもう少し遠くへ
そこと今とを結ぶライン上に
次の一歩をみつけてほしい

なんだかでたらめに出す足が
ぐるぐる回りしているように見えるよ


1907年02月25日(月)

滝のような雨が
ぱたんと途切れるまた落ちるの繰り返し
今はすかっと止んで眩しい
これってエールかな
門出ってことかな
挑もうとする君
がんばれよ


1907年02月24日(日)

こんなに激しい雨の日は
雷の落ちた樹を見てみたいと思う
雷に打たれて果てたいと思う
天と地を一瞬に繋ぐそのエネルギーの内に入ってみたい
眩むのか熱いのか痛いのか
黒焦げは嫌だけれど 
命と替えて取り巻く光を見てみたいと思う
不謹慎だねごめんなさい


1907年02月23日(土)

考えすぎなのに
なんか抜けてるよどこかずれてるよ
行動に移すのが遅いよ出遅れてるよ
ほらまた大降りになってしまった
何でもそうだ
止めずに出てゆくのは偉いとは思うけど
他に方法ないのか
決めるのも変えるのもワンテンポ違うよ
それがキミのペースなんだけれど


1907年02月22日(金)

頭の芯が眠っているような
アレルギーの薬のせいかもしれないけれど
こんなに深く息を吸っても
最後まで吸いきったカンカクがおこらない
いつまでも酸素が足りていないような
ちゃんと息をしているのかさえ不安になるような
物足りなさが続く
何かの栄養が欠けているのか
Feって酸素を運ぶんだっけ?


1907年02月21日(木)

嫌な夢だった
手編みのマフラーを数本もって街を彷徨っている
誤解されるといやだと思って
毛糸のマフラーを売ってる店には立ち寄れない
手芸店のおじさんが中から声をかけてくる
それ(私の)2本とこっち(店)の3本で交換しないか
まぁこの店は人件費の安い国で作らせてるのね
糸も安物だし編みのセンスもよくないし
本数で決められないよこれ私用なんだから
とても応じられない
途中気がつくと左の靴がなくて右はビーチサンダルでいる
靴屋がなかなかない 長靴はいらない
いったい靴屋はどこにあるの
必死で彷徨っている

そのとき思った
文明の国の街中にいて靴が無いことはミジメだ
もし服がぼろでも髪がぼさぼさでも
食べてなくとも風呂に入っていなくとも
ひとは他人のことはそんなに気にしないだろう
けれど靴の無い人を見たら
一応 怪訝に思ってみるだろう
ココでは異様なのだ

目が覚めて思った
そうだ初夏の颯爽とした靴を探しに行こう


1907年02月20日(水)

人付き合いはメンドウと言って
バーチャルな世界に逃げ込んで
こまめにブログ付き合いしてる君
どこに本当の君の言葉があるの


1907年02月19日(火)

美しい記録を撮って
誰に伝えるというのだ
誰かに という不特定多数は 誰でもない

伝える相手がいないということ


1907年02月18日(月)

雨の合間の曇り日
時おり少し日が射したりして大いにチャンス 
さくさく用事してやっとラインが見えてきた
目鼻がついて肩が軽くなった
仕事はこうでなくてはね
あまりに雨ばかりでは次へのやる気が失せてしまう
いったい今年は五月晴れが何回あったというのでしょ
スカッとしない


1907年02月17日(日)

庭に出て花を見ることの
何か愉しいのは
咲き誇る鉢植えを買うのでなく
育つのが見えるから
あの芽もあの蕾もあっという間に
大きくなっているから


1907年02月16日(土)

嵐のように単純に
ただそういうことが重なっただけかもしれない
過ぎ去れば何事もなかったように靜か
そういう時期だったそれだけかもしれない
振り回されて動揺したわたしがばか
窓から見えるいつもの世界に戻っただけ
靜かに何かを待っている
遠くの何かに思いを巡らせ


1907年02月15日(金)

時間はまだあるのだから
憤慨してばかりいないで
気持ちを静めて
誰かのためにと目をつぶって
できることをしよう 


1907年02月14日(木)

有名な観光スポットの街並みや建物の記憶は定まらないのに
花のことはとても覚えている
どこのどんな道を歩いている時にどんな花と出会ったか
山でも野原でも田舎道でも街中でも公園でも
或いはいろんな庭先に
咲いている首の傾げ方も風も日差しも覚えている
たぶん建物より人の方をよく覚えているのと同じ
今恋しくてならないのは
あの登山道の入口に一面に咲いていた白い花
もう一度訪れたい


1907年02月13日(水)

魔が差すという愚かな行動は
きっとヒマを得たからだ
心に体に時間に空きができたからだ
忙しければ思いつきさえしない
ぐずぐず筋立てに思い悩むより
できることから見えていることから
次々こなしていれば
いつか繋がってゆくだろう


1907年02月12日(火)

頭痛薬の眠気だけ
何もしないと決めればとても楽なのに
できないのにしなければと思い続けて疲れるだけ
脳を休めなさい
神経を閉じなさい


1907年02月11日(月)

それは何の影
あやしげな通り道
無言の足音
どこへ集まるというのだろう
何をするというのだろう
異国の時計
あなたの気づかぬ夜


1907年02月10日(日)

なんてお気楽な人たちなんだろう
いいよね
いいかも
そうだね
それでいいのかも
案ずるより産むが易しというから
たぶんそうなんだ
時間は迫ってると思うかまだまだと思うか
気の持ちようだから
きっとそれでいいんだ
わたし一人苛立っても仕方ないんだ


1907年02月09日(土)

むやみに土を掘り返しても
新しい芽が出るわけではない
きれいな石が出るわけでもない

そこで何をしたいかで
掘るべき場所は自ずと決まる


1907年02月08日(金)

湿っぽい重さはなく
少しばかりの湿り気がある
しっとりとやわらかな夜気
よい夜だ
穏かな空気が土の上に満ちている
ゆったりとした夜の庭だ

花たちはゆっくりしている
昼間の新緑のざわめきから解かれて


1907年02月07日(木)

最近荒れてるね
言葉が荒れてるね
大したことでもないコトに
荒っぽい議論ばかり吹っかけてくるね
キミの持ってる答えは乱暴すぎる
間違いではないけれど
一般的にはきっと極論と言われると思うよ


1907年02月06日(水)

色々のことが頭の中でばらばらで繋がらない
断片的な感情しか出てこないから言葉がない
最優先でするコトの選定ができない
だから連絡できずにいます
何もせずに待つだけなら簡単なのだけれど


1907年02月05日(火)

チャングムがんばれ って思う
真剣に思う
始めの方の何回かは見ていないので
彼女の誓いって何なのか知らない
何を誓ったのだろう

権力闘争にしがみついている人たちって
いつの世にもどこの国にもいるんだね
人のサガなんだろうか
あの人たちはどうなってゆくのか知りたい


1907年02月04日(月)

今さら改めてプロフなんて
そこいらのアマとは違う実力派だと
ちらりと自己宣伝したくなったのでしょ
技術のPRより作品は感性だと思う
イメチェンしたいならそんなことより
ベースのセンスアップの方が必須でしょ


1907年02月03日(日)

何かを書き留めようとして
ペンを持ったまま
ぼんやりとしていて
忘れてしまった
大したことではないような
とてつもなく大事なような
何だったろうか
あとでぽつりと思い出すやも知れぬ
目の前にぽかんと真白な空間


1907年02月02日(土)

志をどんどん叶えてゆく人って
強いんだろうね
エネルギッシュでタフ
少し近寄りにくいです

叶わなかったけれど受け容れている
そんなひとに惹かれるのかもしれない
靜かに佇む人の横顔を好きなのかもしれない

人は辛い生き物だ と思ってる
面白おかしく楽しいことばかりなんて無いと思ってる
そう思うから何が楽しいのか聞きたいのかもしれない


1907年02月01日(金)

夜來風雨聲
引っ越したミドリたちには慈雨
満開の花木たちには酷雨
地面にたくさんの残骸を積もらせて
花落知多少




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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